2022.01.11
トイレ
ボールタップの交換方法!トイレの水が止まらない時の対処法
トイレの水が止まらなくてお困りではないでしょうか。
流していないのにトイレの水漏れが止まらない時は、ボールタップの故障が原因かもしれません。
少しばかりボールタップの構造に付いて知っていれば交換作業自体は難しくないため、自分で行うことも十分可能です。
しかし、新しいボールタップを購入する際にどれを買えば良いかわからないこともあるので注意して購入する必要があります。
今回は、そんなトイレのボールタップ交換手順について解説します。
ボールタップはトイレタンクの中に設置されている弁の役割を果たすもので、定水位弁やフロート弁といった別名もあります。
タンクに水を入れる・止めるための部品のため、ボールタップが故障してしまうと水が止まらなくなってしまいます。
ただし、ボールタップはタンクの部品なのでタンクレストイレや一体型トイレには設置されていません。
そういった場合は自宅での修理が難しいため、修理業者に依頼することをおすすめします。
トイレタンク内にはボールタップと浮き球が入っています。
レバーを引くとタンクの水が流れてタンク内の水位が下がり、浮き球が下方にいきます。
そうするとボールタップの弁が連動して開き、水がタンク内に流れ込みます。
タンクの水がたまると浮き球が上がり、ボールタップの弁が閉じることで水が流れ込まなくなります。
この仕組みを利用して、浮き玉の位置を調節しておくことで、一度にタンクに貯めておく水の量を変えることができます。
これによって一度に流れる水の量が調節できるので、節水が狙えます。
ただし、この節水方法を利用すると流す水の量が少なくなり過ぎるため、つまりの原因になることもあります。
浮き球を調節する場合はくれぐれも調節を間違えないようにしましょう。
吐水口にゴム栓を押し込むことで水が出ないように栓をする仕組みになっています。
単一機械式は流した後にもすぐには水が止まらず、チョロチョロ流れることがあります。
吐水口にゴムの蓋をかぶせることで水が出ないようにします。
ダイヤフラムというのは、圧力差によって上下や左右に移動して空間を仕切る部品のことで、この移動によって止水と給水を行います。
最近のトイレには基本的にこちらのダイヤフラム式のものがほとんどです。
単一機械式と違いピタッと水が流れなくなるので、気になる場合はダイヤフラム式のボールタップを採用しましょう。
しかし、トイレのタンクを開けてボールタップを見たことがない方も多いと思います。
そんな方でも簡単に交換できるようここからは、ボールタップの交換方法について紹介します。
必要な道具は以下の三つです。
作業中に水が噴き出してしまうリスクをなくすためには大切な作業です。
マイナスドライバーを使って開け閉めする止水栓が多いですが、手で開け閉めできるものもあるので、必要に応じてマイナスドライバーを準備しましょう。
便器からタンクを外す作業は少し注意が必要です。
タンクを取り外す際に落としてしまう、タンクや便器をぶつけてしまうと割れてしまう危険性があります。
便器やタンクを割ってしまって便器ごと交換となった場合は、部品や修理費用が高額になってしまいます。
この時点で難しいと感じたらすぐに中断し、業者に依頼するようにしましょう。
レバーハンドルを回してタンク内の水を全て抜きましょう。
そうするとタンクの外側に繋がっている管とボールタップの両方が取り外せるようになります。
ボールタップの蝶ネジを二本外してピストンバルブを交換します。
ボールタップを先ほどまでと逆の手順で取り付けていき、作業は完了です。
トイレのタンクとフタを戻し、止水栓を開けて確認してみましょう。
ボールタップの交換に失敗している場合を除けば、交換して直らないときは、何か別の部分に原因があるかもしれません。
トイレの水漏れであれば、気が付かないうちにタンクや便器にヒビが入ってしまっていることも考えられます。
また、水が止まらないという場合はタンク内の他の部品が劣化している危険性もあります。
タンクレストイレの際は業者を呼ぶことをおすすめしましたが、ウォシュレットなどの電気に関係する部分が故障して水漏れしている場合も同様です。
無理に修理と感電等の危険性もあるため、自力での修理はおすすめしません。
もし、自分で水漏れ箇所が特定できない場合は、業者に調査を依頼することも視野に入れて行動しましょう。
ボールタップの交換は自宅でもできる作業があり、自宅でのDIYでも十分可能です。
しかし、簡単そうに見えても家のトイレが狭い等の理由で難易度が大幅に変わってくる場合があります。
最悪の場合、悪化してしまう可能性もあるので、無理に修理しないようにしましょう。
水道修理で困った時は、専門の業者に依頼するようにしましょう。
ただし専門業者に依頼するのが初めての場合は、複数の業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。
できるだけ多くの水道業者を見積もりや対応を見ておくことで、安くて対応のしっかりした業者を選ぶことができます。
今回の内容を活かしてトイレのボールタップ交換をしてみるか、業者に修理を依頼してみましょう。
流していないのにトイレの水漏れが止まらない時は、ボールタップの故障が原因かもしれません。
少しばかりボールタップの構造に付いて知っていれば交換作業自体は難しくないため、自分で行うことも十分可能です。
しかし、新しいボールタップを購入する際にどれを買えば良いかわからないこともあるので注意して購入する必要があります。
今回は、そんなトイレのボールタップ交換手順について解説します。
ボールタップについて
冒頭で述べたとおり、流していないのに水が止まらない原因はボールタップの故障であることが多いです。ボールタップはトイレタンクの中に設置されている弁の役割を果たすもので、定水位弁やフロート弁といった別名もあります。
タンクに水を入れる・止めるための部品のため、ボールタップが故障してしまうと水が止まらなくなってしまいます。
ただし、ボールタップはタンクの部品なのでタンクレストイレや一体型トイレには設置されていません。
そういった場合は自宅での修理が難しいため、修理業者に依頼することをおすすめします。
ボールタップの仕組み
ボールタップがタンク内の水の量を調整している仕組みについて紹介していきます。トイレタンク内にはボールタップと浮き球が入っています。
レバーを引くとタンクの水が流れてタンク内の水位が下がり、浮き球が下方にいきます。
そうするとボールタップの弁が連動して開き、水がタンク内に流れ込みます。
タンクの水がたまると浮き球が上がり、ボールタップの弁が閉じることで水が流れ込まなくなります。
この仕組みを利用して、浮き玉の位置を調節しておくことで、一度にタンクに貯めておく水の量を変えることができます。
これによって一度に流れる水の量が調節できるので、節水が狙えます。
ただし、この節水方法を利用すると流す水の量が少なくなり過ぎるため、つまりの原因になることもあります。
浮き球を調節する場合はくれぐれも調節を間違えないようにしましょう。
単一機械式
給水圧とテコの原理を利用して吐水・止水を行うタイプのボールタップを単一機械式と言います。吐水口にゴム栓を押し込むことで水が出ないように栓をする仕組みになっています。
単一機械式は流した後にもすぐには水が止まらず、チョロチョロ流れることがあります。
ダイヤフラム式
水圧と空気の力を利用して吐水・止水を行うタイプのボールタップをダイヤフラム式と言います。吐水口にゴムの蓋をかぶせることで水が出ないようにします。
ダイヤフラムというのは、圧力差によって上下や左右に移動して空間を仕切る部品のことで、この移動によって止水と給水を行います。
最近のトイレには基本的にこちらのダイヤフラム式のものがほとんどです。
単一機械式と違いピタッと水が流れなくなるので、気になる場合はダイヤフラム式のボールタップを採用しましょう。
ボールタップの交換方法
トイレの水が止まらない原因がボールタップの故障や劣化である場合は、新しいものに交換しましょう。しかし、トイレのタンクを開けてボールタップを見たことがない方も多いと思います。
そんな方でも簡単に交換できるようここからは、ボールタップの交換方法について紹介します。
準備するもの
まずは道具を準備しましょう。必要な道具は以下の三つです。
- モンキーレンチ
- 新しいボールタップ
- マイナスドライバー
止水栓を閉める
道具が準備できたらまずは止水栓を閉めましょう。作業中に水が噴き出してしまうリスクをなくすためには大切な作業です。
マイナスドライバーを使って開け閉めする止水栓が多いですが、手で開け閉めできるものもあるので、必要に応じてマイナスドライバーを準備しましょう。
タンクのフタを開ける
次にトイレタンクのフタを開けていきます。便器からタンクを外す作業は少し注意が必要です。
タンクを取り外す際に落としてしまう、タンクや便器をぶつけてしまうと割れてしまう危険性があります。
便器やタンクを割ってしまって便器ごと交換となった場合は、部品や修理費用が高額になってしまいます。
この時点で難しいと感じたらすぐに中断し、業者に依頼するようにしましょう。
タンク内の水を抜く
作業を安全に行うためにタンク内の水も抜いておきましょう。レバーハンドルを回してタンク内の水を全て抜きましょう。
水の出る管部分のバルブを交換
水を全て抜いたらタンクに繋がっている管についた袋ナットとロックナットを外していきます。そうするとタンクの外側に繋がっている管とボールタップの両方が取り外せるようになります。
ボールタップの蝶ネジを二本外してピストンバルブを交換します。
ボールタップを先ほどまでと逆の手順で取り付けていき、作業は完了です。
トイレのタンクとフタを戻し、止水栓を開けて確認してみましょう。
ボールタップの交換で水が止まらない場合
トイレで起こる水漏れのすべてがボールタップの劣化・故障が原因とは限りません。ボールタップの交換に失敗している場合を除けば、交換して直らないときは、何か別の部分に原因があるかもしれません。
トイレの水漏れであれば、気が付かないうちにタンクや便器にヒビが入ってしまっていることも考えられます。
また、水が止まらないという場合はタンク内の他の部品が劣化している危険性もあります。
タンクレストイレの際は業者を呼ぶことをおすすめしましたが、ウォシュレットなどの電気に関係する部分が故障して水漏れしている場合も同様です。
無理に修理と感電等の危険性もあるため、自力での修理はおすすめしません。
もし、自分で水漏れ箇所が特定できない場合は、業者に調査を依頼することも視野に入れて行動しましょう。
まとめ
トイレのボールタップに関する水漏れ修理方法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。ボールタップの交換は自宅でもできる作業があり、自宅でのDIYでも十分可能です。
しかし、簡単そうに見えても家のトイレが狭い等の理由で難易度が大幅に変わってくる場合があります。
最悪の場合、悪化してしまう可能性もあるので、無理に修理しないようにしましょう。
水道修理で困った時は、専門の業者に依頼するようにしましょう。
ただし専門業者に依頼するのが初めての場合は、複数の業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。
できるだけ多くの水道業者を見積もりや対応を見ておくことで、安くて対応のしっかりした業者を選ぶことができます。
今回の内容を活かしてトイレのボールタップ交換をしてみるか、業者に修理を依頼してみましょう。