水漏れ修理業者徹底比較

全国の水漏れ修理業者を比較、選び方まで解説。

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【場所別】水漏れの修理費用をご紹介!安く済ませるために必要なこと

水漏れが起きてしまうと、焦って修理業者に依頼したくなるかもしれません。

しかし、何も調べずに修理を依頼してしまうと本来よりも数倍高い料金がかかってしまう危険性があります。

安心して修理を任せることができる業者を見つけるためにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

本記事では応急処置の方法を紹介した後に、水漏れの修理費用を安くするために確認しておきたい項目について紹介していきます。
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もし水漏れを見つけたときの応急処置

蛇口や水道周辺から水漏れ・漏水が発生したら、まずは応急処置をしましょう。

トイレなどで水漏れが起きている場合は止水栓を閉めることで水を止めることができます。

家の水道元栓を閉めることでも水を止めることはできますが、家全体で水が使えなくなってしまうので注意が必要です。

ハンドル式のレバーがついた止水栓であれば手でも開閉できますが、マイナスドライバーが必要なタイプもあるため、あらかじめ形状を確認しておくことをおすすめします。

【場所別】水漏れ修理の費用の料金相場

【場所別】水漏れ修理の費用の料金相場 水漏れ修理の料金は、水漏れした場所によって変わります。

大まかな相場としては、キッチン/トイレの水漏れ修理は1万~3万円、お風呂は1万~6万円が相場です。

ただし、実際には現場を調査してみないと水漏れの原因が分からないため、相場の料金はあくまでも目安の料金とお考えください。

ここからは、各水まわりの水漏れ修理にかかる料金をより詳しく解説していきます。

蛇口まわりの水漏れ修理費用

蛇口まわりの水漏れ修理費用は、約1万~3万円以内が相場です。

最も多い水漏れの原因はパッキンの劣化による水漏れで、その場合はパッキンを交換するだけになります。

蛇口まわりの修理の場合は基本料金や作業費として約5,000円〜が相場で、そこに出張料金や部材費(パッキン、カートリッジなど)が加わって総額は約10,000円~程度の料金になることが多いです。

個人経営の水道業者であれば、パッキン交換のような簡単な修理を5,000円前後で請け負っていることもあるので、安く済ませたい場合は地元で信用の高い業者を探してみるのも良いでしょう。

また、古くなった蛇口は本体ごと交換する必要が出てくることもあります。

その場合は作業費がおよそ1万~2万円以内で、追加で蛇口本体価格が上乗せされたものが総額となります。

蛇口の種類や機能によって料金が大きく異なるので、どの種類の蛇口に交換するのかは慎重に検討しましょう。

キッチンシンク下の水漏れ修理費用

キッチンのおおよその水漏れ修理費用の相場は、10,000〜30,000円になります。

キッチンではシンクの下の収納スペースへ水が漏れる場合が多く、排水管やホースの部分が劣化することで修理が必要になります。

また、それらが無事でも排水栓(排水口)の方が古くなっている場合もあるのです。

取り替えるとなるとホースごと変えなくてはいけない可能性もあり、修理費用は高くなる傾向があります。

洗面台下の水漏れ修理費用

洗面台下が水漏れしたときの修理費用の相場も、キッチンと同様に10,000〜30,000円になります。

洗面台下の水漏れ修理では、おもに水道管から洗面台のボール下の収納スペースで水漏れする場合が多く、その原因は部品の劣化であることがほとんどです。

修理するとなると該当する部品の交換が必要になってきますが、費用の金額を左右するのは部品の材質です。

たとえば、交換する排水管の素材が金属製のパイプか樹脂製のホースかによって、修理費用が約10,000〜20,000円ほど上がってきてしまいます。

トイレの水漏れ修理費用

トイレにも、便器に水を送ったり止めたりするための止水栓が付いています。

止水栓のパッキンや給水ホースを交換するだけの簡単な作業だけで済む場合は1万円前後で収まるのが一般的です。

しかし、トイレや浴室は蛇口以外にも、たくさんの水道部品が使われています。

トイレ全体で劣化が進んでいると別の部材もあわせて交換することになり、その分の作業費や部材費が加算されて高額になるので注意しましょう。

トイレタンクの内部部品や、止水栓から便器につながっている給水ホースなど、さまざまな部品から水漏れする可能性も。

トイレの修理・交換にかかる費用は1万~2万円前後です。

浴室の水漏れ修理費用

浴室で特に水漏れしやすいのは、サーモスタット混合水栓、シャワーホース、バスタブのゴム栓などです。

ゴム栓からの水漏れ場合は簡単な交換作業だけなので、比較的安く修理することができます。

浴室の蛇口は「サーモスタット混合水栓」(温度調整ができる水栓)という種類のものが使われています。

通常の蛇口よりも本体価格が高いので、交換が必要になった場合の費用相場は3万~6万円と高額になりやすいです。

ただし、サーモスタット混合水栓の場合も、パッキンの交換で済むことも多く、その場合は大体1万円以内で収まることが多いでしょう。

給湯器の水漏れ修理費用

意外と起きることの多い給湯器の水漏れトラブルでは、パッキンなどの部品の劣化が原因であるケースが多いです。

給湯器の寿命約8~10年前後とされており、それを過ぎている可能性もあります。

寿命が過ぎている場合は給湯器自体を交換しなくてはいけないかもしれません。

パッキンやセンサーなど部品の交換だけであれば、部材費が約1,000~5,000円程度で済むので、比較的安く修理に対応してもらえるでしょう。

しかし、給湯器自体を交換する場合、本体価格が必要になるのでかなり高額になることが多いです。

給湯器の性能にもよりますが、一般的な追い焚き機能付きの給湯器であれば10万~25万円程度の交換費用がかかります。

本体が高額なため、給湯器を選ぶ際は慎重に選ぶようにしてください。

同じ箇所の水漏れでも修理費用は異なる場合がある

上記の作業事例をご覧いただくと、同じような箇所で似たような症状でも料金が大きく異なる場合があります。

漏水する原因によって料金が数倍も異なってしまうことも。

例えば蛇口の漏水修理でよくあるのはパッキンの劣化により漏水することが多いです。

この場合パッキンを交換するだけで簡単に直すことができ、パッキンの部品代も安いため、結果的に低額で修理を依頼できます。

しかし、蛇口自体(水栓)が劣化した場合は同じ箇所の水漏れであっても簡単な修理で直すことができず、水栓の交換が必要になります。

作業料金はもちろん、水栓本体の部品代によっても料金が高くなるため、場合によっては想定よりも修理料金が高額になってしまうかもしれません。

適切な修理費用で水漏れ修理を水道業者依頼する選びのポイント

適切な修理費用で水漏れ修理を水道業者依頼する選びのポイント

必ず見積もりをもらう

修理を依頼したとき、見積もりを作業前に行ってもらう流れになります。

大きな工事であれば料金が大きく異なるので、他の水道業者からも見積もりをもらうようにしましょう。

その場ですぐに契約を結ぼうとしたり、勝手に工事を始めようとしたりするような動きが見られた場合、悪徳業者である可能性も。

見積もり内容を確認させてもらえない場合は一度作業をストップしてもらい、見積もり内容を確認させてもらいましょう。

知らぬうちに高額請求されてしまう可能性があるので、見積もりが終わった段階で必ず見積もりはもらうようにしてください。

複数社の見積もりを比べる

1社の見積もりだけだと、料金や修理内容を比較することができません。

もし料金に納得がいかない場合、複数社を比較する相見積もりをしましょう。

家で水が使えないことで焦ってしまうかもしれませんが、相見積もりをせずに適当に水道業者を選んでしまうと高額請求されてしまうケースも。

依頼している側は必要な工事が分からないので、それを逆手にとって余計な修理を行って料金をカサ増しする悪徳業者もいます。

見積もりの時点で作業費や出張費、部品代などの内訳を明瞭に提示してくれる業者が安心です。

特に「作業してみないと分からない」と言って、作業前に見積もりを出さない業者は避けた方がよいでしょう。

もちろん適正価格で修理してくれる技術力の高い水道業者も多いので、きちんと見分けましょう。

見積もり無料の業者を選ぶ

良心的な水道業者であれば、見積もりまで無料のことが多いです。

実際に現地に駆けつけて調査をし、見積もり金額を提示してくれます。

ただし、「規定のエリアのみ無料」「契約に進めば見積もり料金が無料」という条件付きの場合もあるので、よくチェックしましょう。

遠いエリアの業者を選ぶと、高速代や出張料金が別途かかる可能性もあるので、依頼する際に確認が必要です。

巧妙な悪徳業者が見積もりを無料で行うことがありますが、そのまま契約してしまうと後になって高額請求されるパターンもあります。

被害にあわないためにも依頼を確定する前には必ず見積書をもらうよう徹底しましょう。

追加料金が発生するか確認しておく

現地調査が終わって見積もりを出してもらう際には、追加料金が発生する可能性があるかどうかを必ず確認しましょう。

後から理由を付けられて高額請求されないようにするためです。

プロであれば現地調査をした段階で工事内容の概要は分かります。

そのため、追加料金が発生するとしても、どんな工事が必要になる可能性が高いかを予想することはできるのです。

あらかじめ「何かが原因で追加料金は発生するか」「追加料金の金額はいくらか」ということを確認しておきましょう。

またこの内容についてもこじ付けでないか、他の業者が言っていることと大きな違いがないか確認してみてください。

水道局指定の工事事業者か確認する

依頼を考えていても、実際どの業者から見積もりをもらえばいいか分からないという場合は、水道局が指定している工事事業者を探しましょう。

一括で確認したい場合は各地域の水道局のホームページなどに、指定事業者の一覧が載っているので、そちらを確認してみても良いかもしれません。

ただし、その中から選ぶ場合も料金等はチェックし、必ず見積もりを取りましょう。

契約やその内容に関してトラブルがあったとしても、水道局は関与できません。

あくまでも自分が納得できる業者を選ぶように心がけましょう。

マグネット広告の業者は危険?

ポストに水道業者のチラシやマグネットが入っていることがあります。

気をつけたいのが、その中には悪徳業者が混じっていることもあります。

しかし、マグネット広告をしているすべての業者が悪質な高額請求を狙っているわけではありません。

マグネット広告を配っている業者だとしても、大事なのは別の業者の見積もり内容と比べ、作業内容や料金に納得できるかどうかです。

修理が終わってからぼったくりに気がついても手遅れになってしまいます。

ここまでに紹介したポイントを実践しながら慎重に業者を選んでみてください。

正当な理由で高額になってしまうケースもある

正当な理由で高額になってしまうケースもある 不当な高額請求をする悪質業者もいますが、正当な理由から修理費用が相場よりも高くなってしまうケースもあります。

適正料金であるかどうかを判断するためにも以下のような状況では料金が高額になってしまうことがあると認識しておきましょう。

特に以下のような修理が必要な場合は修理料金が高い傾向にあります。

  • 水漏れまわりの補修が必要
  • 材料費・部材費が必要
  • 一部メーカーの特殊な部品が必要
  • 早朝夜間対応、エリア外対応など料金割増の対象
これらの修理は修理料金に幅があったり、高額な修理になったりしやすいので、複数の業者から相見積もりを取るようにしましょう。

水漏れまわりの補修が必要

水漏れが起きている場所のまわりでは湿度が高くなり腐食が進んでいる場合があります。

腐食が進んでいる箇所の修繕が必要になると自然と料金は高くなってしまいます。

また、壁内や床下で起きている場合は調査や修理に手間がかかるため、相応の金額になってしまうため、見積もり内容をよく確認するようにしましょう。

材料費・部材費が必要

修理では直らなかったり、メーカーによる生産が終了していたりすると作業費と部材費が高くなりやすいです。

特殊な部品を取り寄せる必要があると、部材費が少し高くなってしまうことも。

想定よりも修理費用が高いと感じたら、業者に理由を説明してもらいましょう。

料金割増の対象

早朝や夜間対応、エリア外対応のときにも通常より料金は高くついてしまうでしょう。

これらの対応には追加で5,000~10,000円ほど請求されるのが一般的です。

あまりにも割増率の高い業者は避けることをオススメします。

水漏れ修理に保険の適用で水漏れ修理費用をカバーする場合

水漏れ修理に保険の適用で水漏れ修理費用をカバーする場合 水漏れトラブルが発生すると、場合によっては「漏水事故」や「建物に損害が発生」することもあります。

マンションで階下漏水のトラブルが起きると、下の階へ水漏れしてしまい、家財が濡れてしまったり家電が壊れてしまう事もあります。

このような場合は、水漏れをした部屋の住人に損害賠償の責任が発生します。

テレビやベッド、内装のリフォームが必要となれば、数十万円〜数百万円の損害額になることもあります。

意外と知られていないのですが、このような場合には「火災保険」が役に立ってくれるかもしれません。

ここでは、「火災保険」が水漏れトラブル時のどのような被害に適応されるのか、詳しくご紹介します。

火災保険が適用されるケース

火災の被害を補償してくれるイメージが強い「火災保険」ですが、じつは水漏れで使えなくなった建物や家具なども補償の対象になっています。

ですが、水道修理自体には火災保険が適応されません。

火災保険が適用されるのは、「漏水事故によって水濡れ被害が出た家財」となります。

「火災保険」は、水漏れや漏水が原因で濡れてしまった「壁・床・家財」の修繕や、買い替えが必要になったときに使える保険なのです。

このような火災保険ですが、賃貸住宅では1年毎の更新が必要です。

火災保険の更新をしていなかった時は、当然ですが保険の適用はできません。

「火災保険の更新をうっかり忘れていた!」なんてことにならないように、毎年キチンと支払いをしておきましょう。

家主が修理費用を負担してくれるケース

アパートやマンションなどの賃貸住宅で暮らしている場合は、水漏れトラブルが起きても、修理費用を家主が負担してくれるようなケースもあります。

蛇口など水回りの設備は、どうしても経年劣化により不具合が起きてしまいます。

住宅の設備は大家さんの所有物です。

そして、入居者に落ち度がないような住宅設備の故障は、大家さんが修理費用を負担してくれる事がほとんどです。

だからこそ、賃貸住宅の水まわり設備で水漏れが起こった場合は、まず家主や管理会社に相談するようにしましょう。

勝手に修理業者を呼び修理をしてしまった場合は、自分で修理費用を負担しなければならなくなる事もあります。

理由としては、大家さんは専属の修理業者を抱えている事があるからです。

また、自分で呼んだ修理業者がキチンと直してくれていなかった場合は、2次トラブルに繋がる可能性もあります。

水漏れによってかさんだ水道代が減額できるケース

水漏れトラブル時には、漏れた水量によっては水道料金がかなり高額になるケースがあります。

ですが、状況によっては、水道代の請求金額を減額できるケースがあります。

対象となるのは、「水漏れが故意によるものではない」「壁や地中にある給水管などの見えない部分」の水道設備に問題がある場合です。

他にも条件があることもあり、水道局指定工事店が修理作業を行っているのかも問われます。

水漏れの発生から2ヶ月以内に申し込みが必要で、条件を満たすと減額が可能になります。

ただし、水道局によって判断が変わってきますので、減額できるかどうかは管轄の水道局に問い合わせてみましょう。

見える部分での漏水は、基本的に自己負担になります。

例えば「蛇口から水漏れしているのに放置した」「トイレの水が流れ続けているのに放置した」などの場合は、水道代は自己負担になります。

水道代の減額請求を行う手順は、漏水箇所を修理後、減免申請書と修繕証明書を用意して水道局の窓口に提出します。

減免申請書は水道局で手に入り、修繕証明書は修理業者に用意してもらいましょう。

自分でできる水漏れ修理の方法

自分でできる水漏れ修理の方法 水漏れを修理したいと思った時、まず初めに思い浮かぶのは専門の水道修理業者に依頼することだと思います。

ですが、日頃からDIYをする人や器用な方は、自分で蛇口の修理をすることができる可能性があります。

ここでは自力で蛇口を直したい方に向けて、水漏れを修理するための手順について解説していきます。

まずは自分で直せる程度の水漏れかどうかをチェック

修理に取りかかる前に、まずは自分で直せる程度の水漏れかどうかをチェックしましょう。

このとき、水がポタポタ落ちて蛇口を閉めても直らない、水がずっと止まらないなど、水漏れの状況を正確に把握しておくことが大切です。

たとえ自分で修理できなくても、修理業者への説明のために細かく部分ごとに見ておくと安心ですね。

動画を取っておくのもおすすめです。

ここでは、自分で修理できる、軽度な水漏れ症状3パターンをご紹介します。

水漏れの勢いがゆるやか

水漏れを発見した時、漏れ出す水の量が緩やかであれば、自分で直せる可能性があります。

目安は、「ポタポタとしずくが垂れている」「蛇口や配管に沿って水が細く流れている」かどうかです。

もし水の流れが吹き出すような激しいものになってしまったら、すぐに修理業者や水道局、賃貸管理会社に連絡を取り、見てもらうことをおすすめします。

部品のゆるみやパッキンの劣化

水道管や蛇口の接続部分には、必ずと言っていいほどパッキンが使われています。

ただし、パッキンは樹脂製のため、必ず経年劣化してきて水漏れの原因となります。

このパッキンが水漏れの原因であれば、自分で直すことが可能です。

パッキンの寿命はおよそ10年ほどといわれているため、定期的に交換する必要があります。

修理のポイントは、販売されている多くのパッキンの中から同じ形、同じサイズを選ぶことです。

違うサイズを買ってしまうと部品がきちんとはまらない上に、無理やり付けても水漏れしますので気をつけましょう。

また、パッキンはまだ使えるけれど、ナットが緩んでくることがあります。

緩んできたナットは、モンキーレンチなどの工具で増し締めすることで、簡単に直せます。

しかし、強く締めすぎてしまうと中のパッキンが切れてしまう事があるので、ナットを締めるときには締め過ぎないように注意しましょう。

その他部品の交換は上級者向け

蛇口には様々な部品が使われています。

パッキン以外の部品は、分解作業が必要となるので難易度が上がりますが、自分で部品交換をすることも可能です。

補修部品は、メーカーの直販サイトから取り寄せるか、モノタロウなどのネット通販サイトで探してみましょう。

よくある蛇口の交換部品に、カートリッジがあります。

レバー式の蛇口に内蔵されている部品で、止水・吐水・温度調整をする役割があります。

レバーの下に内蔵されている為、レバーを取り外すなど、蛇口を分解してからの交換作業になります。

また、特殊工具が必要な事もあるので、難しい場合は水道修理業者に相談しましょう。

他にも、浴室にある自動温度調節機能付きの蛇口の場合は、構造が複雑なため、自分で部品交換や修理を行うのは避けた方がいいでしょう。

サーモスタッド付きの混合水栓の修理は、水漏れがさらに悪化しないよう、プロの水道修理業者に依頼することをおすすめします。

蛇口まわりの水漏れ修理

蛇口や蛇口周辺で水漏れしている場合の修理方法を解説します。

蛇口の修理を行うときには、事前に水道の元栓を必ず閉めておきましょう。

レバーを時計回りに回すことで、水道の元栓が締まります。

「止水栓を閉める」ことで、蛇口への給水が止まります。

逆に、止水栓を止めずに蛇口の部品を外してしまうと、水が噴き出します。

また、一時的に蛇口の水漏れを止めるだけなら、止水栓を閉めるだけで十分対応可能です。

水道の元栓が固くて回らない時は、無理に回すと壊れる可能性もあります。

水道の元栓が回らない時は、水道修理業者に頼りましょう。

給水を止めることができたら、部品の交換をしていきましょう。

蛇口のパッキン交換であれば、ドライバーとプライヤーがあれば交換できます。

■ハンドルタイプの蛇口の水漏れ修理

ハンドル式の蛇口は、ハンドル上部にあるカバーを外します。マイナスドライバーでこじれば簡単に外れます。

すると、カバーの下にあったネジが見えますので、ドライバーを使って外して下さい。

これで中のスピンドルやパッキンが外せるようになります。

新しいパッキンと交換していきましょう。

ポイントは、パッキン類は全部同時に交換してしまうことです。

こうすることで、短期間で水漏れトラブルが起きる事を防げます。

あとは、ハンドルを元に戻し、止水栓を開いてみて、問題がないか確認してみましょう。

キッチンシンク下の水漏れ修理

次に、キッチンのシンク下で水漏れしているときの修理方法です。

シンク下で水漏れするケースは、大きく分けて2パターンです。

「給水管・給湯管の水漏れ」「排水管の水漏れ」

まずは、どちらから水漏れしているか確認しておきましょう。

給水管や給湯管から水漏れしている場合には、水道の元栓を閉めてから修理作業をして下さい。

シンク下の配管に止水栓が付いていれば、その止水栓を閉めましょう。

シンク下に止水栓が見当たらなければ、水道の元栓を閉めましょう。

止水栓を閉めることができたら、部品交換を行っていきます。

水道管の繋ぎ目から水漏れしている場合は、ナットを外して中のパッキンを交換するだけです。

シンク下の止水栓から水漏れしている場合も、止水栓を取り外してパッキン交換をしましょう。

排水管から水漏れしている場合は、止水栓を閉める必要はありません。

排水トラップの接続部分から水漏れすることが多々あります。

この様な場合は、排水トラップを接続しているナットを緩めていき、排水トラップを取り外します。

このとき、排水トラップ内に水が溜まっているので注意して下さい。

排水トラップを外した後は、接続部分のパッキンを交換するだけです。

あとは元通りに戻して、水漏れがないか確認しましょう。

もう一つシンク下で水漏れが起きるケースとして、床側から水漏れしてくることがあります。

これは水漏れではなく、排水管の詰まりが原因で汚水の逆流が起きている可能性が高いです。

この様な場合は、床下の配管洗浄が必要になるので、水道修理業者に相談しましょう。

洗面台下の水漏れ修理

洗面台下の水漏れを発見したときは、まずは洗面台の下にある止水栓を締めましょう。

洗面台下のキャビネット内を覗くと、「給水管」「給湯管」が見えるはずです。

※場合によっては、洗面台の裏側に配管があることがあります。

 このような場合は、水道の元栓を締めるようにしましょう。

給水管・給湯管の止水栓を締めたら、修理をしていきましょう。

止水栓が水漏れをしていた場合は、パッキンを交換することで修理できます。

ナットを緩めて止水栓を取り外し、パッキンを取り替えましょう。

また、排水管や排水トラップから水漏れしている場合は、接続部分のパッキン交換をしていきましょう。

この際、必ず同じサイズで同じ形のパッキンを使用して下さい。

もしわからないときは、取り外したパッキンをホームセンターに持っていき、店員さんに聞いてみましょう。

トイレの水漏れ修理

トイレの水漏れは様々な所から発生します。

例えば、「便器下の水漏れ」「タンク内の水漏れ」「給水管の水漏れ」「便器内に水が流れ続ける」などがあります。

これらのトイレの水漏れトラブルの中には、自分で修理できるものもあります。

トイレの水漏れ修理の場合も、まずは止水栓を締めることから始めましょう。

トイレ内の止水栓の場所は、タンクに繋がる給水栓の途中に付いていることが多く、「ハンドル式」「ネジ式」の止水栓があります。

タンクレストイレの場合は、便器の後ろ側に止水栓が格納されています。

トイレの水漏れは、いくつか原因がありますので、個別に解説します。

【便器と床の接地面から水漏れしている場合】

便器の下からジワーッと水漏れしてきている場合は、自分で修理することが難しいです。

便器の結露が原因の場合もあるので、水を拭いて様子を見てみましょう。

【タンク内の水漏れの場合】

タンク内の水漏れの原因は「ボールタップ」「ゴムフロート」「オーバーフロー管」のどれかに不具合が起きています。

便器内に水が漏れ続ける場合も、タンク内の部品の不具合が原因です。

部品交換をして修理しましょう。

ゴムフロートはチェーンを付け替えるだけなので、簡単に交換できます。

ボールタップの交換は、レンチやプライヤーを使う事で自分で交換できます。

オーバーフロー管が折れたり、亀裂が入っている場合は、自分での交換は難しいと思ったほうがいいでしょう。

TOTOやINAXなど、メーカーによって交換方法も変わりますが、タンクを一旦取り外さないといけない事もあるため、素人が修理するにはハードルが高いです。

【給水管の水漏れの場合】

タンクへ繋がる給水管や止水栓から水漏れする場合は、給水ホースやパッキンを交換することで修理が可能です。

給水用のフレキ管に亀裂が入っている場合は、新しいフレキ管に交換するだけで直すことができます。

手順も簡単で、ナットを緩めるだけです。この際、ナット内のパッキンも交換しておきましょう。

浴室の水漏れ修理

浴室で水漏れが発生するのは、主に「蛇口」「シャワー」です。

まず、お風呂の蛇口の修理方法について解説します。

お風呂で使われる蛇口は、大きく2つにわけることができます。

「ハンドル式」「レバー式」の2種類です。

ハンドル式の蛇口の水漏れ修理は、ハンドル内部のパッキン交換で直すことができます。

交換方法は、マイナスドライバーでハンドル上部のカバーを取り外し、プラスドライバーで中のネジを回すだけです。

レバー式の蛇口の場合は、切り替えユニットの交換が必要になります。

取扱説明書通りに作業を行えば素人でも部品交換ができますが、作業は複雑になるのでオススメできません。

レバー式やサーモスタット式のお風呂の蛇口の修理は、水道修理業者へ依頼しましょう。 次にシャワーから水漏れする場合です。

シャワーヘッドから水漏れする場合は、シャワーヘッドを交換してしまいましょう。

シャワーヘッドとホースの接続部分から水漏れしている場合は、中のパッキンを交換するだけで直すことができます。

シャワーホースが劣化して水漏れしている場合は、シャワーホースを交換してしまいましょう。

シャワーヘッドやホースからの水漏れ修理は簡単です。

取り外し方も簡単で、接続部分のナットを緩めるだけです。

給湯器の水漏れ修理

最後に、給湯器の水漏れ修理についてです。

結論として、給湯器から水漏れしているときは、自分で修理するのは難しいと思って下さい。

理由としては、「危険が伴う」「特殊な部品が必要なことがある」「資格が必要」です。

■給湯器を自分で修理する危険性は以下の通りです。

  • ガス漏れするリスク
  • 水漏れが悪化するリスク
  • 漏電するリスク
  • 給湯器が使えなくなってしまう
このような事が挙げられます。

他にも、メーカーしか持っていない部品が必要になることもあります。

そして、給湯器の修理や設置には、本来は資格も必要です。

「液化石油ガス設備士」「ガス機器設置スペシャリスト」「簡易内管施工士」「給水装置工事主任技術者」などが必要になってきます。

このように給湯器の修理を自分で行うことは、大変なリスクが伴います。

給湯器の水漏れ修理は、専門の業者に任せましょう。

また、給湯器に水漏れが発生した場合、多くのケースでは部品交換でなく本体の給湯器ごと交換・買い替えを行う方が多いです。

その理由は、設置から10年が給湯器の交換時期だからです。

設置から10年以上経過している給湯器は、修理か交換かを検討しましょう。

水漏れが起こる原因とは

水漏れが起こる原因とは 水漏れが起こる原因は様々なものがありますが、以下のようなものが一般的です。

【水道管の老朽化や損傷】

長年の使用や外部の力によって、水道管が腐食したり、破損したりすることがあります。

特に金属製の水道管では劣化が起きやすく、注意が必要です。

【結露】

便器や洗面ボウルなどの水道設備が冷却されると、空気中の水分が液化して水滴がつくことがあります。

室内の湿度が高く、気温差が激しい時に起きやすい現象です。

あまりにも水滴が多くなると、水漏れトラブルと勘違いしてしまうことがあります。

【接続部分の緩みや不良】

水道管の接続部分が緩んだり、蛇口の付け根が緩んでしまうと水漏れが起こることがあります。

何らかの原因で、接続部のナットが緩むことが多々あります。

また蛇口の設置時に使用されるシールテープが劣化してくると、水漏れの原因となります。

【凍結による破裂】 冬季に水道管の水が凍結してしまうと、水が膨張して水道管が破損することがあります。

水は凍結すると10%程度体積が増えます。行き場を失った圧力が配管を破裂させてしまいます。

【水道設置の故障】 蛇口やトイレなど、水道設備が壊れてしまう事で水漏れが発生します。

水道設備の耐用年数は、おおよそ10年〜15年です。

水漏れが発生する前に、部品交換を行いましょう。

【自然災害】

地震や台風などの自然災害によって、水道管や排水管などの配管が破損して、水漏れが起こることがあります。

埋設配管が破損してしまうと、水漏れに気づきにくいことがあります。

以上が、水道設備で水漏れが起きる原因です。

ほとんどが、事前に対処しておくことで防げる原因だという事がわかります。

水漏れを防ぐためにできること

水漏れを防ぐためにできること 水漏れの原因がわかったところで、水漏れが起きないように事前にできることを紹介します。

水漏れを防ぐためには、以下のようなことがあります。

【定期的なメンテナンスを行う】

目で見える範囲の水道管や排水管を定期的に点検し、老朽化や破損などがないかを確認しましょう。

このとき、水漏れの後がないかも確認しておきます。

もし、水漏れの疑いがある箇所を発見した場合は、必要に応じて修理や交換を行うことが重要です。

【結露対策をする】

便器などの陶器部分の冷却を防ぐために、断熱材を取り付けるなどの結露対策をすることで、結露を防ぐことができます。

他にも、気温差が無いように暖房器具を活用しましょう。

【凍結対策をする】

冬季に水道管の水が凍結することを防ぐために、屋外の配管には保温材を巻いておきましょう。

一部でも、保温材が劣化したり剥がれていたりすると、そこから凍結しやすくなります。

冬が来る前に、全ての配管に保温材が巻けているか、確認しておきましょう。

【水道設備の取り扱いに注意する】

水道設備に無理な力がかからないように、普段から優しく取り扱いましょう。

例えば、「蛇口をゆっくり閉める」などです。

水圧の力は相乗以上に強く、一気に水の流れを止めてしまうと、パッキンに負荷が掛かります。

蛇口をゆっくり閉めることでパッキンに掛かる負荷を弱め、劣化を遅らせることが可能です。

【早めに部品交換を行う】

水道設備の部品は、必ず劣化していきます。

その結果、水漏れが発生します。

予防する為には、早めの部品交換が有効です。

水漏れトラブルが起きる前に消耗品を交換しておくことで、急な水漏れがおきないようにしておきましょう。

これらの対策を行うことで、水漏れを予防することができます。

ですが、自然災害だけは予測ができません。

地震が起きた時は、どこかで漏水していないか確認するようにしましょう。

まとめ

水漏れの修理費用の料金相場は、水漏れが発生している場所や水漏れの度合いによって変わってきます。

パッキンの劣化による水漏れなら修理費用も安く済みます。

パッキン交換は、ホームセンターやネット通販で、同じ型の部品を購入できれば、自分でも十分対処できます。

費用を安く抑えるためには、自分でパッキン交換をしてみましょう。

ただし、自分では修理できないと感じた場合は、水道修理業者へ依頼しましょう。

水PROなら、「事前見積」「出張費無料」「WEB割引¥3,000」と、お得です。

相談のみで受付してもらえます。

他にも、水漏れの修理費用をできるだけ安く済ませる方法として「火災保険を使う」「家主に相談する」「水道代の減免申請」が利用できるかも確認しましょう。

ただし、全て必ず適用できるわけではありません。

特に賃貸住宅で発生した水漏れが起きてしまった場合、自分で修理の段取りをすると退去時にトラブルが発生してしまう可能性もあるため、何よりもまず大家さんか管理会社へ連絡をすることが大切です。

水道設備の水漏れの原因は、日頃からのお手入れで予防することができます。

急な水漏れトラブルが心配な方は、定期的にプロの水道修理業者に水まわりのメンテナンスや相談をしてみましょう。

専門的な視点から、トラブルの改善法やより良い暮らしのアイディアを教えてくれるはずです。