2025.05.12
トイレ
自分でできるトイレの便座交換をする方法|かかる費用はどのくらい?
「便座に座るとガタガタする」「便座が割れてしまった」など長年便座を使用していると、交換しなくてはならない場面が出てくることがあるかもしれません。
トイレの便座を交換する際は、まず便座の種類を確認することが重要です。さらに、通常の便座とウォシュレット付きの便座では、取り外し方法が異なります。
そこで本記事では、トイレ便座を自分で交換する方法を紹介します。便座の交換は比較的簡単な作業ですが、トラブルを避けるためにも便座の種類に合わせた適切な手順で行うことが大切です。
また、便座の寿命は7〜10年と言われているので、「そろそろ交換時期かな?」と思う方もいざというときのために、これから紹介する便座の交換方法を参考にしてください。
この3つのなかで、便座だけを交換できるのは分離型のみとなります。それぞれについて詳しくみていきましょう。
しかし、便座が便器と一体型になっているため、便座のみの交換は難しくなります。便座に不具合が発生した場合は便器ごと交換しなければならず、費用もかかります。
また、40年以上前に設置されたトイレは、現代の温水洗浄便座とは大きく異なる構造になっている可能性があります。さらに40年以上前のトイレの内装は、電源コンセントの設置も考慮されていないため、温水洗浄便座を取り付けるためには、新たな電源工事が必要になるかもしれません。
エロンゲートサイズの特徴は、便座の取り付け穴から便器の先端までの長さが約470mmに対応していることです。一方、レギュラーサイズは、便座の取り付け穴から便器先端までの長さが約440mmに対応しているのが特徴です。 エロンゲートサイズとレギュラーサイズとでは約30mm程度の差があるため、取り付けられる便座のタイプが異なります。
ただし、機種によっては大型と標準の両方に対応できる便座もあります。
トイレの便座を購入したら早速交換しましょう。ここでは通常タイプの便座の交換方法を紹介します。
通常タイプの便座を交換する前に、以下の必要な道具を揃えておきましょう。
便器の種類によっては、固定ナットが化粧カバーで隠れていることがあるので、その場合は化粧カバーを外してから固定ナットが付いている箇所を確認しましょう。
固定ナットは手もしくはスパナで取り外すことができます。
便座は真上に持ち上げると引き抜くことができます。
通常タイプの便座を交換するのは比較的簡単な作業ですが、ウォシュレットタイプの便座の交換方法はやや複雑です。ここではウォシュレットタイプの便座を交換する方法を紹介していきます。
作業をはじめる前には、以下の必要な道具を揃えておきましょう。
止水栓にはマイナスになっている窪みがあるので、マイナスドライバーを使って時計回りに回せば水の供給が止まります。止水栓が蛇口タイプならそのまま手で右に回して止めましょう。
ここでしっかり止水栓を閉めておかないと、ホースを取り外す際に水が漏れてしまうため注意してください。
給水管につながっているウォシュレットのホースをスパナを使って取り外します。続いて分岐金具を取り外しましょう。分岐金具は止水栓に取り付けられており、スパナで取り外します。
ただし、同じウォシュレットを取り付ける場合は、分岐金具の取り外しは必要ありません。説明書を読んで確認しましょう。
ウォシュレットの便座本体を取り外します。便座本体には取り外しボタンやレバーがあるので、それを押しながら本体を手前に引き出すと簡単に着脱が可能です。
ベースプレートに固定されているネジを外し、ベースプレートを引き抜きましょう。その際にゴム製の台座も一緒に外します。便器周りの汚れをきれいにしてから新しいベースプレートを取り付けます。
本体を挿入する際、「カチッ」と音がするまで押し込みます。ただし、ウォシュレットの取り付け方は製品によって異なるので、取扱説明書にしたがって確実に取り付けましょう。
もし、どこかの接続部分で水漏れが起こっていた場合は、一度止水栓を閉め直してからナットに緩みがないかを確認しましょう。
便座の取り付けには専門的な知識と工具が必要です。さらに便器の形状に合わせた調整が必要で、適切に取り付けないと水漏れや不安定な取り付けになる可能性があります。
また、便座の取り外しには便器の材質に合わせた適切な工具が必要で、不適切な工具を使うと便器を傷つける恐れがあります。
さらにウォシュレットタイプは電気を使用するため、安全性の確保も重要です。業者なら適切な安全対策を講じて作業が行えます。加えて、業者に依頼すれば便座の選定から取り付けまでを一貫して行えるため、自分で行うよりも確実に時間短縮ができます。
便座交換は見た目の変更だけでなく、水漏れなどの重大な問題にもつながるため、専門家に依頼するのが賢明でしょう。
業者の選び方として注意したいポイントは以下の通りです。
見積もりを出す際は2社以上がおすすめです。料金やサービス内容は会社によって異なるため、できるだけ比較するようにしましょう。
当社水PROは、見積もり・出張費・キャンセル料無料に併せて、Web限定で3,000円の割引をおこなっています。便器の交換でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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内訳としては、大部分が新しく購入する便座になります。便座は安いもので3,000円で購入できますが、機能やグレードによっては10万円を超えるものもあるため、予算に合わせて選ぶとよいでしょう。
また、交換に必要な工具を購入する場合は1万円前後、古い便座を粗大ゴミなどで処分する際にかかる費用が500〜1,000円程度と考えると、このような費用となります。
一点注意したいのが、慣れない交換作業で失敗してしまい、修理や便座の買い直しで費用がかさむというケースがあることです。作業に自信のない場合は業者に依頼することをおすすめします。
3,000円から10万円を超えるものまである新しい便座にかかる費用は自分で作業する場合と変わりませんが、業者の施工費と古い便座の処分費に1.5〜3万円程度かかります。
自分で交換するよりも費用はかさみますが、作業のクオリティが担保されるという点は大きなメリットといえるでしょう。
温水洗浄機能は手軽に清潔を保てる一方で電気代がかかるため、使用頻度を考えて選ぶとよいでしょう。暖房機能は寒い季節に快適ですが、電力消費が高めなので省エネ性能にも注目することをおすすめします。
また、自動開閉や脱臭機能など、便利な機能も検討対象に含めてみてはいかがでしょうか。さらに、操作パネルの位置や使いやすさも重要です。便座の形状や取り付け方法など、設置環境にも合わせて選ぶことが肝心です。メーカーや価格帯、デザインなども総合的に検討し、自分に最適な便座を見つけることが大切です。
袖リモコンは手元で操作しやすく、便座の機能を直接コントロールできるのが特徴です。 一方、壁リモコンは空間のデザイン性を損なわずに設置できるというメリットがあります。機能面では温水洗浄や暖房、脱臭など、自分に必要な機能を確認し、使いやすさにも注目しましょう。
シンプルでスリムなデザインのリモコンは、トイレ空間の美観を損なわずに設置できるでしょう。
メーカーによってもデザインが異なるため、人気シリーズが揃っているTOTOやLIXIL(リクシル)、パナソニックなどの製品を比較してみてください。
まず、丸型のO型便座は、一般的な家庭用トイレに多く採用されています。O型は安定感があり、座り心地がよいのが特徴です。
一方、U型便座は前部が開いた形状で、男性が座っても衛生面で安心と考えられます。
O型タイプはU型タイプと比べて衛生面では劣るものの、便座の強度が高くなります。特に暖房機能付きなので、長時間使用していても故障する心配がありません。
貯湯式は、内蔵タンクに温水を貯めておき、洗浄時にその温水を使用するタイプです。事前に温水を用意しておくため、洗浄時の温度が安定しており、すぐに温水が使えるのが特徴です。一方で、タンクを保温するためのエネルギーが必要となり、電気代がかかるデメリットがあります。
一方、瞬間式は、洗浄時に水を瞬間的に加熱して温水を供給するタイプです。温水を事前に用意する必要がないため、電気代の節約につながります。ただし、洗浄時に温度が少し変動する可能性があり、瞬間的に温水が出るまでに若干の待ち時間が生じるのが難点です。
両者のメリット・デメリットを比較し、ご家庭の用途や予算に合わせて選択するのがよいでしょう。最新のウォシュレットは省エネ性能に優れ、快適な使い心地を提供してくれます。
また、便座交換時にはトイレ本体の状態も確認し、必要に応じて水漏れ修繕やトイレ全体のリフォームを検討するのがよいでしょう。
水PROは、水まわりのトラブルを解決する水道修理会社です。全国各地に精通した水道修理のプロが在籍しており、水道局指定工事店として安心してご依頼していただけます。
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トイレの便座を交換する際は、まず便座の種類を確認することが重要です。さらに、通常の便座とウォシュレット付きの便座では、取り外し方法が異なります。
そこで本記事では、トイレ便座を自分で交換する方法を紹介します。便座の交換は比較的簡単な作業ですが、トラブルを避けるためにも便座の種類に合わせた適切な手順で行うことが大切です。
また、便座の寿命は7〜10年と言われているので、「そろそろ交換時期かな?」と思う方もいざというときのために、これから紹介する便座の交換方法を参考にしてください。
便座の交換前に確認しておきたい2つのポイント
トイレの便座を交換する前に、確認しておきたい項目を見ていきましょう。トイレの便座には種類があるので、自宅で使用しているタイプをチェックすることが大切です。トイレの便座が交換できるタイプかを確認する
トイレには分離型、タンクレストイレ、一体型といったようなタイプがあり、便座が交換できるかはタイプによって異なります。この3つのなかで、便座だけを交換できるのは分離型のみとなります。それぞれについて詳しくみていきましょう。
分離型の場合
分離型トイレは便器とタンクが別々になっているため、便座のみ交換できます。便器を交換する必要がなく、便座部分だけを手軽に変更できるのが特徴です。交換の費用や手間も一体型に比べて少なくて済みます。分離型であればDIYでも対応できるでしょう。タンクレストイレの場合
タンクレストイレは、その名の通りタンクがなく、便座と機能部で構成されているタイプです。トイレ内の空間が狭いときにタンクレストイレにすると圧迫感を感じさせず、広く見えるのがメリットです。しかし、便座が便器と一体型になっているため、便座のみの交換は難しくなります。便座に不具合が発生した場合は便器ごと交換しなければならず、費用もかかります。
一体型の場合
一体型トイレは便器とタンクが一体化しているタイプです。 そのためスタイリッシュな空間を作ることができ、掃除がしやすいというメリットがありますが、パーツの交換や機能追加が難しいのが欠点です。便器ごと交換する必要があり、自分でDIYするのは困難でしょう。また、40年以上前に設置されたトイレは、現代の温水洗浄便座とは大きく異なる構造になっている可能性があります。さらに40年以上前のトイレの内装は、電源コンセントの設置も考慮されていないため、温水洗浄便座を取り付けるためには、新たな電源工事が必要になるかもしれません。
便座のサイズを測っておく
便器には主に2種類あり、大型のエロンゲートサイズと標準のレギュラーサイズがあります。便座の取り付け穴から 便器の先端までの長さ |
便器の内側の長さ | |
---|---|---|
エロンゲートサイズ | 約470mm | 355〜380mm |
レギュラーサイズ | 約440mm | 320〜355mm |
エロンゲートサイズの特徴は、便座の取り付け穴から便器の先端までの長さが約470mmに対応していることです。一方、レギュラーサイズは、便座の取り付け穴から便器先端までの長さが約440mmに対応しているのが特徴です。 エロンゲートサイズとレギュラーサイズとでは約30mm程度の差があるため、取り付けられる便座のタイプが異なります。
ただし、機種によっては大型と標準の両方に対応できる便座もあります。
トイレの便座を自分で交換する方法|通常タイプ
- 交換用の便座
- スパナまたはプライヤー
- プラス・マイナスドライバー
- 軍手またはゴム手袋
- 掃除道具
- パッキン(必要な場合)
便器裏の固定ナットを外す
まずは便器と便座を固定しているナットを取り外します。固定ナットは便器の後ろ側、便座の裏側に左右一つずつ付いています。便器の種類によっては、固定ナットが化粧カバーで隠れていることがあるので、その場合は化粧カバーを外してから固定ナットが付いている箇所を確認しましょう。
固定ナットは手もしくはスパナで取り外すことができます。
便器から便座を引き抜く
固定用ナットを外したら、便器から便座を引き抜きます。タイプによってはハンドルレバー式などでロックがかかっているものがあるため、その場合はロックを解除してから引き抜きましょう。便座は真上に持ち上げると引き抜くことができます。
固定用ピンを取り外す
便座を取り外すと、便座の固定ピンが残るので、こちらも忘れずに取り外しておきます。便器のフチを掃除する
新しい便座を取り付ける前に、便器のフチに付着した汚れをトイレシートなどを使ってきれいに掃除しておきましょう。新しい便座の固定用ピンとナットを取り付ける
新しい便座の固定用ピンを、差し込み口に取り付け、その裏側から固定用ナットも取り付けます。手で完全に固定しづらい場合は、スパナを使ってしっかりとナットを締めましょう。新しい便座を取り付ける
最後に上から便座を取り付け、しっかりと固定されていることが確認できれば交換は完了です。トイレの便座を自分で交換する方法|ウォシュレットタイプ
作業をはじめる前には、以下の必要な道具を揃えておきましょう。
- 新しいウォシュレットタイプの便座
- スパナまたはプライヤー
- プラス・マイナスドライバー
- 軍手またはゴム手袋
- 掃除道具
- パッキン(必要な場合)
- 床に敷く新聞紙またはビニールシート(水漏れ対策)
- いらないタオル
止水栓を止める
作業を開始する前に、止水栓というトイレタンクへ給水している部分を閉めます。止水栓は床や壁付近にあるので確認してください。止水栓
止水栓にはマイナスになっている窪みがあるので、マイナスドライバーを使って時計回りに回せば水の供給が止まります。止水栓が蛇口タイプならそのまま手で右に回して止めましょう。
ここでしっかり止水栓を閉めておかないと、ホースを取り外す際に水が漏れてしまうため注意してください。
ウォシュレットのホースを外す
ウォシュレットのホースを取り外して新しいホースと交換するまでの流れを紹介します。- ウォシュレットのホースを取り外す
- 分岐金具を取り外す
給水管につながっているウォシュレットのホースをスパナを使って取り外します。続いて分岐金具を取り外しましょう。分岐金具は止水栓に取り付けられており、スパナで取り外します。
ただし、同じウォシュレットを取り付ける場合は、分岐金具の取り外しは必要ありません。説明書を読んで確認しましょう。
本体を取り外す
給水管周りの処理が完了したら、次はウォシュレットつき便座を取り外す作業を行います。- 便座本体の左右に設置されている着脱ボタンを確認する
- ボタンを押しながらゆっくりと手前に引く
ウォシュレットの便座本体を取り外します。便座本体には取り外しボタンやレバーがあるので、それを押しながら本体を手前に引き出すと簡単に着脱が可能です。
ベースプレートを取り外す
トイレのベースプレートは、ウォシュレットやシャワートイレの本体を便器に固定するための土台となる部品です。便器のサイズに合わせてベースプレートの取り付け位置を調整することで、さまざまな便器サイズに対応したウォシュレットを設置できます。ベースプレート
- ベースプレートに固定されているネジをドライバーを使って外す
- ベースプレートを引き抜く
- ゴム製の台座も一緒に外す
- 便器周りを掃除する
- 新しいベースプレートを取り付ける
ベースプレートに固定されているネジを外し、ベースプレートを引き抜きましょう。その際にゴム製の台座も一緒に外します。便器周りの汚れをきれいにしてから新しいベースプレートを取り付けます。
トイレタンクと給水ホースを取り付ける
分岐金具に給水ホースをつなげます。このときにナットをしっかり締めないと水漏れが起こってしまうので、注意しましょう。ウォシュレットを取り付ける
いよいよウォシュレットの取り付け作業を行います。- ベースプレートにウォシュレット便座を取り付ける
- 電源プラグを差し込む
本体を挿入する際、「カチッ」と音がするまで押し込みます。ただし、ウォシュレットの取り付け方は製品によって異なるので、取扱説明書にしたがって確実に取り付けましょう。
動作確認を行う
電源プラグを差し込めば、あとは確認作業を行うだけです。以下の項目をチェックしましょう。- 付属のリモコンまたは本体の制御ボタンでウォシュレットが作動するか確認
- 止水栓を開けてトイレの水を流す
- 分岐金具や排水管などで水漏れが起こっていないか確認
もし、どこかの接続部分で水漏れが起こっていた場合は、一度止水栓を閉め直してからナットに緩みがないかを確認しましょう。
トイレの便座を自分で交換できない場合は業者に依頼する
また、便座の取り外しには便器の材質に合わせた適切な工具が必要で、不適切な工具を使うと便器を傷つける恐れがあります。
さらにウォシュレットタイプは電気を使用するため、安全性の確保も重要です。業者なら適切な安全対策を講じて作業が行えます。加えて、業者に依頼すれば便座の選定から取り付けまでを一貫して行えるため、自分で行うよりも確実に時間短縮ができます。
便座交換は見た目の変更だけでなく、水漏れなどの重大な問題にもつながるため、専門家に依頼するのが賢明でしょう。
業者の選び方として注意したいポイントは以下の通りです。
- 見積もりは無料か
- 水道局指定工事店か
- 出張やキャンセル料は無料か
- 口コミ評価が高いか
- 独自のサービスがあるか
見積もりを出す際は2社以上がおすすめです。料金やサービス内容は会社によって異なるため、できるだけ比較するようにしましょう。
当社水PROは、見積もり・出張費・キャンセル料無料に併せて、Web限定で3,000円の割引をおこなっています。便器の交換でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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トイレの便座交換にかかる費用の相場
便座の交換にかかる費用の相場は、自分で交換するか業者に依頼するかで大きく異なります。それぞれの費用相場について見ていきましょう。自分で交換する場合の費用
自分でトイレの便座を交換する場合、かかる費用は総額1〜15万円程度です。内訳としては、大部分が新しく購入する便座になります。便座は安いもので3,000円で購入できますが、機能やグレードによっては10万円を超えるものもあるため、予算に合わせて選ぶとよいでしょう。
また、交換に必要な工具を購入する場合は1万円前後、古い便座を粗大ゴミなどで処分する際にかかる費用が500〜1,000円程度と考えると、このような費用となります。
一点注意したいのが、慣れない交換作業で失敗してしまい、修理や便座の買い直しで費用がかさむというケースがあることです。作業に自信のない場合は業者に依頼することをおすすめします。
業者に依頼する場合の費用
業者に便座の交換を依頼する場合、かかる費用は2〜18万円程度です。3,000円から10万円を超えるものまである新しい便座にかかる費用は自分で作業する場合と変わりませんが、業者の施工費と古い便座の処分費に1.5〜3万円程度かかります。
自分で交換するよりも費用はかさみますが、作業のクオリティが担保されるという点は大きなメリットといえるでしょう。
トイレの便座を選ぶときのポイント
便座を新しく買い替える際は、次の4つのポイントに注目して選んでみることをおすすめします。便座の機能で選ぶ
便座の機能を選ぶ際は、自分や家族のニーズに合わせて慎重に検討することが大切です。まず、温水洗浄機能や暖房機能など、必要な機能を明確にしましょう。最新の便座機能は以下のような項目が挙げられます。- 温水洗浄機能
- 暖房機能
- 乾燥機能
- 自動開閉機能
- 脱臭機能
- 除菌ミスト機能
- ウォシュレット機能
- リズム洗浄機能
- ツインノズル
- 節電機能
温水洗浄機能は手軽に清潔を保てる一方で電気代がかかるため、使用頻度を考えて選ぶとよいでしょう。暖房機能は寒い季節に快適ですが、電力消費が高めなので省エネ性能にも注目することをおすすめします。
また、自動開閉や脱臭機能など、便利な機能も検討対象に含めてみてはいかがでしょうか。さらに、操作パネルの位置や使いやすさも重要です。便座の形状や取り付け方法など、設置環境にも合わせて選ぶことが肝心です。メーカーや価格帯、デザインなども総合的に検討し、自分に最適な便座を見つけることが大切です。
リモコンの種類で選ぶ
トイレのリモコンを選ぶ際は、機能性と操作性、デザイン性を総合的に検討することが重要です。まず、便座と一体式の袖リモコンと、壁に設置される壁リモコンの2種類があり、設置環境に合わせて選択できます。リモコンの種類 | 特徴 |
---|---|
袖リモコン |
|
壁リモコン |
|
袖リモコンは手元で操作しやすく、便座の機能を直接コントロールできるのが特徴です。 一方、壁リモコンは空間のデザイン性を損なわずに設置できるというメリットがあります。機能面では温水洗浄や暖房、脱臭など、自分に必要な機能を確認し、使いやすさにも注目しましょう。
シンプルでスリムなデザインのリモコンは、トイレ空間の美観を損なわずに設置できるでしょう。
メーカーによってもデザインが異なるため、人気シリーズが揃っているTOTOやLIXIL(リクシル)、パナソニックなどの製品を比較してみてください。
便座の形で選ぶ
便座の形状は主にO型とU型の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。便座の形状 | 特徴 |
---|---|
O型便座 |
|
U型便座 |
|
まず、丸型のO型便座は、一般的な家庭用トイレに多く採用されています。O型は安定感があり、座り心地がよいのが特徴です。
一方、U型便座は前部が開いた形状で、男性が座っても衛生面で安心と考えられます。
O型タイプはU型タイプと比べて衛生面では劣るものの、便座の強度が高くなります。特に暖房機能付きなので、長時間使用していても故障する心配がありません。
貯湯式か瞬間式かで選ぶ
温水洗浄便座には貯湯式と瞬間式の2種類があります。温水洗浄便座 | 特徴 |
---|---|
貯湯式 |
|
瞬間式 |
|
貯湯式は、内蔵タンクに温水を貯めておき、洗浄時にその温水を使用するタイプです。事前に温水を用意しておくため、洗浄時の温度が安定しており、すぐに温水が使えるのが特徴です。一方で、タンクを保温するためのエネルギーが必要となり、電気代がかかるデメリットがあります。
一方、瞬間式は、洗浄時に水を瞬間的に加熱して温水を供給するタイプです。温水を事前に用意する必要がないため、電気代の節約につながります。ただし、洗浄時に温度が少し変動する可能性があり、瞬間的に温水が出るまでに若干の待ち時間が生じるのが難点です。
両者のメリット・デメリットを比較し、ご家庭の用途や予算に合わせて選択するのがよいでしょう。最新のウォシュレットは省エネ性能に優れ、快適な使い心地を提供してくれます。
まとめ
トイレの便座交換は、便座の種類や取り付け方法によって異なりますが、自分で行うことも可能です。修理前には既存の便座を取り外し、新しい便座を取り付ける手順を丁寧に確認することが大切です。また、便座交換時にはトイレ本体の状態も確認し、必要に応じて水漏れ修繕やトイレ全体のリフォームを検討するのがよいでしょう。
水PROは、水まわりのトラブルを解決する水道修理会社です。全国各地に精通した水道修理のプロが在籍しており、水道局指定工事店として安心してご依頼していただけます。
トイレの便座交換をはじめ、水漏れ、つまり、排水トラブルなど、水まわりのあらゆる問題に迅速に対応いたします。エリア内であればお電話1本でスタッフが最短15分でお客様のもとに駆けつけます。地域密着のサービスを提供しているので、お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
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