2023.07.26
トイレ
トイレ交換・リフォームについて、費用相場や業者の選び方を徹底解説
「古くなってきたトイレを交換したい!」と思っても、実際の工事にかかる費用や所要時間がどのくらいかかるか、見当をつけるのは難しいですよね。
この記事では、トイレ交換・リフォームをする時に必要な費用の相場や失敗しない施工業者の選び方をご紹介します!
お家のトイレを新しくするときの参考にしてみてくださいね!
新しくしたいと考えていても、明確なきっかけがないままでは予定が先延ばしになってしまいますよね。
ここでは、トイレ交換やリフォームを考えている人が、実際に行うときのちょうど良いタイミングを5つ紹介します。
長く使用しているトイレの便器や温水洗浄便座に不具合が生じたら、「交換や修理のタイミングなのでは?」と考えるきっかけになりますよね。
しかし便器自体には、ひび割れやつまり以外に故障と断定できる症状はありません。
メーカーや使用状況によりますが、陶器製トイレの交換時期の目安は平均で約10年になります。
近年、一体型のトイレにも採用されている有機ガラス系新素材(アクリル樹脂)の便器でも、修理・交換サイクル・耐用年数に特出した違いはありません。
お家のトイレが設置からすでに10年近く経っているなら、そろそろ交換を視野に入れてみても良いかもしれません。
一見してまだ使えるような状態のトイレでも、水漏れなどのトラブルがあるたびに修理を行うのではなく、全てを交換してしまおうという考えの人が増えてきているようです。
確かに、修理を繰り返すと手間と時間がかかります。また、深刻な水漏れになった場合には、汚水で床が汚れたり階下へ漏水する可能性もあるのです。
便器の故障・ひび割れを発見したら、修理業者へリフォームを依頼するようにしましょう。
トイレの黄ばみや黒ずみ汚れは、落としたと思ってもトイレ表面の細かい傷の中に根深く残っているものです。
「掃除後もなんだか清潔じゃない…」「消臭剤を使っても独特の匂いが取れない」などと悩み続けるなら、トイレの便器を交換することをおすすめします。
特に、昨今の洋式トイレの浸透によって、屈んで使わなければならない和式トイレの需要が少なくなってきています。
特に介護が必要になる家族がいるお家では、安全のために手すりや温水洗浄便座を新しくする必要も出てきますよね。
家族全員が安心して使えるトイレにするために、トイレのリフォームやバリアフリー化を考えていきましょう。
温水洗浄便座はトイレを使った後にお尻を洗浄することでトイレットペーパーの使用量を減らすことができますし、健やかなお尻を保てるというメリットがあります。
さらに、便器のヒート機能があれば、冬場のトイレの便座が冷たくて嫌な思いをするのを防ぐことができます。
近頃は省エネ対策がされている便座も多く、電気代が安く済むのも嬉しいポイントですよね。
お家のトイレの機能面に不満を感じたときは、トイレ交換・リフォームを検討しましょう。
知っておいた方が良いことは、主に
それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
それぞれの形には特徴があり、メリットとデメリットの2つの面が存在します。
〈組み合わせ型〉
組み合わせ型トイレは便器とタンクが別になって組み合わさっているタイプです。
メリットは、どちらかが壊れても個別に修理できるため、メンテナンスがしやすいというところです。
タンクの上の部分に「手洗い器をつけるかどうか」など、好きに考えられるところも、組み合わせ型のメリットになります。
デメリットはタンクとトイレの隙間にホコリが溜まりやすく、掃除の手間がかかるところです。
日頃からお手入れをするのが苦でない人にはぴったりのトイレということですね!
〈タンク一体型〉
タンク一体型トイレは、タンクと便器がくっついているかたちになります。
これはモダンでスッキリとした見た目のトイレです。
メリットはタンクと便器が分かれておらず一体になっているため、掃除がしやすいというところです。
デメリットはタンクと便器がくっついているので、「一方が壊れたときに分解して直す」ということできないということです。
壊れた場合に、一番費用や手間がかかるというのがタンク一体型のデメリットです。
〈タンクレス型〉
タンクレス型トイレとは、その名の通りタンクが付いていないトイレのこと。
スッキリとしたスタイリッシュな見た目で、水道から直接水を引いているのが特徴です。
メリットは、タンクがないため圧迫感がなく、フォルムが美しいというところです。
トイレ空間を広くしたい方にはとてもおすすめといえます。
ただし、タンクレス型はトイレに手洗い器が付けられないため、手洗い場を別に設ける必要があります。
生活感のないレイアウトを求める方には、申し分ないかたちといえるでしょう。
一戸建てやマンションなど建物の構造を問わず住宅に多く採用されている排水形式で、壁排水と比べて水を使わないため、節水が可能という特徴があります。
壁排水は排水を壁から抜く排水方法のことで、集合住宅で多く用いられています。
水が多く溜まっているので便器を汚しにくく、トイレ掃除が簡単に行えます。
デメリットは、排水管を壁の中に通してあるので、つまった時のメンテナンスが難しいところです。
トイレ交換をする際、ご家庭のトイレはどのようになっているのかを調べておくのがおすすめです。
排水方式と排水芯の寸法に対応していないトイレは、設置できない可能性があることを覚えておきましょう。
普通便座は何も機能が付いていない一番ノーマルなタイプの便座です。
暖房便座は便座を温めるための装置が付いており、温水洗浄便座は暖房にプラスして、ビデ洗浄などのシャワー機能が付いています。
その他、便座には人の動きを感知して自動で開閉するものや、リモコンが一体型になっているものや壁に設置されたタイプなども存在します。
使用するタイプによって、汚れのつきやすさや洗浄音が変わりますので、自分のお家に合うものを選ぶようにしましょう。
【洗い落とし式】
洗い落とし式は、水の高低差によって上から下に水を流す作用で汚物を押し流す、最もシンプルなつくりの便器です。
水が溜まる面が狭く、ボウル内の乾燥している面には排泄物などが跳ねやすくなっています。
洗い落とし式のメリットは汚物が吸着しやすいところだといわれていますが、デメリットは、勢いよく水が流れる反面、洗浄音が大きくなっているところです。
お手入れが必要になる頻度は高いですが、費用を抑えたい人向けの洗浄方式といえます。
【サイホン式】
サイホン式は、サイホン(水を吸い出す力)と水の落下するスピードで水が流れるのが特徴です。
メリットは水流が強力で水たまり部分が大きく、便器のいやな臭いや汚れが出にくいところです。
デメリットしては、水の流れるスピードが速いため使用量が増え、水道代の節約にはならないと言う点です。
節約よりも汚れのつきにくさを重視している人にはおすすめの方式ですね。
【サイホンゼット式】
サイホンゼット式はサイホン式よりも吸引力・流水力を高めたものです。
サイホン式よりもキレイに流れるのが特徴で、表面を水がはって汚物が付着することはほとんどありません。
【サイホンボルテックス式】
サイホンボルテックス式は、便器の中で渦を起こしつつ、サイホン作用で汚物を流す方法です。
洗浄音はあまりならず、汚物の付着が残ることもほぼありません。
静音性から、寝室近くのトイレや高級ホテルに需要が高いです。
サイホンゼット式よりも高い水圧が必要になるため、デメリットは2階以上のトイレを置いてしまうと音が気になりやすくなるところです。
【トルネード式】
トルネード式は、トイレの便器のフチにある穴から水を出し、勢いよく排水する方法です。
メリットとしては、流すと同時にトイレの洗浄もでき、音もとても静かなところです。排水量も少なく、節水効果が高いところもおすすめです。
温水洗浄や自動乾燥、消臭機能の他にも、使う時だけ便器を温めてくれる瞬間暖房便座や、自動で脱臭してくれる機能まであるんです。
また、多くのメーカーではトイレのオート機能が標準装備になりつつあります。
便器に近づくだけで自動でフタが開き、便器に座ることで脱臭がスタートする便利な機能です。
使用後は便器から立つと水が流れ、フタが閉まります。わざわざ手で開け閉めをしなくていいので、とても衛生的です。
メーカーごとにも独自開発の機能があり、各社それぞれがアピールを行うことで差別化を計っています。
ここからは、代表的な機能を3つ紹介していきます。
<アクアセラミック>
汚れの主な原因となる表面の傷がつきにくく、細菌の繁殖、汚物や水アカのお掃除も楽な衛生陶器「アクアセラミックR」というものがあります。
アクアセラミックは水との馴染みが良いので、従来の陶器製の便器でこびり付いてしまっていた汚れも手軽に落ち、掃除がとても楽になります。
とある実験では、アクアセラミックに油性ペンを塗り、水を2、3滴垂らすとインクが浮かび上がったという結果もあります。
「今まで対応ができていなかった水アカ汚れまでを完璧に対策したもの」だそうで、トイレのお手入れがずっと楽になるのは嬉しいですね!※一部のみの搭載商品です。
<ネオレスト「キレイ除菌水」で除菌効果>
「キレイ除菌水」は、トイレの使用前にミストを自動で吹きかけることで尿や排泄物が流れやすくなり、表面にこびりつきにくくする機能です。
また、トイレの使用前後だけではなく、8時間使用しないときにも「キレイ除菌水」のミストをボウル面に自動で吹きかけてくれるので、トイレの機能を長持ちさせることができます。※一部飲みの搭載商品です。
<泡のパワーで落とす「激落バブル」>
「激落バブル」は、トイレの上部に設置された洗剤のタンクに台所用洗剤(市販)を入れておくことで、ミリバブルの泡とマイクロバブルの2種類の泡でしっかり汚れを落としてくれる機能です。
直径5㎜の泡が発生し大きな汚れを落とした後、直径60um(マイクロメートル)の泡が発生し、便器に残った排泄物や油分などの汚れを落とします。
洗剤タンク容量は約250mlなので、補充の目安は3カ月に1回ほどです。
洗剤を入れておけば自動でキレイになるため、お手入れが楽になりますね。※一部商品のみ搭載の機能です。
便利な機能ばかりですが、多機能のトイレほど金額は上がります。
ライフスタイルに合わせて必要な機能を取捨選択することで、予算内でも自分に合うトイレを見つけることは可能です。
トイレ選びに迷ったときは、それぞれのメーカーの製品の詳細をよく確認し、ぴったりのトイレを見つけていきましょう。
トイレのリフォーム件数で多いのは、便器の交換です。すでに設置されている洋式便器を使って、暖房・温水洗浄機能付き便座を取り付けるだけなら、それほど高くはありません。
便器自体を新しいものに交換するのであれば、リフォーム費用の多くを便器が占めることになります。
さらに、和式のトイレを洋式に変更する場合は、基礎部分からの工事が必要になるので、やや大掛かりです。
それでは、「便座のみを交換する場合」と「トイレ全体を交換する場合」、「和式から洋式にリフォームする場合」という3通りのパターンの費用相場を見ていきましょう。
※ちなみに総額は、機器・材料・工事費、また諸経費や一般的な下地処理・解体撤去費用なども含んだ参考としての金額です。
では、それぞれのトイレ交換にかかる費用相場について解説していきます。
<便座のみを交換する場合>
トイレの中には、便器の交換ができるものとできないものが存在します。
その中で、便器の交換ができるのは「組み合わせトイレ」と呼ばれるタイプのトイレです。
組み合わせトイレは便器とタンク、便座が組み合わさり構成されています。
メリットは便座のみの交換ができ、部品が製造を中止していなければ、故障した部分だけを交換することが可能なことです。
便座のみの交換にかかる費用は、「便座の種類」によって大きな差があります。
機能のついていない安価な便座であれば、約5,000円〜10,000円前後が目安です。
「ヒーター機能付き便座」は便座が温まるだけの機能がついたもので、約1,5〜3万円前後。
温まる機能だけでなく、水でお尻を洗浄できる機能にある「温水洗浄便座」であれば、基本機能だけで約3〜4.5万円前後になります。
さらに多機能になると、金額も高くなっていきます。
工事にかかる費用は、それ以下の約1万円程度で設置することが可能です。時間があれば、自分でDIYをしてパーツを付け替えてもいいですね。
<トイレ全体を交換する場合>
一方、一体型トイレとタンクレストイレは便座と繋がっているため、別々の交換ができません。
そのため、トイレ全体をリフォームするときは、以下のような費用がかかります。
「トイレの購入費用」+「工事費用」+「処分費用」=トイレ交換の費用
トイレ全体をリフォームするのであれば、新しいトイレの購入や設置とともに、古いトイレの処分費用が必要です。
トイレ本体の費用は機能によって変わりますが、シンプルなものでは約5万円~と考えた方がいいでしょう。
温水洗浄便座のように大きなものだと、約10万円〜が相場になります。
タンクレストイレやさらに機能性の良いトイレは、約15万円以上かかることもあります。
また、工事にかかる費用は約2万円~20万円以上と業者や規模によってかなり価格差があります。
トイレの処分費用は、約3,000円〜8,000円になります。
トイレを交換するだけでなく、床を変えたりパイプを隠したりと内装に手を加えると、費用はさらに上がることを覚えておきましょう。
<和式から洋式にリフォームする場合>
和式トイレから洋式トイレへのリフォームの相場は、約10万円~30万円ほどです。
和式からのリフォームは、洋式から洋式へのリフォームと比べて、高額になりがちです。
配管や電線も違うことがあるので、それらを取り替える工事も必要になります。
また、床や壁もタイルやクロスからフローリング・クッションフロアへ貼り替える場合が多いので、それらの費用が合わさると比較的高めになります。
それでは、トイレ交換・リフォームの費用を安く済ませる以下のコツ4つを紹介します。
1日に何度も使うトイレにこだわりを持ちたい、という人は意外と多いですが、トイレの機能にこだわるほど、価格は高くなってしまいます。
パンフレットにある一番性能のいい製品に憧れる気持ちがあっても、必ずすべての機能が必要というわけではありません。
トイレ本体は性能の低いもので約2万円、高いものになると40万円と、大きな幅があります。
機能を省いた廉価版を選べば、トイレ本体の価格だけで、約10万円ほどの節約になることも。
さらに、タンク付きかタンクレスかでも10万円近い差が出るため、機能を落としてでもリーズナブルな本体を選ぶことで、節約効果が期待できるのは確かです。
また型落ち製品を狙うというのもおすすめの方法です。
新製品発売の時期、または、在庫処分セールを狙うと、さらにお買い得に購入することができますよ。
何をリフォームするかという内容が決まっていれば、どこのリフォーム業者を選んでも変わらない、というのは、じつは間違った考え方です。
どのリフォーム業者へ依頼をするかによっては、結果と費用が大きく変わってくることがあります。
理想的な展開としては、リーズナブルな費用でお値段以上の工事をしてくれる業者が見つけられたら嬉しいですよね。
友人や知っている人で、すでにトイレリフォームをしたことがある人がいれば、どんな業者を利用して結果はどうだったかをチェックしておくことをおすすめします。
またトイレリフォームを依頼するなら、トイレリフォームを得意とする業者への依頼も忘れないでください。
リフォーム業者の中にはそれぞれ得意な分野があり、リサーチしておくことによって、安い金額でもクオリティの高い作業をしてもらうことが可能です。
通常、トイレ交換やリフォーム工事には、それぞれにかかる製品代・作業代以外に、出張費や運搬費など様々な別途費用がかかってきます。
トイレ交換とリフォーム工事を別々の業者に頼んだ場合、それらの別途費用が2業者分かかることになり、重複する分割高になってしまいます。
しかし、最初からリフォーム工事も担当できる業者にトイレ交換を依頼すれば、諸経費は1つの業者に支払えばいいので、手間も費用も安く済ませることができるのです。
また、交換からリフォーム工事が一つの業者で完結していると、スムーズに作業が進みますし、不具合や手違いによる二次トラブルの発生も起こりにくくなります。
お家のトイレ交換とリフォーム工事を行うとき、費用を安く抑えたい場合は、1つの業者にセットで依頼することをおすすめします。
大切な家族の介護がしやすいように、トイレのリフォームを考える家庭は少なくありません。
じつは、トイレ交換・リフォームを介護目的で行うなら、各自治体からの補助を受けることができ、費用を安く抑えることができます。
トイレリフォームの助成・補助金は、「介護保険を利用した制度」・「各自治体による制度」・「国による制度」の3つの種類があります。
助成金の額はそれぞれの制度によっても違いますが、約20〜50万円程度が支給されることが多くあります。
他にもリフォームの減税制度や住宅支援がありますが、これらは併用できない可能性もあることを理解しておきましょう。
では、交換・リフォームをするとなったらどのような流れで作業を行うのでしょうか?
ここでは、トイレの「交換」、「リフォーム」を行う流れをそれぞれ解説していきます。
工期の目安は約30分〜2時間で、温水洗浄便座への付け替えや、便座が割れてしまったというときに有効な施工です。
また「本体を交換する」施工では、すでにあるトイレ本体を丸ごと撤去して新しいものを設置する工事が行われます。
工期は約半日で、便座のみの工事と比べ時間がかかります。
ただ、排水管や壁紙などはそのままなので、予算を抑えて短期での施工を依頼したいときにおすすめです。
工期が1日〜5日かかるとされているのが、「和式トイレから洋式トイレへの交換」です。
この場合、和式の便器と床は段差があるので、段差を解体してフラットにする工事が最初に行われます。
そして、解体した床を合板などで整え、床材を張って仕上げます。
段差を撤去するのには費用が多くかかるので、安く済ませたい場合は段差を残したままにし、和式トイレの上から洋式トイレを置くという方法もあります。
床の張り替えや壁紙の交換など、内装を含めたリフォームの工期は約1〜3日で、トイレ本体の交換よりも長引く傾向があります。
築年数の長い建物で、排水管や給水管が錆びたり、劣化が原因のつまりが発生している場合は、トイレ本体のリフォームだけでなく交換工事も行われます。
交換工事は戸建てかマンションかなどの住宅の種類や、交換する部品の範囲によっても変わってきます。
いずれの場合でも、床や壁の解体作業が要るため、内装の工事と一緒に行うことが多いです。
そんなときは、何を基準に業者選びをしたらいいのでしょうか?
選ぶポイントを6つに分けて解説しますので、選ぶ参考にしてくださいね。
トイレにはTOTO、LIXIL、パナソニック、ジャニス工業など多くのメーカーがあり、それぞれ様々な商品のラインナップが展開されています。
ただ、リフォーム業者によって、取り扱いメーカーや商品が限定されることがあります。希望する商品の取り扱いがあるかどうか、始めに確認が必要しておくと安心ですね。
じつは、工事の請負金額が500万円(税込)を超えない工事については、国土交通省の定める「軽微な工事」にあたるため、トイレ工事のほとんどは建設業の許可がなくても工事を請け負うことが可能なのです。
しかし、消費者や工事に対しての業者の立ち位置は、こういった許認可を取得しているかどうかにも表れてきます。
安心できる業者の判断材料として、建設業許可の他に、工事する自治体の許認可を取得しているかや、情報をしっかりと公開しているかどうかを確認しておくことをおすすめします。
リフォーム業者によって、トイレリフォームの費用は変わってきます。
中には高額な支払いを求めてくる業者もあり、適正価格を見極めるには「費用の相見積もり」を依頼することをおすすめします。
ただ、自分の要望を理解してくれる業者を探すのはなかなか大変ですよね。そんなときは、追加料金がなく金額が明確かどうかというところも気にしてみるようにしましょう。
リフォーム相談に対しての受け答えや、アドバイスなどを的確に返してくれる、信頼できる業者だと嬉しいですね。
しかし、いくら安いからと急かされたり嫌な顔をされるのであれば、他の業者に頼むという選択肢も残しておいた方がいいでしょう。
保証には「商品保証」と「工事保証」があり、それぞれ何年保証ついているかまでをきちんと確認しておく必要があります。
商品保証は、メーカーから約1〜2年ついている場合が多いです。
施行中だけでなく、最後までしっかりとしたサポートがあるかどうかを観察するようにしましょう。
気になるリフォーム業者を見つけたら、どんな口コミが書かれているかをチェックしてみることをおすすめします。
実際にその業者を使ってリフォームした人の感想が載っているので、参考になることが多くあるはずです。
このときのポイントは、口コミを書いている人の年齢や性別、施工事例の写真のように、具体的な情報もあわせて表示されているかどうかを見ることです。
インターネットではステマサイトのように極端な表現で過剰に褒めたり、貶すようなことを言う人たちも多くいるので、惑わされないようにしていきたいですね。
トイレは10年以上使用していたり、故障・ひび割れを発見したりすることがあれば、交換のタイミングだと考えていいでしょう。
組み合わせ方やタンクのあるなしでトイレの種類や排水方法が変わり、施工料金に影響を与えます。
なるべく費用を安くするためには、リーズナブルな製品や業者に依頼する方法や、補助金・助成金が受けられないか調べてみることをおすすめします。
信頼できるリフォーム業者に依頼するポイントは、商品数や費用、アフターサービスなどが充実しているかどうかです。
不安が残るようなら、他の会社と合わせて2、3件の「相見積もり」を依頼してみましょう!
この記事では、トイレ交換・リフォームをする時に必要な費用の相場や失敗しない施工業者の選び方をご紹介します!
お家のトイレを新しくするときの参考にしてみてくださいね!
トイレ交換・リフォームをするタイミング
「トイレのリフォームを考えているけど、するタイミングがわからない」と悩んでいる人は意外と多いのではないでしょうか?新しくしたいと考えていても、明確なきっかけがないままでは予定が先延ばしになってしまいますよね。
ここでは、トイレ交換やリフォームを考えている人が、実際に行うときのちょうど良いタイミングを5つ紹介します。
- 10年以上使用している
- 故障・ひび割れがある
- 掃除をしても汚れが落ちない
- 使いづらさを感じる
- 機能面に不満がある
10年以上使用している
あなたは、トイレに交換時期があることを知っていますか?長く使用しているトイレの便器や温水洗浄便座に不具合が生じたら、「交換や修理のタイミングなのでは?」と考えるきっかけになりますよね。
しかし便器自体には、ひび割れやつまり以外に故障と断定できる症状はありません。
メーカーや使用状況によりますが、陶器製トイレの交換時期の目安は平均で約10年になります。
近年、一体型のトイレにも採用されている有機ガラス系新素材(アクリル樹脂)の便器でも、修理・交換サイクル・耐用年数に特出した違いはありません。
お家のトイレが設置からすでに10年近く経っているなら、そろそろ交換を視野に入れてみても良いかもしれません。
故障・ひび割れがある
トイレの便器にヒビが入ったり故障したりしてしまったら、トイレ交換を決意しましょう。一見してまだ使えるような状態のトイレでも、水漏れなどのトラブルがあるたびに修理を行うのではなく、全てを交換してしまおうという考えの人が増えてきているようです。
確かに、修理を繰り返すと手間と時間がかかります。また、深刻な水漏れになった場合には、汚水で床が汚れたり階下へ漏水する可能性もあるのです。
便器の故障・ひび割れを発見したら、修理業者へリフォームを依頼するようにしましょう。
掃除をしても汚れが落ちない
古くなってきたトイレは、掃除をした後でもうっすらと汚れて見えてしまうことがあります。トイレの黄ばみや黒ずみ汚れは、落としたと思ってもトイレ表面の細かい傷の中に根深く残っているものです。
「掃除後もなんだか清潔じゃない…」「消臭剤を使っても独特の匂いが取れない」などと悩み続けるなら、トイレの便器を交換することをおすすめします。
使いづらさを感じる
トイレが古くなってくると、様式や性能に使いづらさが生まれてきます。特に、昨今の洋式トイレの浸透によって、屈んで使わなければならない和式トイレの需要が少なくなってきています。
特に介護が必要になる家族がいるお家では、安全のために手すりや温水洗浄便座を新しくする必要も出てきますよね。
家族全員が安心して使えるトイレにするために、トイレのリフォームやバリアフリー化を考えていきましょう。
機能面に不満がある
あなたのお家の便座に、ウォシュレットはありますか?あると便利な温水洗浄便座ですが、もともとお家にない場合は新しく買うタイミングが難しいですよね。温水洗浄便座はトイレを使った後にお尻を洗浄することでトイレットペーパーの使用量を減らすことができますし、健やかなお尻を保てるというメリットがあります。
さらに、便器のヒート機能があれば、冬場のトイレの便座が冷たくて嫌な思いをするのを防ぐことができます。
近頃は省エネ対策がされている便座も多く、電気代が安く済むのも嬉しいポイントですよね。
お家のトイレの機能面に不満を感じたときは、トイレ交換・リフォームを検討しましょう。
トイレ交換・リフォームの前に知っておきたい基礎知識
トイレを交換・リフォームするとき、あらかじめトイレについての基礎知識を持っておくと、業者とやりとりをスムーズに行うことができます。知っておいた方が良いことは、主に
- トイレの種類
- 排水形式
- 洗浄方式
それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
トイレの種類
トイレの種類には「組み合わせ型」「タンク一体型」「タンクレス型」があります。それぞれの形には特徴があり、メリットとデメリットの2つの面が存在します。
〈組み合わせ型〉
組み合わせ型トイレは便器とタンクが別になって組み合わさっているタイプです。
メリットは、どちらかが壊れても個別に修理できるため、メンテナンスがしやすいというところです。
タンクの上の部分に「手洗い器をつけるかどうか」など、好きに考えられるところも、組み合わせ型のメリットになります。
デメリットはタンクとトイレの隙間にホコリが溜まりやすく、掃除の手間がかかるところです。
日頃からお手入れをするのが苦でない人にはぴったりのトイレということですね!
〈タンク一体型〉
タンク一体型トイレは、タンクと便器がくっついているかたちになります。
これはモダンでスッキリとした見た目のトイレです。
メリットはタンクと便器が分かれておらず一体になっているため、掃除がしやすいというところです。
デメリットはタンクと便器がくっついているので、「一方が壊れたときに分解して直す」ということできないということです。
壊れた場合に、一番費用や手間がかかるというのがタンク一体型のデメリットです。
〈タンクレス型〉
タンクレス型トイレとは、その名の通りタンクが付いていないトイレのこと。
スッキリとしたスタイリッシュな見た目で、水道から直接水を引いているのが特徴です。
メリットは、タンクがないため圧迫感がなく、フォルムが美しいというところです。
トイレ空間を広くしたい方にはとてもおすすめといえます。
ただし、タンクレス型はトイレに手洗い器が付けられないため、手洗い場を別に設ける必要があります。
生活感のないレイアウトを求める方には、申し分ないかたちといえるでしょう。
排水形式
トイレには2種類の排水方法があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。新しいトイレに交換するときは、お家のトイレの排水方式がどちらに対応しているかを事前に確認しておく必要があります。- 床排水
- 壁排水
一戸建てやマンションなど建物の構造を問わず住宅に多く採用されている排水形式で、壁排水と比べて水を使わないため、節水が可能という特徴があります。
壁排水は排水を壁から抜く排水方法のことで、集合住宅で多く用いられています。
水が多く溜まっているので便器を汚しにくく、トイレ掃除が簡単に行えます。
デメリットは、排水管を壁の中に通してあるので、つまった時のメンテナンスが難しいところです。
トイレ交換をする際、ご家庭のトイレはどのようになっているのかを調べておくのがおすすめです。
排水方式と排水芯の寸法に対応していないトイレは、設置できない可能性があることを覚えておきましょう。
便座
便座には、「普通便座」「暖房便座」「温水洗浄便座」の3つの種類があり、トイレ交換の際にはそれぞれのメリットとデメリットを知っておく必要があります。普通便座は何も機能が付いていない一番ノーマルなタイプの便座です。
暖房便座は便座を温めるための装置が付いており、温水洗浄便座は暖房にプラスして、ビデ洗浄などのシャワー機能が付いています。
その他、便座には人の動きを感知して自動で開閉するものや、リモコンが一体型になっているものや壁に設置されたタイプなども存在します。
洗浄方式
トイレによっては、お家で洗浄する際の洗浄方式も変わってきます。使用するタイプによって、汚れのつきやすさや洗浄音が変わりますので、自分のお家に合うものを選ぶようにしましょう。
【洗い落とし式】
洗い落とし式は、水の高低差によって上から下に水を流す作用で汚物を押し流す、最もシンプルなつくりの便器です。
水が溜まる面が狭く、ボウル内の乾燥している面には排泄物などが跳ねやすくなっています。
洗い落とし式のメリットは汚物が吸着しやすいところだといわれていますが、デメリットは、勢いよく水が流れる反面、洗浄音が大きくなっているところです。
お手入れが必要になる頻度は高いですが、費用を抑えたい人向けの洗浄方式といえます。
【サイホン式】
サイホン式は、サイホン(水を吸い出す力)と水の落下するスピードで水が流れるのが特徴です。
メリットは水流が強力で水たまり部分が大きく、便器のいやな臭いや汚れが出にくいところです。
デメリットしては、水の流れるスピードが速いため使用量が増え、水道代の節約にはならないと言う点です。
節約よりも汚れのつきにくさを重視している人にはおすすめの方式ですね。
【サイホンゼット式】
サイホンゼット式はサイホン式よりも吸引力・流水力を高めたものです。
サイホン式よりもキレイに流れるのが特徴で、表面を水がはって汚物が付着することはほとんどありません。
【サイホンボルテックス式】
サイホンボルテックス式は、便器の中で渦を起こしつつ、サイホン作用で汚物を流す方法です。
洗浄音はあまりならず、汚物の付着が残ることもほぼありません。
静音性から、寝室近くのトイレや高級ホテルに需要が高いです。
サイホンゼット式よりも高い水圧が必要になるため、デメリットは2階以上のトイレを置いてしまうと音が気になりやすくなるところです。
【トルネード式】
トルネード式は、トイレの便器のフチにある穴から水を出し、勢いよく排水する方法です。
メリットとしては、流すと同時にトイレの洗浄もでき、音もとても静かなところです。排水量も少なく、節水効果が高いところもおすすめです。
便利機能
洗浄方式以外にも、トイレには昔からは考えられなかった、様々な新しい便利機能があります。最近発売されているトイレは、空間自体を快適に過ごせる機能が充実しています。温水洗浄や自動乾燥、消臭機能の他にも、使う時だけ便器を温めてくれる瞬間暖房便座や、自動で脱臭してくれる機能まであるんです。
また、多くのメーカーではトイレのオート機能が標準装備になりつつあります。
便器に近づくだけで自動でフタが開き、便器に座ることで脱臭がスタートする便利な機能です。
使用後は便器から立つと水が流れ、フタが閉まります。わざわざ手で開け閉めをしなくていいので、とても衛生的です。
メーカーごとにも独自開発の機能があり、各社それぞれがアピールを行うことで差別化を計っています。
ここからは、代表的な機能を3つ紹介していきます。
<アクアセラミック>
汚れの主な原因となる表面の傷がつきにくく、細菌の繁殖、汚物や水アカのお掃除も楽な衛生陶器「アクアセラミックR」というものがあります。
アクアセラミックは水との馴染みが良いので、従来の陶器製の便器でこびり付いてしまっていた汚れも手軽に落ち、掃除がとても楽になります。
とある実験では、アクアセラミックに油性ペンを塗り、水を2、3滴垂らすとインクが浮かび上がったという結果もあります。
「今まで対応ができていなかった水アカ汚れまでを完璧に対策したもの」だそうで、トイレのお手入れがずっと楽になるのは嬉しいですね!※一部のみの搭載商品です。
<ネオレスト「キレイ除菌水」で除菌効果>
「キレイ除菌水」は、トイレの使用前にミストを自動で吹きかけることで尿や排泄物が流れやすくなり、表面にこびりつきにくくする機能です。
また、トイレの使用前後だけではなく、8時間使用しないときにも「キレイ除菌水」のミストをボウル面に自動で吹きかけてくれるので、トイレの機能を長持ちさせることができます。※一部飲みの搭載商品です。
<泡のパワーで落とす「激落バブル」>
「激落バブル」は、トイレの上部に設置された洗剤のタンクに台所用洗剤(市販)を入れておくことで、ミリバブルの泡とマイクロバブルの2種類の泡でしっかり汚れを落としてくれる機能です。
直径5㎜の泡が発生し大きな汚れを落とした後、直径60um(マイクロメートル)の泡が発生し、便器に残った排泄物や油分などの汚れを落とします。
洗剤タンク容量は約250mlなので、補充の目安は3カ月に1回ほどです。
洗剤を入れておけば自動でキレイになるため、お手入れが楽になりますね。※一部商品のみ搭載の機能です。
便利な機能ばかりですが、多機能のトイレほど金額は上がります。
ライフスタイルに合わせて必要な機能を取捨選択することで、予算内でも自分に合うトイレを見つけることは可能です。
トイレ選びに迷ったときは、それぞれのメーカーの製品の詳細をよく確認し、ぴったりのトイレを見つけていきましょう。
トイレ交換・リフォームの費用相場
日常的に何度も使うトイレは、清潔で癒される空間にしたいですよね。トイレのリフォーム件数で多いのは、便器の交換です。すでに設置されている洋式便器を使って、暖房・温水洗浄機能付き便座を取り付けるだけなら、それほど高くはありません。
便器自体を新しいものに交換するのであれば、リフォーム費用の多くを便器が占めることになります。
さらに、和式のトイレを洋式に変更する場合は、基礎部分からの工事が必要になるので、やや大掛かりです。
それでは、「便座のみを交換する場合」と「トイレ全体を交換する場合」、「和式から洋式にリフォームする場合」という3通りのパターンの費用相場を見ていきましょう。
※ちなみに総額は、機器・材料・工事費、また諸経費や一般的な下地処理・解体撤去費用なども含んだ参考としての金額です。
では、それぞれのトイレ交換にかかる費用相場について解説していきます。
<便座のみを交換する場合>
トイレの中には、便器の交換ができるものとできないものが存在します。
その中で、便器の交換ができるのは「組み合わせトイレ」と呼ばれるタイプのトイレです。
組み合わせトイレは便器とタンク、便座が組み合わさり構成されています。
メリットは便座のみの交換ができ、部品が製造を中止していなければ、故障した部分だけを交換することが可能なことです。
便座のみの交換にかかる費用は、「便座の種類」によって大きな差があります。
機能のついていない安価な便座であれば、約5,000円〜10,000円前後が目安です。
「ヒーター機能付き便座」は便座が温まるだけの機能がついたもので、約1,5〜3万円前後。
温まる機能だけでなく、水でお尻を洗浄できる機能にある「温水洗浄便座」であれば、基本機能だけで約3〜4.5万円前後になります。
さらに多機能になると、金額も高くなっていきます。
工事にかかる費用は、それ以下の約1万円程度で設置することが可能です。時間があれば、自分でDIYをしてパーツを付け替えてもいいですね。
<トイレ全体を交換する場合>
一方、一体型トイレとタンクレストイレは便座と繋がっているため、別々の交換ができません。
そのため、トイレ全体をリフォームするときは、以下のような費用がかかります。
「トイレの購入費用」+「工事費用」+「処分費用」=トイレ交換の費用
トイレ全体をリフォームするのであれば、新しいトイレの購入や設置とともに、古いトイレの処分費用が必要です。
トイレ本体の費用は機能によって変わりますが、シンプルなものでは約5万円~と考えた方がいいでしょう。
温水洗浄便座のように大きなものだと、約10万円〜が相場になります。
タンクレストイレやさらに機能性の良いトイレは、約15万円以上かかることもあります。
また、工事にかかる費用は約2万円~20万円以上と業者や規模によってかなり価格差があります。
トイレの処分費用は、約3,000円〜8,000円になります。
トイレを交換するだけでなく、床を変えたりパイプを隠したりと内装に手を加えると、費用はさらに上がることを覚えておきましょう。
<和式から洋式にリフォームする場合>
和式トイレから洋式トイレへのリフォームの相場は、約10万円~30万円ほどです。
和式からのリフォームは、洋式から洋式へのリフォームと比べて、高額になりがちです。
配管や電線も違うことがあるので、それらを取り替える工事も必要になります。
また、床や壁もタイルやクロスからフローリング・クッションフロアへ貼り替える場合が多いので、それらの費用が合わさると比較的高めになります。
トイレ交換・リフォームの費用を抑えるコツ
トイレ交換に含まれる工事の費用は、「本体代」+「工事費」になります。どちらか1つ、または2つのうち1つの費用を抑える事で、施工を安く済ませることができます。それでは、トイレ交換・リフォームの費用を安く済ませる以下のコツ4つを紹介します。
- リーズナブルな価格の本体を選ぶ
- リーズナブルな工事費用の業者を選ぶ
- 本体+工事のセット割で交換・リフォームを依頼する
- 補助金を利用する
リーズナブルな価格の本体を選ぶ
トイレ交換・リフォームは、リーズナブルな本体を選ぶことで安く施工することが可能です。1日に何度も使うトイレにこだわりを持ちたい、という人は意外と多いですが、トイレの機能にこだわるほど、価格は高くなってしまいます。
パンフレットにある一番性能のいい製品に憧れる気持ちがあっても、必ずすべての機能が必要というわけではありません。
トイレ本体は性能の低いもので約2万円、高いものになると40万円と、大きな幅があります。
機能を省いた廉価版を選べば、トイレ本体の価格だけで、約10万円ほどの節約になることも。
さらに、タンク付きかタンクレスかでも10万円近い差が出るため、機能を落としてでもリーズナブルな本体を選ぶことで、節約効果が期待できるのは確かです。
また型落ち製品を狙うというのもおすすめの方法です。
新製品発売の時期、または、在庫処分セールを狙うと、さらにお買い得に購入することができますよ。
リーズナブルな工事費用の業者を選ぶ
トイレ交換・リフォームは、リーズナブルな工事費用の業者を選ぶことで解決できます。何をリフォームするかという内容が決まっていれば、どこのリフォーム業者を選んでも変わらない、というのは、じつは間違った考え方です。
どのリフォーム業者へ依頼をするかによっては、結果と費用が大きく変わってくることがあります。
理想的な展開としては、リーズナブルな費用でお値段以上の工事をしてくれる業者が見つけられたら嬉しいですよね。
友人や知っている人で、すでにトイレリフォームをしたことがある人がいれば、どんな業者を利用して結果はどうだったかをチェックしておくことをおすすめします。
またトイレリフォームを依頼するなら、トイレリフォームを得意とする業者への依頼も忘れないでください。
リフォーム業者の中にはそれぞれ得意な分野があり、リサーチしておくことによって、安い金額でもクオリティの高い作業をしてもらうことが可能です。
本体+工事のセット割で交換・リフォームを依頼する
トイレ交換・リフォーム工事の費用は、本体と工事のセット割を利用することで価格を安く抑えることが可能です。通常、トイレ交換やリフォーム工事には、それぞれにかかる製品代・作業代以外に、出張費や運搬費など様々な別途費用がかかってきます。
トイレ交換とリフォーム工事を別々の業者に頼んだ場合、それらの別途費用が2業者分かかることになり、重複する分割高になってしまいます。
しかし、最初からリフォーム工事も担当できる業者にトイレ交換を依頼すれば、諸経費は1つの業者に支払えばいいので、手間も費用も安く済ませることができるのです。
また、交換からリフォーム工事が一つの業者で完結していると、スムーズに作業が進みますし、不具合や手違いによる二次トラブルの発生も起こりにくくなります。
お家のトイレ交換とリフォーム工事を行うとき、費用を安く抑えたい場合は、1つの業者にセットで依頼することをおすすめします。
補助金を利用する
「トイレの介助がしやすいように、床をバリアフリーにしたり手すりをつけたい…」大切な家族の介護がしやすいように、トイレのリフォームを考える家庭は少なくありません。
じつは、トイレ交換・リフォームを介護目的で行うなら、各自治体からの補助を受けることができ、費用を安く抑えることができます。
トイレリフォームの助成・補助金は、「介護保険を利用した制度」・「各自治体による制度」・「国による制度」の3つの種類があります。
助成金の額はそれぞれの制度によっても違いますが、約20〜50万円程度が支給されることが多くあります。
他にもリフォームの減税制度や住宅支援がありますが、これらは併用できない可能性もあることを理解しておきましょう。
トイレ交換・リフォームの流れ
トイレは毎日使用する場所なので、汚れたりダメージを受けたりすると故障などのトラブルが起きることもあります。では、交換・リフォームをするとなったらどのような流れで作業を行うのでしょうか?
ここでは、トイレの「交換」、「リフォーム」を行う流れをそれぞれ解説していきます。
交換の場合
業者へ依頼するトイレの「便座のみの交換」では、既存の便器を変えることなく新しい便座へ交換します。工期の目安は約30分〜2時間で、温水洗浄便座への付け替えや、便座が割れてしまったというときに有効な施工です。
また「本体を交換する」施工では、すでにあるトイレ本体を丸ごと撤去して新しいものを設置する工事が行われます。
工期は約半日で、便座のみの工事と比べ時間がかかります。
ただ、排水管や壁紙などはそのままなので、予算を抑えて短期での施工を依頼したいときにおすすめです。
工期が1日〜5日かかるとされているのが、「和式トイレから洋式トイレへの交換」です。
この場合、和式の便器と床は段差があるので、段差を解体してフラットにする工事が最初に行われます。
そして、解体した床を合板などで整え、床材を張って仕上げます。
段差を撤去するのには費用が多くかかるので、安く済ませたい場合は段差を残したままにし、和式トイレの上から洋式トイレを置くという方法もあります。
リフォームの場合
トイレの交換に加え、内装もリフォームすることでトイレの雰囲気はガラッと変えられます。床の張り替えや壁紙の交換など、内装を含めたリフォームの工期は約1〜3日で、トイレ本体の交換よりも長引く傾向があります。
築年数の長い建物で、排水管や給水管が錆びたり、劣化が原因のつまりが発生している場合は、トイレ本体のリフォームだけでなく交換工事も行われます。
交換工事は戸建てかマンションかなどの住宅の種類や、交換する部品の範囲によっても変わってきます。
いずれの場合でも、床や壁の解体作業が要るため、内装の工事と一緒に行うことが多いです。
トイレ交換・リフォームを依頼する業者選びのポイント
トイレ交換・リフォームを依頼するとき、相談事に親身になってくれる業者やリーズナブルな業者など、メリットの多い施工業者に依頼したいですよね。そんなときは、何を基準に業者選びをしたらいいのでしょうか?
選ぶポイントを6つに分けて解説しますので、選ぶ参考にしてくださいね。
商品数
リフォーム業者を選ぶときは、まず、提示してくれる製品の商品数がどのくらいあるかを見てみましょう。トイレにはTOTO、LIXIL、パナソニック、ジャニス工業など多くのメーカーがあり、それぞれ様々な商品のラインナップが展開されています。
ただ、リフォーム業者によって、取り扱いメーカーや商品が限定されることがあります。希望する商品の取り扱いがあるかどうか、始めに確認が必要しておくと安心ですね。
許認可の有無
また、業者を選ぶポイントの一つに「許認可をホームページで公開しているか」があります。じつは、工事の請負金額が500万円(税込)を超えない工事については、国土交通省の定める「軽微な工事」にあたるため、トイレ工事のほとんどは建設業の許可がなくても工事を請け負うことが可能なのです。
しかし、消費者や工事に対しての業者の立ち位置は、こういった許認可を取得しているかどうかにも表れてきます。
安心できる業者の判断材料として、建設業許可の他に、工事する自治体の許認可を取得しているかや、情報をしっかりと公開しているかどうかを確認しておくことをおすすめします。
費用面
リフォームを依頼する上で不安の大部分を占めるのは「費用」についてですよね。リフォーム業者によって、トイレリフォームの費用は変わってきます。
中には高額な支払いを求めてくる業者もあり、適正価格を見極めるには「費用の相見積もり」を依頼することをおすすめします。
ただ、自分の要望を理解してくれる業者を探すのはなかなか大変ですよね。そんなときは、追加料金がなく金額が明確かどうかというところも気にしてみるようにしましょう。
スタッフの対応
リフォーム業者へ依頼をするとき、「スタッフの対応」が丁寧かどうかは良い業者を見極めるポイントです。リフォーム相談に対しての受け答えや、アドバイスなどを的確に返してくれる、信頼できる業者だと嬉しいですね。
しかし、いくら安いからと急かされたり嫌な顔をされるのであれば、他の業者に頼むという選択肢も残しておいた方がいいでしょう。
アフターサービス
アフターサービスや保証期間がしっかりある業者かどうかは、業者選びの大切なポイントです。保証には「商品保証」と「工事保証」があり、それぞれ何年保証ついているかまでをきちんと確認しておく必要があります。
商品保証は、メーカーから約1〜2年ついている場合が多いです。
施行中だけでなく、最後までしっかりとしたサポートがあるかどうかを観察するようにしましょう。
口コミ・評判
インターネットから検索をかけると、業者の口コミや評判を気軽に調べることができます。気になるリフォーム業者を見つけたら、どんな口コミが書かれているかをチェックしてみることをおすすめします。
実際にその業者を使ってリフォームした人の感想が載っているので、参考になることが多くあるはずです。
このときのポイントは、口コミを書いている人の年齢や性別、施工事例の写真のように、具体的な情報もあわせて表示されているかどうかを見ることです。
インターネットではステマサイトのように極端な表現で過剰に褒めたり、貶すようなことを言う人たちも多くいるので、惑わされないようにしていきたいですね。
まとめ
トイレの交換・リフォームをしたいと思ったとき、依頼する業者の費用の相場や、選ぶコツを知っておくことはとても大切です。トイレは10年以上使用していたり、故障・ひび割れを発見したりすることがあれば、交換のタイミングだと考えていいでしょう。
組み合わせ方やタンクのあるなしでトイレの種類や排水方法が変わり、施工料金に影響を与えます。
なるべく費用を安くするためには、リーズナブルな製品や業者に依頼する方法や、補助金・助成金が受けられないか調べてみることをおすすめします。
信頼できるリフォーム業者に依頼するポイントは、商品数や費用、アフターサービスなどが充実しているかどうかです。
不安が残るようなら、他の会社と合わせて2、3件の「相見積もり」を依頼してみましょう!