2022.07.22
その他
自宅で簡単!蛇口の水漏れ修理方法について
水のトラブルは、日常生活を送っていく上で付き物。
突然のトラブルでトイレやキッチンといった場所が使えなくなってしまうこともあります。
そんな水回りに関するトラブルの種類は様々です。中でも、蛇口の水漏れはご家庭で起きるトラブルの中でも起きる可能性が最も高いのではないでしょうか。
今回は、水漏れが起きやすい蛇口の修理方法について紹介していきます。
主な水漏れの原因はナットの緩みや部品の故障、劣化によることが多いのです。
しかし、家庭で使われる蛇口は大きく分けて「ハンドル式」と「レバー式」の2タイプあり、内部の構造によって水漏れが起きる箇所も違います。
それぞれタイプ別に原因を紹介していきます。
スパウトとはレバー下部の水が流れる金属部を指します。
また、蛇口からではありませんが、台所のシンク下にある止水栓の漏れにも注意してください。
この部分は普段目にしないこともあり、水浸しになってはじめて水漏れに気が付くことがあります。
いずれの場合も部品の劣化・故障で水漏れしていることが多く、新しいものに交換すれば直る可能性が高いです。
交換しても直らないときは、本体の故障を疑いましょう。
しかし、自宅で修理できるなら自宅で済ませてしまいたいという方も多いのも事実です。
蛇口の水漏れ箇所は一つではないため、修理方法を部位別に紹介していきます。
自宅の蛇口の水漏れ箇所を確認し、次項から紹介する内容に当てはまる修理方法を活用してみてください。
ケレップは金属部とゴムパッキン部で構成されており、両方を丸ごと交換する方法と、パッキンだけを交換する方法があります。
交換方法は以下の通りです。
ケレップを節水ケレップに交換すると、節水効果が期待できるので、これを機に節水を意識する場合にチェックしてみてください。
一緒にナットの回転を防ぐために、ワッシャーと呼ばれる平たい金属板も交換するようにしましょう。
交換方法は以下の通りです。
シールテープの交換は以下の通りです。
シールテープを巻きつける際、ネジに向かって時計回りの方向に6,7回きつめに巻きつけることで、綺麗に巻きつけることができます。
また、本体を取り付ける時は新しいシールテープを傷つけないように取り付けるようにしましょう。
それぞれの修理方法について見ていきましょう。
修理方法は以下の通り。
大まかな修理の仕方の紹介になってしまいましたが、レバー式の蛇口はカートリッジや交換方法が機種によって異なります。
ご自身で交換される際は説明書を確認しましょう。
新品に交換しても直らない場合は、カートリッジ・スパウトを外して、パッキンを新しく取り替えてください。
洗濯機に給水をする蛇口から水漏れが起きた場合、床や壁、洗濯機本体を濡らしてしまう危険性があります。
洗濯機まわりに十分なスペースがない場合や洗濯機の下が濡れてしまうと後片付けも大変なので、早い段階で修理するようにしましょう。
以上が洗濯機から水漏れが確認されたときの応急措置になります。
作業前に水が止まったことを確認してから応急措置を行うようにしてください。
それらについて、簡単に以下にまとめておきます。
以上を準備した上で作業に入ると、後片付けが楽になったり、作業が途中で止まったりすることを防ぐことができるので、ぜひ参考にしてください。
可変域の広いモンキーレンチを用意しておくと、様々な修理やDIYに対応できます。
大きめのサイズの方が力を入れずに回せるので、DIYをよく行う場合、大きい方がおすすめです。
DIYを頻繁に行う場合は、持っておくとよいでしょう。
歯ブラシ等で問題ありません。
特に、焦ってどうしたらよいかわからない状態に陥りやすいです。
水が大量に出てきてしまった際、止水栓または元栓を締めることで、漏れ出ている水を止めることができます。
自分で水漏れ修理を行う場合、作業をする前に必ず止水栓を閉めて、給水を止めてから行いましょう。
もし止水栓を閉めずに作業してしまうと、作業中に水が噴出して床や周辺が水浸しにるおそれがあります。
水が止まったことを確認してから作業するようにしましょう。
台所や洗面所であればシンク下・洗面台下の収納スペースにある、パイプにつながったハンドル式の止水栓を締めることでその場所の水だけを止めることができます。
シンク下の止水栓が見つからない場合は、屋外にある止水栓(元栓)を締めることで家屋全体の水を止めることが可能です。
屋外の止水栓は、水道メーターボックスと一緒にある場合や玄関付近の地面に埋め込まれている場合もあり、住宅によって違いがあるので予め確認しておきましょう。
また、止水栓は手で締まるものや、ドライバーを使わないと締まらないものがあるので自宅の止水栓の形状次第では対応できる工具を用意する必要があります。
新しい部品はホームセンターなどで購入できますが、現在使用している蛇口に適合するものを選ぶことが重要です。
水が多く溢れ出て、床に広がってしまうと水の拭き取りが大変になってしまうほか、水道代もかかってしまいます。そのため、応急措置として知っておくことが大切です。
そういう場合は家の大元の止水栓(元栓)を閉めることで対応できます。
住宅によって様々ですので、場所を確認してください。
止水栓は手で閉開できるものが多いですが、普段使われない場合は固くなりやすいためスパナ等の工具を使用します。
ただし、屋外の元栓を閉める場合は家全体の水の供給を一時的に止めることになるので、水漏れが起きている場所以外でも水が使えなくなります。
また、元栓を止めても元栓から下流にある配管内の水がなくなるまでは、水は止まらないので注意が必要です。
心配な場合は水道メーターの針が回っていない状態になっているか確認して、配管内の水がなくなるまで水を出し切りましょう。
あくまで応急処置ですが、落ち着いて状況を確認するために栓を閉めてしまうのが有効です。
ただし、マンションやアパートにお住いの場合、居住者の意思では元栓は閉められないこともあります。
勝手に閉めたりせず、必ず管理人さんや管理会社などにお問合せください。
マンションも戸建て同様に部屋全体の水の供給が止まりますので、ご注意ください。
放置していて勝手に直ることはないので、できるだけ早い段階から対処することを心がけましょう。
実際、普段と同じ生活を送っているのに水道料金が大幅に増加してから、水漏れに気づいたというケースも少なくありません。
ゆっくりと水滴が落ちる程度の水漏れであっても、止まることなく漏水していればかなりの量となるので、放っておけば家計の負担も大きくなります。
早い段階の対処で浪費を抑えられるので、放置はしないようにしましょう。
カビは水漏れしている部位はもちろん、天井や壁など至る所に発生します。
カビが発生してしまうと見た目が悪くなるのはもちろん、悪臭の原因やアレルギーのもとにもなります。
万が一、カビが建物の基礎部分に発生した場合、柱などが腐食するリスクがあります。
基礎部分に腐食が進んでいくと小さな地震でも家が傾いたり、倒壊したりする危険性があります。
カビが生えても大丈夫と軽視しないようにしましょう。
普段よりも湿度が高くなってしまい、特に夏場には相当の不快感があるでしょう。
気温が高い日には熱中症のリスクが高くなり、もし気温が25度以下であっても湿度が80%を超えると熱中症にかかる確率が高くなります。
二世帯住宅などでは二階にも水を使う場所がありますが、そこから水漏れが発生し、階下にまで影響を与える場合、テレビや冷蔵庫などの家電に被害が及ぶリスクがあります。
特にパソコンなどの精密機器は湿気に弱く、高温多湿の環境下に長い時間置いていると故障してしまうことで、漏電を起こして火事に発展する事態も考えられるので注意が必要です。
自分の部屋で起きた水漏れが近隣住民の部屋に被害を出してしまうおそれがあります。
特に起こりやすいのは階下への水漏れ被害で、3階の部屋からの1階にまで漏れた水が伝わってしまい、各階の住人から損害賠償請求されたケースもあります。
天井や壁の損害だけでなく、家具や家電の故障を引き起こしてしまった場合、弁償を求められることも考えられますので、被害が甚大になる前に水漏れに気づいたら放置せずに対処するようにしましょう。
しかし、DIYを日常的に行っていて得意な人以外にはおすすめできません。
まず、外観上修理をできたとしても、水漏れが短期間で再発してしまう可能性もあります。
慣れていない場合、修理に不備が起きるだけでなく、作業中に怪我をしてしまう、水漏れの状況が悪化する、ということもあります。
自力で直すことを難しいと思ったら無理せず、業者に依頼することが大切です。
以下のいずれかに該当する場合は、無理に自分で修理をせず、専門の業者を呼ぶようにしましょう。
蛇口の寿命は10年前後とされています。
古い蛇口は、本体やその周辺も破損しやすくなっているため修理にリスクが伴い、取り替え時に他の部品を傷つけてしまったり、他の箇所から漏水したりする危険性があります。
無理に修理すれば怪我の原因にもなるので無理はしない方が良いでしょう。
センサー式の蛇口は精密機器のセンサーを内蔵しているため、少しの手違いが原因で故障する可能性があります。
こういったシーンに直面した際には修理業者を呼ぶ必要があります。
しかし、はじめて修理を依頼する場合、知らない業者を呼ぶのは不安です。
そこで、ここからは水道業者の選び方について紹介していきます。
水道業者の選び方にはいくつかポイントがあります。その中でも、重要なポイントを紹介するので、修理業者を見極めるためにどういったことに気を付けるべきか覚えておきましょう。
しかし、水漏れがひどい場合は数時間放置しているだけで甚大な被害につながる危険性があります。
急ぎでない場合は時間をかけて業者を選んでもかまいませんが、早急にトラブルに対応してもらいたい場合は24時間365日対応の業者に絞って選ぶようにしましょう。
基本的に、水道業者はホームページ上に料金一覧を掲載しているので、気になる業者がある場合、複数の業者と比べてチェックすることも大切です。
このようにして、相場がどれくらいなのかを知った上で決めるようにしましょう。
また、見積もりの段階で明確な料金を提示してくれる業者を選ぶことも大切です。
多くの場合、業者のホームページなどで実績を確認できるので、気になる業者の実績は極力確認するようにしましょう。
実績があるからといって信用しきってよいとは言えませんが、参考にすべきポイントのひとつです。
水道トラブルの対応数や創業年数といった実績を見比べるようにしましょう。
業者によっては修理後、一定期間の保証期間を設けているところがあり、短期間で不具合が起きた場合は修理箇所の不具合を無償で直してもらえることもあります。
逆に保証なしの業者を利用するとアフターサポートを受けられず、再度修理費用を請求されてしまうので、万が一のことを考えるとアフターサポートがある業者を選びたいところです。
その際に、相談や見積もりが無料の業者に依頼することで、お金をかけずに信頼できる業者を選ぶことができます。
スタッフの対応や見積もり書の出し方をチェックするためにも見積もりまでだけで問題ないので、業者に依頼してみるのがおすすめです。
しかし、水漏れがひどいケースや原因が特定できない、直す自信がない、というような場合は無理をせず業者に任せた方が良いでしょう。
水道の修理経験がない場合は思わぬトラブルに繋がる可能性があるので、専門の業者を呼ぶ方が無難です。
ご自宅で修理した経験がある方や、普段から工具を使い慣れている方ならある程度の水道修理も可能です。
しかし、普段から工具を触っていない方や、水道修理が未経験という方にはDIYという手段をおすすめすることはできません。
DIYや水道修理に自信がない時には無理をせず、水道業者に依頼することを考えてみてください。
依頼時には、料金やサービス内容を確認し、実際に見積もりを行ってから依頼するようにしましょう。
蛇口の修理以外にもたくさんの水道トラブルに対応している業者が数多く存在するので、自分に合った業者を探してみましょう。
突然のトラブルでトイレやキッチンといった場所が使えなくなってしまうこともあります。
そんな水回りに関するトラブルの種類は様々です。中でも、蛇口の水漏れはご家庭で起きるトラブルの中でも起きる可能性が最も高いのではないでしょうか。
今回は、水漏れが起きやすい蛇口の修理方法について紹介していきます。
目次
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水漏れの原因とその調べ方
水漏れの原因を特定できないと修理するべき箇所も分かりません。主な水漏れの原因はナットの緩みや部品の故障、劣化によることが多いのです。
しかし、家庭で使われる蛇口は大きく分けて「ハンドル式」と「レバー式」の2タイプあり、内部の構造によって水漏れが起きる箇所も違います。
それぞれタイプ別に原因を紹介していきます。
ハンドル式の水漏れ原因
温水・冷水用のハンドルが2つある「ハンドル式」の場合、主な水漏れ箇所は以下の通りです。- ハンドルの下
- 水が流れるパイプの付け根
- 壁との間
- 壁付き蛇口の取り付け部分
- 吐水口
レバー式の水漏れ原因
レバーの向きで温水・冷水を調節できる「レバー式」の場合、主な水漏れ箇所は以下の通り。- レバーの下
- スパウト周辺
スパウトとはレバー下部の水が流れる金属部を指します。
また、蛇口からではありませんが、台所のシンク下にある止水栓の漏れにも注意してください。
この部分は普段目にしないこともあり、水浸しになってはじめて水漏れに気が付くことがあります。
いずれの場合も部品の劣化・故障で水漏れしていることが多く、新しいものに交換すれば直る可能性が高いです。
交換しても直らないときは、本体の故障を疑いましょう。
部位別!蛇口の修理方法
蛇口の水漏れは、水道業者に来る修理依頼の中でもかなり多い部類に入ります。しかし、自宅で修理できるなら自宅で済ませてしまいたいという方も多いのも事実です。
蛇口の水漏れ箇所は一つではないため、修理方法を部位別に紹介していきます。
自宅の蛇口の水漏れ箇所を確認し、次項から紹介する内容に当てはまる修理方法を活用してみてください。
パイプの先・吐水口
パイプの先・吐水口の水漏れの場合、蛇口内部にあるケレップ(コマパッキン)が経年劣化等で傷んでいるおそれが高いです。ケレップは金属部とゴムパッキン部で構成されており、両方を丸ごと交換する方法と、パッキンだけを交換する方法があります。
交換方法は以下の通りです。
- ハンドル根元のナットを外す。
- ハンドルを外す。
- ケレップを取り出し、該当箇所を交換。
- ハンドルとナットを戻す。
ケレップを節水ケレップに交換すると、節水効果が期待できるので、これを機に節水を意識する場合にチェックしてみてください。
ハンドルの根元
ハンドルの根元から水漏れしている場合、裏部分の三角パッキンが経年劣化等で傷んでいる可能性があります。一緒にナットの回転を防ぐために、ワッシャーと呼ばれる平たい金属板も交換するようにしましょう。
交換方法は以下の通りです。
- ハンドル根元のナットを外す。
- ハンドルを回す。
- ハンドル裏の三角パッキン・ワッシャーを交換する。
- ハンドルとナットを戻す。
蛇口本体の根元
蛇口本体の根元から水漏れしている場合、接続部分に巻いてあるシールテープが劣化している可能性が高いです。シールテープの交換は以下の通りです。
- 本体を外す。
- 配管内を清掃する。
- 新しくシールテープを巻く。
- 本体を取り付ける。
シールテープを巻きつける際、ネジに向かって時計回りの方向に6,7回きつめに巻きつけることで、綺麗に巻きつけることができます。
また、本体を取り付ける時は新しいシールテープを傷つけないように取り付けるようにしましょう。
シャワー水栓からの水漏れ原因
お風呂のシャワー水栓から水漏れが起こっている場合は、以下の部品の劣化・損傷が考えられます。- サーモスタットハンドル内の切り替え弁
- Oリング
- Uパッキン
それぞれの修理方法について見ていきましょう。
サーモスタットハンドル内の切り替え弁
- 止水栓をマイナスドライバーで閉める。
- マイナスドライバーを隙間に差し込み、ノブを外す。
- シャワーとカランの切替表示がついている部品を取り外す。
- ナットを手で回して取り外す。
- スペーサーを引き抜く。
- 開閉バルブを取り外す。固着している場合はプライヤーで挟んで引き抜く。
- 新しい開閉バルブとスペーサーをつなげる。
- くっつけたバルブとスペーサーを、本体に差し込む。
- ナットを締めて固定する。
- 切替表示がついている部品を取り付ける。
- 開閉バルブの溝を上向きにし、スペーサーとハンドル内側の凹凸の場所を確認しておく。
- 本体にハンドルを『パチッ』と鳴るまで押し込む。
- 左右の止水栓をマイナスドライバーで開ける。
- 水を出しても水漏れがないか、シャワーと蛇口の切り替えができるかなどの動作確認をする。
- 完了
Oリング
- マイナスドライバーで2ヶ所のネジを回し、止水栓を閉める。
- シャワーヘッドとシャワーホースのつなぎ目の部分を反時計回りに回して、シャワーヘッドを分解する。
- シャワーヘッドに取り付けられているOリングを取り外し、新しいものに交換する。
- 止水栓を開けて水を出し、水漏れがないか確認をする。
- 完了
Uパッキン
- マイナスドライバーで2ヶ所のネジを回し、止水栓を閉める。
- シャワーヘッドとシャワーホースのつなぎ目の部分を下に下げると、Uパッキンが確認できる。
- Uパッキンの下にマイナスドライバーを差し込んで、Uパッキンを取り外す。
- 新しいUパッキンを取り付ける。取り付け時は、『くぼみがある部分が上』になるよう向きを確認する。取り付けたとき、Uパッキンが上に広がるような形になっているかを確認。
- つなぎ目部分を上にあげて、シャワーヘッドを取り付ける。
- 止水栓を開けて水を出し、水漏れがないか確認をする。
- 完了
レバー式の水漏れを直す方法
レバー式の場合、水漏れの原因は流水量を調節するカートリッジやパッキンの劣化であることがほとんどです。修理方法は以下の通り。
- レバーを外す(はめこみタイプかネジ止めタイプにかかわらず)
- 手または器具を使ってスパウトのカバーを外し、カートリッジを新品と交換
- 部品を元に戻して修理完了
大まかな修理の仕方の紹介になってしまいましたが、レバー式の蛇口はカートリッジや交換方法が機種によって異なります。
ご自身で交換される際は説明書を確認しましょう。
新品に交換しても直らない場合は、カートリッジ・スパウトを外して、パッキンを新しく取り替えてください。
洗濯機の蛇口修理
洗濯機まわりでも水漏れは起こります。洗濯機に給水をする蛇口から水漏れが起きた場合、床や壁、洗濯機本体を濡らしてしまう危険性があります。
洗濯機まわりに十分なスペースがない場合や洗濯機の下が濡れてしまうと後片付けも大変なので、早い段階で修理するようにしましょう。
洗濯機の水漏れトラブルへの応急措置
- 蛇口を閉める。
- 家の元栓を閉める。
- 蛇口を閉める。
- 排水口のつまりを確認する。 ※排水がつまっていない場合、洗濯機のフィルターをチェックする。
- 洗濯機本体のメーカーへ連絡または洗濯機本体の交換を行う。
以上が洗濯機から水漏れが確認されたときの応急措置になります。
作業前に水が止まったことを確認してから応急措置を行うようにしてください。
修理前に確認・準備しておくこと
修理に入る前に、スムーズに作業を行うために確認・準備しておくことを推奨される作業があります。それらについて、簡単に以下にまとめておきます。
- 必要な器具、交換部品の準備をする。
- 止水栓または元栓を締める。
- 修理箇所まわりにビニールシート等を敷いておく。
以上を準備した上で作業に入ると、後片付けが楽になったり、作業が途中で止まったりすることを防ぐことができるので、ぜひ参考にしてください。
準備していた方が良い工具
修理の際にあると便利な工具がいくつかあるので、それについても紹介します。- モンキーレンチ
可変域の広いモンキーレンチを用意しておくと、様々な修理やDIYに対応できます。
- ドライバー
大きめのサイズの方が力を入れずに回せるので、DIYをよく行う場合、大きい方がおすすめです。
- 六角レンチ
DIYを頻繁に行う場合は、持っておくとよいでしょう。
- ブラシ
歯ブラシ等で問題ありません。
水漏れが起きた時の応急措置
水漏れが実際に起きた時に大量の水が溢れてしまうケースもゼロではありません。特に、焦ってどうしたらよいかわからない状態に陥りやすいです。
水が大量に出てきてしまった際、止水栓または元栓を締めることで、漏れ出ている水を止めることができます。
自分で水漏れ修理を行う場合、作業をする前に必ず止水栓を閉めて、給水を止めてから行いましょう。
もし止水栓を閉めずに作業してしまうと、作業中に水が噴出して床や周辺が水浸しにるおそれがあります。
水が止まったことを確認してから作業するようにしましょう。
台所や洗面所であればシンク下・洗面台下の収納スペースにある、パイプにつながったハンドル式の止水栓を締めることでその場所の水だけを止めることができます。
シンク下の止水栓が見つからない場合は、屋外にある止水栓(元栓)を締めることで家屋全体の水を止めることが可能です。
屋外の止水栓は、水道メーターボックスと一緒にある場合や玄関付近の地面に埋め込まれている場合もあり、住宅によって違いがあるので予め確認しておきましょう。
また、止水栓は手で締まるものや、ドライバーを使わないと締まらないものがあるので自宅の止水栓の形状次第では対応できる工具を用意する必要があります。
新しい部品はホームセンターなどで購入できますが、現在使用している蛇口に適合するものを選ぶことが重要です。
水が多く溢れ出て、床に広がってしまうと水の拭き取りが大変になってしまうほか、水道代もかかってしまいます。そのため、応急措置として知っておくことが大切です。
元栓を閉める際の注意点
新築や過去のリフォーム時に特殊な機器を使用している場合、止水栓がなかったり一般の方には見つからなかったりする場合があります。そういう場合は家の大元の止水栓(元栓)を閉めることで対応できます。
住宅によって様々ですので、場所を確認してください。
止水栓は手で閉開できるものが多いですが、普段使われない場合は固くなりやすいためスパナ等の工具を使用します。
ただし、屋外の元栓を閉める場合は家全体の水の供給を一時的に止めることになるので、水漏れが起きている場所以外でも水が使えなくなります。
また、元栓を止めても元栓から下流にある配管内の水がなくなるまでは、水は止まらないので注意が必要です。
心配な場合は水道メーターの針が回っていない状態になっているか確認して、配管内の水がなくなるまで水を出し切りましょう。
あくまで応急処置ですが、落ち着いて状況を確認するために栓を閉めてしまうのが有効です。
マンションの止水栓(元栓)を閉めたい場合
一般的なマンションであれば玄関ドアの近くにあるPSボックスの扉を開けると水道メーターの隣にバルブハンドルが見つかり、止水栓(元栓)となります。ただし、マンションやアパートにお住いの場合、居住者の意思では元栓は閉められないこともあります。
勝手に閉めたりせず、必ず管理人さんや管理会社などにお問合せください。
マンションも戸建て同様に部屋全体の水の供給が止まりますので、ご注意ください。
水漏れ放置するリスク
水漏れしている蛇口を放置していると様々なリスクがあります。放置していて勝手に直ることはないので、できるだけ早い段階から対処することを心がけましょう。
水道料金が増加する
水漏れが発生していると、水を使用していない間も水道料金が増えていきます。実際、普段と同じ生活を送っているのに水道料金が大幅に増加してから、水漏れに気づいたというケースも少なくありません。
ゆっくりと水滴が落ちる程度の水漏れであっても、止まることなく漏水していればかなりの量となるので、放っておけば家計の負担も大きくなります。
早い段階の対処で浪費を抑えられるので、放置はしないようにしましょう。
カビの原因になる
水漏れによって家の中が高湿度になってしまうと、カビが発生する原因になります。カビは水漏れしている部位はもちろん、天井や壁など至る所に発生します。
カビが発生してしまうと見た目が悪くなるのはもちろん、悪臭の原因やアレルギーのもとにもなります。
万が一、カビが建物の基礎部分に発生した場合、柱などが腐食するリスクがあります。
基礎部分に腐食が進んでいくと小さな地震でも家が傾いたり、倒壊したりする危険性があります。
カビが生えても大丈夫と軽視しないようにしましょう。
熱中症のリスクが高まる
建物の下にまで水が入り込んだ場合、地面が湿って家全体に湿気が伝わりやすくなります。普段よりも湿度が高くなってしまい、特に夏場には相当の不快感があるでしょう。
気温が高い日には熱中症のリスクが高くなり、もし気温が25度以下であっても湿度が80%を超えると熱中症にかかる確率が高くなります。
家電製品に悪影響を与える
家電製品は水に弱いため、水漏れの被害を受けると故障を招いてしまうことも。二世帯住宅などでは二階にも水を使う場所がありますが、そこから水漏れが発生し、階下にまで影響を与える場合、テレビや冷蔵庫などの家電に被害が及ぶリスクがあります。
特にパソコンなどの精密機器は湿気に弱く、高温多湿の環境下に長い時間置いていると故障してしまうことで、漏電を起こして火事に発展する事態も考えられるので注意が必要です。
損害賠償請求に発展する
戸建ての場合、水漏れが起こっても自宅のみで被害が収まるケースがほとんどですが、マンションやアパートなど集合住宅に住んでいる場合は別です。自分の部屋で起きた水漏れが近隣住民の部屋に被害を出してしまうおそれがあります。
特に起こりやすいのは階下への水漏れ被害で、3階の部屋からの1階にまで漏れた水が伝わってしまい、各階の住人から損害賠償請求されたケースもあります。
天井や壁の損害だけでなく、家具や家電の故障を引き起こしてしまった場合、弁償を求められることも考えられますので、被害が甚大になる前に水漏れに気づいたら放置せずに対処するようにしましょう。
自宅での修理が難しい時は
ここまで紹介してきた内容は、実際に自宅で修理できる方法です。しかし、DIYを日常的に行っていて得意な人以外にはおすすめできません。
まず、外観上修理をできたとしても、水漏れが短期間で再発してしまう可能性もあります。
慣れていない場合、修理に不備が起きるだけでなく、作業中に怪我をしてしまう、水漏れの状況が悪化する、ということもあります。
自力で直すことを難しいと思ったら無理せず、業者に依頼することが大切です。
修理をプロに依頼した方がいい場合
蛇口の種類や状態によっては修理が難しいため、最初からプロに交換を依頼した方がいいケースもあります。以下のいずれかに該当する場合は、無理に自分で修理をせず、専門の業者を呼ぶようにしましょう。
設置から10年以上経っている場合
設置後10年以上経過している蛇口に関しては、パーツを交換して修理ではなく本体の交換工事がおすすめです。蛇口の寿命は10年前後とされています。
古い蛇口は、本体やその周辺も破損しやすくなっているため修理にリスクが伴い、取り替え時に他の部品を傷つけてしまったり、他の箇所から漏水したりする危険性があります。
無理に修理すれば怪我の原因にもなるので無理はしない方が良いでしょう。
センサー式蛇口の場合
手をかざせば水が出るセンサー式蛇口(タッチレス水栓)に関しては、交換修理はプロにお任せください。センサー式の蛇口は精密機器のセンサーを内蔵しているため、少しの手違いが原因で故障する可能性があります。
水漏れの原因が特定できない場合
特定できない場合は、自分で修理することができません。こういったシーンに直面した際には修理業者を呼ぶ必要があります。
しかし、はじめて修理を依頼する場合、知らない業者を呼ぶのは不安です。
そこで、ここからは水道業者の選び方について紹介していきます。
水道業者の選び方
しかし、水道業者を選ぶ時にもある程度の注意が必要になります。水道業者の選び方にはいくつかポイントがあります。その中でも、重要なポイントを紹介するので、修理業者を見極めるためにどういったことに気を付けるべきか覚えておきましょう。
24時間365日対応の業者に依頼する
少量の水が垂れ続ける程度の被害であれば、バケツや雑巾などを置くことである程度対処できるので、業者対応が多少遅くなった場合も被害が大きくなることは稀です。しかし、水漏れがひどい場合は数時間放置しているだけで甚大な被害につながる危険性があります。
急ぎでない場合は時間をかけて業者を選んでもかまいませんが、早急にトラブルに対応してもらいたい場合は24時間365日対応の業者に絞って選ぶようにしましょう。
修理料金を確認する
修理や交換などにかかる料金と相場がわかると、高過ぎる業者や安い料金で売り込む悪徳業者に引っかかることも少なくありません。基本的に、水道業者はホームページ上に料金一覧を掲載しているので、気になる業者がある場合、複数の業者と比べてチェックすることも大切です。
このようにして、相場がどれくらいなのかを知った上で決めるようにしましょう。
また、見積もりの段階で明確な料金を提示してくれる業者を選ぶことも大切です。
実績を確認する
実績を確認することで、その業者が今までどれほどの人に利用されたかもわかります。多くの場合、業者のホームページなどで実績を確認できるので、気になる業者の実績は極力確認するようにしましょう。
実績があるからといって信用しきってよいとは言えませんが、参考にすべきポイントのひとつです。
水道トラブルの対応数や創業年数といった実績を見比べるようにしましょう。
アフターサポート込みの業者を選ぶ
業者が水漏れ修理をした後にすぐ故障してしまうケースが考えられます。業者によっては修理後、一定期間の保証期間を設けているところがあり、短期間で不具合が起きた場合は修理箇所の不具合を無償で直してもらえることもあります。
逆に保証なしの業者を利用するとアフターサポートを受けられず、再度修理費用を請求されてしまうので、万が一のことを考えるとアフターサポートがある業者を選びたいところです。
実際に見積もりをとる
水道修理トラブルを避けるための簡単な方法は、実際に電話・見積もりを依頼してみることです。その際に、相談や見積もりが無料の業者に依頼することで、お金をかけずに信頼できる業者を選ぶことができます。
スタッフの対応や見積もり書の出し方をチェックするためにも見積もりまでだけで問題ないので、業者に依頼してみるのがおすすめです。
自分で修理できる場合もある
漏れている水が少量、部品や修理箇所が外せる、原因が特定できたような場合は、個人で修理しても上手くいくかもしれません。しかし、水漏れがひどいケースや原因が特定できない、直す自信がない、というような場合は無理をせず業者に任せた方が良いでしょう。
水道の修理経験がない場合は思わぬトラブルに繋がる可能性があるので、専門の業者を呼ぶ方が無難です。
まとめ
蛇口の水漏れ修理の方法に加えて、業者の選び方について紹介してきました。ご自宅で修理した経験がある方や、普段から工具を使い慣れている方ならある程度の水道修理も可能です。
しかし、普段から工具を触っていない方や、水道修理が未経験という方にはDIYという手段をおすすめすることはできません。
DIYや水道修理に自信がない時には無理をせず、水道業者に依頼することを考えてみてください。
依頼時には、料金やサービス内容を確認し、実際に見積もりを行ってから依頼するようにしましょう。
蛇口の修理以外にもたくさんの水道トラブルに対応している業者が数多く存在するので、自分に合った業者を探してみましょう。