2023.11.22
トイレ
トイレが凍結した時の対処法は?原因や予防方法とあわせて解説
冬場の気温が低くなる時期は、トイレの凍結が起こるリスクが上がります。「トイレの水が流れないと思ったら凍結していた」というケースも少なくありません。
トイレの凍結はさまざまな不便を引き起こすだけではなく、トイレの故障や破損にもつながります。
この記事ではトイレが凍結した時の対処法や、そもそも凍結を予防するための方法、凍結解消を業者に依頼する場合の費用相場、業者の選び方などを解説しているので、よくご覧いただき、今から備えておきましょう。
はじめに、トイレが凍結した時にどのような症状が起こるのかをまとめました。
冬場の気温が低い時期に以下の症状が現れた場合、凍結の可能性を考えましょう。
たくさんのトイレットペーパーを流した、しばらく掃除をしていなかったなどの覚えがなければ、冬場の水が流れないトラブルは凍結を疑いましょう。
排水管や給水管が破損すると、水漏れトラブルの二次被害が起こる可能性もあります。
排水管や給水管の故障と違い、水漏れなどの二次被害はありませんが、修理には費用がかかるためこちらも気をつけましょう。
便器が破損した場合はトイレ自体を交換しなければならなくなるため、修理費用の負担がとても大きくなります。
これらの部品は知識があればご家庭での交換が可能ですが、そうではない場合、やはり水道業者に部品交換を依頼することになり、費用面の負担がかかります。
仕組みとしては、気温が低下することで排水管や給水管の内部、またはウォシュレットの水が凍って、「水が流れない」「配管が壊れた」などの被害につながります。
例えば給水管内部で水が凍結するケースでは、トイレを流そうとしてもタンクに水が供給されず、水が流れなくなってしまうのです。
しかし、極端に気温が低い日や、長期間トイレを使わない=水を流さない日が続くと、水が凍結しやすくなってトラブルのリスクが高まります。
では、万が一トイレが凍結してしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?
ここからは、トイレが凍結してしまった場合の対処法を解説していきます。どれも簡単にできるものなので、症状や被害の状況に応じて試してみてください。
通常、トイレがある廊下は玄関に近く暖房もないため、冷えやすく、凍結トラブルが起こりやすい環境になっています。そこで、ストーブなどの暖房器具を設置して、トイレ内の温度を一定以上に上げましょう。凍結を解消させることができます。
ただし、あまりにも凍結がひどい場合は効果がないこともあります。
凍結が解消されるまでには少々時間がかかるので、時間に余裕がある時に行いましょう。
ただし、こちらも凍結が解消されるまでには時間がかかるので、急ぎで対処したい場合には向いていません。時間に余裕がある時の凍結解消方法として覚えておきましょう。
注意点として、お湯をかける時に熱湯を使わないようにしてください。温度が高すぎると急激な温度変化が原因で、配管が破裂する恐れがあります。
また、お湯はゆっくりとかけるようにしましょう。
排水管が凍結した場合は、バケツにぬるま湯を汲んで、何回かに分けてトイレに流し込んでください。お湯で温められた排水管の凍結が解消されます。
お湯の温度は40℃が目安です。それ以上の温度だと熱湯となり、排水管やトイレの破損を招く恐れがあります。
給水管が凍結した場合は、暖房器具を使ってトイレ室内を暖めてください。暖房器具を使えない時は、カイロやドライヤーを給水管にあてる、給水管にタオルを巻いてお湯をかけるなどの方法でも対処できます。
いずれも温度が高すぎると給水管やトイレの破損を招く恐れがあるため、注意しましょう。
ウォシュレットの水が凍結した場合は、お湯に浸したタオルなどを給水ホースや給水接続部に巻いて温めます。もしくは暖房器具で、トイレ室内を暖めるのも効果的です。
解凍中は洗浄水が噴出することがあるためご注意ください。
ここまで、トイレが凍結した時の対処法を解説してきましたが、反対にやってはいけないNG行為もあるのでご紹介していきます。
トイレが凍結した時は、以下のような行為は避けましょう。
排水管・給水管にお湯をかける時は、必ず40℃を目安に、それ以上の温度にならないようにしてください。
そもそもトイレのタンクに水を入れる行為は、タンク内に異物を侵入させてしまう恐れがあるため、それ自体があまり推奨されません。
「【状況別】トイレが凍結した時の対処法」で解説したように、凍結によるタンクの異常はトイレ室内を暖めるか、カイロやドライヤーを使ったり、給水管にタオルを巻いてお湯をかけたりする方法で対処してください。
トイレが流れず、かつ凍結の可能性が考えられる場合は無理に水を流し続けず、「トイレが凍結した時の対処法」や「【状況別】トイレが凍結した時の対処法」を参考に、症状や状況に応じて適切な対処をしてください。
そこで、トイレの凍結トラブルを予防する方法についてもお伝えします。前述した「トイレの凍結トラブルが起こりやすい状況・環境」に該当しそうな時は、以下の方法で凍結トラブル予防に取り組みましょう。
水抜きの方法・手順はトイレの種類によって異なりますが、基本的には以下の通りです。
1.給水管にある止水栓を、マイナスドライバーを使って閉める 2.タンク内の水が空になるまでトイレを流す
ウォシュレットの水抜き方法・手順はメーカーや機種によって異なります。こちらは取扱説明書やメーカー公式ホームページなどを参考に、水抜きを行ってください。
凍結防止剤はエタノールやグリセリンなどを主成分としており、便器内の水に入れるだけで、水の凍結を防いでくれる優れものです。使用した後はそのまま水に流すことも可能。後処理の手間もありません。
便器内の水だけではなく、タンク内や配管内にも使えるので、備えておくと安心です。
ただし、凍結防止剤には車用の商品もあるため、トイレで使用できるかをしっかりチェックしたうえで購入しましょう。
電気代は上がってしまいますが、凍結トラブルによるトイレの破損時は、修理に電気代以上の費用がかかってしまうので、必要経費と割り切ったほうが良いでしょう。
注意点として、便座の温度を高めに設定しておくのは家に人がいる時だけにしてください。節電のため、そして火災防止のために、長時間の外出時や旅行時は便座の温度設定機能を切っておくことをおすすめします。
メーカーによっては、一定の温度で自動的に電源が入ったり停止したりする商品があり、安全面が気になる方にもおすすめです。
トイレの凍結トラブルが発生した時の対処法として、水道業者などのプロに頼る方法を選択することも可能です。その場合、気になるのはトラブル解消にかかる費用ですよね。
ここでは、トイレの凍結トラブル解消を業者に依頼した時の費用相場をまとめました。
凍結のみしている場合の費用相場は、8,000〜15,000円です。電気解氷機や高温スチームなどを使った「解氷」作業により、凍結を解消します。
ただし凍結のみの場合でも該当の箇所や状態次第で費用が変わることがあり、業者によっては最大30,000円程度かかるケースもあることを覚えておきましょう。
目安としては、作業がしやすい場所ならば20,000〜30,000円、作業がしにくい場所ならば30,000〜50,000円が相場となっています。
状況によって費用に大きな差が出るため、必ず事前に見積もりをお願いしましょう。
追加料金がかかりやすいのは、夜間や休日に作業を依頼した場合です。この時間帯に解氷作業を依頼するのならば、相場より10,000円ほど高くなることを想定しておきましょう。
業者によっては夜間でも追加料金が発生しないケースがあります。少しでも費用を抑えたい場合や、追加料金が気になる場合は、夜間の追加料金が無料の業者に作業を依頼することをおすすめします。
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納得のいく費用で優良なサービスを受けるために、以下を参考にしてください。
認定されている業者は公式ホームページなどにその旨が記載されているので、チェックしましょう。
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依頼したいと思える水道業者が見つかったら、対応エリアにご自身がお住まいのエリアが含まれているかをご確認ください。
しかし、安く抑えたいからと見積もりに費用がかかってしまうのでは本末転倒。そこで、無料で見積もりができる水道業者を選ぶことをおすすめします。
見積もり時点であれば、費用や作業内容に納得がいかない場合、依頼をキャンセルすることが可能なので安心してください。
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この記事ではトイレが凍結した時の対処法や、そもそも凍結を予防するための方法、凍結解消を業者に依頼する場合の費用相場と、業者の選び方を解説しました。
トイレが凍結した場合、室内を暖めたり、カイロやドライヤーの温風をあてたりすることで対処することができます。タオルを巻いてお湯をかけることでも対処可能です。
どの方法で対処するかは凍結した場所によって変わります。まずはどこが凍結しているのかをチェックし、状況に応じた対処をしてください。
ご自身で凍結した場所が見極められない場合や、凍結の解消が難しい場合は水道業者に対処を依頼するのがおすすめです。凍結の解消はもちろん、凍結が原因のトイレ・配管の破損にも対処してくれます。
この記事でまとめた「水道業者を選ぶポイント」を参考に、納得のいく費用で優良なサービスを提供してくれる水道業者をお選びください。
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トイレの凍結はさまざまな不便を引き起こすだけではなく、トイレの故障や破損にもつながります。
この記事ではトイレが凍結した時の対処法や、そもそも凍結を予防するための方法、凍結解消を業者に依頼する場合の費用相場、業者の選び方などを解説しているので、よくご覧いただき、今から備えておきましょう。
トイレが凍結した時に起こる症状
はじめに、トイレが凍結した時にどのような症状が起こるのかをまとめました。
冬場の気温が低い時期に以下の症状が現れた場合、凍結の可能性を考えましょう。
水が流れない
トイレの凍結とは、水道管内部などの水が凍ってしまうトラブルを指します。水が凍ってしまうのですから、当然、トイレの水が流れないという事態に。たくさんのトイレットペーパーを流した、しばらく掃除をしていなかったなどの覚えがなければ、冬場の水が流れないトラブルは凍結を疑いましょう。
排水管・給水管が破損する
水道管内部の水が凍ることで、排水管や給水管が破損するケースもあります。水が凍ることで、液体の時よりも体積が増えて膨張するためです。膨張した水による内側からの圧力で、排水管や給水管に負担がかかり、破損を引き起こします。排水管や給水管が破損すると、水漏れトラブルの二次被害が起こる可能性もあります。
ウォシュレットが破損する
トイレの凍結はウォシュレット内部にある配管や部品の破損を引き起こす場合もあります。排水管や給水管の強度が高まっている現代では排水管・給水管よりも、ウォシュレットのほうが破損のリスクが高いと言われるほどです。排水管や給水管の故障と違い、水漏れなどの二次被害はありませんが、修理には費用がかかるためこちらも気をつけましょう。
便器が破損する
凍結トラブルの中でも、排水トラップに溜まっている水が凍った場合に起こるのが便器の破損です。排水トラップ内の水が傍聴し、便器の破損を引き起こします。便器が破損した場合はトイレ自体を交換しなければならなくなるため、修理費用の負担がとても大きくなります。
トイレタンク内の部品が破損する
トイレの凍結は、タンク内にある以下の部品を劣化させ、故障のリスクを高めます。ボールタップ | タンク内の水量を調整し、給水するための部品 |
オーバーフロー管 | タンク内の水量が多い場合に水を便器内へと排出し、水位を保つための部品 |
フロートバルブ | タンク内の水を便器内に排出したり、止めたりする部品 |
これらの部品は知識があればご家庭での交換が可能ですが、そうではない場合、やはり水道業者に部品交換を依頼することになり、費用面の負担がかかります。
トイレの凍結トラブルが発生する原因は?
トイレの凍結トラブルは、前述のとおり冬場の気温の低下が原因で起こります。仕組みとしては、気温が低下することで排水管や給水管の内部、またはウォシュレットの水が凍って、「水が流れない」「配管が壊れた」などの被害につながります。
例えば給水管内部で水が凍結するケースでは、トイレを流そうとしてもタンクに水が供給されず、水が流れなくなってしまうのです。
トイレの凍結トラブルが起こりやすい状況・環境
トイレの凍結トラブルは、以下のような状況や環境のもとで起こりやすいことが分かっています。- 最低気温がマイナス4℃以下
- 最高気温0℃以下の日が続く
- 長期間、トイレを使用しない
しかし、極端に気温が低い日や、長期間トイレを使わない=水を流さない日が続くと、水が凍結しやすくなってトラブルのリスクが高まります。
トイレが凍結した時の対処法
では、万が一トイレが凍結してしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?
ここからは、トイレが凍結してしまった場合の対処法を解説していきます。どれも簡単にできるものなので、症状や被害の状況に応じて試してみてください。
室温を上げる
トイレの凍結トラブルは主に気温の低下によって起こるもの。逆にいえば、温かい空間であれば凍結トラブルは起こりにくく、また解消されます。通常、トイレがある廊下は玄関に近く暖房もないため、冷えやすく、凍結トラブルが起こりやすい環境になっています。そこで、ストーブなどの暖房器具を設置して、トイレ内の温度を一定以上に上げましょう。凍結を解消させることができます。
ただし、あまりにも凍結がひどい場合は効果がないこともあります。
ドライヤーの熱をあてる
トイレに移動できる暖房器具がない場合は、ドライヤーの熱(温風)をあてることでも凍結を解消することが可能です。凍結が解消されるまでには少々時間がかかるので、時間に余裕がある時に行いましょう。
カイロをあてる
トイレを温め、凍結を解消する方法としてはカイロをあてる方法も有効です。特に、細い水道管が凍結している場合に高い効果を発揮します。ただし、こちらも凍結が解消されるまでには時間がかかるので、急ぎで対処したい場合には向いていません。時間に余裕がある時の凍結解消方法として覚えておきましょう。
お湯をかける
凍結している場所が分かる時は、該当の箇所にタオルを巻き、40℃程度のお湯をかけることで、ピンポイントに凍結を解消できます。自宅に必ずあるもので対処できる方法です。注意点として、お湯をかける時に熱湯を使わないようにしてください。温度が高すぎると急激な温度変化が原因で、配管が破裂する恐れがあります。
また、お湯はゆっくりとかけるようにしましょう。
【状況別】トイレが凍結した時の対処法
トイレが凍結した時の対処法は状況によっても変わってきます。ここでは状況別(凍結した場所別)に、凍結の解消方法を解説します。排水管が凍結した場合
タンクからは水が流れているのに、トイレが流れない場合は排水管が凍結しています。排水管が凍結した場合は、バケツにぬるま湯を汲んで、何回かに分けてトイレに流し込んでください。お湯で温められた排水管の凍結が解消されます。
お湯の温度は40℃が目安です。それ以上の温度だと熱湯となり、排水管やトイレの破損を招く恐れがあります。
給水管が凍結した場合
同じくトイレを流そうとしても流れない場合で、タンクからも水が流れていない場合は給水管が凍結しています。給水管が凍結した場合は、暖房器具を使ってトイレ室内を暖めてください。暖房器具を使えない時は、カイロやドライヤーを給水管にあてる、給水管にタオルを巻いてお湯をかけるなどの方法でも対処できます。
いずれも温度が高すぎると給水管やトイレの破損を招く恐れがあるため、注意しましょう。
ウォシュレット(温水洗浄便座)の水が凍結した場合
ウォシュレットの機能が使えない場合は、ウォシュレットの水が凍結しています。ウォシュレットの水が凍結した場合は、お湯に浸したタオルなどを給水ホースや給水接続部に巻いて温めます。もしくは暖房器具で、トイレ室内を暖めるのも効果的です。
解凍中は洗浄水が噴出することがあるためご注意ください。
トイレが凍結した時のNG行為
ここまで、トイレが凍結した時の対処法を解説してきましたが、反対にやってはいけないNG行為もあるのでご紹介していきます。
トイレが凍結した時は、以下のような行為は避けましょう。
排水管・給水管に直接熱湯をかける
すでに何度かお話していますが、排水管や給水管は急激な温度変化に弱いため、熱湯をかけると破損してしまう恐れがあります。排水管・給水管にお湯をかける時は、必ず40℃を目安に、それ以上の温度にならないようにしてください。
タンクに熱湯を入れる
排水管や給水管と同様に、タンクもまた急激な温度変化に耐えられません。タンク内に熱湯を入れることで、ボールタップやオーバーフロー管、フロートバルブなどの部品の劣化につながります。そもそもトイレのタンクに水を入れる行為は、タンク内に異物を侵入させてしまう恐れがあるため、それ自体があまり推奨されません。
「【状況別】トイレが凍結した時の対処法」で解説したように、凍結によるタンクの異常はトイレ室内を暖めるか、カイロやドライヤーを使ったり、給水管にタオルを巻いてお湯をかけたりする方法で対処してください。
排水レバーで水を流し続ける
トイレが流れない時、排水レバーで水を流し続ける方がいます。しかし、トイレが凍結している時にこのような行為をしてしまうと、便器内から水が溢れ、まわりを汚してしまうことがあります。トイレが流れず、かつ凍結の可能性が考えられる場合は無理に水を流し続けず、「トイレが凍結した時の対処法」や「【状況別】トイレが凍結した時の対処法」を参考に、症状や状況に応じて適切な対処をしてください。
トイレの凍結トラブルを予防するには?
ここまで読んで、多くの方がトイレの凍結トラブル発生時の対処法を理解したと思われます。しかし、もっとも良いのはそもそもトラブルが起こらないことです。そこで、トイレの凍結トラブルを予防する方法についてもお伝えします。前述した「トイレの凍結トラブルが起こりやすい状況・環境」に該当しそうな時は、以下の方法で凍結トラブル予防に取り組みましょう。
トイレタンクの水を抜く
長時間外出したり、旅行に行ったり、冬場に長く家を空けることが分かっている時は、事前にトイレの水抜きをしておきましょう。当然ですが、水がなければ凍結を防ぐことができます。水抜きの方法・手順はトイレの種類によって異なりますが、基本的には以下の通りです。
1.給水管にある止水栓を、マイナスドライバーを使って閉める 2.タンク内の水が空になるまでトイレを流す
ウォシュレット(温水洗浄便座)の水を抜く
ウォシュレットがある場合は、ウォシュレットの水も抜いておきましょう。ウォシュレットの水抜き方法・手順はメーカーや機種によって異なります。こちらは取扱説明書やメーカー公式ホームページなどを参考に、水抜きを行ってください。
凍結防止剤を使用する
水抜きの手間を省きたい方は、凍結防止剤(不凍液)を使って水の凍結を防ぐ方法があります。凍結防止剤はエタノールやグリセリンなどを主成分としており、便器内の水に入れるだけで、水の凍結を防いでくれる優れものです。使用した後はそのまま水に流すことも可能。後処理の手間もありません。
便器内の水だけではなく、タンク内や配管内にも使えるので、備えておくと安心です。
ただし、凍結防止剤には車用の商品もあるため、トイレで使用できるかをしっかりチェックしたうえで購入しましょう。
便座の温度を上げる
便座の温度設定ができる場合、水抜きをしたうえで温度も高めにしておくことで、凍結のリスクはさらに下がります。電気代は上がってしまいますが、凍結トラブルによるトイレの破損時は、修理に電気代以上の費用がかかってしまうので、必要経費と割り切ったほうが良いでしょう。
注意点として、便座の温度を高めに設定しておくのは家に人がいる時だけにしてください。節電のため、そして火災防止のために、長時間の外出時や旅行時は便座の温度設定機能を切っておくことをおすすめします。
凍結防止ヒーターを使う
凍結防止ヒーターは、配管に直接巻きつけて使用する道具です。配管の凍結を防ぐことができます。メーカーによっては、一定の温度で自動的に電源が入ったり停止したりする商品があり、安全面が気になる方にもおすすめです。
トイレの凍結トラブル解消を業者に依頼した時の費用は?
トイレの凍結トラブルが発生した時の対処法として、水道業者などのプロに頼る方法を選択することも可能です。その場合、気になるのはトラブル解消にかかる費用ですよね。
ここでは、トイレの凍結トラブル解消を業者に依頼した時の費用相場をまとめました。
凍結のみしている場合
凍結トラブル解消にかかる費用は、「凍結のみしている場合」と「破損を伴う場合」で変わります。凍結のみしている場合の費用相場は、8,000〜15,000円です。電気解氷機や高温スチームなどを使った「解氷」作業により、凍結を解消します。
ただし凍結のみの場合でも該当の箇所や状態次第で費用が変わることがあり、業者によっては最大30,000円程度かかるケースもあることを覚えておきましょう。
破損を伴う場合
凍結が原因で配管などが破損している場合は、凍結のみの場合よりも費用相場が高額になります。目安としては、作業がしやすい場所ならば20,000〜30,000円、作業がしにくい場所ならば30,000〜50,000円が相場となっています。
状況によって費用に大きな差が出るため、必ず事前に見積もりをお願いしましょう。
追加料金が必要な場合も
上述した費用に加え、作業を依頼する日時によっては追加料金がかかる場合があります。追加料金がかかりやすいのは、夜間や休日に作業を依頼した場合です。この時間帯に解氷作業を依頼するのならば、相場より10,000円ほど高くなることを想定しておきましょう。
業者によっては夜間でも追加料金が発生しないケースがあります。少しでも費用を抑えたい場合や、追加料金が気になる場合は、夜間の追加料金が無料の業者に作業を依頼することをおすすめします。
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水道業者を選ぶポイント
最後に、トイレの凍結トラブル解消を依頼する水道業者を選ぶポイントをまとめました。納得のいく費用で優良なサービスを受けるために、以下を参考にしてください。
水道局指定工事店であること
水道局指定工事店は、市町村の水道局から「水道工事の許可」を受けた水道工事店を指します。認定されるためには、以下のような条件を満たす必要があります。- 適正な水道設備工事が行える者である
- 専属の給水装置工事主任技術者(国家資格)が在籍している
- 水道設備工事施工のための機材を保有している
認定されている業者は公式ホームページなどにその旨が記載されているので、チェックしましょう。
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対応エリア内であること
現地でサービスを提供する都合上、水道業者のサービスは「対応エリア」が決まっています。対応エリアから外れた地域では、依頼をしても受けてもらうことができません。依頼したいと思える水道業者が見つかったら、対応エリアにご自身がお住まいのエリアが含まれているかをご確認ください。
見積もり費用が無料であること
前述の通り、トイレの凍結トラブル解消にかかる費用は状況に応じて変動します。「思っていたより高額だった」という事態にならないよう、事前に見積もりをとることが大切です。しかし、安く抑えたいからと見積もりに費用がかかってしまうのでは本末転倒。そこで、無料で見積もりができる水道業者を選ぶことをおすすめします。
見積もり時点であれば、費用や作業内容に納得がいかない場合、依頼をキャンセルすることが可能なので安心してください。
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24時間365日相談できること
トイレは日常生活を送るうえで欠かせない設備です。仮に凍結してしまった場合は、すぐにでも対処したいですよね。水道業者の中でも24時間365日相談できる業者ならば、すぐに対処を任せることができて安心です。即日対応、最速15分から訪問など、スピードが強みの水道業者もあるので、ぜひチェックしてみてください。
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まとめ
この記事ではトイレが凍結した時の対処法や、そもそも凍結を予防するための方法、凍結解消を業者に依頼する場合の費用相場と、業者の選び方を解説しました。
トイレが凍結した場合、室内を暖めたり、カイロやドライヤーの温風をあてたりすることで対処することができます。タオルを巻いてお湯をかけることでも対処可能です。
どの方法で対処するかは凍結した場所によって変わります。まずはどこが凍結しているのかをチェックし、状況に応じた対処をしてください。
ご自身で凍結した場所が見極められない場合や、凍結の解消が難しい場合は水道業者に対処を依頼するのがおすすめです。凍結の解消はもちろん、凍結が原因のトイレ・配管の破損にも対処してくれます。
この記事でまとめた「水道業者を選ぶポイント」を参考に、納得のいく費用で優良なサービスを提供してくれる水道業者をお選びください。
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