2022.08.30
トイレ
トイレつまりは道具なしでも直せる?
トイレつまりが気になっていて専用の道具の購入を考えてはいませんでしょうか。
トイレが使えなくなってしまうため、つまりは早めに解消しておきたいところです。
しかし、どの家庭にもつまり解消のための道具があるとは限りません。
そこで、今回は家に道具がない時のトイレつまりの直し方をはじめ、つまりの原因や予防法について紹介していきます。
冒頭の通り、トイレのつまりをそのまま放っておくわけにはいきません。
まずはトイレがつまってしまった原因について理解しましょう。
トイレつまりを引き起こしている原因によって対処法が異なってくるため、原因・症状を把握してから対処することが大切です。
水に溶けるトイレットペーパーとは言え、大量に流してしまえばトイレつまりの原因に。
日常的にトイレットペーパーを使った際に「小」洗浄を利用している場合は要注意です。
「小」洗浄の水圧では、トイレットペーパーを流し切れないことがあります。
流すのに十分な水圧が生じず、トイレをつまらせてしまう危険があるので、トイレットペーパーを使った際には「大」洗浄を使うようにしましょう。
また、今まで問題無かった場合でも水量不足によって排泄物やトイレットペーパーなどが流れ切らず、トイレが突然つまってしまうこともため、安心できません。
節水できる金額よりもトイレつまりの修理費用の方が圧倒的に高額であるケースがほとんど。
間違った節水を避けてトイレつまりをさせないことが大切です。
また、トイレに飾っていた小さなインテリアや子どもが持っているおもちゃといった固形物が落ちてしまうこともしばしば。
もし、落とした物が流れてしまったという場合は、固形物がそれ以上奥へ行ってしまわないよう慎重に取り出す作業をする必要があります。
また、ティッシュペーパーなど、水に流すために作られていない紙製品は実は水に溶けないことにも注意です。
紙ナプキンや紙おむつのような吸水性の高い紙製品がトイレにつまった場合は特に注意が必要です。
水を吸収して膨張してしまった紙製品は、取り出すのが難しくなってしまうため、なるべくすぐに対応することを心がけましょう。
心当たりがある場合や既に症状が出ている場合、どのようにして直すのが良いのでしょう。
まずは準備をして、必要な環境と道具を用意するところから始めましょう。
次に止水栓を閉めておき、水が吹き出すのを防ぐのも忘れずに。
最後に便器内の水が飛び散っても良いようにビニールシートや新聞紙を床に敷いておくと後々の掃除で苦労せずに済みます。
冒頭で述べたとおり、トイレ修理用の道具があった場合にはそちらを活用すれば良いですが、お持ちでないご家庭もあると思います。
そこで、専用の道具を使わず、代用品などを使ってつまりを直す方法をご紹介します。
使い方は簡単でワイヤーハンガーを使いやすい形に折り曲げていき、つまっている部分を突いて原因を押し流します。
つまっている位置が比較的浅いところにある場合はこちらの方法でつまりの解消が可能です。
ハンガーの形はL字型にして、L字型部分を活用してつまりの原因を引っ掛けるように使うと良いでしょう。
これらを排水口に流し込むと、中で炭酸ガスが発生してぬめりや汚れといったつまりの原因を溶かすことができます。
分量は重曹:クエン酸=1:2の割合で使用し、お湯は適量を流します。
手順は重曹を排水口に振りかけた後に、上からクエン酸(またはお酢)を全体に回しかけます。
その後、1時間程度放置したら60℃以下のお湯を直接かけてつまりや汚れを洗い流します。
この時、温度が高すぎる熱湯を使用すると破損の原因になるので注意しましょう。
この方法は排水口や便器を直接触らないので楽ですが、トイレの中の水で薄まってしまい、キッチンや洗面台で使用する時ほどのつまり解消の効果は期待できません。
簡単に説明すると「落下する水の勢いでつまりを押し流す」方法です。
この方法では水が溢れてしまわないように、まず便器内の水を出来るだけ取り除く必要があります。
手順は便器内の水を汲み取り、バケツなどの大きな容器に移していきます。
この時、灯油ポンプも便利ですが、便器内の水が汚れている場合は使い捨てできるペットボトルなどで汲み取るのが良いでしょう。
便器内の水を減らしたら大きめのバケツに水を入れて腰くらいの位置から便器に水を流し入れます。
もし一度でうまくいかなかった場合は再び便器内の水を汲み取って同じ作業を繰り返します。
便器の中に手を入れるため、少し勇気が必要になりますが、ポリ袋などで腕を覆うことで対処可能です。
ただし、ポリ袋は破れやすいものです。
二重にしてできるだけ腕が汚れないようにしましょう。
ポリ袋の大きさは45Lのものを使うと肩のあたりまで覆ってくれるためおすすめです。
専用の道具がある場合でも使い方を間違えてしまうと上手くつまり解消ができないことがあるので、気をつけましょう。
ラバーカップは、棒の先端にゴムのカップがついた道具です。
使い方は排水口にゴムカップを密着させて、ゆっくり押しつけて一気に引くという作業をつまりが解消するまで繰り返します。
使う時のコツとしてはつまりを押し込む時ではなく、引き抜く時を意識するのがコツです。
これにより、排水口・排水管につまっていたものが引っ張り上げられ、つまりが解消されます。
ワイヤーブラシは馴染みがない方も多いかもしれませんが、ホームセンターやネットショップで簡単に購入することができます。
先端のブラシの形状やワイヤーの長さは製品ごとによって様々で、料金も異なるので、自宅のトイレに合ったものかどうか確認してから購入しましょう。
排水管の中にワイヤーブラシの金具がついた方を入れ、つまりに穴を空けるようにワイヤーブラシを押し込むとつまりが解消されます。
以上の方法でワイヤーブラシを使うことでトイレつまりが解消できます。
しかし、ワイヤーブラシでは届かない排水枡に近い場所や排水枡自体がつまっている場合、自宅での対処は非常に困難です。
トーラーや高圧洗浄、排水枡清掃作業などが必要になるので無理に直そうとはせず、水道修理業者に相談しましょう。
使い方は、排水トラップ・排水管に直接トイレ用の薬剤を流し入れるだけです。
使用する液体パイプクリーナーによって使用方法が異なることもあるので、記載されている用法・用量を必ず守って使うようにしてください。
使い方も簡単で規定量を便器に直接流し込み、15~30分ほど放置するだけです。
そのあとは水でざっと流してすすげば、本来はなかなか取れないしつこいヌメリも落とせます。
しかし、残念ながらトイレのつまりにはあまり有効とはいえません。
トイレつまりの主な原因となるトイレットペーパーや排泄物などは、薬剤では分解できないのです。
また、便器内には常時水が溜まっているので、薬液が薄まってしまい本来の効果が発揮できません。
薬剤が効果を発揮するには、排水管の壁面に直接薬剤が触れる必要があり、水が常にあるトイレの排水管内では効力が弱くなってしまいます。
トイレのニオイにはどのような対処が効果的なのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
尿石とは、尿に含まれるカルシウムなどの成分が便器内で石化し、硬くなったものです。
便器の縁などに尿が残っていると、尿石が発生する原因となってしまいます。
この尿石はアルカリ性の物質のため、酸性の洗剤で掃除をすると簡単に落とせます。
付着してそれほど時間が経過していない尿石は掃除用のスポンジやブラシでも簡単に除去できるので、早めに対処するようにしましょう。
特に湿度が高くなりやすい夏場にはカビの発生が考えられます。
トイレから悪臭がするのに便器に原因が見当たらない場合、カビや汚水が漏れたニオイが原因かもしれません。
発見し次第、業者に修理を依頼しましょう。
トイレつまりの原因や対処法がわかった上で、修理した後の予防について知っておくのも重要です。
せっかくつまりを解消したとしても予防しなくては再発のリスクが高まってしまいます。
仮に業者に修理してもらった場合であっても短期間で再発させてしまった場合、再び修理費用を払う必要があります。
再発によって修理費用を払うのはできるだけ避けたいですよね。
ここから紹介するトイレつまりの予防法を行い、トラブルの再発を防ぎましょう。
どうしても大量に必要な場合は流すのを数回に分けるなどして、一度に流さないようにしましょう。
たとえ流したものが小さなものだったとしても、つまりの原因になることがあります。
もし落としてしまった固形物が手に届く範囲にあるなら、ゴム手袋を装着して手で拾ってください。
また、残飯や汁物のように流せるものなら平気だと思われがちですが、油脂が排水管内に蓄積し、つまりの原因になる危険性も。
基本的にトイレで使うもの以外は流さないようにしましょう。
この無理な節水はつまりの原因になる以外にも、タンクの故障や破損の危険性があります。
近年のトイレの多くは節水を意識して、流れる水の量を設定していますので、あまり気になさる必要はないです。
逆に意図的な節水によってつまりが引き起こされてしまうので、無理をして「小」で流さないようにしましょう。
どうしても水道料金が気になる場合は業者の人に相談し、今よりも節水が見込めるトイレの設置を検討してみるのも良いでしょう。
黄色っぽい尿石の汚れは尿石であり、時間の経過とともに除去しづらくなり、場所によっては大きくなった尿石がトイレつまりの原因にもなります。
1週間に1回程度は便器全体を軽く拭くことを習慣づけることで尿石の発生やその他の雑菌の繁殖を防ぐようにしましょう。
放置してしまうと頑固な汚れに苦労しますが、定期的に掃除をすれば手短な掃除だけで十分です。
定期的と聞くと面倒にも感じますが結果的に掃除も楽になり、普段からトイレを綺麗に保てるのが最大の利点。
もし、すでに便器に自力では除去できない汚れが付着している場合は、業者に相談してみてください。
そんな時は専門知識を持った修理業者に依頼しなくてはいけません。
しかし、金額や技術力を比較することは難しいですよね。
そこで、水道修理業者を選ぶ時に知っておきたいポイントについてご紹介しておきます。
一つの業者の料金だけ見ても相場がわからず、その業者の料金が適正かどうかもわかりません。
また、実際に気になった業者は見積もりを取ることをおすすめします。
業者をいくつか比較することで料金の差も認識でき、見積もりの際に値引き交渉ができる可能性もあります。
しかし、料金が相場と比べて不自然に安すぎる業者には注意が必要かもしれません。
基本料金は安く表記し、細かいオプションで追加料金を取り、最終的に高額請求をするという手法を取る悪質な業者も。
もちろん、料金が安い業者が全て悪徳業者とは限りませんが、少しでも怪しいと思ったら別の業者に依頼することも大切です。
大手の水道業者でも時間帯によって割増料金を設けているところはあるので、知らずに依頼してしまうと想定より高額になってしまうことも考えられます。
細かい料金については料金表の近くに記載されていることが多いので、時間帯によって割増料金が設定されているのかは確認しておきましょう。
水道局指定工事店であれば絶対安全とは言えませんが、水道局指定工事店と記載されている方が信頼できます。
急いでいる場合でも料金が適正かと水道局指定工事店の業者かの2点は必ず確認して依頼するようにしましょう。
自力で直せるうちに対処できれば、安くつまりを解消することができます。
しかし、今回紹介した方法で解消できないつまりや水漏れを発見した場合、無理はせずプロの力を借りるようにしましょう。
無理に直そうとしてトイレの破損や状態の悪化を招いてしまうケースは珍しくありません。
今回の内容を参考に修理業者を選んでみてください。
トイレが使えなくなってしまうため、つまりは早めに解消しておきたいところです。
しかし、どの家庭にもつまり解消のための道具があるとは限りません。
そこで、今回は家に道具がない時のトイレつまりの直し方をはじめ、つまりの原因や予防法について紹介していきます。
目次
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トイレがつまる原因
冒頭の通り、トイレのつまりをそのまま放っておくわけにはいきません。
まずはトイレがつまってしまった原因について理解しましょう。
トイレつまりを引き起こしている原因によって対処法が異なってくるため、原因・症状を把握してから対処することが大切です。
トイレットペーパー
トイレつまりを引き起こす可能性が最も高いのがトイレットペーパーです。水に溶けるトイレットペーパーとは言え、大量に流してしまえばトイレつまりの原因に。
日常的にトイレットペーパーを使った際に「小」洗浄を利用している場合は要注意です。
「小」洗浄の水圧では、トイレットペーパーを流し切れないことがあります。
流すのに十分な水圧が生じず、トイレをつまらせてしまう危険があるので、トイレットペーパーを使った際には「大」洗浄を使うようにしましょう。
また、今まで問題無かった場合でも水量不足によって排泄物やトイレットペーパーなどが流れ切らず、トイレが突然つまってしまうこともため、安心できません。
節水できる金額よりもトイレつまりの修理費用の方が圧倒的に高額であるケースがほとんど。
間違った節水を避けてトイレつまりをさせないことが大切です。
固形物
スマートフォンや眼鏡といったものが滑って落ちてしまった場合もつまりの原因になります。また、トイレに飾っていた小さなインテリアや子どもが持っているおもちゃといった固形物が落ちてしまうこともしばしば。
もし、落とした物が流れてしまったという場合は、固形物がそれ以上奥へ行ってしまわないよう慎重に取り出す作業をする必要があります。
また、ティッシュペーパーなど、水に流すために作られていない紙製品は実は水に溶けないことにも注意です。
紙ナプキンや紙おむつのような吸水性の高い紙製品がトイレにつまった場合は特に注意が必要です。
水を吸収して膨張してしまった紙製品は、取り出すのが難しくなってしまうため、なるべくすぐに対応することを心がけましょう。
トイレつまりを直すには
トイレつまりの主な原因は以上の通りでした。心当たりがある場合や既に症状が出ている場合、どのようにして直すのが良いのでしょう。
まずは準備をして、必要な環境と道具を用意するところから始めましょう。
修理前の準備
まず、準備として温水便座の場合は感電や故障を防ぐために電源プラグを抜いておきましょう。次に止水栓を閉めておき、水が吹き出すのを防ぐのも忘れずに。
最後に便器内の水が飛び散っても良いようにビニールシートや新聞紙を床に敷いておくと後々の掃除で苦労せずに済みます。
専用の道具を使わずつまりを修理する
冒頭で述べたとおり、トイレ修理用の道具があった場合にはそちらを活用すれば良いですが、お持ちでないご家庭もあると思います。
そこで、専用の道具を使わず、代用品などを使ってつまりを直す方法をご紹介します。
代用①:ワイヤーハンガーを使う
自宅にあるワイヤーハンガーを使ってトイレのつまりを解消することができます。使い方は簡単でワイヤーハンガーを使いやすい形に折り曲げていき、つまっている部分を突いて原因を押し流します。
つまっている位置が比較的浅いところにある場合はこちらの方法でつまりの解消が可能です。
ハンガーの形はL字型にして、L字型部分を活用してつまりの原因を引っ掛けるように使うと良いでしょう。
代用②:重曹とクエン酸を使う
家に専用の道具がない場合、キッチンに備えていることの多い重曹とクエン酸(またはお酢)にお湯を加える方法がおすすめです。これらを排水口に流し込むと、中で炭酸ガスが発生してぬめりや汚れといったつまりの原因を溶かすことができます。
分量は重曹:クエン酸=1:2の割合で使用し、お湯は適量を流します。
手順は重曹を排水口に振りかけた後に、上からクエン酸(またはお酢)を全体に回しかけます。
その後、1時間程度放置したら60℃以下のお湯を直接かけてつまりや汚れを洗い流します。
この時、温度が高すぎる熱湯を使用すると破損の原因になるので注意しましょう。
この方法は排水口や便器を直接触らないので楽ですが、トイレの中の水で薄まってしまい、キッチンや洗面台で使用する時ほどのつまり解消の効果は期待できません。
代用③:水撃作用を利用する
水撃という方法でトイレのつまりを直すことも可能です。簡単に説明すると「落下する水の勢いでつまりを押し流す」方法です。
この方法では水が溢れてしまわないように、まず便器内の水を出来るだけ取り除く必要があります。
手順は便器内の水を汲み取り、バケツなどの大きな容器に移していきます。
この時、灯油ポンプも便利ですが、便器内の水が汚れている場合は使い捨てできるペットボトルなどで汲み取るのが良いでしょう。
便器内の水を減らしたら大きめのバケツに水を入れて腰くらいの位置から便器に水を流し入れます。
もし一度でうまくいかなかった場合は再び便器内の水を汲み取って同じ作業を繰り返します。
代用➃:割箸を使う
以上のものが家にない場合、割箸を使うことでつまりを解消することが可能です。便器の中に手を入れるため、少し勇気が必要になりますが、ポリ袋などで腕を覆うことで対処可能です。
ただし、ポリ袋は破れやすいものです。
二重にしてできるだけ腕が汚れないようにしましょう。
ポリ袋の大きさは45Lのものを使うと肩のあたりまで覆ってくれるためおすすめです。
専用の道具を使ってつまりを修理する
ここまで道具を使わずにトイレのつまりを修理する方法について紹介してきましたが、専用の道具を使ってつまりを修理する方法についても紹介しておきます。専用の道具がある場合でも使い方を間違えてしまうと上手くつまり解消ができないことがあるので、気をつけましょう。
道具①:ラバーカップ(スッポン)
まずは最もつまり解消道具としてイメージされるラバーカップ(スッポン)を使用したつまり解消方法について紹介していきます。ラバーカップは、棒の先端にゴムのカップがついた道具です。
使い方は排水口にゴムカップを密着させて、ゆっくり押しつけて一気に引くという作業をつまりが解消するまで繰り返します。
使う時のコツとしてはつまりを押し込む時ではなく、引き抜く時を意識するのがコツです。
これにより、排水口・排水管につまっていたものが引っ張り上げられ、つまりが解消されます。
道具②:ワイヤーブラシを使う
ワイヤーブラシは更に奥の排水管でつまりが起こっている場合に、ワイヤーブラシを使うことでつまりを解消できる可能性があります。ワイヤーブラシは馴染みがない方も多いかもしれませんが、ホームセンターやネットショップで簡単に購入することができます。
先端のブラシの形状やワイヤーの長さは製品ごとによって様々で、料金も異なるので、自宅のトイレに合ったものかどうか確認してから購入しましょう。
排水管の中にワイヤーブラシの金具がついた方を入れ、つまりに穴を空けるようにワイヤーブラシを押し込むとつまりが解消されます。
以上の方法でワイヤーブラシを使うことでトイレつまりが解消できます。
しかし、ワイヤーブラシでは届かない排水枡に近い場所や排水枡自体がつまっている場合、自宅での対処は非常に困難です。
トーラーや高圧洗浄、排水枡清掃作業などが必要になるので無理に直そうとはせず、水道修理業者に相談しましょう。
道具③:トイレ用の薬剤を使う
次にトイレ用の薬剤を使用する解消法を紹介します。使い方は、排水トラップ・排水管に直接トイレ用の薬剤を流し入れるだけです。
使用する液体パイプクリーナーによって使用方法が異なることもあるので、記載されている用法・用量を必ず守って使うようにしてください。
使い方も簡単で規定量を便器に直接流し込み、15~30分ほど放置するだけです。
そのあとは水でざっと流してすすげば、本来はなかなか取れないしつこいヌメリも落とせます。
しかし、残念ながらトイレのつまりにはあまり有効とはいえません。
トイレつまりの主な原因となるトイレットペーパーや排泄物などは、薬剤では分解できないのです。
また、便器内には常時水が溜まっているので、薬液が薄まってしまい本来の効果が発揮できません。
薬剤が効果を発揮するには、排水管の壁面に直接薬剤が触れる必要があり、水が常にあるトイレの排水管内では効力が弱くなってしまいます。
トイレのニオイが気になる時は
つまりを解消したにも関わらず、トイレのニオイが気になるというケースもあります。トイレのニオイにはどのような対処が効果的なのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
尿石を除去する
トイレの悪臭の原因は便器にこびりついた尿石の可能性があります。尿石とは、尿に含まれるカルシウムなどの成分が便器内で石化し、硬くなったものです。
便器の縁などに尿が残っていると、尿石が発生する原因となってしまいます。
この尿石はアルカリ性の物質のため、酸性の洗剤で掃除をすると簡単に落とせます。
付着してそれほど時間が経過していない尿石は掃除用のスポンジやブラシでも簡単に除去できるので、早めに対処するようにしましょう。
水漏れがないか調べる
トイレのニオイが気になる場合、水漏れを起こして床や壁が濡れていないか確認してみましょう。特に湿度が高くなりやすい夏場にはカビの発生が考えられます。
トイレから悪臭がするのに便器に原因が見当たらない場合、カビや汚水が漏れたニオイが原因かもしれません。
発見し次第、業者に修理を依頼しましょう。
トイレつまりの予防法
トイレつまりの原因や対処法がわかった上で、修理した後の予防について知っておくのも重要です。
せっかくつまりを解消したとしても予防しなくては再発のリスクが高まってしまいます。
仮に業者に修理してもらった場合であっても短期間で再発させてしまった場合、再び修理費用を払う必要があります。
再発によって修理費用を払うのはできるだけ避けたいですよね。
ここから紹介するトイレつまりの予防法を行い、トラブルの再発を防ぎましょう。
トイレットペーパーを流し過ぎない
最初にも紹介した通り、トイレットペーパーを大量に流す場合はつまりを引き起こしてしまうリスクが高いです。どうしても大量に必要な場合は流すのを数回に分けるなどして、一度に流さないようにしましょう。
固形物を流さない
便器の中に水に溶けない固形物を落としてしまった場合、そのまま流さないようにしてください。たとえ流したものが小さなものだったとしても、つまりの原因になることがあります。
もし落としてしまった固形物が手に届く範囲にあるなら、ゴム手袋を装着して手で拾ってください。
また、残飯や汁物のように流せるものなら平気だと思われがちですが、油脂が排水管内に蓄積し、つまりの原因になる危険性も。
基本的にトイレで使うもの以外は流さないようにしましょう。
間違った節水を控える
タンク内に節水目的で、ペットボトルや節水用品を入れている場合も今すぐやめるようにしてください。この無理な節水はつまりの原因になる以外にも、タンクの故障や破損の危険性があります。
近年のトイレの多くは節水を意識して、流れる水の量を設定していますので、あまり気になさる必要はないです。
逆に意図的な節水によってつまりが引き起こされてしまうので、無理をして「小」で流さないようにしましょう。
どうしても水道料金が気になる場合は業者の人に相談し、今よりも節水が見込めるトイレの設置を検討してみるのも良いでしょう。
定期的に清掃をする
トイレつまりの予防として、定期的に清掃するようにしましょう。黄色っぽい尿石の汚れは尿石であり、時間の経過とともに除去しづらくなり、場所によっては大きくなった尿石がトイレつまりの原因にもなります。
1週間に1回程度は便器全体を軽く拭くことを習慣づけることで尿石の発生やその他の雑菌の繁殖を防ぐようにしましょう。
放置してしまうと頑固な汚れに苦労しますが、定期的に掃除をすれば手短な掃除だけで十分です。
定期的と聞くと面倒にも感じますが結果的に掃除も楽になり、普段からトイレを綺麗に保てるのが最大の利点。
もし、すでに便器に自力では除去できない汚れが付着している場合は、業者に相談してみてください。
修理業者を呼ぶ時は
つまりや水漏れといった水まわりのトラブルでは、自力で修理ができないこともしばしば。そんな時は専門知識を持った修理業者に依頼しなくてはいけません。
しかし、金額や技術力を比較することは難しいですよね。
そこで、水道修理業者を選ぶ時に知っておきたいポイントについてご紹介しておきます。
複数の業者を比べる
必ず複数の業者のサイトなどを見て料金を比較することをおすすめします。一つの業者の料金だけ見ても相場がわからず、その業者の料金が適正かどうかもわかりません。
また、実際に気になった業者は見積もりを取ることをおすすめします。
業者をいくつか比較することで料金の差も認識でき、見積もりの際に値引き交渉ができる可能性もあります。
不自然に安い業者は避ける
業者に依頼する時、誰もが修理料金はなるべく安く抑えたいはずです。しかし、料金が相場と比べて不自然に安すぎる業者には注意が必要かもしれません。
基本料金は安く表記し、細かいオプションで追加料金を取り、最終的に高額請求をするという手法を取る悪質な業者も。
もちろん、料金が安い業者が全て悪徳業者とは限りませんが、少しでも怪しいと思ったら別の業者に依頼することも大切です。
時間帯による割増料金に注意する
早朝や深夜の対応には割増料金がかかる業者が多いです。大手の水道業者でも時間帯によって割増料金を設けているところはあるので、知らずに依頼してしまうと想定より高額になってしまうことも考えられます。
細かい料金については料金表の近くに記載されていることが多いので、時間帯によって割増料金が設定されているのかは確認しておきましょう。
水道局指定工事店を選ぶ
水道局に水道工事を認められている業者は、水道局指定工事店とされています。水道局指定工事店であれば絶対安全とは言えませんが、水道局指定工事店と記載されている方が信頼できます。
急いでいる場合でも料金が適正かと水道局指定工事店の業者かの2点は必ず確認して依頼するようにしましょう。
まとめ
トイレつまりを道具なしで修理する方法から道具がある場合の修理方法、更には予防法についても紹介してきました。自力で直せるうちに対処できれば、安くつまりを解消することができます。
しかし、今回紹介した方法で解消できないつまりや水漏れを発見した場合、無理はせずプロの力を借りるようにしましょう。
無理に直そうとしてトイレの破損や状態の悪化を招いてしまうケースは珍しくありません。
今回の内容を参考に修理業者を選んでみてください。