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排水管の高圧洗浄は必要?実施のサインや頻度、作業の流れを解説

排水管の高圧洗浄は必要?実施のサインや頻度、作業の流れを解説
排水管のつまり対策について調べていると、専門業者に高圧洗浄を頼むべきという情報を目にします。しかし、排水管の高圧洗浄をしたことがないご家庭だと「本当に必要なのか?」と迷うのではないでしょうか?

本記事では排水管の高圧洗浄について、必要性やするべき理由、専門業者に洗浄を依頼するメリット、費用相場などを解説します。高圧洗浄が必要なサインや実施する頻度、洗浄を依頼した場合の流れ、自分でできる排水管の洗浄方法、排水管つまりの予防方法などもまとめているので、排水管つまりにお悩みの方や、つまり対策について知りたい方はぜひご覧ください。

排水管の高圧洗浄はするべき?

はじめに、排水管の高圧洗浄の必要性についてお話しします。結論から申し上げると、どのようなご家庭でも排水管の高圧洗浄は必要です。

高圧洗浄とは高圧の水を使い、その勢いを利用してさまざまな汚れを落とす洗浄方法です。排水管の高圧洗浄の場合、高圧の水を排水管に流すことで通常では届かない奥のほうに溜まった汚れまで取り除くことができます。定期的に実施することでつまりを改善したり、つまりにまつわるトラブルを未然に防いだりできるのです。

排水管の高圧洗浄が必要な2つの理由

排水管の高圧洗浄が必要な2つの理由 排水管の高圧洗浄が必要な理由について、もう少し詳しく見ていきましょう。

排水管の高圧洗浄が必要な理由は大きく2つあります。

つまり除去のため

キッチンであれば食材のカスや油、お風呂場であれば洗剤や皮脂など、排水管にはさまざまな汚れが流れます。このような流れは時間とともに蓄積し、水の流れを滞らせる一因になります。

排水管は細く長いため、通常の掃除方法では奥のほうの汚れまで取り除くことができず、やがて流れが悪くなりつまりを引き起こします。排水管がつまったとき、高圧洗浄をすることでつまりの原因である汚れを除去することができ、水の流れがスムーズになります。

つまり防止のため

前述の通り排水管の奥のほうに溜まった汚れを、日常の掃除で取り除くことは困難です。こまめに掃除をしても、除去しきれなかった汚れが溜まってつまりの原因になります。

そうなる前に高圧洗浄を行うことで、つまりのもとになる汚れを溜まる前に除去することができ、つまりのトラブルを防止することにつながります。

>>配管(排水管)つまりの原因は?場所別の解消方法を解説

排水管の高圧洗浄を専門業者に依頼するメリット

高圧洗浄が必要な理由を聞いても、「排水管を掃除するだけならホースやブラシでもいいのでは?」と疑問に感じる方もいるでしょう。

そこで、続いては専門業者の高圧洗浄ならではのメリットをご紹介します。

排水管の奥まで洗浄できる

専門業者が高圧洗浄を実施する際には専用の機械に長いノズルやホースを取り付けたものを使用します。そして、ノズルやホースを排水管のなかに差し込むことで、排水管内部の汚れを徹底的に洗浄します。

高圧の水が噴射されることはもちろん、排水管の奥まで届くノズルやホースを使用するという点からも、高圧洗浄は通常の掃除方法では難しい“排水管の奥までの洗浄”を可能にします。

加えて専門業者による作業の場合、排水管スコープを使用して排水管の内部を目視でチェックしながら洗浄してもらうことができます。これにより汚れが残ってしまう可能性が低いのも、専門業者に依頼するメリットといえます。

業務用の洗浄機で徹底洗浄してもらえる

専門業者が使用する業務用の高圧洗浄機は高い威力を備えています。その分、こびりついた汚れも含めて根こそぎ除去しやすく、ご家庭での掃除に比べて徹底した洗浄が叶います。

原因に合わせた作業をしてもらえる

つまりの原因は、つまりが起こった場所によって変わります。キッチンであれば食材カスや油、お風呂場であれば洗剤や皮脂、髪の毛などの原因が考えられ、対策にも違いが出てきます。

専門業者に高圧洗浄を依頼すると、つまりが起こっている場所に応じて原因に合わせた作業をしてもらえます。つまりの原因が判明することで予防・対策も立てやすくなるため、以降のつまり防止にも役立ちます。

>>排水管のつまり修理はどうすればいい?ぼったくり業者に注意!

排水管の高圧洗浄は自分でできる?

排水管の高圧洗浄は自分でできる? 実は排水管の高圧洗浄自体はご家庭で実施することが可能です。そのための機材も販売されています。しかし、家庭用の高圧洗浄機は業者用の高圧洗浄機に比べて威力が抑えられており、専門業者による作業ほどの高い効果を期待できません。加えてノウハウのある専門業者では難なく洗浄できる排水管の奥も、慣れない方では汚れを除去しきれず、結局専門業者に依頼する羽目になるという懸念点もあります。

また、高圧の水を流した勢いで汚水が逆流するリスクもあり、衛生的にも良くありません。掃除の手間も増えてしまいます。

さらに、排水管の状態次第では高圧洗浄をすることで破損する恐れがあり、高圧洗浄を実施しても大丈夫かどうかの見極めがご家庭だと困難です。高圧洗浄機自体も慣れていない方が扱うことで破損したり、ケガの原因になったりするため慎重に使用する必要があります。

以上のような理由から、排水管の高圧洗浄は専門業者に依頼して実施するのが安心です。

>>排水管のつまりは業者に依頼するべき?やってはいけない修理とは?

排水管の高圧洗浄が必要なサイン

高圧洗浄を依頼したくても、排水管のなかは目に見えないので、本当に洗浄が必要なのか迷う方は多いと思います。

目安として、以下のような異常は排水管の高圧洗浄が必要なサインと考えましょう。

  • ゴボゴボと異音がする
  • 流れが悪い
  • 排水口の臭いが気になる


これらの異常が起こっていたら排水管がつまっている、またはつまりかけていると考えられます。放置することで水が使えない、水漏れがするなど水回りのさまざまなトラブルにつながります。気付いたら専門業者に高圧洗浄を依頼しましょう。

排水管の高圧洗浄をする頻度

排水管の高圧洗浄をする頻度 前の章では排水管の高圧洗浄が必要なサインについて解説しましたが、サインの有無に関わらず、定期的に高圧洗浄をすることは排水管のつまり予防につながります。サインがない場合でも、以下の頻度を目安に高圧洗浄を依頼しましょう。

戸建ての場合

戸建て住宅の場合はご家庭で高圧洗浄の時期を決めることができます。目安として、3〜5年に一度の高圧洗浄が推奨されていて、この頻度で実施することでつまりのリスクを減らすことができます。

特に重要なのは排水桝の高圧洗浄です。排水桝は排水管と下水管をつなぐ役割をしており、家庭内の排水はすべて排水桝を通ります。つまり異物も蓄積しやすいということです。

各排水管を流れる異物が蓄積することによりつまりのリスクも高い排水桝は、意識して定期的な高圧洗浄を実施したい場所といえるでしょう。

マンションの場合

マンションやアパートの場合、管理組合のルールによって一般的に1〜2年に1回の頻度で高圧洗浄が実施されます。事前に管理組合や管理会社から通知があるので、特に意識しなくても定期的な高圧洗浄を行うことができるでしょう。

家庭ごとに実施する必要がある場合は1年に1回を目安に実施することをおすすめします。マンションやアパートなどの集合住宅は、メンテナンスを怠ることで建物全体に被害がおよび、場合によっては大きな損害が出てしまう恐れがあります。そうならないよう、こまめに洗浄を依頼しましょう。

排水管の高圧洗浄の流れ

本章では専門業者に排水管の高圧洗浄を依頼した場合の作業の流れを、戸建ての場合とマンションの場合に分けて解説します。

戸建ての場合

戸建て住宅では、まず室内から排水管の流れをチェックし、つまりがあればその箇所を中心に高圧洗浄を実施します。その後、屋外にある排水桝からノズルやホースを差し込んで、今度は排水桝の高圧洗浄を開始します。屋外にある排水桝を高圧洗浄することは、つまりの除去や防止だけではなく、下水の臭い対策にもなります。

マンションの場合

マンションでは漏水事故を防ぐため、一般的に下の階から順に高圧洗浄作業を実施していきます。室内にある排水口からノズルやホースを差し込んで排水管を洗浄し、その後に大量の水を一気に流す排水テストを実施します。

排水管の高圧洗浄の費用相場

専門業者に排水管の高圧洗浄作業を依頼するにあたって、気になるのは費用相場です。高圧洗浄の作業にはどれくらいの費用が発生するのでしょうか?戸建ての場合とマンションの場合に分けて、目安の金額をまとめました。

戸建ての場合

戸建て住宅の場合、排水管の高圧洗浄の費用相場は約3〜5万円です。高圧洗浄作業の費用はさまざまな要素によって変動しますが、例えば同じ戸建て住宅でも、二世帯住宅のように排水管が増えると費用も高額になります。

また、高圧洗浄機からのホースの長さによって費用が決まるケースもあります。この場合、一般的な長さである3〜5mを基準に、1m伸びるごとに費用も高額になります。

さらに、排水管の仕様や汚れの程度によって追加料金が発生するケースもあります。このように高圧洗浄の費用はご家庭や排水管の状況によって大きく変わるので、必ず事前に内訳と見積もりをチェックすることが大切です。

マンションの場合

マンションやアパートの場合、高圧洗浄作業の費用は管理組合が負担するケースが多いため、さほど意識する必要がありません。マンションやアパートのような集合住宅は各部屋の排水管がつながっていることから、一部屋だけ高圧洗浄作業を実施してもほとんど意味がなく、基本的に全戸まとめて実施します。その場合の高圧洗浄作業の費用相場は一部屋あたり4,000〜5,000円です。

ただし、事情があってご家庭で高圧洗浄作業を依頼する場合、費用相場は25,000~35,000円と、戸建て住宅とほぼ同額になります。特に理由がないのであれば、管理組合から通知があったタイミングでまとめて実施してもらうことをおすすめします。

自分でできる排水管の洗浄方法

自分でできる排水管の洗浄方法 定期的に高圧洗浄を実施するにしても、つまり防止にはこまめな排水管の掃除が欠かせません。そこで、本章ではご家庭でできる排水管の洗浄方法をご紹介します。

市販の薬剤を使用する

ホームセンターやドラッグストアには、排水管の掃除に使用できる薬剤が販売されています。市販の薬剤を使用することで、高圧洗浄ほどではないものの、通常のブラシでは届かない排水管の奥の汚れまで除去することができ、つまり防止につながります。1ヵ月に一度を目安に実施しましょう。

また、薬剤にはより効果が高い業務用があります。1年に一度は業務用の薬剤を使用した掃除をすることで、さらにつまりのリスクを軽減できるでしょう。

特に以下のような状況では業務用の薬剤の使用がおすすめです。

  • 排水管から下水の臭いがする
  • 新築や引越しから5年以上経過している
  • 流れが悪い


専用のワイヤーブラシを使用する

ワイヤーブラシとは、細長いワイヤーの先にブラシがついた掃除道具です。通常のブラシと違って排水管の奥まで差し込めるので、つまりの原因になる汚れを除去することができます。

ワイヤーブラシを使用する場合は、以下の手順で掃除をしてください。

  1. 排水口周辺のゴミや汚れをキレイに取り除きます。
  2. ゴミ受けや排水トラップを取り外します。
  3. 配管のなかへゆっくりとワイヤーブラシを差し込みます。
  4. ブラシを上下させたり、回転させたりして汚れを絡め取ります。
  5. ブラシを引き出して付着したゴミを捨てます。


排水桝の汚れを取り除く(戸建ての場合)

戸建て住宅の場合は屋外にある排水桝の掃除も定期的に実施しましょう。排水桝の汚れを取り除くことでつまり防止につながります。

排水桝はご家庭によって1箇所に集約されているケースもあれば、キッチンやお風呂場など水回りの数だけそれぞれ設置されているケースもあります。

いずれにしても、掃除方法は以下の通りです。

  1. 排水桝のふたを開けます。
  2. なかに溜まっている汚れを取り除きます。
  3. ホースなどを使用して内部を洗浄します。


排水桝の掃除は半年〜1年に一度の頻度で実施するのがおすすめです。

排水管つまりの予防方法

最後に、日頃から気をつけたい排水管つまりの予防方法をご紹介します。

排水管がつまってしまうと対処が大変です。そうならないように、以下の5点を日頃から心がけましょう。

定期的に排水トラップを掃除する

定期的に排水口周りを掃除しているご家庭は多いと思われますが、排水トラップまでは掃除していないというご家庭もあるのではないでしょうか。

排水トラップを掃除せずに放置することで、少しずつ汚れが溜まっていき、排水管がつまる原因になります。排水口周りを掃除するのと同時に排水トラップの掃除も定期的に実施するようにしましょう。目安としてお風呂場は週1〜2回、キッチンは週2〜3回の頻度での掃除がおすすめです。

油を流さない

キッチンの排水管つまりの主な原因は油汚れです。このため、つまり防止にはできるだけ油を流さないことが大切です。油を流してしまうと排水管のなかで冷えて固まってしまい、汚れとなって内部に付着します。また、固まった油に食材カスなどが付着して汚れはさらに蓄積し、つまりはもちろん悪臭の原因にもなります。

油を捨てるときは固めたり吸収材に吸わせたりして生ゴミとして処分すると、つまりのリスクを減らすことができます。また、食器に付着した油もあらかじめキッチンペーパーで拭き取っておくとよいでしょう。

それでも、調理やあと片付けの際にはどうしても油が排水管へと流れてしまいます。そこで、あと片付けが終わったら最後に排水口にお湯をかけておくことをおすすめします。お湯をかけることで、排水管内部で固まりかけた油がやわらかくなり、流れやすくなります。ただしこのとき、60度以上の熱湯を流してしまうと排水管の変形や破損につながるため、流すお湯の温度には充分に注意してください

髪の毛を流さない

お風呂場の排水管つまりの主な原因は髪の毛や洗剤、皮脂です。特に髪の毛は排水管を塞いでしまいやすいので、できるだけ排水管内部に入り込まないような対策をする必要があります。

排水管内部に流れる髪の毛の量を減らすには、ヘアキャッチャーを使用します。排水口に取り付けることで髪の毛を捕らえ、排水管内部に流れ込むことを防ぎます。

ただし洗剤や皮脂まで流れ込むことは防げないので、ヘアキャッチャーを取り付けたとしても定期的な掃除は欠かせません。

異物を流さない

すべての排水管に共通する気をつけたいことは、異物を流さないことです。本来は水に流れないものを排水管に流してしまうと、それが原因でつまりが起こります。例えばピアスなどのアクセサリーや、お子さんがいるご家庭であればおもちゃなどは誤って排水管に落としやすく注意が必要です。万が一ものを落としてしまったらすぐに取り除くか、ご家庭での対処が難しい場合は専門業者に除去作業を依頼してください。

トイレットペーパーを流す量に気を付ける

トイレの排水管は汚れだけではなく、トイレットペーパーがつまりの原因になるケースがあります。一度に大量のトイレットペーパーを流してしまうとつまりのリスクが増えるため、常に流す量には注意しましょう。トイレットペーパーの使用量が多くなると感じた場合は、一度流してから再度使用するのがおすすめです。

>>排水管のつまりにはポンプクリーナー!意外と知らないその使い方とは?

まとめ

本記事では以下の内容を解説しました。

  • 排水管の高圧洗浄の必要性
  • 高圧洗浄をするべき理由
  • 専門業者に高圧洗浄を依頼するメリット
  • 高圧洗浄が必要なサイン
  • 高圧洗浄を実施する頻度
  • 高圧洗浄を専門業者に依頼した場合の流れ
  • 高圧洗浄の費用相場
  • 自分でできる排水管の洗浄方法
  • 排水管つまりの予防方法


排水管の高圧洗浄はつまりの除去や予防に効果があります。通常の清掃ではできない排水管の奥まで徹底洗浄できるので、戸建てであれば3〜5年に1回、マンションであれば1〜2年に1回、実施することをおすすめします。

特に専門業者による高圧洗浄は威力が強い高圧洗浄機を使うこと、ノウハウを持つスタッフが作業をしてくれることから家庭で実施するよりも高い効果を見込めます。排水管つまりにお悩みの方、つまり対策をしたい方は、専門業者へ高圧洗浄の作業を依頼してみてはいかがでしょうか?

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