2023.03.06
トイレ
和式トイレのつまりはどうやって解消する?|自分でできる正しい対処法
最近のトイレは洋式のものがほとんどですが、築年数の古い建物では、和式トイレを使っていることがあります。
そんな和式トイレのつまりに悩んでいませんか?
和式トイレは構造上の理由で洋式トイレよりもつまりにくいですが、それでもトイレットペーパーを大量に流すなどするとつまります。
今回はそんな和式トイレのつまりについて、症状や自分でできる解消方法、自分で解消できない時の対処方法などを解説します。
和式トイレは、洋式トイレと比較した時に次のような違いがあります。
また、給水タンクについても違いがあり、和式用の給水タンクは洋式用の給水タンクと違い、節水を考えた作りになっていません。
このため、多少の異物であっても問題なく流せるほど勢いよく多量の水が排水されます。
一方で節水能力が低く、洋式トイレに比べると水道代がかかりやすいという難点もあります。
だからといって、絶対につまらないわけではなく、つまりの症状が現れることがあります。
ここでは、そんな和式トイレのつまりの症状を見ていきます。 次のような症状がある時は、つまりを疑ってください。
スーッと水が引いていく時の原因は、紙類や異物の可能性が高いです。これらが隙間のある状態でつまっていると考えられます。
つまりの症状としては慌てるほどではなく、自分で対処が可能です。
つまりの原因が紙類ではないため、放置していても溶けません。自分で対処するか、業者に修理を依頼する必要があります。
異物が目に見えている場合は自分で対処が可能ですが、そうではない場合は速やかに業者に相談しましょう。
和式トイレのつまりの症状としてはもっとも重く、自分での対処はできません。すぐに業者へ相談してください。
また、つまりによって下水の臭いを遮る「封水」と呼ばれる水が不足し、下水臭が上がってきてしまっていることも考えられます。
特に、便器の中の水量がいつもより少ない時は、つまりの可能性が高いです。 自分での対処を試みるか、解決しなければ業者に相談しましょう。
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トイレが急に下水臭い!4つの原因と対処法を徹底的に解説します
なお、水の流れに問題がない場合は、単に排水時に空気が取り込まれたことによる異音の可能性が高く、つまりの可能性は低いです。
では、どんな症状や原因のつまりならば、自分で解消できるのでしょうか?
自分での対処が可能な和式トイレのつまりは、主に下記の2つです。
後ほどご紹介するラバーカップを使って、つまりの解消を試みてください。
ただし、やり方次第で悪化してしまう恐れがあるので、そうなった場合はすぐに中断しましょう。無理に続けると汚水が逆流して、大きな工事を伴うトラブルになってしまいます。
こちらも後ほどご紹介します。
スーッと水が引いていくつまりや、紙類が原因のつまり以外でも、原因が明らかで、かつ対処法も判断できるのなら、自分で解消することが可能です。
いずれにしても、必ず適切な対処をしましょう。 そして、難しい場合やつまりが直らない場合は、悪化を防ぐため、すぐに業者に相談してください。
なお、今からご紹介するのはもっとも一般的な「ラバーカップ(スッポン)」を使ったつまりの解消方法です。 ラバーカップを使わないつまりの解消方法については、「ラバーカップを使わない和式トイレつまりの解消方法」を参考にしてください。
②バケツや洗面器を使い、便器に半分ほど水を溜めます。
③ラバーカップを排水口に、ゆっくり押し付けます。
④3で排水口に押しつけたラバーカップを素早く引き抜きます。
以上の手順を踏むと、ラバーカップの先端に紙類や異物が収まった状態で排水口から出てきます。
ただし、一度で紙類や異物を引き出せるわけではありません。上手く紙類や異物を引き出せなかった時は、何度か試してみてください。紙類や異物を、徐々に排水口側へと引き寄せることができます。
しかし、この記事を読んでいる方の中には、ラバーカップを使ったことがない方や、具体的な使い方が分からない方が多いのではないでしょうか?
そこで、ここではラバーカップの種類と使い方について詳しく解説していきます。
和式トイレのつまり解消にラバーカップを使おうと考えている方は、ぜひご一読ください。
そんなラバーカップには、和式用と洋式用の2種類があり、スティックの先端部分、つまりお椀のような部品の形状が少し異なります。
形状の違い自体はちょっとしたもので、和式用にはでっぱりがなく、洋式用にはでっぱりがある、それだけの違いです。
和式用のほうはでっぱりがないだけではなく、内側に凹んだ、まさにお椀のような形状をしています。 和式用のラバーカップを洋式用トイレのつまり解消に、洋式用ラバーカップを和式用トイレのつまり解消に使用することは可能です。
しかし、それぞれの便器の形状に合わせて作られていることを考えると、よりつまりを解消しやすいのは、和式トイレなら和式用ラバーカップ、洋式トイレなら洋式用ラバーカップです。
このため、これからラバーカップを購入する方は、でっぱりのない和式トイレ用のものを購入しましょう。
まずはラバーカップを使う前の準備ですが、便器内の水が少なくなっている場合、必ずトイレに水を補充しましょう。
ラバーカップは水がなければ使えません。使う前に、便器に半分ほど水が溜まっているかを確認し、必要であれば水を補充してください。
次に実際にラバーカップを使う時のポイントです。ラバーカップは、便器に押し込む時よりも、その後の引っこ抜く時が大事になります。
意外と知られていないのですが、ラバーカップは、紙類や異物を水に溶かしてつまりを解消するための道具です。このため、つまりの原因となっている紙類や異物を、便器内の水の中へと引き寄せることに意味があります。
具体的には、「強く引き抜く」ことで紙類や異物を引き寄せやすくなりますので、意識してみてください。
最後に、使った後のラバーカップは水で洗い流し、天日干しにしてから保管しましょう。洗わずに保管すると、汚水で汚れたままなので菌が繁殖したり、コバエが寄ってきたりします。
まとめると、ラバーカップを使う時のポイントは
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ラバーカップで排水管のつまり解消するには?間違った使い方に要注意
そこで、ここではラバーカップを使わない和式トイレのつまり解消方法をご紹介していきます。
方法は大きく3つあります。
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トイレつまりは道具なしでも直せる?
必要なものは次の通りです。
①床が汚れないよう、新聞紙を敷く
②灯油ポンプ、または牛乳パックで便器内の水を取り除く
③高い位置からお湯を勢いよく流し入れる
とても簡単で面倒な準備もいりませんが、床や壁の汚れが気になる方には向きません。
トイレットペーパーのように水に溶ける物質が原因の場合に限りますが、自宅にある道具でつまりの解消ができるので、覚えておきましょう。
必要なものは次の通りです。
①灯油ポンプ、または牛乳パックで便器内の水を取り除く
②便器の中に重曹を入れる
③重曹の上にお酢を入れる
④高い位置から便器の中へお湯を注ぐ
⑤1時間ほど放置する
⑥少しずつ水を流す
注意点として、重曹とお酢を使う方法では少量の二酸化炭素が発生します。問題になるほどの量ではありませんが、換気は忘れずに行ってください。
文字通りワイヤーのように曲がるので、排水口の奥を掃除しやすく、トイレつまりの解消にも役立ちます。
ワイヤーブラシでつまりを解消する場合は、つまりの原因である紙類や異物を削って細かくし、流れやすくすることになります。
必要なものは次の通りです。
①床が汚れないよう、新聞紙を敷く
②ブラシヘッドを排水口に差し込む
③ブラシヘッドがつまりの原因にぶつかったら、柄を回す
こうしてつまりの原因を削ることで、徐々に水が流れるようになります。
ワイヤーブラシにはいくつかの種類がありますが、特に理由がなければトイレつまり用のワイヤーブラシを購入するのがおすすめです。
もしも自分でつまりを解消できない時は、専門業者に相談し、対処してもらいましょう。 トイレつまりへの対処は、水道設備の工事専門業者や、水道修理業者に依頼できます。
トイレつまりは、対処の仕方を間違えると悪化してしまう恐れがあります。 このため、自分で試してみても効果を感じられなかった場合は、二度目、三度目と何度も試すのではなく、すぐに専門業者を頼るのがおすすめです。
多くの専門業者は、無料で見積もりをしてくれます。まずは見積もりからお願いしてみてください。
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トイレつまりが起きた時は?業者を呼ぶ前に知っておきたいこと
内訳ごとの料金相場は次の通りです。
※3社の中間相場
こちらはあくまで料金の目安です。実際にかかる料金は業者によって異なるので、予約をする前に必ず見積もりをとりましょう。
トイレつまりは緊急性が高く、慌てて業者を決めてしまいがちです。このため、後から失敗に気づいて後悔するケースが多いので、落ち着いて業者選びをしましょう。
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トイレつまりの料金相場は?費用の内訳や自分で解消する方法も解説
トイレがつまってしまい、使えなくなると、生活を送る上で大変不便です。 だからこそ、慌てて何とかしようと間違った対処法を試してしまったり、よく比較せずに業者選びをしてしまったりします。
しかし、間違った対処法でトイレつまりが悪化してしまうと、業者に対処を依頼した時の料金が高額になってしまいます。
また、業者選びに失敗すると、予想以上の出費になったり、つまりが上手く解消されなかったりといったトラブルになるケースも。
焦る気持ちは分かりますが、もしもトイレつまりが起きてしまった時は、冷静に対処することを忘れないようにしましょう。
正しい方法でトイレつまりを解消するために、ぜひこの記事をお役立てください。
そんな和式トイレのつまりに悩んでいませんか?
和式トイレは構造上の理由で洋式トイレよりもつまりにくいですが、それでもトイレットペーパーを大量に流すなどするとつまります。
今回はそんな和式トイレのつまりについて、症状や自分でできる解消方法、自分で解消できない時の対処方法などを解説します。
目次
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和式トイレと洋式トイレの違い
和式トイレのつまりについて解説する前に、まず洋式トイレとの違いを見てみましょう。和式トイレは、洋式トイレと比較した時に次のような違いがあります。
構造の違い
和式トイレは、洋式トイレに比べて排水管のサイズが太くできています。また、給水タンクについても違いがあり、和式用の給水タンクは洋式用の給水タンクと違い、節水を考えた作りになっていません。
このため、多少の異物であっても問題なく流せるほど勢いよく多量の水が排水されます。
排水能力の違い
排水管のサイズと給水タンクの作りに違いがあることから、和式トイレは洋式トイレよりも排水能力に優れていて、つまりが起こりにくいのが特徴です。一方で節水能力が低く、洋式トイレに比べると水道代がかかりやすいという難点もあります。
和式トイレつまりの症状
前述した通り和式トイレは、構造と給水タンクの作りから排水能力に優れていて、洋式トイレに比べてつまりにくいです。だからといって、絶対につまらないわけではなく、つまりの症状が現れることがあります。
ここでは、そんな和式トイレのつまりの症状を見ていきます。 次のような症状がある時は、つまりを疑ってください。
スーッと水が引いていく
軽度のつまりが起こっている時は、症状として、トイレを流した時にスーッと水が引いていく現象が起こります。スーッと水が引いていく時の原因は、紙類や異物の可能性が高いです。これらが隙間のある状態でつまっていると考えられます。
つまりの症状としては慌てるほどではなく、自分で対処が可能です。
長時間かけて水が流れる
水が流れるまでの時間が長い時は、本来流すべきではない紙類とは異なる異物がつまっている可能性が高いです。つまりの原因が紙類ではないため、放置していても溶けません。自分で対処するか、業者に修理を依頼する必要があります。
異物が目に見えている場合は自分で対処が可能ですが、そうではない場合は速やかに業者に相談しましょう。
水が溜まって溢れる、または全く流れない
水が流れずに溢れてしまう時は、排水口や排水管に異物がつまっている可能性が高いです。和式トイレのつまりの症状としてはもっとも重く、自分での対処はできません。すぐに業者へ相談してください。
異臭がする
トイレから異臭がする場合、排水口や排水管に排泄物がつまり、腐敗したことで、つまりが起きている可能性があります。また、つまりによって下水の臭いを遮る「封水」と呼ばれる水が不足し、下水臭が上がってきてしまっていることも考えられます。
特に、便器の中の水量がいつもより少ない時は、つまりの可能性が高いです。 自分での対処を試みるか、解決しなければ業者に相談しましょう。
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トイレが急に下水臭い!4つの原因と対処法を徹底的に解説します
異音がする
水を流した時に「ゴボゴボ」と異音がしたら、注意が必要です。 水の流れが悪かったり、溢れてしまったりといった症状が同時にあると、つまりが原因の異音であると考えられます。なお、水の流れに問題がない場合は、単に排水時に空気が取り込まれたことによる異音の可能性が高く、つまりの可能性は低いです。
こんなつまりなら自分で解消できる!
ご紹介したように、和式トイレにつまりが起きている時の症状は様々。原因もいくつかあります。では、どんな症状や原因のつまりならば、自分で解消できるのでしょうか?
自分での対処が可能な和式トイレのつまりは、主に下記の2つです。
スーッと水が引いていくつまり
スーッと水が引いていくつまりは軽度な症状であり、自分で原因の紙類・異物を取り除くことができます。後ほどご紹介するラバーカップを使って、つまりの解消を試みてください。
ただし、やり方次第で悪化してしまう恐れがあるので、そうなった場合はすぐに中断しましょう。無理に続けると汚水が逆流して、大きな工事を伴うトラブルになってしまいます。
紙類が原因のつまり
紙類は溶かすことができるので、自分で解決できる可能性が高いです。 ラバーカップでは対処できなくても、お湯や重曹を使ってつまりの解消を試みることも可能です。こちらも後ほどご紹介します。
スーッと水が引いていくつまりや、紙類が原因のつまり以外でも、原因が明らかで、かつ対処法も判断できるのなら、自分で解消することが可能です。
いずれにしても、必ず適切な対処をしましょう。 そして、難しい場合やつまりが直らない場合は、悪化を防ぐため、すぐに業者に相談してください。
和式トイレのつまりをラバーカップで解消する方法
ここからは、和式トイレのつまりを自分で解消する方法について解説していきます。なお、今からご紹介するのはもっとも一般的な「ラバーカップ(スッポン)」を使ったつまりの解消方法です。 ラバーカップを使わないつまりの解消方法については、「ラバーカップを使わない和式トイレつまりの解消方法」を参考にしてください。
用意するもの
- ラバーカップ(※)
- 新聞紙
- バケツや洗面器
手順
①便器の周りを覆うように、新聞紙を敷きます。ラバーカップを使うと水などが周りに跳ね、床を汚してしまう恐れがあるためです。②バケツや洗面器を使い、便器に半分ほど水を溜めます。
③ラバーカップを排水口に、ゆっくり押し付けます。
④3で排水口に押しつけたラバーカップを素早く引き抜きます。
以上の手順を踏むと、ラバーカップの先端に紙類や異物が収まった状態で排水口から出てきます。
ただし、一度で紙類や異物を引き出せるわけではありません。上手く紙類や異物を引き出せなかった時は、何度か試してみてください。紙類や異物を、徐々に排水口側へと引き寄せることができます。
ラバーカップの種類と使い方の解説
和式トイレのつまりを自分で解消する方法として、ラバーカップを使う方法をご紹介しました。しかし、この記事を読んでいる方の中には、ラバーカップを使ったことがない方や、具体的な使い方が分からない方が多いのではないでしょうか?
そこで、ここではラバーカップの種類と使い方について詳しく解説していきます。
和式トイレのつまり解消にラバーカップを使おうと考えている方は、ぜひご一読ください。
ラバーカップの種類
一般的に、ラバーカップはスティックの先にゴム製のお椀のような部品がついた形状をしています。そんなラバーカップには、和式用と洋式用の2種類があり、スティックの先端部分、つまりお椀のような部品の形状が少し異なります。
形状の違い自体はちょっとしたもので、和式用にはでっぱりがなく、洋式用にはでっぱりがある、それだけの違いです。
和式用のほうはでっぱりがないだけではなく、内側に凹んだ、まさにお椀のような形状をしています。 和式用のラバーカップを洋式用トイレのつまり解消に、洋式用ラバーカップを和式用トイレのつまり解消に使用することは可能です。
しかし、それぞれの便器の形状に合わせて作られていることを考えると、よりつまりを解消しやすいのは、和式トイレなら和式用ラバーカップ、洋式トイレなら洋式用ラバーカップです。
このため、これからラバーカップを購入する方は、でっぱりのない和式トイレ用のものを購入しましょう。
ラバーカップの使い方
ここからは、ラバーカップの使い方について、いくつかのポイントをお伝えしていきます。まずはラバーカップを使う前の準備ですが、便器内の水が少なくなっている場合、必ずトイレに水を補充しましょう。
ラバーカップは水がなければ使えません。使う前に、便器に半分ほど水が溜まっているかを確認し、必要であれば水を補充してください。
次に実際にラバーカップを使う時のポイントです。ラバーカップは、便器に押し込む時よりも、その後の引っこ抜く時が大事になります。
意外と知られていないのですが、ラバーカップは、紙類や異物を水に溶かしてつまりを解消するための道具です。このため、つまりの原因となっている紙類や異物を、便器内の水の中へと引き寄せることに意味があります。
具体的には、「強く引き抜く」ことで紙類や異物を引き寄せやすくなりますので、意識してみてください。
最後に、使った後のラバーカップは水で洗い流し、天日干しにしてから保管しましょう。洗わずに保管すると、汚水で汚れたままなので菌が繁殖したり、コバエが寄ってきたりします。
まとめると、ラバーカップを使う時のポイントは
- 使う前に、便器に半分ほど水を溜める
- 強く引き抜く
- 使った後は水で洗い流して天日干しする
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ラバーカップで排水管のつまり解消するには?間違った使い方に要注意
ラバーカップを使わない和式トイレつまりの解消方法
和式トイレのつまりを解消する方法としてはラバーカップを使う方法が一般的ですが、使わなくても解消することが可能です。そこで、ここではラバーカップを使わない和式トイレのつまり解消方法をご紹介していきます。
方法は大きく3つあります。
- お湯を使う方法
- 重曹とお酢を使う方法
- ワイヤーブラシを使う方法
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トイレつまりは道具なしでも直せる?
お湯を使う方法
水圧を利用してつまりの原因である紙類や異物を押し流す方法です。必要なものは次の通りです。
- お湯(50℃)
- 灯油ポンプ(牛乳パックで代用可)
- 新聞紙
①床が汚れないよう、新聞紙を敷く
②灯油ポンプ、または牛乳パックで便器内の水を取り除く
③高い位置からお湯を勢いよく流し入れる
とても簡単で面倒な準備もいりませんが、床や壁の汚れが気になる方には向きません。
重曹とお酢を使う方法
紙類や異物を溶かし、ほぐれやすくすることでトイレつまりを解消する方法です。トイレットペーパーのように水に溶ける物質が原因の場合に限りますが、自宅にある道具でつまりの解消ができるので、覚えておきましょう。
必要なものは次の通りです。
- 重曹 約150g
- お酢 約100ml
- お湯(50℃) 便器の半分程度
- 灯油ポンプ(牛乳パックで代用可)
①灯油ポンプ、または牛乳パックで便器内の水を取り除く
②便器の中に重曹を入れる
③重曹の上にお酢を入れる
④高い位置から便器の中へお湯を注ぐ
⑤1時間ほど放置する
⑥少しずつ水を流す
注意点として、重曹とお酢を使う方法では少量の二酸化炭素が発生します。問題になるほどの量ではありませんが、換気は忘れずに行ってください。
ワイヤーブラシを使う方法
ワイヤーブラシは、排水管などの狭くて奥行きのある場所を掃除するための道具です。文字通りワイヤーのように曲がるので、排水口の奥を掃除しやすく、トイレつまりの解消にも役立ちます。
ワイヤーブラシでつまりを解消する場合は、つまりの原因である紙類や異物を削って細かくし、流れやすくすることになります。
必要なものは次の通りです。
- ワイヤーブラシ
- 新聞紙
①床が汚れないよう、新聞紙を敷く
②ブラシヘッドを排水口に差し込む
③ブラシヘッドがつまりの原因にぶつかったら、柄を回す
こうしてつまりの原因を削ることで、徐々に水が流れるようになります。
ワイヤーブラシにはいくつかの種類がありますが、特に理由がなければトイレつまり用のワイヤーブラシを購入するのがおすすめです。
和式トイレのつまりを自分で解消できない時は?
和式トイレのつまりを解消する方法を、4つご紹介しました。- ラバーカップを使う方法
- お湯を使う方法
- 重曹とお酢を使う方法
- ワイヤーブラシを使う方法
もしも自分でつまりを解消できない時は、専門業者に相談し、対処してもらいましょう。 トイレつまりへの対処は、水道設備の工事専門業者や、水道修理業者に依頼できます。
トイレつまりは、対処の仕方を間違えると悪化してしまう恐れがあります。 このため、自分で試してみても効果を感じられなかった場合は、二度目、三度目と何度も試すのではなく、すぐに専門業者を頼るのがおすすめです。
多くの専門業者は、無料で見積もりをしてくれます。まずは見積もりからお願いしてみてください。
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トイレつまりが起きた時は?業者を呼ぶ前に知っておきたいこと
和式トイレのつまり解消を専門業者に頼む場合の料金相場
では、和式トイレのつまり解消を専門業者に頼む場合、料金相場はどれくらいになるのでしょうか?内訳ごとの料金相場は次の通りです。
内訳 | 料金相場 |
---|---|
見積もり料金 | 0円 |
予約キャンセル料 | 見積もり料金の0〜100% |
基本料金 | 0〜5,000円 |
出張料金 | 0〜3,000円 |
早朝・夜間の割増料金 | 0〜8,000円 |
こちらはあくまで料金の目安です。実際にかかる料金は業者によって異なるので、予約をする前に必ず見積もりをとりましょう。
トイレつまりは緊急性が高く、慌てて業者を決めてしまいがちです。このため、後から失敗に気づいて後悔するケースが多いので、落ち着いて業者選びをしましょう。
関連コラム
トイレつまりの料金相場は?費用の内訳や自分で解消する方法も解説
まとめ
今回は和式トイレのつまりについて、症状や自分でできる解消方法、自分で解消できない時の対処方法などを解説しました。トイレがつまってしまい、使えなくなると、生活を送る上で大変不便です。 だからこそ、慌てて何とかしようと間違った対処法を試してしまったり、よく比較せずに業者選びをしてしまったりします。
しかし、間違った対処法でトイレつまりが悪化してしまうと、業者に対処を依頼した時の料金が高額になってしまいます。
また、業者選びに失敗すると、予想以上の出費になったり、つまりが上手く解消されなかったりといったトラブルになるケースも。
焦る気持ちは分かりますが、もしもトイレつまりが起きてしまった時は、冷静に対処することを忘れないようにしましょう。
正しい方法でトイレつまりを解消するために、ぜひこの記事をお役立てください。