2023.01.19
お風呂
シャワーヘッドの交換は自分でできる?早めの対処なら修理可能!
シャワーヘッドから水漏れが起きて悩んではいませんか。
一日一回はお風呂場でシャワーを使う人が多く、中には一日2回以上シャワーを浴びるという方も。
しかし、使用頻度が高いからこそ、故障のリスクが気になるところでもあります。
今まで普通に使えていても、突然水漏れのような不調が起きてしまう可能性も。
そこで、本記事ではシャワーヘッドのトラブルやその原因について紹介していきます。
シャワーは、製品によってシャワーヘッド部分が独立しているものと、ホースと一体化しているものがあります。
シャワーヘッドを取り外すことができるものであれば、ヘッドのみを交換することができます。
ホースと一体化しているものはシャワーヘッドだけを取り外すことはできないため、すべて交換しなければなりません。
また、お風呂場の設備は同じメーカーで揃えられていることが多く、事前にメーカー名や型番を確認する必要があります。
メーカー名や型番はヘッド部分やホースとの接続部分に書かれていることが多いので、まずその部品を確認してみるようにしましょう。
シャワーヘッドから水漏れが起きている場合は下記のような原因が考えられます。
以上のように部品の劣化や故障がトラブルの主な原因となっています。
ただし、シャワーヘッド内に水が溜まっている場合、溜まっている水が流れてポタポタと水が垂れているだけなので、特に修理は必要ありません。
気になる場合はシャワーヘッドから水が出るように傾けて溜まっている水を外に出してしまいましょう。
しかし、シャワーヘッドを上向きにしても水が溢れてくる場合は部品の故障の可能性が高いです。
その場合、故障している部品を新しいものに交換しなくてはいけません。
シャワーヘッドの水が出る面を上にしても水がポタポタ落ちる場合は本体のバルブの故障が考えられます。
もし、落ちてこない場合はシャワーヘッド内に水が溜まっているだけなので、問題ありません。
シャワーヘッドの取付け部分やホースとシャワー水栓の接続部分からの水漏れが起きている場合は、パッキンの故障の可能性が高いです。
このタイプのシャワーヘッドの場合、使用をはじめてから時間が経っているとボタン部分から水が漏れてくることがあります。
これは、シャワーヘッド本体の故障なので交換が必要になります。
止水ボタンがあるシャワーヘッドの価格は通販やホームセンターで1,000~3,000円が相場です。
相場より高価なものの中には機能性の高いシャワーヘッドも増えてきているので、新しく購入を検討する際は機能性で選ぶのもよいでしょう。
シャワー内のパッキンにも2種類あり、それがOリングとUパッキンです。
この2つは形も役割も異なるパッキンで、Oリングはヘッド側についているパッキンで、Uパッキンはホース側の先端についているパッキンです。
しかし、どちらもゴム製なので、長年使っていると不具合が発生してしまいます。
これらのパッキンを手で触ってみて、以下のような状態なら交換が必要です。
もし、ヘッドそのものに問題がない場合は内部の部品交換のみで済みます。
しかし、原因が蛇口やサーモスタット混合水栓の内部にある場合は、自分で修理や交換をするのは難しいでしょう。
構造が複雑であり、取り扱いに慣れていないと分解できないからです。
シャワーでトラブルを発見したら、まず原因を突き止めましょう。
自力で原因を発見することが難しい場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
自身でシャワーヘッドを交換するだけなら作業は比較的簡単ですが、その準備を行う際 は部品選びによく気を配るようにしましょう。
間違えると取り付けの可否にかかわるため、シャワーヘッドを自分で付け替える際に必要な準備や注意点について詳しく解説します。
交換用の部品は通販やホームセンターで購入できますが、購入の際はあらかじめ型番を確認し、自宅のものに対応しているか忘れずに確認しましょう。
そのため、パッキンの交換だけでも水漏れが解消できてしまうケースも多いです。
交換手順
同じ方法でホースとシャワー水栓との接続部分のパッキンも交換可能です。
交換も比較的簡単で、新しいパッキンとマイナスドライバーが家にあれば交換できます。
メーカーと製品の種類を間違えてしまうと交換ができなくなってしまいます。
新品に交換することが目的であれば、後継品を購入するのが理想であり、シンプルです。
しかし、シャワーを製造しているメーカーはいくつもあり、魅力的な製品も多いため、乗り換えを考えている方も多いでしょう。
シャワーや水栓の形は、同じメーカーの製品でも種類が異なればまったく合わないことがあり、取り付けたくても取り付けられないケースもあります。
そこでシャワーヘッドを新品に交換する際、ホースや水栓との接続部分のサイズが合わない場合は「アダプター」を使用してみてください。
浴室の水栓とは異なる規格のシャワーでも設置することができます。
ただし、中にはアダプターなしでも取り付けられる製品もあるため、購入する際は注意してください。
浴室によっては、シャワーをかける部分が壁の上下で2箇所に付いている場合もあります。
どちらにしても、床に付かない程度の長過ぎないホースを購入しましょう。
シャワーホースが床や壁に付くとカビの原因になり、劣化も早まります。
適切な長さのホースを購入してお風呂を清潔に保ちましょう。
簡単に交換できる製品の場合は、ヘッド部分をひねって外し、新しいシャワーヘッドを同じように付けるだけです。
ホースもシャワーヘッドと同様の金具で水栓とつながっているだけのため、意外と簡単に交換できます。
ただし、新しく別のメーカーの製品を取り付けたい場合や、同じメーカーでも製品同士の製造年が離れている場合などは、金具のサイズが合わない可能性も考えられます。
その場合は、接続を可能にするアダプターを別途で用意しなければなりません。
また、交換する部品や状況によって準備すべき道具も変わります。
シャワーヘッドの交換に必要な道具
ゴム手袋は、シャワーヘッドを回して取り外す際に使用します。
素手ではなくゴム手袋を使うことで、より少ない力で接続部分を回すことができます。
そのため、ゴム手袋なしでも外すことはできますが、場合によっては強い力で回さないと外れないものもあるようです。
ゴム手袋をつけていても回せない場合は、ゴムや布を接続部に巻きつけた上で、工具を使って回してしまいましょう。
ウォーターポンププライヤーは、物体を掴むときに使用する工具(プライヤー)の一種で、水道管などの配管に使用するものです。
通常のプライヤーとの違い、さまざまな大きさの物体を挟むことが可能です。
メーカーによって異なるサイズ規格の製品の交換作業も、対象物の大きさを気にせず行うことができ、非常に便利になっています。
もちろん、新しいシャワーヘッドやその他の部品も事前に入手しておく必要があります。
交換する部品の状態にもよりますが、ゴムパッキンやエルボも交換したほうがよい場合もあります。
シャワー周り全体の状態をよく確認した上で、交換作業を行うようにしてください。
交換手順
基本的には既存のシャワーヘッドを取り外して付け直す作業のみですが、ゴムパッキンが正しく取り付けられていないと水漏れの原因になります。 パッキンが正しく取り付けられているか注意して交換作業を行いましょう。
交換手順
シャワーヘッドがホースと一体化している製品は、分解することができないためヘッドを取り外す必要はありません。
作業はホースと水栓の接続部分を取り外し、新しいものに付け替えるだけです。
他の場合と同様に別のメーカーのものに取り替えたい場合は、アダプターが必要になります。
交換する製品の規格に合うものを事前によく調べて、購入しておきましょう。
ホース内部のパッキンは、先端の「袋ナット」と呼ばれる部分に装着します。
こちらでもパッキンの位置が悪いと水漏れの原因になるため、十分注意してください。
それぞれについて見ていきましょう。
保証期間内であれば部品の料金をおさえることができます。
使いはじめてからそれほど時間が経っていない場合には、新しい部品を買う前に保証期間内でないかチェックしておきましょう。
閉め忘れていると作業中に水が吹き出してしまう危険性があり、作業をする場所の周りが水浸しになってしまいます。
作業が中断されてしまうのはもちろん、掃除という手間も増えてしまうので、必ず止水栓を閉めてから作業を始めるようにしましょう。
対応していないものを購入してしまうと取り付けができなくなってしまいます。
確認は2,3度してから購入すると間違いないでしょう。
自力で交換・修理できれば料金も部品代のみでスピーディーな解決を図れますが、専門家でないと修理に時間がかかってしまいます。
慣れていない場合には部品を傷つけてしまい、別トラブルの原因をつくってしまうことも考えられるでしょう。
そこで、プロに依頼をすることで、水まわりのトラブルをスムーズに対応してくれます。
交換や修理の依頼先としては工務店や水道修理業者、メーカーがあるのでそれぞれについてご紹介します。
ただし、修理内容や工務店によっては対応しておらず、別途で水道業者に見積もりを取らなければいけないことも。
早く修理を依頼したい場合には時間がかかる可能性があるため、あまりおすすめできません。
専門的な知識を持っているので相談には乗ってくれますが、水道修理業者などと比較すると修理料金が割高に設定されている傾向にあります。
また、新しいシャワーヘッドへ交換する際はそのメーカーの商品をおすすめされるので、選択肢が狭まってしまう点を考慮すると、全ての部品がそのメーカーである場合以外は控えた方が良いでしょう。
簡単な工事であればすぐに駆けつけて数十分程度の作業でスピーディーに修理してもらえるため、解決までがスムーズです。
また、様々なメーカーの製品への交換を依頼でき、選択肢が狭まらないのも嬉しいポイント。
アダプタを使用して自分好みにカスタマイズする際にも相談に乗ってくれるでしょう。
修理や交換はもちろんですが、水まわりの全体的な点検も同時に依頼することができ、ついでに別の場所を点検してもらうことも可能です。
一般的にシャワーの寿命は10年前後とされているので、築年数や使用している水道設備の寿命が近い場合は点検もしてもらうのがおすすめです。
ただし、水道修理業者を名乗って間違った修理や違法な請求を行う悪質な業者がいる点には気をつけなくてはいけません。
いくつかの業者に見積もりを依頼して技術や見積もり、接客態度等に問題がない業者を選ぶようにしましょう。
近年はマッサージ効果や節水効果が期待できるシャワーのような高機能なものが続々と製品化されており、シャワーの選択肢が広がっています。
それに伴って価格帯も広がっていて、インターネットで検索すると数百円で購入できるものから数万円するものまで見つけられるでしょう。
アダプターの登場によってホースや水栓とメーカーが異なるシャワーヘッドを取り付けたい場合でも簡単に交換できるため、予算の中でお気に入りのシャワーを探してみましょう。
専門業者に依頼して取り付けてもらう場合は、4,000〜10,000円程度の費用がかかります。
これとは別に取り付け部品の代金も加算されるため、自身で交換作業を行う場合よりは費用が必要です。
その代わりすべての作業をプロに任せられるため、失敗なく確実に交換してもらえるというメリットがあります。
事前に交換作業の内容や難易度を考慮し、それぞれのメリットを踏まえた上で依頼するかどうかを検討することが大切です。
シャワーヘッド本体ではなく、内部部品のいずれかが劣化もしくは不具合を起こして水漏れしている場合もあります。
もし、水漏れが解消されれば、シャワーヘッドは交換しなくても問題ないという場合は、交換ではなく修理することで費用を抑えるといった考え方もできるでしょう。
また、状態によっては相場よりも料金が高くなってしまうこともあります。
早めに対処して、状態が悪化する前に依頼してしまった方が安く済むので、放置はできるだけしないようにしましょう。
シャワーヘッドからポタポタ水漏れしているのを確認できたら節水のためにも早めに対処するようにしましょう。
原因を知っていれば自分で修理することも可能です。
しかし、原因を自分で発見できない、部品探しが難しい、シャワーヘッド以外でも不具合が見られるといった場合は、業者に修理を依頼するようにしましょう。
水漏れを放置していても状況が良くなることはないので、早い段階で修理をすることが大切です。
今回の記事の内容を参考に、シャワーヘッドやその周辺の水漏れについて理解を深め、実際に自分で修理ができないか試してみてください。
一日一回はお風呂場でシャワーを使う人が多く、中には一日2回以上シャワーを浴びるという方も。
しかし、使用頻度が高いからこそ、故障のリスクが気になるところでもあります。
今まで普通に使えていても、突然水漏れのような不調が起きてしまう可能性も。
そこで、本記事ではシャワーヘッドのトラブルやその原因について紹介していきます。
目次
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シャワーヘッドだけの交換は可能?
シャワーヘッドを交換する際は、まずヘッド部分のみを交換できるかどうかを確認してみましょう。シャワーは、製品によってシャワーヘッド部分が独立しているものと、ホースと一体化しているものがあります。
シャワーヘッドを取り外すことができるものであれば、ヘッドのみを交換することができます。
ホースと一体化しているものはシャワーヘッドだけを取り外すことはできないため、すべて交換しなければなりません。
また、お風呂場の設備は同じメーカーで揃えられていることが多く、事前にメーカー名や型番を確認する必要があります。
メーカー名や型番はヘッド部分やホースとの接続部分に書かれていることが多いので、まずその部品を確認してみるようにしましょう。
シャワーヘッドのトラブルの原因
まずはシャワーヘッドで起きるトラブルの原因を知ることから始めましょう。シャワーヘッドから水漏れが起きている場合は下記のような原因が考えられます。
- シャワーヘッド内に水が溜まっている(正常なので放置してOK)
- パッキン・エルボの劣化や故障
以上のように部品の劣化や故障がトラブルの主な原因となっています。
ただし、シャワーヘッド内に水が溜まっている場合、溜まっている水が流れてポタポタと水が垂れているだけなので、特に修理は必要ありません。
気になる場合はシャワーヘッドから水が出るように傾けて溜まっている水を外に出してしまいましょう。
しかし、シャワーヘッドを上向きにしても水が溢れてくる場合は部品の故障の可能性が高いです。
その場合、故障している部品を新しいものに交換しなくてはいけません。
原因の特定
シャワーヘッドの原因を特定し、適切に処置を行います。シャワーヘッドの水が出る面を上にしても水がポタポタ落ちる場合は本体のバルブの故障が考えられます。
もし、落ちてこない場合はシャワーヘッド内に水が溜まっているだけなので、問題ありません。
シャワーヘッドの取付け部分やホースとシャワー水栓の接続部分からの水漏れが起きている場合は、パッキンの故障の可能性が高いです。
シャワーヘッドに止水ボタンがある場合
シャワーヘッドの中には、手元で水を簡単に止められるボタンがついていることがあります。このタイプのシャワーヘッドの場合、使用をはじめてから時間が経っているとボタン部分から水が漏れてくることがあります。
これは、シャワーヘッド本体の故障なので交換が必要になります。
止水ボタンがあるシャワーヘッドの価格は通販やホームセンターで1,000~3,000円が相場です。
相場より高価なものの中には機能性の高いシャワーヘッドも増えてきているので、新しく購入を検討する際は機能性で選ぶのもよいでしょう。
シャワーヘッドとホース付け根
シャワーヘッドとホースの付け根部分から水漏れが起きている場合、パッキンの劣化・故障が原因と考えられます。シャワー内のパッキンにも2種類あり、それがOリングとUパッキンです。
この2つは形も役割も異なるパッキンで、Oリングはヘッド側についているパッキンで、Uパッキンはホース側の先端についているパッキンです。
しかし、どちらもゴム製なので、長年使っていると不具合が発生してしまいます。
これらのパッキンを手で触ってみて、以下のような状態なら交換が必要です。
- 弾力がない
- ひび割れている
- 触った手がパッキンと同じ色になる
シャワーヘッドは自分で交換(DIY)できる?
シャワーヘッドの取り外しや交換は比較的単純な作業なので、自分で簡単に行うことができます。もし、ヘッドそのものに問題がない場合は内部の部品交換のみで済みます。
しかし、原因が蛇口やサーモスタット混合水栓の内部にある場合は、自分で修理や交換をするのは難しいでしょう。
構造が複雑であり、取り扱いに慣れていないと分解できないからです。
シャワーでトラブルを発見したら、まず原因を突き止めましょう。
自力で原因を発見することが難しい場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
自身でシャワーヘッドを交換するだけなら作業は比較的簡単ですが、その準備を行う際 は部品選びによく気を配るようにしましょう。
間違えると取り付けの可否にかかわるため、シャワーヘッドを自分で付け替える際に必要な準備や注意点について詳しく解説します。
シャワーヘッドの修理方法
ここからは、実際にシャワーヘッドの修理方法についてご紹介したいと思います。交換用の部品は通販やホームセンターで購入できますが、購入の際はあらかじめ型番を確認し、自宅のものに対応しているか忘れずに確認しましょう。
パッキンの交換
シャワーヘッドの水漏れの多くの原因がパッキンの劣化・故障です。そのため、パッキンの交換だけでも水漏れが解消できてしまうケースも多いです。
交換手順
- マイナスドライバーでシャワー水栓の止水栓または元栓を閉める
- シャワーヘッド本体を回して取り外す
- 内部のパッキンを交換する
- 元に戻す
同じ方法でホースとシャワー水栓との接続部分のパッキンも交換可能です。
交換も比較的簡単で、新しいパッキンとマイナスドライバーが家にあれば交換できます。
既存のシャワーヘッドの種類を確認しておく
自分でシャワーヘッドを交換する前に古いシャワーヘッドの確認をしましょう。メーカーと製品の種類を間違えてしまうと交換ができなくなってしまいます。
新品に交換することが目的であれば、後継品を購入するのが理想であり、シンプルです。
しかし、シャワーを製造しているメーカーはいくつもあり、魅力的な製品も多いため、乗り換えを考えている方も多いでしょう。
シャワーや水栓の形は、同じメーカーの製品でも種類が異なればまったく合わないことがあり、取り付けたくても取り付けられないケースもあります。
そこでシャワーヘッドを新品に交換する際、ホースや水栓との接続部分のサイズが合わない場合は「アダプター」を使用してみてください。
浴室の水栓とは異なる規格のシャワーでも設置することができます。
ただし、中にはアダプターなしでも取り付けられる製品もあるため、購入する際は注意してください。
ホースも交換する場合は種類とホースの長さを確認しておく
シャワーヘッドがホースと一体化しているタイプを取り付けたい場合や、ヘッド部分と一緒にホースも交換したい場合は、あらかじめ既存のホースの長さも確認しておきましょう。浴室によっては、シャワーをかける部分が壁の上下で2箇所に付いている場合もあります。
どちらにしても、床に付かない程度の長過ぎないホースを購入しましょう。
シャワーホースが床や壁に付くとカビの原因になり、劣化も早まります。
適切な長さのホースを購入してお風呂を清潔に保ちましょう。
シャワーヘッドを自分で交換する手順
基本的にシャワーヘッドは、自分で交換することができます。簡単に交換できる製品の場合は、ヘッド部分をひねって外し、新しいシャワーヘッドを同じように付けるだけです。
ホースもシャワーヘッドと同様の金具で水栓とつながっているだけのため、意外と簡単に交換できます。
ただし、新しく別のメーカーの製品を取り付けたい場合や、同じメーカーでも製品同士の製造年が離れている場合などは、金具のサイズが合わない可能性も考えられます。
その場合は、接続を可能にするアダプターを別途で用意しなければなりません。
また、交換する部品や状況によって準備すべき道具も変わります。
シャワーヘッドの交換に必要な道具
- ゴム手袋
- ウォーターポンププライヤー
- 新しいシャワーヘッド&取り付ける部品
- アダプター(必要な場合)
ゴム手袋は、シャワーヘッドを回して取り外す際に使用します。
素手ではなくゴム手袋を使うことで、より少ない力で接続部分を回すことができます。
そのため、ゴム手袋なしでも外すことはできますが、場合によっては強い力で回さないと外れないものもあるようです。
ゴム手袋をつけていても回せない場合は、ゴムや布を接続部に巻きつけた上で、工具を使って回してしまいましょう。
ウォーターポンププライヤーは、物体を掴むときに使用する工具(プライヤー)の一種で、水道管などの配管に使用するものです。
通常のプライヤーとの違い、さまざまな大きさの物体を挟むことが可能です。
メーカーによって異なるサイズ規格の製品の交換作業も、対象物の大きさを気にせず行うことができ、非常に便利になっています。
もちろん、新しいシャワーヘッドやその他の部品も事前に入手しておく必要があります。
交換する部品の状態にもよりますが、ゴムパッキンやエルボも交換したほうがよい場合もあります。
シャワー周り全体の状態をよく確認した上で、交換作業を行うようにしてください。
既存のシャワーヘッドと同じ種類へ交換する手順
現在のシャワーヘッドとまったく同じものに交換する場合の手順は、至ってシンプルです。交換手順
- ホースとの接続部分を回し、既存のシャワーヘッドを取り外す
- 新しいシャワーヘッドの接続部にゴムパッキンを取り付ける
- そのままホースに接続する
- 水を出し、水漏れがないか確認する
基本的には既存のシャワーヘッドを取り外して付け直す作業のみですが、ゴムパッキンが正しく取り付けられていないと水漏れの原因になります。 パッキンが正しく取り付けられているか注意して交換作業を行いましょう。
一体型シャワーヘッドに交換する手順
シャワーヘッドがホースと一体化しているタイプに交換する際の手順を紹介します。 ウォーターポンププライヤーを準備してください。交換手順
- ウォーターポンププライヤーを使って、シャワーホースと蛇口の接続部分に付いているナットを取り外す
- 新しいホースの先端に、蛇口用アダプターを取り付ける
- 新しいホースの内部にパッキンを取り付け、ホースと水栓を接続する
- ウォーターポンププライヤーでナットを締める
- 水漏れがないか確認する
シャワーヘッドがホースと一体化している製品は、分解することができないためヘッドを取り外す必要はありません。
作業はホースと水栓の接続部分を取り外し、新しいものに付け替えるだけです。
他の場合と同様に別のメーカーのものに取り替えたい場合は、アダプターが必要になります。
交換する製品の規格に合うものを事前によく調べて、購入しておきましょう。
ホース内部のパッキンは、先端の「袋ナット」と呼ばれる部分に装着します。
こちらでもパッキンの位置が悪いと水漏れの原因になるため、十分注意してください。
自分で交換する場合の注意点
交換手順の中でもいくつか紹介しましたが、シャワーヘッドを自分で交換する際に注意しなくてはいけないことがいくつかあります。それぞれについて見ていきましょう。
部品の保証期間
まずトラブルが起きた部品がメーカーの保証期間内でないか確認してみましょう。保証期間内であれば部品の料金をおさえることができます。
使いはじめてからそれほど時間が経っていない場合には、新しい部品を買う前に保証期間内でないかチェックしておきましょう。
止水栓の閉め忘れ
交換作業を行う際、必ず止水栓を閉めてください。閉め忘れていると作業中に水が吹き出してしまう危険性があり、作業をする場所の周りが水浸しになってしまいます。
作業が中断されてしまうのはもちろん、掃除という手間も増えてしまうので、必ず止水栓を閉めてから作業を始めるようにしましょう。
購入間違いに注意
再三お伝えしていますが、最後にもう一度、シャワーヘッドや部品の購入間違いには注意しましょう。対応していないものを購入してしまうと取り付けができなくなってしまいます。
確認は2,3度してから購入すると間違いないでしょう。
自宅で修理できない時はプロに相談
水まわりのトラブルは、放置していると悪化を招いてしまうためできるだけ早くに解決するのがおすすめです。自力で交換・修理できれば料金も部品代のみでスピーディーな解決を図れますが、専門家でないと修理に時間がかかってしまいます。
慣れていない場合には部品を傷つけてしまい、別トラブルの原因をつくってしまうことも考えられるでしょう。
そこで、プロに依頼をすることで、水まわりのトラブルをスムーズに対応してくれます。
交換や修理の依頼先としては工務店や水道修理業者、メーカーがあるのでそれぞれについてご紹介します。
工務店
建物を建設した工務店など、相談できるところがあるのであれば、交換・修理の依頼をしてみても良いでしょう。ただし、修理内容や工務店によっては対応しておらず、別途で水道業者に見積もりを取らなければいけないことも。
早く修理を依頼したい場合には時間がかかる可能性があるため、あまりおすすめできません。
メーカー
水道設備・部品の取り扱いがあるメーカーに修理を依頼するという方法もあります。専門的な知識を持っているので相談には乗ってくれますが、水道修理業者などと比較すると修理料金が割高に設定されている傾向にあります。
また、新しいシャワーヘッドへ交換する際はそのメーカーの商品をおすすめされるので、選択肢が狭まってしまう点を考慮すると、全ての部品がそのメーカーである場合以外は控えた方が良いでしょう。
水道修理業者
一般的な修理業者は、メーカーなどと比較すると安い料金で交換・修理ができます。簡単な工事であればすぐに駆けつけて数十分程度の作業でスピーディーに修理してもらえるため、解決までがスムーズです。
また、様々なメーカーの製品への交換を依頼でき、選択肢が狭まらないのも嬉しいポイント。
アダプタを使用して自分好みにカスタマイズする際にも相談に乗ってくれるでしょう。
修理や交換はもちろんですが、水まわりの全体的な点検も同時に依頼することができ、ついでに別の場所を点検してもらうことも可能です。
一般的にシャワーの寿命は10年前後とされているので、築年数や使用している水道設備の寿命が近い場合は点検もしてもらうのがおすすめです。
ただし、水道修理業者を名乗って間違った修理や違法な請求を行う悪質な業者がいる点には気をつけなくてはいけません。
いくつかの業者に見積もりを依頼して技術や見積もり、接客態度等に問題がない業者を選ぶようにしましょう。
シャワーヘッドの交換にかかる料金
シャワーヘッドを自分で交換する場合、かかる費用は交換するシャワーヘッドや付属部品、作業に使う道具の代金のみです。近年はマッサージ効果や節水効果が期待できるシャワーのような高機能なものが続々と製品化されており、シャワーの選択肢が広がっています。
それに伴って価格帯も広がっていて、インターネットで検索すると数百円で購入できるものから数万円するものまで見つけられるでしょう。
アダプターの登場によってホースや水栓とメーカーが異なるシャワーヘッドを取り付けたい場合でも簡単に交換できるため、予算の中でお気に入りのシャワーを探してみましょう。
専門業者に依頼して取り付けてもらう場合は、4,000〜10,000円程度の費用がかかります。
これとは別に取り付け部品の代金も加算されるため、自身で交換作業を行う場合よりは費用が必要です。
その代わりすべての作業をプロに任せられるため、失敗なく確実に交換してもらえるというメリットがあります。
事前に交換作業の内容や難易度を考慮し、それぞれのメリットを踏まえた上で依頼するかどうかを検討することが大切です。
シャワーヘッド本体ではなく、内部部品のいずれかが劣化もしくは不具合を起こして水漏れしている場合もあります。
もし、水漏れが解消されれば、シャワーヘッドは交換しなくても問題ないという場合は、交換ではなく修理することで費用を抑えるといった考え方もできるでしょう。
また、状態によっては相場よりも料金が高くなってしまうこともあります。
早めに対処して、状態が悪化する前に依頼してしまった方が安く済むので、放置はできるだけしないようにしましょう。
まとめ
シャワーヘッドで起きるトラブルの原因や交換方法について紹介してきました。シャワーヘッドからポタポタ水漏れしているのを確認できたら節水のためにも早めに対処するようにしましょう。
原因を知っていれば自分で修理することも可能です。
しかし、原因を自分で発見できない、部品探しが難しい、シャワーヘッド以外でも不具合が見られるといった場合は、業者に修理を依頼するようにしましょう。
水漏れを放置していても状況が良くなることはないので、早い段階で修理をすることが大切です。
今回の記事の内容を参考に、シャワーヘッドやその周辺の水漏れについて理解を深め、実際に自分で修理ができないか試してみてください。