2023.10.16
トイレ
トイレの床掃除の方法を紹介!汚れを簡単に落とすための工夫とは?
トイレ掃除をする時、便器と一緒に床の拭き掃除も行っていますか?
トイレの床のお手入れはついつい後回しにしてしまいがちですが、床には飛び散った尿やホコリによって汚れや雑菌が溜まっています。
また、汚れを放置すると簡単に落とせなくなったり、臭いが染み付いてしまったりします。
トイレの床は「汚れたらすぐに拭く」「汚さない工夫をする」「掃除へのハードルを下げる」ことが大切です。
今回は、トイレの床の簡単な掃除方法、掃除する場所ごとの掃除方法、床材のタイプ別の掃除方法、掃除する際の注意点、掃除を簡単にする工夫と対策などを詳しくご紹介します。
落ちない汚れがある場合は、無理に掃除すると床材を傷めてしまう可能性があるため、水回りのプロに清掃を依頼することも検討してみましょう。
トイレの床の汚れの主な原因は以下の4つです。
飛び散る量は一日に2000滴とも言われ、約200mlの尿が床に飛散しています。
また、便器の蓋を閉めて流さないと水しぶきが床に飛び散ってしまいます。
床に落ちているホコリ、髪の毛、足の裏の皮脂などが、飛び散った尿や水と合わさり、トイレの床が汚れる原因となってしまうのです。
汚れを見つけたらすぐに掃除するよう心掛けたり、簡単なお手入れを毎日するようにしたりして、雑菌や汚れを溜めないよう意識すると掃除が楽になります。
トイレ用の掃除シートを使ってすぐに掃除できるので、ぜひ参考にしてください。
用意する道具は以下の4つです。
1. ホコリシートで床のホコリを取り除く
まずはゴム手袋をして、床に落ちているホコリや髪の毛の量が多い場合は、ホコリシートを使ってあらかじめホコリを拭き取りましょう。
床の雑菌が広がってしまうため、掃除機の使用は避けてください。
2. トイレ用掃除シートで床全体を拭きます。
トイレ用掃除シートで手前から奥(便器側)に向かって床を拭きます。
便器のある方に向かって掃除をすることで、汚れを広めることなく掃除を進めることができます。
床を拭く時は、水拭きではなく、除菌効果のある成分が含まれている掃除シートを使用することがおすすめです。また、使用後はトイレに流すことができ便利です。
掃除シートを使う時は、床用のワイパーも使用すると立った姿勢で楽に掃除ができます。
3. 便器と床の継ぎ目部分を拭く
便器と床の継ぎ目には隙間があり、雑菌が溜まってしまうので、掃除シートを使って念入りに拭きしましょう。
トイレの床の汚れを放置していると、汚れが黄ばみや黒ずみに変わり簡単な掃除では落とせなくなってしまいます。
このように簡単に落とせない汚れや、掃除しにくい箇所の掃除方法、臭いが消えないときの対処法をご紹介します。
クエン酸と水で作る「クエン酸スプレー」を使用して落とします。
黄ばみを落とす方法に合わせて、クエン酸スプレーの作り方もご紹介します。
用意する道具は以下の5つです。
1. クエン酸スプレーをつくる
スプレーボトルに、水100mlとクエン酸小さじ1/2を入れて混ぜます。
クエン酸スプレーはこれで完成です。
2. スプレーと雑巾で黄ばみを落とす
黄ばみの箇所にクエン酸スプレーを吹きかけ、乾いた雑巾で拭き落とします。
黄ばみが落ちるまで繰り返します。
クエン酸で黄ばみが落ちない場合は、中性洗剤の使用がおすすめです。
クエン酸スプレーと同様の方法で黄ばみを落とすことができます。
ただし中性洗剤を使用した場合は、床材の腐食やカビ発生を防止するため、乾いた雑巾で水気を完全に拭き取りましょう。
メラミンスポンジはメラミンという樹脂でできたスポンジのことで、水に濡らすだけで汚れを落とすことができます。研磨作用によって汚れを落とすので、頑固な汚れや水アカを落とすのに効果的なアイテムです。
メラミンスポンジを使った頑固な黒ずみの落とし方をご紹介します。
用意する道具は以下の2つです。
1. メラミンスポンジで汚れを擦る
水で濡らしたメラミンスポンジを黒ずみ部分に当てて擦ります。
強く擦りすぎないよう気をつけましょう。
2. 汚れを雑巾で拭き取る
汚れが細かいカス状となって浮き出てくるので、雑巾を使って拭き取ります。
掃除用シートで汚れを落とせなかった場合の対処法をご紹介します。
用意する道具は以下の2つです。
1. ヘラとブラシで汚れを掻き出す
便器と床の継ぎ目にヘラを当て、隙間に溜まっている汚れを擦ります。
ブラシ部分を使って浮いた汚れを掻き出します。
2. ヘラと掃除シートで隙間を綺麗にする
お掃除シートでヘラ部分を薄くはさみ、便器と床の間の汚れを拭き取ります。
汚れがつかなくなるまで、シートの場所を変えながら繰り返し拭きましょう。
上記の方法で落ちない汚れは、漂白剤パックをしてからお掃除します。
用意する道具は以下の3つです。
1. 塩素系漂白剤を目地に染み込ませる
塩素系漂白剤を染み込ませたキッチンペーパーで、目地部分を覆います。
5分〜10分ほど放置しましょう。
2. 雑巾で叩く
キッチンペーパーを外して、同じ箇所を乾いた雑巾で叩いて汚れを落とします。
雑巾の代わりに歯ブラシで擦って汚れを落とすこともできます。
汚れが落ちるまで上記の手順を繰り返しましょう。
黄ばみの落とし方で紹介したクエン酸スプレーを使います。
スプレーの作り方は上記に記載があるので参考にしてください。
クエン酸スプレーを使った消臭方法をご紹介します。
用意する道具は以下の3つです。
1. ホコリシートでホコリを拭き取る
ホコリがひどい場合はホコリシートであらかじめ拭き取ります。
2. スプレーと掃除シートを使って床全体を拭く
クエン酸スプレーを床に吹きかけて、トイレ用掃除シートで床を拭きます。
スプレーをしたら放置せずにすぐにシートで拭き取りましょう。
「スプレーをかける→シートで拭き取る」を繰り返しながら、手前から奥に向かって床を掃除します。
便器と床の隙間は特に汚れが溜まりやすいので、念入りにスプレーと拭き掃除を繰り返しましょう。
トイレの床は住まいごとに材質が異なります。
床材によって使える道具や洗剤が変わるので、床材を傷つけないためにも、自宅のトイレの床材に合った方法でお手入れをしましょう。
床材ごとに適した掃除方法をご紹介します。
表面が塩ビ素材でできているため、水で薄めた中性洗剤で拭き掃除をしても問題ありません。
ただし、原液のまま使うと床材を傷める可能性があるため、必ず水で薄めましょう。
同様に床材の表面を傷めてしまう恐れがあるため、メラミンスポンジの使用は控えてください。
また、水分が表面に残っていると滑りやすいため、掃除が終わったらしっかりと水分を拭き取ることも大切です。
固く絞った雑巾を使い、しっかりと水気を取るために乾いた雑巾で二度拭きしましょう。
洗剤は水で薄めた中性洗剤の使用が可能です。
表面にワックスがかかっている場合は、メラミンスポンジや歯ブラシで擦ると素材を傷める恐れがあるため注意しましょう。
拭き掃除の際には、薄めた中性洗剤のほかに塩素系漂白剤も使うことができます。
汚れがひどい場所にメラニンスポンジを使うこともできますが、強い力で擦ると表面を傷める可能性があるため気をつけましょう。
拭き掃除の際は、固く絞った雑巾を使い、しっかりと水気を取るために乾いた雑巾で二度拭きしましょう。
洗剤は、必ず大理石専用のものを使用するようにしてください。
アルカリ性、酸性、塩素系漂白剤、重曹、セスキソーダ、アルコール、クエン酸などの成分の洗剤は、大理石を傷めるおそれがあるため使用を控えましょう。
中性洗剤の使用は大理石によって異なるので、注意書きを事前に読んで判断してください。
また、飛び散った水や尿を放置すると跡に残ってしまうため、普段からすぐに拭き取るように注意しましょう。
除菌していない状態で掃除機を掛けると、雑菌が舞ってしまう恐れがあるため、掃除機の使用は基本的に控えましょう。
掃除機を使用する場合は、トイレ用掃除シートで除菌した後が望ましいです。
また、床を拭く時のコツとして、便器に向かって掃除を進めると雑菌が広がりにくくなるのでおすすめです。
トイレの床の表面は、塩ビ素材であったりワックスがかけられていたりするため、強い力で擦ると摩擦によりコーティングが剥がれる可能性があります。
また床材によって使用可能な洗剤や道具が異なります。
汚れがひどい時はメラニンスポンジなどを使うこともありますが、トイレの床を掃除する時は床材に合わせたお手入れ方法で、優しく円を描くように擦るよう注意しましょう。
頑固な汚れの対処を自分でできない時は、プロに清掃を依頼すると安心です。
汚れの状態を悪化させないためには、簡単な掃除を毎日行う必要があります。
しかし、掃除の手間を想像すると少し面倒に感じてしまう方も多いですよね。
毎日掃除するには、「楽に始められること」「楽に綺麗にできること」が大切です。
毎日のトイレの床掃除に対するハードルを下げる工夫や、パパッと掃除を終わらせるための対策をご紹介します。
家族に男性がいる場合は、座って用を足すようにしてもらいましょう。
どうしても立って用を足したい方には、使用後に床を拭くようお願いしてみてはいかがでしょうか。
トイレは家族みんなが使う場所なので、家族に協力をしてもらうことも大切です。
ただし蓋に汚れが付着するので、便器を掃除する際は忘れずにお手入れしましょう。
隙間に汚れが溜まらないよう、前もってコーキングをしておくと掃除が楽になるのでおすすめです。
隙間を掃除して清潔な状態にし、マスキングテープと市販のコーキング材を使用して便器と床の隙間を埋めましょう。
ただし、便器の周りを全てコーキングしてしまうと、「水漏れ」が起きた時に気づくのが遅れてしまう可能性があるため、コーキングは前面と両サイドだけに留めるようにしてください。
できるだけ床に物を置かないようにすると掃除に対するハードルを下げることができます。
どうしてもマットやスリッパが必要な場合は、こまめに洗うようにしたり、ビニール素材の物を使用して拭き取りやすくしたりなど工夫しましょう。
サニタリーボックスの収納は、壁掛けや吊り下げなど床に置かない方法を活用してみましょう。
掃除用具はすぐに手に取れる場所に収納しましょう。
サニタリーボックスと同様、浮かせる収納術を活用してみてください。
掃除用具が取り出しやすい位置にあれば、尿や水が床に飛び散った時、自分以外の人も簡単に拭き取りやすくなります。
また、洗い流せないタイプの掃除用シートなど片付けに手間取る道具の使用をなるべく避け、手軽に使えて簡単に片付けられる道具を揃えるのがおすすめです。
また、拭き取りクリーナーを用意しておくと、飛び散った尿や水を拭き取る際にトイレットペーパーに吹きかけて簡単に拭き取れます。
掃除シートが切れた時の代用にもなるので常備しておくと安心です。
床用のワイパーは、活用すると床掃除を立って行えるので掃除が楽になります。
購入する際はトイレの床サイズに合わせて、小回りの効くミニサイズを選択しましょう。
消臭効果のあるクエン酸スプレーは、尿の成分であるアンモニアを落とす効果も期待できるので、拭き取りクリーナーの代わりに常備しておくのもおすすめです。
汚れが落ちない時の最終手段としてメラミンスポンジを常備しておくといいでしょう。
ただし床材によっては使用できないため注意してください。
無理して掃除して床材を傷めてしまったり、汚れを放置してしまったりすると、今の状態よりも悪化して二次被害が起こる恐れがあるので、自力での掃除が難しい場合はプロに清掃を依頼しましょう。
トイレの床は汚れや雑菌が溜まりやすく、放置することで汚れが落ちにくくなったり臭いが消えにくくなったりして、さらに掃除の負担が増えます。
一回の掃除の負担を減らすためにも、毎日の簡単なお手入れ、床を汚さない対策、掃除へのハードルを下げる工夫をすることで、清潔な状態を保つようにしてみてください。
自分で落とすのが難しい汚れがある場合は、無理せず掃除のプロに清掃を依頼しましょう。
水プロでは、出張費・相談・見積りを無料で行っています。
水回りの掃除は慣れない方も多いと思うので、正しい知識を持ったプロに任せてみましょう。
一度プロの手によって徹底的に掃除してもらえれば、そのあとのお手入れは楽になります。
トイレの床の落ちない汚れに悩んでいる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
トイレの床のお手入れはついつい後回しにしてしまいがちですが、床には飛び散った尿やホコリによって汚れや雑菌が溜まっています。
また、汚れを放置すると簡単に落とせなくなったり、臭いが染み付いてしまったりします。
トイレの床は「汚れたらすぐに拭く」「汚さない工夫をする」「掃除へのハードルを下げる」ことが大切です。
今回は、トイレの床の簡単な掃除方法、掃除する場所ごとの掃除方法、床材のタイプ別の掃除方法、掃除する際の注意点、掃除を簡単にする工夫と対策などを詳しくご紹介します。
落ちない汚れがある場合は、無理に掃除すると床材を傷めてしまう可能性があるため、水回りのプロに清掃を依頼することも検討してみましょう。
トイレの床の汚れの原因4つ
トイレの床には、知らず知らずのうちに汚れや雑菌が溜まっています。トイレの床の汚れの主な原因は以下の4つです。
- 飛び散った尿
- 水
- ホコリや髪の毛
- 皮脂
飛び散る量は一日に2000滴とも言われ、約200mlの尿が床に飛散しています。
また、便器の蓋を閉めて流さないと水しぶきが床に飛び散ってしまいます。
床に落ちているホコリ、髪の毛、足の裏の皮脂などが、飛び散った尿や水と合わさり、トイレの床が汚れる原因となってしまうのです。
トイレの床の掃除方法【簡単】
トイレの床は簡単なお掃除をこまめな頻度で行うのがおすすめです。汚れを見つけたらすぐに掃除するよう心掛けたり、簡単なお手入れを毎日するようにしたりして、雑菌や汚れを溜めないよう意識すると掃除が楽になります。
トイレ用の掃除シートを使ってすぐに掃除できるので、ぜひ参考にしてください。
用意する道具は以下の4つです。
- 市販のトイレ用掃除シート
- ゴム手袋
- ホコリシート(ホコリが多い場合)
- 床用ワイパー(あると楽になる)
1. ホコリシートで床のホコリを取り除く
まずはゴム手袋をして、床に落ちているホコリや髪の毛の量が多い場合は、ホコリシートを使ってあらかじめホコリを拭き取りましょう。
床の雑菌が広がってしまうため、掃除機の使用は避けてください。
2. トイレ用掃除シートで床全体を拭きます。
トイレ用掃除シートで手前から奥(便器側)に向かって床を拭きます。
便器のある方に向かって掃除をすることで、汚れを広めることなく掃除を進めることができます。
床を拭く時は、水拭きではなく、除菌効果のある成分が含まれている掃除シートを使用することがおすすめです。また、使用後はトイレに流すことができ便利です。
掃除シートを使う時は、床用のワイパーも使用すると立った姿勢で楽に掃除ができます。
3. 便器と床の継ぎ目部分を拭く
便器と床の継ぎ目には隙間があり、雑菌が溜まってしまうので、掃除シートを使って念入りに拭きしましょう。
トイレの床の掃除方法【しっかり】
トイレの床の汚れを放置していると、汚れが黄ばみや黒ずみに変わり簡単な掃除では落とせなくなってしまいます。
このように簡単に落とせない汚れや、掃除しにくい箇所の掃除方法、臭いが消えないときの対処法をご紹介します。
黄ばみを落とす
トイレの床に付着している黄ばみを落とすには、クエン酸がおすすめです。クエン酸と水で作る「クエン酸スプレー」を使用して落とします。
黄ばみを落とす方法に合わせて、クエン酸スプレーの作り方もご紹介します。
用意する道具は以下の5つです。
- 雑巾
- クエン酸
- 水
- スプレーボトル
1. クエン酸スプレーをつくる
スプレーボトルに、水100mlとクエン酸小さじ1/2を入れて混ぜます。
クエン酸スプレーはこれで完成です。
2. スプレーと雑巾で黄ばみを落とす
黄ばみの箇所にクエン酸スプレーを吹きかけ、乾いた雑巾で拭き落とします。
黄ばみが落ちるまで繰り返します。
クエン酸で黄ばみが落ちない場合は、中性洗剤の使用がおすすめです。
クエン酸スプレーと同様の方法で黄ばみを落とすことができます。
ただし中性洗剤を使用した場合は、床材の腐食やカビ発生を防止するため、乾いた雑巾で水気を完全に拭き取りましょう。
頑固な黒ずみを落とす
頑固な黒ずみにはメラミンスポンジの使用がおすすめです。メラミンスポンジはメラミンという樹脂でできたスポンジのことで、水に濡らすだけで汚れを落とすことができます。研磨作用によって汚れを落とすので、頑固な汚れや水アカを落とすのに効果的なアイテムです。
メラミンスポンジを使った頑固な黒ずみの落とし方をご紹介します。
用意する道具は以下の2つです。
- メラミンスポンジ
- 雑巾
1. メラミンスポンジで汚れを擦る
水で濡らしたメラミンスポンジを黒ずみ部分に当てて擦ります。
強く擦りすぎないよう気をつけましょう。
2. 汚れを雑巾で拭き取る
汚れが細かいカス状となって浮き出てくるので、雑巾を使って拭き取ります。
トイレと床の隙間を掃除する
トイレと床の隙間は汚れが溜まりやすい場所です。掃除用シートで汚れを落とせなかった場合の対処法をご紹介します。
用意する道具は以下の2つです。
- 小さなヘラ付きブラシ(100均でOK)
- トイレ用掃除シート
1. ヘラとブラシで汚れを掻き出す
便器と床の継ぎ目にヘラを当て、隙間に溜まっている汚れを擦ります。
ブラシ部分を使って浮いた汚れを掻き出します。
2. ヘラと掃除シートで隙間を綺麗にする
お掃除シートでヘラ部分を薄くはさみ、便器と床の間の汚れを拭き取ります。
汚れがつかなくなるまで、シートの場所を変えながら繰り返し拭きましょう。
タイルの目地の汚れを落とす
タイルの目地に汚れが詰まってしまったら、まずは塩素系漂白剤を水に薄め、そこに雑巾を浸して絞った後、叩くようにして汚れを吸い取りましょう。上記の方法で落ちない汚れは、漂白剤パックをしてからお掃除します。
用意する道具は以下の3つです。
- キッチンペーパー
- 塩素系漂白剤
- 雑巾や歯ブラシ
1. 塩素系漂白剤を目地に染み込ませる
塩素系漂白剤を染み込ませたキッチンペーパーで、目地部分を覆います。
5分〜10分ほど放置しましょう。
2. 雑巾で叩く
キッチンペーパーを外して、同じ箇所を乾いた雑巾で叩いて汚れを落とします。
雑巾の代わりに歯ブラシで擦って汚れを落とすこともできます。
汚れが落ちるまで上記の手順を繰り返しましょう。
とれない臭いを消臭する
トイレの臭いをスッキリさせるには、尿の成分であるアンモニアを落とすのに効果的なクエン酸の使用がおすすめです。黄ばみの落とし方で紹介したクエン酸スプレーを使います。
スプレーの作り方は上記に記載があるので参考にしてください。
クエン酸スプレーを使った消臭方法をご紹介します。
用意する道具は以下の3つです。
- 市販のトイレ用掃除シート
- ホコリシート(ホコリが多い場合)
- クエン酸スプレー
1. ホコリシートでホコリを拭き取る
ホコリがひどい場合はホコリシートであらかじめ拭き取ります。
2. スプレーと掃除シートを使って床全体を拭く
クエン酸スプレーを床に吹きかけて、トイレ用掃除シートで床を拭きます。
スプレーをしたら放置せずにすぐにシートで拭き取りましょう。
「スプレーをかける→シートで拭き取る」を繰り返しながら、手前から奥に向かって床を掃除します。
便器と床の隙間は特に汚れが溜まりやすいので、念入りにスプレーと拭き掃除を繰り返しましょう。
トイレの床材別の掃除方法
トイレの床は住まいごとに材質が異なります。
床材によって使える道具や洗剤が変わるので、床材を傷つけないためにも、自宅のトイレの床材に合った方法でお手入れをしましょう。
床材ごとに適した掃除方法をご紹介します。
クッションフロア・フロアタイル
クッションフロアとフロアタイルは同じ素材で作られている床材で、トイレやお風呂場などの水回りでよく使われています。表面が塩ビ素材でできているため、水で薄めた中性洗剤で拭き掃除をしても問題ありません。
ただし、原液のまま使うと床材を傷める可能性があるため、必ず水で薄めましょう。
同様に床材の表面を傷めてしまう恐れがあるため、メラミンスポンジの使用は控えてください。
また、水分が表面に残っていると滑りやすいため、掃除が終わったらしっかりと水分を拭き取ることも大切です。
フローリング
フローリングは木材でつくられているため、拭き掃除をする時は水分を残さないよう注意することが大切です。固く絞った雑巾を使い、しっかりと水気を取るために乾いた雑巾で二度拭きしましょう。
洗剤は水で薄めた中性洗剤の使用が可能です。
表面にワックスがかかっている場合は、メラミンスポンジや歯ブラシで擦ると素材を傷める恐れがあるため注意しましょう。
タイル
タイルは耐久性が高く水にも強い素材です。拭き掃除の際には、薄めた中性洗剤のほかに塩素系漂白剤も使うことができます。
汚れがひどい場所にメラニンスポンジを使うこともできますが、強い力で擦ると表面を傷める可能性があるため気をつけましょう。
大理石
大理石は水や洗剤への耐久性が低いため、特に注意の必要な床材です。拭き掃除の際は、固く絞った雑巾を使い、しっかりと水気を取るために乾いた雑巾で二度拭きしましょう。
洗剤は、必ず大理石専用のものを使用するようにしてください。
アルカリ性、酸性、塩素系漂白剤、重曹、セスキソーダ、アルコール、クエン酸などの成分の洗剤は、大理石を傷めるおそれがあるため使用を控えましょう。
中性洗剤の使用は大理石によって異なるので、注意書きを事前に読んで判断してください。
また、飛び散った水や尿を放置すると跡に残ってしまうため、普段からすぐに拭き取るように注意しましょう。
トイレの床を掃除するときの注意点
トイレの掃除は簡単にできますが、掃除をする際は以下4点に注意するようにしてください。- 掃除機を使用しない
- 手前から奥(便器のある方向)に向かって拭く
- 強い力で擦らない
- 床材に合わせた方法で掃除する
除菌していない状態で掃除機を掛けると、雑菌が舞ってしまう恐れがあるため、掃除機の使用は基本的に控えましょう。
掃除機を使用する場合は、トイレ用掃除シートで除菌した後が望ましいです。
また、床を拭く時のコツとして、便器に向かって掃除を進めると雑菌が広がりにくくなるのでおすすめです。
トイレの床の表面は、塩ビ素材であったりワックスがかけられていたりするため、強い力で擦ると摩擦によりコーティングが剥がれる可能性があります。
また床材によって使用可能な洗剤や道具が異なります。
汚れがひどい時はメラニンスポンジなどを使うこともありますが、トイレの床を掃除する時は床材に合わせたお手入れ方法で、優しく円を描くように擦るよう注意しましょう。
頑固な汚れの対処を自分でできない時は、プロに清掃を依頼すると安心です。
トイレの床掃除を簡単にする工夫・対策
汚れの状態を悪化させないためには、簡単な掃除を毎日行う必要があります。
しかし、掃除の手間を想像すると少し面倒に感じてしまう方も多いですよね。
毎日掃除するには、「楽に始められること」「楽に綺麗にできること」が大切です。
毎日のトイレの床掃除に対するハードルを下げる工夫や、パパッと掃除を終わらせるための対策をご紹介します。
男性は座って用を足す
床に飛び散る尿の量を減らすことができれば、床に雑菌が発生したり、トイレの臭いが気になったりすることが減り、掃除が楽になります。家族に男性がいる場合は、座って用を足すようにしてもらいましょう。
どうしても立って用を足したい方には、使用後に床を拭くようお願いしてみてはいかがでしょうか。
トイレは家族みんなが使う場所なので、家族に協力をしてもらうことも大切です。
便器の蓋を閉めてから流す
用を足した後は、便器の蓋を閉めてから流すと水しぶきが床に飛散することを防げます。ただし蓋に汚れが付着するので、便器を掃除する際は忘れずにお手入れしましょう。
便器と床の隙間をコーキングする
便器と床の隙間は、汚れが溜まりやすいうえに掃除のしにくい場所なので、手間に感じる方も多いと思います。隙間に汚れが溜まらないよう、前もってコーキングをしておくと掃除が楽になるのでおすすめです。
隙間を掃除して清潔な状態にし、マスキングテープと市販のコーキング材を使用して便器と床の隙間を埋めましょう。
ただし、便器の周りを全てコーキングしてしまうと、「水漏れ」が起きた時に気づくのが遅れてしまう可能性があるため、コーキングは前面と両サイドだけに留めるようにしてください。
床にアイテムを置かない
トイレの床に、マット、スリッパ、サニタリーボックスなどが置いてあると、掃除する際にそれらをどかす手間が増えます。できるだけ床に物を置かないようにすると掃除に対するハードルを下げることができます。
どうしてもマットやスリッパが必要な場合は、こまめに洗うようにしたり、ビニール素材の物を使用して拭き取りやすくしたりなど工夫しましょう。
サニタリーボックスの収納は、壁掛けや吊り下げなど床に置かない方法を活用してみましょう。
掃除用具を取りやすい場所に収納する
掃除用具が便器の裏や棚の中などに収納されていると、毎日掃除するたびに取り出すのが億劫になり掃除へのハードルが上がります。掃除用具はすぐに手に取れる場所に収納しましょう。
サニタリーボックスと同様、浮かせる収納術を活用してみてください。
掃除用具が取り出しやすい位置にあれば、尿や水が床に飛び散った時、自分以外の人も簡単に拭き取りやすくなります。
また、洗い流せないタイプの掃除用シートなど片付けに手間取る道具の使用をなるべく避け、手軽に使えて簡単に片付けられる道具を揃えるのがおすすめです。
用意しておくと便利なアイテム
トイレの床掃除を簡単に終わらせるために、以下の役立つ便利アイテムも活用してみましょう。- 流せるタイプのトイレ用掃除シート
- 拭き取りクリーナー
- 床用のワイパー
- クエン酸スプレー
- メラミンスポンジ
また、拭き取りクリーナーを用意しておくと、飛び散った尿や水を拭き取る際にトイレットペーパーに吹きかけて簡単に拭き取れます。
掃除シートが切れた時の代用にもなるので常備しておくと安心です。
床用のワイパーは、活用すると床掃除を立って行えるので掃除が楽になります。
購入する際はトイレの床サイズに合わせて、小回りの効くミニサイズを選択しましょう。
消臭効果のあるクエン酸スプレーは、尿の成分であるアンモニアを落とす効果も期待できるので、拭き取りクリーナーの代わりに常備しておくのもおすすめです。
汚れが落ちない時の最終手段としてメラミンスポンジを常備しておくといいでしょう。
ただし床材によっては使用できないため注意してください。
自分で落とすのが難しい時はプロに依頼しよう
すでに黄ばみや黒ずみなどの頑固な汚れが付着してしまっている場合は、自分で落とすことが難しいこともあります。無理して掃除して床材を傷めてしまったり、汚れを放置してしまったりすると、今の状態よりも悪化して二次被害が起こる恐れがあるので、自力での掃除が難しい場合はプロに清掃を依頼しましょう。
まとめ
今回はトイレの床掃除についてまとめました。トイレの床は汚れや雑菌が溜まりやすく、放置することで汚れが落ちにくくなったり臭いが消えにくくなったりして、さらに掃除の負担が増えます。
一回の掃除の負担を減らすためにも、毎日の簡単なお手入れ、床を汚さない対策、掃除へのハードルを下げる工夫をすることで、清潔な状態を保つようにしてみてください。
自分で落とすのが難しい汚れがある場合は、無理せず掃除のプロに清掃を依頼しましょう。
水プロでは、出張費・相談・見積りを無料で行っています。
水回りの掃除は慣れない方も多いと思うので、正しい知識を持ったプロに任せてみましょう。
一度プロの手によって徹底的に掃除してもらえれば、そのあとのお手入れは楽になります。
トイレの床の落ちない汚れに悩んでいる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。