2023.12.22
トイレ
ペットボトルでトイレつまりを解消する方法は?そのほかラバーカップの代用となるものを紹介
トイレつまり解消グッズは、ホームセンターやドラッグストアなどでさまざまなものか販売されているほか、ネットでも購入が可能です。
しかし、お店の営業時間外である、配達に時間がかかるなどの理由でこういったグッズが手元になく、突然のトイレつまりに困っている方もいるでしょう。
そこで役に立つのが、どの家庭にも必ず1つはあるペットボトル。 加工することで、誰でも知っているトイレつまり解消グッズに早変わりします。
そこで今回は、ペットボトルを使ってトイレつまりを解消する方法を紹介します。 そのほかラップやビニール袋など、家にあるものを活用した方法もあわせて紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。
実はそれ以外にも以下のような症状が発生した場合にも、トイレつまりが疑われます。
トイレが正常に機能していれば、水は便器内を通って排水管へと流れていきます。
しかし、 何らかの原因でトイレがつまっていると水が適切に排水されず、便器に戻ってくることがあります。
トイレの奥や排水管内でつまりが起きかけていると、そこに次第に水が溜まっていきます。
排水管内の押し上げられた空気がその中から抜けることで、このような音が発生します。
現時点では問題ないからと放置していると、 いずれ排水管の中が完全につまり、トラブルに発展するおそれがあるため注意が必要です。
>>トイレからの異音は危険なサイン!原因と対処法について
便器内に常に一定量溜まっている水(封水)は、下水の臭いがトイレまで這いあがってくることを防ぐ役割があります。
しかし、排泄物やヘドロなどで排水口がつまると、排水トラップから封水が漏れ出す原因に。
その結果、封水が通常量より少なくなったり、なくなったりすると、配水管から悪臭が漂ってきます。
>>トイレが臭い原因6つとその対策
トイレットペーパーは水に溶けやすい性質のため、適切な量であればつまる可能性は低いです。 しかし、まとまった量を一度に流すと溶けきれず、塊になってつまってしまうことがあります。
一度に流すトイレットペーパーの量は、一般的とされている5m程度を目安としましょう。 また、トイレに流せるタイプのティッシュや掃除用シート、赤ちゃん用のおしりふきなども注意が必要です。
これらは水に溶ける性質ではありますが、確実に一度で流せるのは1枚などの少量のみです。 このためなるべくトイレには流さず、ゴミ箱などに捨てることをおすすめします。
こういった固形物や水に溶けない性質のものは、トイレに流すことができません。
また、おむつや生理用品などの吸水性が高い製品も、水を吸って膨れ上がるため、トイレに流すとつまりの原因となります。
このため重りなどを入れてタンク内の水量を減らす、大便時も小レバーを使用するなど、節水を心がけている場合は、それが原因でトイレつまりが発生する可能性があります。
ホームセンターやドラッグストア、ネットショップなどで購入可能ですが、 今すぐ使いたいのに家にないという場合もあるでしょう。
そんなときは、どの家庭にでも1つは必ずあるペットボトルを使用することで、トイレつまりを解消できます。
詳しい加工方法は後述しますが、簡単に説明するとペットボトルの底を切り取り、蓋を外すだけ。
ペットボトルはプラスチック製であり一定の耐久性があるため、これでラバーカップのように圧力をかけることで、トイレのつまりを取り除くことができます。
排水口に密着させ、ラバーカップの中の空気を押し出すことでカップの中が真空状態になります。
その後、勢いよく引っ張ることで生まれる吸引力によって水を流動させ、中のつまりを解消するというのがラバーカップの仕組みです。
ペットボトルで作成した簡易版ラバーカップも、飲み口を指で塞ぎ、空気圧を調整しながら上下に動かすことでラバーカップと同様、詰まりの原因を動かし、ほぐすことが可能です。
このためペットボトルで解消できるトイレつまりの原因は、ラバーカップで解消できるものと同じで、水に溶けるもの、トイレに流せるものです。
具体的には以下のようなものがあげられます。
具体的には以下のようなものがあげられます。
こういった固形物や水に溶けないものでも「ラバーカップで上手く吸引できれば取り出せる可能性があるのでは?」と思うかもしれませんね。
しかし、失敗して奥へと流れてしまった場合、修理費が高額となってしまうためおすすめしません。
同様に、つまりの原因がわからない場合も、かえって状況を悪化させる可能性があるため自力での修理は控えるのが賢明です。
これらのケースでは自分で何とかしようとせず、水道業者に相談するようにしましょう。
また、つまらせたものがトイレットペーパーなどの水溶性のものでも、排水管の奥の方でつまっている場合は、ペットボトルやラバーカップでは解消できないことがあります。
作業の際は汚水がはねるおそれがあるため、ゴム手袋やビニール手袋を着用しましょう。
ハサミやカッターはペットボトルの加工に、ビニールシートや新聞紙は作業周辺の養生に使用します。
そのほかマイナスドライバーは、トイレの止水栓を閉める作業に必要で、バケツはタンク内や便器の水量調節の際に使用します。
材質によってはすぐにへたってしまうため、炭酸飲料や緑茶など分厚くて固いものを何本か用意しておきましょう。
加工方法は簡単で、ペットボトルの底から4cmくらいの位置をカッターやはさみでカットするだけ。 切り口で皮膚を傷つけないように注意してください。
ペットボトルの蓋は使用しないので捨ててしまって構いませんが、切り離した底の部分は、バケツの代わりに汲み取り道具として活用できます。
止水栓を閉めておかないと、作業中に誤ってレバーを回してしまうと水が流れ、汚水があふれたり、異物が奥に流れてしまったりする可能性があります。 このため作業前に必ず止水栓を閉めておきましょう。
止水栓は、マイナスドライバーで時計まわり(右まわり)回せば閉めることができます。 場所がわからない場合は、家全体の水道の元栓を閉めるのも一つの手段です。
また、止水栓を閉めてもタンク内には水が溜まっています。 レバーを流すと水が流れてしまうため、タンク内の水も抜いておきましょう。
バケツなどにうつしておくと、つまりが解消されているかの確認で水を流す時に使えて便利です。
感電の危険性があるため濡れた手では決して触らず、乾いた手で抜くようにしてください。
トイレの窓やドアを開けておく、換気扇を回すなどしっかり換気してから作業を開始しましょう。
他の部屋に臭いがこもらないよう、リビングやキッチン、浴室など他の部屋でも風の通り道を作っておくと安心です。
あらかじめ周辺の床や壁を新聞紙やビニールシートで保護しておくと、安心して作業に集中できます。
水量が多いうちはバケツ、水量が少なくなってきたらペットボトルの底を利用することで効率よく水を汲み取れます。
便器内の水位が高いまま作業すると、つまりが解消し、中身が逆流した際に汚水が溢れ出す可能性があるため注意してください。
飲み口側から水が溢れてくるため、必ずゴム手袋またはビニール手袋を着用しましょう。
こうすることでペットボトルの中が真空状態になり、勢いよく引っ張ることで吸引力が発生。簡易的なラバーカップの役割を果たします。
指で空気圧を調節しながら何度か上下に動かすことで、つまりの原因がじょじょにほぐれていき、解消へとつながります。
バケツから水を流し、つまりが解消されたかどうか確認しましょう。 便器内に水が溜まらなければつまりは解消されています。
ゴム手袋やビニール手袋を着用する、作業周辺を養生する、止水栓を閉めるなど、ペットボトルを使用するときと同様の準備をしたうえで、以下の方法を実践してみてください。
ラップを使ったトイレつまりの解消方法は以下の通りです。
汚れやぬめり、水気があるとラップの貼り付けが弱くなり、途中でラップが剥がれる原因となります。
押しても破れないよう、最低10枚以上は重ねて貼るようにましょう。
押す・離すを繰り返すことで、便器の中に圧力がかかり、つまりの原因となっているものを引っ張ることが可能です。
ラップが剥がれそうになったり、破れそうになったら追加でラップを巻いてください。
ビニール袋を使ったトイレつまりの解消方法は以下の通りです。
このとき、排水口と拳が密着していた方がより強い圧力を生み出せます。 大きい隙間ができてしまう場合は、拳にタオルなどを巻き付けてサイズ調整するとよいでしょう。
ペットボトルやラップ、ビニール袋など家にあるもので簡単に代用できますが、これらで解消できるのは水が溶けないものを原因とするトイレつまりのみです。
固形物など水に溶けないもののつまりや、原因不明のつまりの場合にこれらの方法を実践すると、かえって状況を悪化させてしまう可能性が高いため、こういったケースでは水道業者に依頼するようにしましょう。
トイレつまり解消の料金相場は、つまりの度合いや業者によっても異なりますが、4,000円〜8,000円前後です。
>>トイレ修理の費用・料金相場について〜業者へ依頼するべき事例を紹介〜
自分で直そうとして状況が悪化した場合、修理料金が数倍に跳ね上がってしまうこともあるため、まずは電話相談や無料見積もりなどをお願いするとよいでしょう。
しかし、固形物など水に溶けないものがつまっている場合や原因不明の場合は、自力で直そうとするとつまりが酷くなる可能性が高いため、水道業者に依頼するのがおすすめです。
水プロなら、原因の究明はもちろん、水に溶けるものから固形物までさまざまなトイレつまりを解消可能。 作業費用は5,500円(税込)〜で、家庭では対応が難しい重度のつまりも、専用の工具を用いて解消いたします。
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しかし、お店の営業時間外である、配達に時間がかかるなどの理由でこういったグッズが手元になく、突然のトイレつまりに困っている方もいるでしょう。
そこで役に立つのが、どの家庭にも必ず1つはあるペットボトル。 加工することで、誰でも知っているトイレつまり解消グッズに早変わりします。
そこで今回は、ペットボトルを使ってトイレつまりを解消する方法を紹介します。 そのほかラップやビニール袋など、家にあるものを活用した方法もあわせて紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。
トイレつまりの主な症状
水がうまく流れていかない、水を流した後にトイレットペーパーや排泄物が戻ってくるなどの現象が起きると真っ先に「あれ?トイレがつまったかな?」と思いますよね。実はそれ以外にも以下のような症状が発生した場合にも、トイレつまりが疑われます。
- 水を流すと便器の水位が上がる
- 水を流すと異音がする
- 便器から異臭がする
水を流すと便器の水位が上がる
水を流すと便器の水位が上昇する場合、トイレがつまっている可能性があります。トイレが正常に機能していれば、水は便器内を通って排水管へと流れていきます。
しかし、 何らかの原因でトイレがつまっていると水が適切に排水されず、便器に戻ってくることがあります。
水を流すと異音がする
水を流すとコポコポやゴボゴボと異音がするのも、トイレつまりの主な症状の一つです。トイレの奥や排水管内でつまりが起きかけていると、そこに次第に水が溜まっていきます。
排水管内の押し上げられた空気がその中から抜けることで、このような音が発生します。
現時点では問題ないからと放置していると、 いずれ排水管の中が完全につまり、トラブルに発展するおそれがあるため注意が必要です。
>>トイレからの異音は危険なサイン!原因と対処法について
便器から異臭がする
便器から異臭がする場合も、トイレがつまっている可能性があります。便器内に常に一定量溜まっている水(封水)は、下水の臭いがトイレまで這いあがってくることを防ぐ役割があります。
しかし、排泄物やヘドロなどで排水口がつまると、排水トラップから封水が漏れ出す原因に。
その結果、封水が通常量より少なくなったり、なくなったりすると、配水管から悪臭が漂ってきます。
>>トイレが臭い原因6つとその対策
トイレつまりの主な原因
トイレつまりを起こしている場合は、主に以下のようなものが原因として考えられます。- 大量のトイレットペーパー
- 異物の侵入
- 流れる水の量が少ない
大量のトイレットペーパー
よくあるのが、一度に大量のトイレットペーパーを流したことで発生するトイレつまりです。トイレットペーパーは水に溶けやすい性質のため、適切な量であればつまる可能性は低いです。 しかし、まとまった量を一度に流すと溶けきれず、塊になってつまってしまうことがあります。
一度に流すトイレットペーパーの量は、一般的とされている5m程度を目安としましょう。 また、トイレに流せるタイプのティッシュや掃除用シート、赤ちゃん用のおしりふきなども注意が必要です。
これらは水に溶ける性質ではありますが、確実に一度で流せるのは1枚などの少量のみです。 このためなるべくトイレには流さず、ゴミ箱などに捨てることをおすすめします。
異物の侵入
携帯電話やおもちゃ、めがねなどの異物の侵入も代表的なトイレつまりの原因です。こういった固形物や水に溶けない性質のものは、トイレに流すことができません。
また、おむつや生理用品などの吸水性が高い製品も、水を吸って膨れ上がるため、トイレに流すとつまりの原因となります。
流れる水の量が少ない
トイレを流すときの水量が少ないと、 トイレットペーパーや排泄物をしっかり流すことができません。このため重りなどを入れてタンク内の水量を減らす、大便時も小レバーを使用するなど、節水を心がけている場合は、それが原因でトイレつまりが発生する可能性があります。
トイレのつまりがペットボトルで直せる?
こういったトイレつまりの解消道具として、真っ先に思いつくのがラバーカップ(スッポン)。ホームセンターやドラッグストア、ネットショップなどで購入可能ですが、 今すぐ使いたいのに家にないという場合もあるでしょう。
そんなときは、どの家庭にでも1つは必ずあるペットボトルを使用することで、トイレつまりを解消できます。
加工することでラバーカップの代用となる
ペットボトルは、加工することで簡易版ラバーカップとなります。詳しい加工方法は後述しますが、簡単に説明するとペットボトルの底を切り取り、蓋を外すだけ。
ペットボトルはプラスチック製であり一定の耐久性があるため、これでラバーカップのように圧力をかけることで、トイレのつまりを取り除くことができます。
そもそもラバーカップの仕組みとは
ラバーカップとは、空気圧によってトイレつまりを解消する道具です。排水口に密着させ、ラバーカップの中の空気を押し出すことでカップの中が真空状態になります。
その後、勢いよく引っ張ることで生まれる吸引力によって水を流動させ、中のつまりを解消するというのがラバーカップの仕組みです。
ペットボトルで作成した簡易版ラバーカップも、飲み口を指で塞ぎ、空気圧を調整しながら上下に動かすことでラバーカップと同様、詰まりの原因を動かし、ほぐすことが可能です。
ペットボトルで解消できるトイレつまりの原因
ペットボトルは、簡易版ラバーカップとして使用します。このためペットボトルで解消できるトイレつまりの原因は、ラバーカップで解消できるものと同じで、水に溶けるもの、トイレに流せるものです。
具体的には以下のようなものがあげられます。
- トイレットペーパー
- 排泄物
- 水に溶けるティッシュ
- 流せるお掃除シート
ペットボトルで解消できるトイレつまりの原因
ペットボトルで解消できないトイレつまりの原因は、ラバーカップで解消できないものと同じで、水に溶けないもの、トイレに流せないものです。具体的には以下のようなものがあげられます。
- 携帯
- おもちゃ
- めがね
- 尿石
- おむつや生理用品
- その他固形物
こういった固形物や水に溶けないものでも「ラバーカップで上手く吸引できれば取り出せる可能性があるのでは?」と思うかもしれませんね。
しかし、失敗して奥へと流れてしまった場合、修理費が高額となってしまうためおすすめしません。
同様に、つまりの原因がわからない場合も、かえって状況を悪化させる可能性があるため自力での修理は控えるのが賢明です。
これらのケースでは自分で何とかしようとせず、水道業者に相談するようにしましょう。
また、つまらせたものがトイレットペーパーなどの水溶性のものでも、排水管の奥の方でつまっている場合は、ペットボトルやラバーカップでは解消できないことがあります。
ペットボトルでトイレつまりを解消するための準備
それではここからは、実際にペットボトルでトイレつまりを解消するための方法を紹介していきます。用意するもの
- ゴム手袋またはビニール手袋
- ハサミまたはカッター
- ビニールシートや新聞紙
- マイナスドライバー
- バケツ(タンクの水を貯めておく用)
- 小バケツ(汲み取り用)
作業の際は汚水がはねるおそれがあるため、ゴム手袋やビニール手袋を着用しましょう。
ハサミやカッターはペットボトルの加工に、ビニールシートや新聞紙は作業周辺の養生に使用します。
そのほかマイナスドライバーは、トイレの止水栓を閉める作業に必要で、バケツはタンク内や便器の水量調節の際に使用します。
ペットボトルの加工方法
準備すべきペットボトルのサイズは、厳密にはトイレの排水口の広さによって異なります。 しかし、多くのトイレは500mlのもので対応可能です。材質によってはすぐにへたってしまうため、炭酸飲料や緑茶など分厚くて固いものを何本か用意しておきましょう。
加工方法は簡単で、ペットボトルの底から4cmくらいの位置をカッターやはさみでカットするだけ。 切り口で皮膚を傷つけないように注意してください。
ペットボトルの蓋は使用しないので捨ててしまって構いませんが、切り離した底の部分は、バケツの代わりに汲み取り道具として活用できます。
作業前におこなうこと
ペットボトルでトイレつまり解消の作業をスムーズに、そして安全におこなうためには以下の準備が必要です。- 止水栓を閉める
- ウォシュレットの電源プラグを抜く
- 換気する
- 周辺を養生する
止水栓を閉める
止水栓とは、貯水タンク付近の壁や床にある水の流れを止める栓のことです。水道管からの水の供給を止める、水量を調整するなどの役割を担っています。止水栓を閉めておかないと、作業中に誤ってレバーを回してしまうと水が流れ、汚水があふれたり、異物が奥に流れてしまったりする可能性があります。 このため作業前に必ず止水栓を閉めておきましょう。
止水栓は、マイナスドライバーで時計まわり(右まわり)回せば閉めることができます。 場所がわからない場合は、家全体の水道の元栓を閉めるのも一つの手段です。
また、止水栓を閉めてもタンク内には水が溜まっています。 レバーを流すと水が流れてしまうため、タンク内の水も抜いておきましょう。
バケツなどにうつしておくと、つまりが解消されているかの確認で水を流す時に使えて便利です。
ウォシュレットの電源プラグを抜く
温水洗浄便座(ウォシュレットなど)が設置されているトイレは、安全面を考慮して電源プラグも抜いておきましょう。感電の危険性があるため濡れた手では決して触らず、乾いた手で抜くようにしてください。
換気する
つまりの原因によっては、トイレつまりが解消して中身が逆流した際に悪臭が発生します。トイレの窓やドアを開けておく、換気扇を回すなどしっかり換気してから作業を開始しましょう。
他の部屋に臭いがこもらないよう、リビングやキッチン、浴室など他の部屋でも風の通り道を作っておくと安心です。
周辺を養生する
作業では、ペットボトルを上下に動かすなどの工程で汚水がはねる可能性があります。あらかじめ周辺の床や壁を新聞紙やビニールシートで保護しておくと、安心して作業に集中できます。
ペットボトルでトイレつまりを解消する手順
ペットボトルでトイレつまりを解消する手順は以下のとおりです。- 便器内の水の量を調整する
- 便器内にペットボトルを差し込む
- ペットボトルを上下させる
- 水を流してつまりが解消されているか確認する
1.便器内の水の量を調整する
まずは作業しやすいよう、便器内の水量を排水口が少し浸かる程度まで減らしましょう。水量が多いうちはバケツ、水量が少なくなってきたらペットボトルの底を利用することで効率よく水を汲み取れます。
便器内の水位が高いまま作業すると、つまりが解消し、中身が逆流した際に汚水が溢れ出す可能性があるため注意してください。
2.便器内にペットボトルを差し込む
水位の調節が済んだら、底を切り取った側を下にしてペットボトルを排水口の奥まで差し込みます。飲み口側から水が溢れてくるため、必ずゴム手袋またはビニール手袋を着用しましょう。
3.ペットボトルを上下させる
差し込んだ状態のまま親指で飲み口を塞ぎ、そのままペットボトルをゆっくりと押し込みます。こうすることでペットボトルの中が真空状態になり、勢いよく引っ張ることで吸引力が発生。簡易的なラバーカップの役割を果たします。
指で空気圧を調節しながら何度か上下に動かすことで、つまりの原因がじょじょにほぐれていき、解消へとつながります。
4.水を流してつまりの解消を確認する
便器の奥からゴボゴボやコポコポといった音が聞こえてきたら、つまりが解消され始めているサインです。バケツから水を流し、つまりが解消されたかどうか確認しましょう。 便器内に水が溜まらなければつまりは解消されています。
ペットボトル以外でラバーカップの代用となるもの
ペットボトル以外にも、家にあるこんなものがラバーカップの代用として役立ちます。- ラップ
- ビニール袋
ゴム手袋やビニール手袋を着用する、作業周辺を養生する、止水栓を閉めるなど、ペットボトルを使用するときと同様の準備をしたうえで、以下の方法を実践してみてください。
ラップ
ラップで便器を覆って密閉することで、ラバーカップを当てているときと同じ状態を作れます。ラップを使ったトイレつまりの解消方法は以下の通りです。
- 便器の縁を掃除する
- ラップを便器に何重にも巻き付ける
- ラップの膨らんでいる部分を何回か押す
- 水を流してつまりの解消を確認する
便器の縁を掃除する
ラップは便器の縁(便座の裏側に面する箇所)に貼り付けるため、まずはトイレのフタと便座を上げ、便器の縁を掃除しましょう。汚れやぬめり、水気があるとラップの貼り付けが弱くなり、途中でラップが剥がれる原因となります。
ラップを便器に何重にも巻き付ける
便器の縁をきれいにしたら、ラップを便器を覆うようにして貼っていきます。 ピンと張って貼ることで、便器内の空気を密閉し、ラバーカップと同じ状態をつくることが可能です。押しても破れないよう、最低10枚以上は重ねて貼るようにましょう。
ラップの中心を何回か押す
ラップを何重にも張って強度を高めたら、その中心を手で何回か押します。押す・離すを繰り返すことで、便器の中に圧力がかかり、つまりの原因となっているものを引っ張ることが可能です。
ラップが剥がれそうになったり、破れそうになったら追加でラップを巻いてください。
水を流してつまりの解消を確認する
ゴポゴポと音がしたらつまりが解消している可能性があるため、水を流して確認しましょう。ビニール袋
ビニール袋で覆った拳を便器の排水口に出し入れすることで、ラバーカップと同じ要領でトイレつまりを解消できる可能性があります。ビニール袋を使ったトイレつまりの解消方法は以下の通りです。
- ビニール袋を2〜3枚重ねて手にはめる
- ビニール袋に入れた手を拳にして、便器に差し込む
- 排水口で拳を出し入れする
- 水を流してつまりの解消を確認する
ビニール袋を2〜3枚重ねて手にはめる
ビニール袋を2〜3枚重ねて手にはめ、浸水を防ぐために手首部分を輪ゴムで止めます。ビニール袋に入れた手を拳にして、便器に差し込む
ビニール袋に入れた手をグーにして、便器の奥へと差し込みます。このとき、排水口と拳が密着していた方がより強い圧力を生み出せます。 大きい隙間ができてしまう場合は、拳にタオルなどを巻き付けてサイズ調整するとよいでしょう。
排水口で拳を出し入れする
片手でビニール袋をおさえつつ、排水口の位置で何度か拳を出し入れします。水を流してつまりの解消を確認する
ゴポゴポという音がしたら、水を流してトイレのつまりが解消されているか確認しましょう。こんなトイレつまりは水道業者に相談しよう
トイレつまりを解消する代表的な道具であるラバーカップ。ペットボトルやラップ、ビニール袋など家にあるもので簡単に代用できますが、これらで解消できるのは水が溶けないものを原因とするトイレつまりのみです。
固形物など水に溶けないもののつまりや、原因不明のつまりの場合にこれらの方法を実践すると、かえって状況を悪化させてしまう可能性が高いため、こういったケースでは水道業者に依頼するようにしましょう。
トイレつまり解消の料金相場は、つまりの度合いや業者によっても異なりますが、4,000円〜8,000円前後です。
>>トイレ修理の費用・料金相場について〜業者へ依頼するべき事例を紹介〜
自分で直そうとして状況が悪化した場合、修理料金が数倍に跳ね上がってしまうこともあるため、まずは電話相談や無料見積もりなどをお願いするとよいでしょう。
まとめ
トイレットペーパーや排泄物など、水に溶けるものを原因とするトイレつまりなら、ペットボトルやラップ、ビニール袋などを利用した簡易版ラバーカップで解消可能です。しかし、固形物など水に溶けないものがつまっている場合や原因不明の場合は、自力で直そうとするとつまりが酷くなる可能性が高いため、水道業者に依頼するのがおすすめです。
水プロなら、原因の究明はもちろん、水に溶けるものから固形物までさまざまなトイレつまりを解消可能。 作業費用は5,500円(税込)〜で、家庭では対応が難しい重度のつまりも、専用の工具を用いて解消いたします。
さらに今なら「ホームページを見た」とお伝えいただければ、3,000円オフになるキャンペーンも実施中!
お見積は無料ですので、ぜひお気軽に電話やメールでお問い合わせください。