2023.11.22
トイレ
トイレ詰まりをお湯で直す方法!注意ポイントや他の直し方も解説
トイレは私たちが生活するうえで必要不可欠な場所です。
長年使用していなくても、トイレットペーパーを大量に流したり固形物を流してしまったりすると、不意にトイレがつまってしまうかもしれません。
しかし、トイレのつまりを直すための道具が揃っているという家庭はあまりないでしょう。そこで本記事では、お湯を使って簡単にトイレつまりを解消する方法をご紹介します。
また、お湯以外でつまりを直す方法も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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トイレつまりの原因によってはお湯で解消できる場合があります。まずは何が原因でつまっているのかを確認してから作業に取りかかりましょう。
お湯で直せるトイレのつまりは以下の通りです。
トイレットペーパーは水溶性ですが、一度にたくさん流してしまうとつまりの原因になりかねません。トイレットペーパーは水に濡らすと繊維が溶ける仕組みになっていますが、水よりもお湯のほうがより溶けやすいと言われています。
そのため、トイレットペーパーが原因でつまった場合は、お湯を流すことで解消できることがあります。
とはいえ、大量のトイレットペーパーがつまっていたらお湯だけで溶かしきるのは難しいため、日頃から注意しましょう。
最近はウォシュレット付きのトイレが増えているので、なるべくウォシュレットを使用してから、少量のトイレットペーパーで拭き取るように工夫してみてください。 トイレの水を流す際に大・小のレバーを選択するかと思いますが、便を流すときは必ず「大」のほうへレバーを引くことが大切です。「小」だと水量が少なく便やトイレットペーパーが流しきれないことがあります。
特に硬い排泄物だとつまりやすくなりますが、そこに大量のトイレットペーパーも一緒に流してしまうと、さらにつまる可能性が高くなります。
先に排泄物を流してからトイレットペーパーを流すなど、排水管がつまらないように工夫してみることも大切です。
原因によってはお湯を使ってもつまりを解消できないケースがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
しかし、水に溶けない物をお湯で流しても効果は出ません。かえって固形物を奥に流すことになり、つまりが悪化してしまうことも。
その他にも、おむつや生理用品、猫砂や食べ残しなどを流すのもつまりの原因となります。
また、同じ“ティッシュ”でも、箱などに入ったティッシュは繊維同士を結合させて強度を強くする薬を入れており、水に溶けない性質を持っています。トイレットペーパーの代わりに使用するのは避けましょう。
何が原因でつまっているのかわからない場合は、自分で直そうとせず業者に依頼することをおすすめします。
特に尿石が蓄積されると、お湯だけでは解決できません。尿石とは尿に含まれる尿素やタンパク質などの成分で、細菌の働きで変質したものです。
歯石が歯についたらなかなか取れないのと同様、尿石も一度便器に付着するとブラシで擦っても落ちません。
尿石が溜まると排泄物が引っかかり、汚れがどんどん溜まってしまうので注意が必要です。
さらに水ではなくお湯を使うことで対象物が溶けやすくなります。
また、トイレタンクは水圧を利用して勢いよく下水へ流す構造となっているため、お湯を使ってつまりを解消する場合も水圧を利用するとうまく対処できます。
「トイレつまりにお湯がおすすめ」といっても、使用する温度が非常に重要なポイントになります。ここでは、つまりを解消するのに最適な温度や注意点を解説しているので参考にしてください。
目安としては「熱めのお風呂」が45℃くらいです。一般家庭のガス給湯器なら温度設定が60℃程度まで調整できるので、そのまま使用するのが良いでしょう。
40℃以下になるとぬるま湯になってしまうので、溶解速度が遅くなる可能性があります。
便器のほとんどは陶器製です。熱湯を注いだ部分が急激に膨張し、破損の原因になりかねません。火傷や水漏れの原因にもなるので、絶対にやめましょう。
また、機械が壊れてしまうと、トイレ自体を交換することになりかねません。そうなると修理費など余計な費用がかかってしまうので、必ず電源を切ってから作業に取りかかりましょう。
トイレの止水栓は貯水タンクの横や壁、床などにあります。止水栓にはハンドルがあるタイプとないタイプがあります。トイレの場合はハンドルがないことが多いので、マイナスドライバーで時計回りに回しましょう。
ドライバーがないときは、硬化で代用も可能です。ハンドルを戻す際は同じ固さにするため、どのくらい回したかをメモしておくと良いでしょう。
この封水を作業前に除去しないと、お湯を入れた際に水位が高くなり溢れてしまったり、お湯を入れても温度がぬるくなったりするので注意しましょう。
また、水圧を強くするためにも、できるだけ封水を除去するのがポイントになります。灯油ポンプがあれば簡単に汲み取れますが、なければいらないタオルで水を含ませて除去する方法がおすすめです。
手が汚れないようにゴム手袋を着用してから行ってください。
便器の縁にかかると水圧が弱くなるので注意してください。周りにお湯が飛散しないようにゆっくり流すのがポイントです。
10〜20分ごとに便器内の様子を見るようにしましょう。この間、トイレが使用できなくなるので、あらかじめトイレを済ませてください。
つまりが解消できていなかった場合、水位が上がって便器から水が溢れる可能性があります。
バケツに水を汲んで、ゆっくり便器内に入れて水位の様子を見ましょう。ゆっくり水位が下がったらつまりが解消されている証拠です。
もし何も水量が変わらなければ、つまりが解消できていないので最初から繰り返してみてください。軽度のつまりなら数回繰り返すことで解消できることがあります。
自分でつまりを直す場合は、以下の項目に注意してください。特に火傷に関しては十分な注意を払いましょう。
特に排水口にお湯を入れる際に跳ね返りが起こります。半袖や薄手の洋服で作業すると火傷してしまうかもしれません。必ず長袖を着て体を保護しましょう。
また、ゴム手袋は必ず耐熱性の高いものを使用してください。熱湯がかかるとゴムが溶けて皮膚に張り付いてしまう恐れがあります。
お湯の位置を高めにすれば水圧はかかるので、ゆっくり注ぐようにするのが大切です。その際は必ず水量を確認しながら行いましょう。
トイレのつまりがお湯で直せなかったら、他の方法を試してみましょう。ここでは自分で直せる5つの方法をご紹介します。
また、お家にクエン酸がなければお酢で代用ができます。
押す力が強いと異物が奥に入り込むことがあるので、注意してください。
また、ラバーカップがない方は、ペットボトルでも代用できます。500mlのペットボトルの底を3cmほどカットして、切り取った部分を排水口に当てて押したり引いたりすることでつまりを解消します。
直し方は重曹とクエン酸を使用する方法と手順が同じなので参考にしてください。ただし、塩素系の薬剤は他の洗剤と混ぜると有毒なガスが発生する恐れがあるため、絶対に混ぜないようにしましょう。
なお、パイプユニッシュは「トイレのつまりには効果が期待できない」と表示しているので、トイレのつまりには使わないようにしてください。
こちらも換気扇を回して作業を行います。
また、家にある針金ハンガーでも代用できます。針金ハンガーを伸ばして、先端を鍵状にすることで、ワイヤーハンガーと同じような効果が期待できます。
ただし、針金は排水口を傷つけてしまう恐れがあるので、自分で直す際は気をつけましょう。
途中でビニール袋が破けてしまうことがあるので、二重にしておくと安心です。つまりが取り除かれたか確認するために、水を入れたバケツをゆっくり流してみましょう。
水位が下がったら解消したと思って良いです。
道具を使用するにしても、正しい方法で行わなくては意味がありません。
ある程度知識を持っている方ならつまりを解消できるかもしれませんが、まったく直し方がわからないのであれば、水道修理業者に相談するのがおすすめです。
プロなら原因をすぐに突き止めて、問題を解決できますよ。
トイレの水を流して、「なんとなくつまっている気がする」と感じることもあるのではないでしょうか。しかし、その「つまり」を放置していると、症状が悪化して取り返しのつかないことになってしまいかねません。
ここでは、トイレのつまりを放置するとどうなるのかを解説します。
また、マンションに住んでいる方なら、隣や階下に住んでいる方への被害も考えられます。被害が拡大しないためにも、すぐにトイレを使用するのを止めて業者が来るのを待ちましょう。
トイレが使用できなくなるだけではなく臭いも部屋に充満することもあるので、早めの対策が必要です。
ただし、軽度なつまりなら放置してもしばらくしたら元に戻る可能性もありますが、見極めが難しいので一度業者に見てもらうのが良いでしょう。
実際にトイレつまりを業者に依頼することになったら、どのくらいの費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。ここでは、トイレのつまりを業者に依頼する際の料金相場をご紹介します。
また、業者選びで失敗しないためのポイントも解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
ただし、部品交換や排水管などの重度なつまりを除去する場合は、20,000円以上になることが考えられます。
トイレの修理費用をさらに詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
>>トイレ修理の費用・料金相場について〜業者へ依頼するべき事例を紹介〜
これらのポイントに気をつけながら、どこに依頼するのかを検討しましょう。
下記にて業者の選び方をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
>>失敗しないトイレ修理業者の選び方!
ただし、自分で無理に直すと故障の原因にもなるため、水回り専門の業者に依頼するのがおすすめです。
水PROなら、出張費・相談・お見積りをすべて無料でサービスしています。24時間365日受付中で、急なトラブルにも最短15分でお客様の元へ駆けつけます。
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トイレのつまりでお困りなら、電話やメールで気軽にお問い合わせください。
長年使用していなくても、トイレットペーパーを大量に流したり固形物を流してしまったりすると、不意にトイレがつまってしまうかもしれません。
しかし、トイレのつまりを直すための道具が揃っているという家庭はあまりないでしょう。そこで本記事では、お湯を使って簡単にトイレつまりを解消する方法をご紹介します。
また、お湯以外でつまりを直す方法も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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トイレの詰まりをお湯で解消できるケース
トイレつまりの原因によってはお湯で解消できる場合があります。まずは何が原因でつまっているのかを確認してから作業に取りかかりましょう。
お湯で直せるトイレのつまりは以下の通りです。
- トイレットペーパーが詰まっている
- 排泄物が詰まっている
トイレットペーパーが詰まっている
トイレトラブルで最も多いのが「つまり」です。トイレの排水管は湾曲したS字型となっており、構造上水圧がなければ流れにくい形になっています。トイレットペーパーは水溶性ですが、一度にたくさん流してしまうとつまりの原因になりかねません。トイレットペーパーは水に濡らすと繊維が溶ける仕組みになっていますが、水よりもお湯のほうがより溶けやすいと言われています。
そのため、トイレットペーパーが原因でつまった場合は、お湯を流すことで解消できることがあります。
とはいえ、大量のトイレットペーパーがつまっていたらお湯だけで溶かしきるのは難しいため、日頃から注意しましょう。
最近はウォシュレット付きのトイレが増えているので、なるべくウォシュレットを使用してから、少量のトイレットペーパーで拭き取るように工夫してみてください。 トイレの水を流す際に大・小のレバーを選択するかと思いますが、便を流すときは必ず「大」のほうへレバーを引くことが大切です。「小」だと水量が少なく便やトイレットペーパーが流しきれないことがあります。
排泄物が詰まっている
排泄物は長時間水に浸かると柔らかくなってきます。お湯であれば溶解速度が早くなり時間短縮になるでしょう。特に硬い排泄物だとつまりやすくなりますが、そこに大量のトイレットペーパーも一緒に流してしまうと、さらにつまる可能性が高くなります。
先に排泄物を流してからトイレットペーパーを流すなど、排水管がつまらないように工夫してみることも大切です。
トイレ詰まりをお湯で解消できないケース
原因によってはお湯を使ってもつまりを解消できないケースがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
- 固形物を流した場合
- 尿石など頑固な汚れ
固形物を流した場合
日常生活でトイレにうっかり紙類やボールペン、スマホを落としたり、子供がおもちゃを落としてしまってそのまま流したりという場面が出てくることがあるかもしれません。しかし、水に溶けない物をお湯で流しても効果は出ません。かえって固形物を奥に流すことになり、つまりが悪化してしまうことも。
その他にも、おむつや生理用品、猫砂や食べ残しなどを流すのもつまりの原因となります。
また、同じ“ティッシュ”でも、箱などに入ったティッシュは繊維同士を結合させて強度を強くする薬を入れており、水に溶けない性質を持っています。トイレットペーパーの代わりに使用するのは避けましょう。
何が原因でつまっているのかわからない場合は、自分で直そうとせず業者に依頼することをおすすめします。
尿石など頑固な汚れ
トイレを定期的に掃除していても、便器の奥まではきれいにできないことがあります。その汚れが長年蓄積されると、排水管がつまってしまう可能性があります。特に尿石が蓄積されると、お湯だけでは解決できません。尿石とは尿に含まれる尿素やタンパク質などの成分で、細菌の働きで変質したものです。
歯石が歯についたらなかなか取れないのと同様、尿石も一度便器に付着するとブラシで擦っても落ちません。
尿石が溜まると排泄物が引っかかり、汚れがどんどん溜まってしまうので注意が必要です。
トイレ詰まりをお湯で解消できる理由
トイレつまりの原因がトイレットペーパーや排泄物なら、「つまりを溶かす」「水圧」の作用によって解消できることがほとんどです。さらに水ではなくお湯を使うことで対象物が溶けやすくなります。
また、トイレタンクは水圧を利用して勢いよく下水へ流す構造となっているため、お湯を使ってつまりを解消する場合も水圧を利用するとうまく対処できます。
トイレ詰まりに使うお湯の温度は大事!
「トイレつまりにお湯がおすすめ」といっても、使用する温度が非常に重要なポイントになります。ここでは、つまりを解消するのに最適な温度や注意点を解説しているので参考にしてください。
お湯の温度は40℃〜60℃
使用するお湯の温度は40℃〜60℃がベストです。とはいえ、温度計がない場合はどのくらいなのか把握できないことも多いでしょう。目安としては「熱めのお風呂」が45℃くらいです。一般家庭のガス給湯器なら温度設定が60℃程度まで調整できるので、そのまま使用するのが良いでしょう。
40℃以下になるとぬるま湯になってしまうので、溶解速度が遅くなる可能性があります。
熱湯を流すのは絶対にNG!
温度が熱ければ熱いほど、つまりに有効なように思えますが、沸騰したお湯を便器内に流すと陶器にヒビ割れが発生します。便器のほとんどは陶器製です。熱湯を注いだ部分が急激に膨張し、破損の原因になりかねません。火傷や水漏れの原因にもなるので、絶対にやめましょう。
トイレ詰まりをお湯で解消する方法
自分でつまりを簡単に解消する対処法をご紹介します。まずは必要な道具を揃えるところから始めましょう。- 必要な道具を揃える
- 電源を切る
- 水浸しにならないようにビニールシートを敷く
- トイレの止水栓を閉める
- 便器内の水を汲み取る
- お湯をゆっくり流し入れる
- 少し放置する
- 詰まりが解消できたか水を流す
必要な道具を揃える
お湯でつまりを直す際は、以下の道具を用意してください。- 作業用のゴム手袋
- バケツ
- ビニールシートや新聞紙
- いらないタオル
- マイナスドライバー
- 灯油ポンプ(あれば)
電源を切る
温水洗浄便座の電源を切るかコンセントからプラグを抜くなどを行います。作業する際に万が一水が逆流してしまった場合、機械やコードが濡れて漏電や感電、火災が起こる危険性があります。また、機械が壊れてしまうと、トイレ自体を交換することになりかねません。そうなると修理費など余計な費用がかかってしまうので、必ず電源を切ってから作業に取りかかりましょう。
水浸しにならないようにビニールシートを敷く
水が溢れても対処できるように、床や壁にビニールシートや新聞紙で養生します。トイレ周辺をしっかり養生しておくことで、二次被害を防げます。トイレの止水栓を閉める
作業に入る前に、止水栓を閉めます。止水栓を閉める理由としては、つまっているところに水を流すと便器に溜まっている水が溢れてしまう恐れがあるからです。トイレの止水栓は貯水タンクの横や壁、床などにあります。止水栓にはハンドルがあるタイプとないタイプがあります。トイレの場合はハンドルがないことが多いので、マイナスドライバーで時計回りに回しましょう。
ドライバーがないときは、硬化で代用も可能です。ハンドルを戻す際は同じ固さにするため、どのくらい回したかをメモしておくと良いでしょう。
便器内の水を汲み取る
便器内に溜まっている水を「封水」と言います。封水は排水管を水で満たし、害虫や臭いが排水口から上がってくるのを防ぐ役割があります。この封水を作業前に除去しないと、お湯を入れた際に水位が高くなり溢れてしまったり、お湯を入れても温度がぬるくなったりするので注意しましょう。
また、水圧を強くするためにも、できるだけ封水を除去するのがポイントになります。灯油ポンプがあれば簡単に汲み取れますが、なければいらないタオルで水を含ませて除去する方法がおすすめです。
手が汚れないようにゴム手袋を着用してから行ってください。
お湯をゆっくり流し入れる
少し熱めのお湯を用意して、排水口に向かって高い位置でゆっくり流し入れます。高い位置でお湯を流すことで水圧がかかり、直接つまりを除去します。便器の縁にかかると水圧が弱くなるので注意してください。周りにお湯が飛散しないようにゆっくり流すのがポイントです。
少し放置する
お湯を入れてすぐに水を流すのではなく、ゆっくり異物を溶かすイメージで行います。できれば1時間ほど放置するのがおすすめです。10〜20分ごとに便器内の様子を見るようにしましょう。この間、トイレが使用できなくなるので、あらかじめトイレを済ませてください。
詰まりが解消できたか水を流す
つまりがなくなったかを確認するために水を流すのですが、このときレバーをいきなり引くのはNGです。つまりが解消できていなかった場合、水位が上がって便器から水が溢れる可能性があります。
バケツに水を汲んで、ゆっくり便器内に入れて水位の様子を見ましょう。ゆっくり水位が下がったらつまりが解消されている証拠です。
もし何も水量が変わらなければ、つまりが解消できていないので最初から繰り返してみてください。軽度のつまりなら数回繰り返すことで解消できることがあります。
トイレ詰まりをお湯を使って解消する際の注意点
自分でつまりを直す場合は、以下の項目に注意してください。特に火傷に関しては十分な注意を払いましょう。
- 火傷に気をつける
- 一気に流さない
火傷に気をつける
トイレつまりに使用するお湯の適温が40℃〜60℃と上述しましたが、40℃以上になると火傷する可能性があります。45℃でも火傷すると言われているので、お湯の扱いには十分に気をつけてください。特に排水口にお湯を入れる際に跳ね返りが起こります。半袖や薄手の洋服で作業すると火傷してしまうかもしれません。必ず長袖を着て体を保護しましょう。
また、ゴム手袋は必ず耐熱性の高いものを使用してください。熱湯がかかるとゴムが溶けて皮膚に張り付いてしまう恐れがあります。
一気に流さない
水圧をかけたいからといって、お湯を一気に流すと水が溢れてしまう危険性があります。お湯の位置を高めにすれば水圧はかかるので、ゆっくり注ぐようにするのが大切です。その際は必ず水量を確認しながら行いましょう。
トイレ詰まりをお湯以外で解決する6つの直し方
トイレのつまりがお湯で直せなかったら、他の方法を試してみましょう。ここでは自分で直せる5つの方法をご紹介します。
- 重曹とクエン酸を使用する
- ラバーカップを使用する
- トイレ専用の薬剤を使用する
- ワイヤーブラシを使用する
- ビニール袋を使用する
1.重曹とクエン酸を使用する
重曹とクエン酸で炭酸ガスを発生させてつまりを解消する方法をご紹介します。用意するものは以下の通りです。- 重曹:1/4カップ
- クエン酸:1/2カップ
- お湯:45℃くらいの便器を半分ほど満たす量
- ゴム手袋
- ビニールシートや新聞紙
- バケツ
- 給油ポンプ(あれば)
- マイナスドライバー(あれば)
- 電源を切るもしくは電気コードを抜く
- ビニールシートや新聞紙でトイレ周りを養生する
- 止水栓を閉める
- 封水をバケツや給油ポンプで除去する
- 重曹・クエン酸の順番に入れる
- 泡立つのを確認したら1時間ほど放置する
- バケツに水を入れて高い位置から少しずつ流す
また、お家にクエン酸がなければお酢で代用ができます。
2.ラバーカップを使用する
ラバーカップ(スッポン)を使うことで、つまりが解消できることがあります。用意するものは以下の通りです。- ラバーカップ
- ゴム手袋
- ビニールシートや新聞紙
- バケツ
- 給油ポンプ(あれば)
- マイナスドライバー(あれば)
- 電源を切るもしくは電気コードを抜く
- ビニールシートや新聞紙でトイレ周りを養生する
- 止水栓を閉める
- 封水の水量を調整する(ラバーカップが浸かるくらい)
- ラバーカップを排水口に対して水平になるように密着させる
- 押すときはゆっくり・引くときは勢いよく引っ張る
- 繰り返し行う
押す力が強いと異物が奥に入り込むことがあるので、注意してください。
また、ラバーカップがない方は、ペットボトルでも代用できます。500mlのペットボトルの底を3cmほどカットして、切り取った部分を排水口に当てて押したり引いたりすることでつまりを解消します。
3.トイレ専用の薬剤を使用する
トイレ専用の薬剤を使用してつまりを解消する方法もおすすめです。パイプクリーナーなど、排水管がつまっている場合に有効です。直し方は重曹とクエン酸を使用する方法と手順が同じなので参考にしてください。ただし、塩素系の薬剤は他の洗剤と混ぜると有毒なガスが発生する恐れがあるため、絶対に混ぜないようにしましょう。
なお、パイプユニッシュは「トイレのつまりには効果が期待できない」と表示しているので、トイレのつまりには使わないようにしてください。
こちらも換気扇を回して作業を行います。
4.ワイヤーブラシを使用する
ワイヤーブラシは汚れをブラシに引っ掛けて取り出すアイテムです。お湯では解消できなかったときに役立ちます。用意するものは以下の通りです。- ワイヤーブラシ
- ゴム手袋
- ビニールシートや新聞紙
- バケツ
- マイナスドライバー(あれば)
- 電源を切るもしくは電気コードを抜く
- ビニールシートや新聞紙でトイレ周りを養生する
- 止水栓を閉める
- ワイヤーブラシを排水口に入れてワイヤーを伸ばす
- ワイヤーの先端が異物に当たったら柄を回す
- ゆっくり回して異物を絡める
また、家にある針金ハンガーでも代用できます。針金ハンガーを伸ばして、先端を鍵状にすることで、ワイヤーハンガーと同じような効果が期待できます。
ただし、針金は排水口を傷つけてしまう恐れがあるので、自分で直す際は気をつけましょう。
5.ビニール袋を使用する
ビニール袋の中に手を入れて、そのまま排水口を出し入れする方法もあります。異物が浅い場所にあると効果的です。途中でビニール袋が破けてしまうことがあるので、二重にしておくと安心です。つまりが取り除かれたか確認するために、水を入れたバケツをゆっくり流してみましょう。
水位が下がったら解消したと思って良いです。
自分で直せない場合は無理せず業者に依頼する
トイレつまりの原因はさまざまです。原因がどこかわからないのにとりあえず自分で直すと、さらに状況が悪化する事態に。道具を使用するにしても、正しい方法で行わなくては意味がありません。
ある程度知識を持っている方ならつまりを解消できるかもしれませんが、まったく直し方がわからないのであれば、水道修理業者に相談するのがおすすめです。
プロなら原因をすぐに突き止めて、問題を解決できますよ。
トイレ詰まりを放置してはならないわけ
トイレの水を流して、「なんとなくつまっている気がする」と感じることもあるのではないでしょうか。しかし、その「つまり」を放置していると、症状が悪化して取り返しのつかないことになってしまいかねません。
ここでは、トイレのつまりを放置するとどうなるのかを解説します。
水が溢れてしまう
トイレを流す度に水量が増えていき、次第に床にまで溢れ出す恐れがあります。汚水が壁紙にまで汚染されて、張り替えなくてはならないことも。また、マンションに住んでいる方なら、隣や階下に住んでいる方への被害も考えられます。被害が拡大しないためにも、すぐにトイレを使用するのを止めて業者が来るのを待ちましょう。
完全に詰まってしまう
トイレのつまりをそのままにすると、使用する度に流しきれなかった排泄物やトイレットペーパーなどが蓄積していき、最終的には完全につまることも考えられます。トイレが使用できなくなるだけではなく臭いも部屋に充満することもあるので、早めの対策が必要です。
ただし、軽度なつまりなら放置してもしばらくしたら元に戻る可能性もありますが、見極めが難しいので一度業者に見てもらうのが良いでしょう。
トイレ詰まりを業者に依頼する際の注意点
実際にトイレつまりを業者に依頼することになったら、どのくらいの費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。ここでは、トイレのつまりを業者に依頼する際の料金相場をご紹介します。
また、業者選びで失敗しないためのポイントも解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
料金相場を知っておく
トイレのつまりが軽度なら、高圧洗浄機やハイスパットなど専用の道具を用いて行います。単純作業であれば、4,000円〜10,000円程度に抑えられるでしょう。ただし、部品交換や排水管などの重度なつまりを除去する場合は、20,000円以上になることが考えられます。
トイレの修理費用をさらに詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
>>トイレ修理の費用・料金相場について〜業者へ依頼するべき事例を紹介〜
業者で失敗しない選び方
全国には数多くの水道業者が存在しています。どこに決めれば良いのか困ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで、業者を選ぶ際のポイントを下記にまとめました。- 見積もり後に追加料金が発生しないか
- 対応エリアに入っているか
- 24時間即日対応か
- 修理実績や経験が豊富か
- アフターフォローを行っているか
- 水道局指定業者か
これらのポイントに気をつけながら、どこに依頼するのかを検討しましょう。
下記にて業者の選び方をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
>>失敗しないトイレ修理業者の選び方!
まとめ
トイレのつまりが軽度ならお湯で解決することがあります。お湯を使用する際は、火傷に気をつけながら作業をしましょう。ただし、自分で無理に直すと故障の原因にもなるため、水回り専門の業者に依頼するのがおすすめです。
水PROなら、出張費・相談・お見積りをすべて無料でサービスしています。24時間365日受付中で、急なトラブルにも最短15分でお客様の元へ駆けつけます。
「ホームページを見た」とお伝えいただければ、3,000円割引を実施しているので、お得に利用できますよ。
トイレのつまりでお困りなら、電話やメールで気軽にお問い合わせください。