水漏れ修理業者徹底比較

全国の水漏れ修理業者を比較、選び方まで解説。

運営会社
トイレ

トイレつまりの直し方は?原因や自分でできる解消方法、業者の選び方など解説

つまりが起きてしまうと一時的にとは言え、トイレが使用できなくなってしまいます。

毎日使う水まわりでは突然トラブルが起きることも珍しくありません。

しかし、短時間であってもつまりトラブルでトイレが使えなくなってしまうのは非常に不便です。

できるだけ早く対処し、つまりを解消して気持ちよくトイレを使えるようにしておくべきでしょう。

そこで、今回はトイレつまりが起きた時の対処法や修理業者に依頼するときに知っておきたいポイントについて紹介していきます。
admin

この記事は比較ランキング運営事務局が執筆しています。

目次 閉じる

トイレつまりの症状

トイレつまりの症状 まずは、トイレつまりの症状について理解を深めておきましょう。

つまりの症状が違えば修理方法も異なります。 完全につまっていなくても、下記の症状があったらつまりはじめの予兆かもしれません。

  • 水の流れが悪い
  • 水位が上がっている
  • 便器内の水が少ない
  • 異音がする


これらの症状がどのような被害や影響の予兆となるのか、それぞれチェックしてみましょう。

水の流れが悪い

水の流れが悪くなっている場合、便器の奥や排水管でつまりが起きている可能性が高いです。流れが悪い状態を放置していると、つまりが悪化してしまい、完全に流れなくなってしまう事態に発展することも考えられます。

また、排水管ではなく、タンク内で何らかのトラブルが起き、水勢が弱くなっているケースもあります。トイレタンク内の部品が故障していると適切な量の水が流せないことがあります。

つまりが起きていなくても、流す水量が少ないままだと、トイレットペーパーや便を押し流せなくなってしまい、結果的につまりを引き起こしてしまうのです。

水位が上がっている

トイレの水を流した時に水位が上がってしまうのは、便器の奥や排水管でつまりが起きている時の症状です。

多くの人が一度は経験したり、目にしたりしたことがあるのではないでしょうか。

つまり具合によっては全く水が流れずに便器内に溜まって、水が逆流して便器から溢れてしまうこともあります。便器から水を溢れさせないためにも、水位が上がっている時にはトイレを流さないようにしましょう。

>>トイレの流れが悪い時の対処法!つまりの原因や前兆を解説

便器内の水が少ない

便器内の水「封水」が少なくなっている時にもつまりを疑う必要があります。

便器の中に常にたまっている水を「封水」と呼び、下水から悪臭などが上がってくるのを防いでいます。その封水が減ってしまっている場合、便器の排水路でつまりが起きている可能性が考えられます。

そのため、もし下水のような異臭が上がってきているような症状がある場合はつまりの初期症状かもしれません。

ただし、自宅を離れていてトイレを使っていなかった期間がある場合にも似たような症状が起きます。その場合は、溜めてあった封水が自然と蒸発してしまっただけなので、一度トイレの水を流してみましょう。封水が再び溜まれば異臭が上がって来なくなり、便器内の水位も正常になるので、慌てずに対処してみてください。

>>トイレつまりで水位が下がるときの解決方法を解説!注意点やその他の原因は?

異音がする

洋式便器の水が溜まっている部分から、「コポコポ」「ゴボゴボ」という異音がしていませんか。

実はこの異音は、水に空気が混ざって出ている音です。

異常がなければ問題ありませんが、水の流れがいつもより遅いようであれば、排水管のつまりの初期症状が既に始まっている可能性があります。

トイレで「コポコポ」「ゴボゴボ」という音が聞こえた時には水の流れに問題がないか確認してみてください。

なぜトイレつまりは起きるのか

そもそも、トイレでのつまりはなぜ起こるのでしょうか。 トイレのつまりが生じる大元の原因は、便器の構造にあります。 封水(便器に溜まっている水たまり)の奥には排水路がつながっており、トイレから流された汚物は排水路を通って排水管に流れていきます。しかし、排水路はとても細いうえに湾曲した造りになっているため、汚物やトイレットペーパーが途中でつまりやすいのです。 排水路が細い理由は最低限の水量で汚物を流せるためであり、太くすると水量が増え節水が難しくなります。 トイレのつまりが起きないようにするには、日頃からつまりを予防するよう意識することが大切です。詳しい予防方法は「トイレつまりの予防法」にて後述しているので、ぜひ参考にしてください。 また、下記の記事ではトイレの構造や水の流れる仕組みについて詳しく解説しています。トイレの構造を理解することでトラブルを予防しやすくなるため、ぜひ併せてご覧ください。 >>トイレの構造を知ることでトラブルを予防!

トイレつまりの原因

トイレつまりが起きている場合、まずは原因の特定が必要です。原因を知ることで適切な対処ができるようになり、自分で直せるのかの判断材料にもなります。

また、トイレつまりは「流してはいけないものを流した」または「水に溶けるものでも許容量を超えてしまった」ケースが大半です。

一体、何を流してつまらせてしまったのかをまずは調べてみましょう。

①大量のトイレットペーパー

水に溶けるように作られているトイレットペーパーでも、一度に大量に流すと溶けきらずにつまりの原因になってしまうことがあります。

特に最近の節水トイレは流すための水量が少ないため、勢いが不足して押し流せずにつまってしまうケースも多いです。

トイレットペーパーの使用量を減らすためにウォシュレットを活用したり、水の勢いを強めるために「大」洗浄を活用したりするようにしましょう。

②トイレに流せない紙製品

トイレットペーパーを切らした時にティッシュペーパーを使うことがあるかもしれません。

勘違いされていることも多いですが、通常のティッシュペーパーは水に溶けきらないので、トイレに流すとつまりの原因となってしまうのです。

また、赤ちゃんのおむつ交換に使うおしり拭きもトイレに流せるものと、そうでないものがあります。

「トイレに流せる」「水に溶ける」といった文言がない紙製品はつまりの原因となるので、流さないように注意しましょう。

>>トイレにティッシュを流すと詰まりの原因になる?自分で直す方法や予防策をご紹介

③大量の「トイレに流せる」製品

「トイレに流せる」というお掃除シートやおしり拭きも、トイレットペーパーと同様に一度に大量に流すとつまりを引き起こす原因となってしまいます。

もし一度に大量の「トイレに流せる」製品を処理しなくてはいけなくなった場合はトイレ、まとめてゴミ袋に捨てるか数回に分けてトイレに流すようにしましょう。

④生理用ナプキン・おむつ

生理用ナプキンやおむつといった製品は、吸水ポリマーなどの素材を使用しているため水分を吸収し膨張する性質があります。

そのため、もし排水管内でつまってしまうと便器の水を吸収して膨張し、排水路を塞いでしまいます。特に排水管の奥の方でつまってしまうと、自分では対応できない事態に発展してしまうかもしれません。

⑤水に溶けないもの(固形物)

水に溶けないもの(固形物)を流してしまった場合にもつまりの原因となります。

特に貴重品でもない限りは、便器に落ちてしまったものは「流してしまおう」と判断することもあるかもしれません。

他にも子供がトイレに持ち込んだおもちゃやトイレ内のインテリア小物、消臭剤、掃除用洗剤のキャップなどが、気づかないうちに便器に落下していて流してしまうこともあると思います。

水に溶けない固形物は排水路でつまってしまう可能性があるため、固形物を間違って落とさないように注意するのはもちろん、もし落としてしまった場合にも必ず取り出すようにしましょう。

⑥ペットシートや大量の猫砂

ペットを飼っている場合はペットシートや猫砂を使用していることがあるかと思います。

簡単に処理できるようにトイレに流せるようになっている猫砂もありますが、こちらも大量に流すとつまりの原因になってしまいます。

特にペットの便は毛を多く含むため、人間の便と比べてつまりやすいとされています。

量が多い場合は猫砂と一緒に流してしまわずに、なるべくゴミ箱に捨てるようにしましょう。

また、おむつ同様、ペットシートは吸水性があるので、膨張してつまりの原因になってしまいます。もし誤って流してしまった場合は必ず取り除くようにしましょう。

流せる素材であったとしても、トイレットペーパー以外のものは基本的にはトイレには流さず、ゴミとして捨てるのが安全です。

⑦残飯や料理で出た生ゴミ

残飯や料理で出た生ゴミをトイレに流してしまった経験はないでしょうか。 確かに少量である場合や1,2回であれば問題なく流れるかもしれませんが、カップ麺のスープなどの残飯には固形物や油分が多く含まれるため、トイレの排水路につまってしまうことがあります。 同様の理由により吐瀉物もつまり原因となるため、トイレには流さずゴミとして処理するようにしてください。

⑧洗浄水量の不足

節水を目的として洗浄水量が不足してしまうこともつまりの原因になります。洗浄水量が不足しているとトイレットペーパーや便が押し流されず、そのまま排水管を塞いでしまうのです。

特に近年のトイレは節水を意識したものも多く、適切に使っていてもつまりが起きてしまうことも十分に考えられます。

無理な節水はせず、ある程度トイレットペーパーを使用した場合には大洗浄を使用するだけでも、つまりのリスクを減らすことが可能です。

⑨尿石

尿石が溜まってしまった結果つまりが起きることもあります。

「何もつまっていないのに流れが悪い」というような場合は、排水口付近に尿石が溜まっているかもしれません。

尿石とは、尿に含まれるカルシウムイオンが固まったものです。尿石が便器や配管に溜まってしまうことで、つまりの原因や悪臭の元、便器の黄ばみ汚れの原因になってしまいます。悪臭の元になってしまうことも。

時間の経過とともに取れなくなってしまうため、尿石を溜めないための定期的な清掃が重要です。

もし既に尿石が溜まっている場合、ついたばかりの尿石は自分で取り除くことができますが、頑固になってしまった尿石は通常の洗剤やこすり洗いでは取りきれないこともあります。尿石を取り除くのが困難だと感じた場合は、専門業者に依頼しましょう。

下記の記事では、トイレの尿石の掃除方法についてまとめているのでぜひ参考にしてください。 >>トイレの尿石の掃除方法は?こびりついた頑固な尿石の取り方も紹介

⑩屋外の排水管トラブル

屋外の排水管でトラブルが起きていると家中の排水が上手くいかなくなってしまうことがあります。

家屋の周りに自然がある場合は、排水管内に木の根が侵入して排水路が確保できていないことや、排水管が破損していることが原因で排水が上手くいかないことがあります。

自然災害によって排水管が破損している可能性もあるので、違和感を感じた時はプロに依頼して調査してもらいましょう。

>>トイレのつまりは排水管が原因?自分で修理する直し方や注意点を解説

トイレつまりが簡単に解消される状況

トイレがつまって流れなくなると慌てて業者を探してしまうかもしれませんが、トイレつまりが起こっていても、以下の場合は簡単につまりを解消できる可能性が高いです。

  • 少しずつ水位が下がっている
  • 溶けない固形物を落としてしまった


それぞれのケースについて解説します。

少しずつ水位が下がっている

トイレットペーパーや流せるティッシュなど水に溶けるものを大量に流してつまらせ、水位が徐々に下がっている場合、時間が経てば自然に溶けてつまりが解消されるため、しばらく放置しましょう。

水位が通常に戻るまで待ってから再度水を流し、つまりが解消されていれば通常通り水が流れて封水が溜まります。

ただし、長時間トイレつまりを放置していると、悪臭の発生や階下への水漏れといったトラブルの原因になってしまうので注意が必要です。

下記記事では、トイレの放置時間の目安や自然に解消される基準などを解説しているので、ぜひ参考にしてください。 >>トイレつまりが自然に治るまでにかかる時間は?一晩放置は大丈夫?放置の目安と短時間での解消法

また、水やぬるま湯を流したり、スッポン(ラバーカップ)などの道具を使ってつまりの解消を促進させることもできます。詳しい方法は、「トイレつまりの直し方」で解説しているのでぜひ参考にしてください。

溶けない固形物を落としてつまった

水に溶けない固形物を流してしまったことがつまりの原因の場合は、徐々に水が流れていてもつまりが解消されることはないので対処が必要です。ゴム手袋やビニール袋をはめ、落としてしまった固形物を取り除きましょう。ビニール袋を使用する際は、2枚重ねることで重ねて使うことで手が汚れにくくなります。

また、ラバーカップを使って固形物を取り出そうとする方もいるかもしれませんが、ラバーカップの使用は水に溶けるものがつまってしまった時のみに限定しましょう。ラバーカップを使用すると固形物が排水管の奥に流れ込んでしまう危険性があり、取り除くために高額の工事が必要になりかねません。

>>ラバーカップで排水管のつまり解消するには?間違った使い方に要注意

トイレのつまりを直す前にすること

上記にも記載したように、トイレのつまりの状況によっては自分で簡単に解消することができます。トイレのつまりを直す前には以下の4点を必ず行いましょう。

  • 電源プラグを抜く
  • 止水栓を閉める
  • 床を養生する
  • 汚水を汲み取る


それぞれ詳しく解説します。

電源プラグを抜く

ウォシュレットなどの機能が付いている「温水洗浄暖房便座」を使用している場合は、感電を防ぐため、修理する前に電源プラグを抜いておきます。電源プラグは必ず乾いた手で抜き、作業が終わるまで濡れない場所に置いておきましょう。感電が不安な方は、ゴム手袋をはめて作業することをおすすめします。

止水栓を閉める

作業中に誤って水を流してしまうと便器の水が溢れる恐れがあるため、必ず止水栓を閉めてから修理をしましょう。トイレの止水栓はトイレの壁や床に設置されており、マイナスドライバーを使って右に回すことで閉めることができます。ウォシュレットの止水栓と間違えないよう注意してください。

床を養生する

作業中は便器の汚水が床に飛び散る可能性があるため、ビニールシートや新聞紙、いらないタオルなどで床を養生しましょう。

汚水を汲み取る

便器内の水位が高い場合は、灯油ポンプやバケツなどを使用して便器から汚水を汲み取り、水位を下げてから作業しましょう。

トイレつまりの直し方

自分でトイレのつまりを直す6つの方法を紹介します。

  1. 水またはぬるま湯を流す
  2. 重曹とクエン酸を使う
  3. アルカリ性洗剤・酸性洗剤を使う
  4. スッポン(ラバーカップ)を使う
  5. ペットボトルを使う
  6. 針金製ハンガーを使う


スッポン(ラバーカップ)などの専用の道具がなくても、道具を使わない方法や自宅にあるもので代用する方法もあるのでぜひ試してみてください。 上記を試してもつまりが解消されない場合は、修理業者に相談しましょう。

それでは、それぞれの方法の手順や用意するものについて解説します。

方法①水またはぬるま湯を流す

バケツに汲んだ水をトイレの排水口に向かって少し高い位置から流し、水圧でつまりを解消します。このとき、一気に流すと水が溢れてしまうため様子を見ながらおこなってください。スムーズに排水されるまでこれを繰り返します。

つまりの原因が水に溶けるものの場合はぬるま湯を使うと溶けやすく、つまり解消がさらに促されます。ただし、便器は陶器でできているため、熱湯を流すとヒビが入ったり破損の原因になったりします。必ず40℃〜60℃程度のぬるま湯を使用しましょう。

詳しい手順や注意点は下記にまとめているので、ぜひ併せてご覧ください。 >>トイレ詰まりをお湯で直す方法!注意ポイントや他の直し方も解説

方法②重曹とクエン酸を使う

重曹とクエン酸を混ぜることで炭酸ガスが発生し、便器や排水路に付着した便や尿石などの汚れを落とす効果が期待できます。用意する物と主な手順は以下のとおりです。

<用意するもの>
  • 重曹(計量カップ1/4)
  • クエン酸(計量カップ1/2)
  • ぬるま湯(40℃〜60℃、便器の半分ほどの量)
  • バケツ一杯の水


<手順>
  1. 便器の排水口に、重曹→クエン酸の順に振りまく
  2. お湯を便器の半分くらいまで注ぎ、1時間ほど放置する
  3. バケツに汲んだ水を便器に流す


つまりを解消できている場合、水がスムーズに排水されます。 ポイントとして、重曹とクエン酸を振りまく順番は必ず守るようにしましょう。

方法③アルカリ性洗剤・酸性洗剤を使う

つまりの原因がトイレットペーパーや便の場合は市販のアルカリ洗剤、つまりの原因が尿石の場合は市販の酸性洗剤を使うことでつまりを解消することができます。

それぞれの洗剤を便器に入れ、規定の時間だけ放置してから水を流して完了です。

ただし、頑固なつまりの場合、洗剤だけで解消することは難しいです。また、アルカリ洗剤・酸性洗剤の使用は危険を伴うため、使用する際は十分注意しましょう。

詳しい手順や注意点は下記にまとめているので、ぜひ併せてご覧ください。 >>トイレつまりを洗剤で解消!原因に合わせた使い分けや改善されないときの対処法

方法④スッポン(ラバーカップ)を使う

つまりの原因が水に溶けるペーパー類や便の場合のみ、スッポン(ラバーカップ)を使ってつまりを解消させることができます。主な手順は以下のとおりです。

  1. 便器内の水位をスッポンのお椀部分がちょうど隠れる程度に調節する
  2. スッポンのお椀部分とトイレの排水口と平行になる位置にセットする
  3. 真下にゆっくりと柄を押し込む
  4. 奥まで差し込んだら、栓を抜くイメージでスッポンを引き抜く


つまりが解消するまで上記の1〜4を繰り返します。

詳しい手順や作業のポイントは下記にまとめているので、ぜひ併せてご覧ください。 >>トイレ詰まりをスッポン(ラバーカップ)で直す方法は?使い方とポイントの解説

方法⑤ペットボトルを使う

自宅にスッポンがない場合は、ペットボトルで代用することができます。主な手順は以下のとおりです。

  1. ペットボトルの底を切り取る
  2. 便器内の水位を排水口が少し隠れる程度に調整する
  3. ペットボトルの飲み口側を持ち、便器の奥までペットボトルを差し込む
  4. ペットボトルの飲み口を親指で塞ぎながら、ペットボトルを上下に動かす


つまりが解消するまで上記の1〜4を繰り返します。

ペットボトルがない場合は、ラップやビニール袋で代用することも可能です。

下記記事では、ペットボトルを使ったトイレのつまり解消方法について、詳しい手順や作業のポイントをまとめています。ラップやビニール袋での代用方法も解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。 >>ペットボトルでトイレつまりを解消する方法は?そのほかラバーカップの代用となるものを紹介

方法⑥針金ハンガーを使う

つまりの原因がトイレットペーパーや便の場合は、針金ハンガーを使ってつまりを解消することができます。このとき、針金ハンガーは加工して使うため、細くて柔らかい材質のものが好ましいです。 用意するものと主な手順は以下のとおりです。

<用意するもの>
  • 針金ハンガー
  • ペンチ
  • バケツ一杯の水


<手順>
  1. ペンチを使って針金ハンガーの根元を切り、棒状にする
  2. 棒状にした針金ハンガーの先端部分を丸め、直径2〜3cm程度の輪っかをつくる
  3. ハンガーの柔らかさに応じて、棒状の部分をねじって強度を上げる
  4. 針金ハンガーを便器の排水口から挿入し、排水路の湾曲に沿って曲げながら置くまで差し込む
  5. ハンガーの先端部分が異物にぶつかったら、上下左右に動かすなどして異物をほぐす
  6. ハンガーを丁寧に引き抜き、バケツに汲んだ水をトイレの排水口の真上から少しずつ流す


針金ハンガーを強引に便器に差し込んだり、便器内で激しく動かしたりすると便器を破損させてしまう恐れがあるので、作業はゆっくり丁寧におこないましょう。

詳しい手順や作業のポイント、注意点などは下記にまとめているので、ぜひ併せてご覧ください。 >>トイレつまりは針金ハンガーで解消できる?自分で直す方法と注意点を解説

トイレつまりを放置する危険性

トイレつまりを長期間放置すると、以下のようにトラブルが発生する恐れがあります。

  • トイレが故障する原因になる
  • 下水が逆流して溢れる
  • 水回りのトラブルの原因になる


トイレのつまりは2時間以上放置しないようにしましょう。 それぞれのトラブルについて解説します。

トイレが故障する原因になる

トイレのつまりを放置して便器内の水が溢れてしまうと、便器周辺の電気系統が水に浸り故障させてしまう恐れがあります。汚水が溢れなくても、つまりを放置していると状況の悪化を招いてしまいます。

下水が逆流して溢れる

トイレのつまりを放置したまま使用を続けると、下水が逆流する恐れがあります。下水に流れる汚水や排泄物が便器から溢れ、トイレの床や壁を汚してしまうなど衛生的に問題が生じます。

>>トイレが逆流するのは何故?お家でできる対処法について

水回りトラブルの原因になる

トイレの排水管は、キッチンや洗面所、洗濯機の排水管とつながっています。トイレのつまりの原因が排水管にある場合、つまりを放置していると他の水回りにも被害が及ぶ恐れがあります。

トイレつまりの予防法

トイレつまりの予防法

トイレつまりを阻止するには、日頃から予防することが大切です。 この章では、以下3つの予防法を紹介します。

  • トイレに流す物や量に気をつける
  • 適度な水量で流す
  • 定期的に掃除をする


また、トイレつまりが起きる前の前兆に気づいた際に正しく対処することも大切です。すでにつまりの前兆が見られる場合は、下記記事を参考に対処してください。 >>トイレの流れが悪い時の対処法!つまりの原因や前兆を解説

トイレに流す物や量に気をつける

トイレに流すのは基本的にトイレットペーパーと排泄物だけにし、水に溶けない固形物や食品類など異物を流さないようにしましょう。

また、水に溶けるペーパー類であっても、大量に流すと溶け切らずにつまりの原因になる恐れがあるため、少しずつ流すことが大切です。

適度な水量で流す

排泄物やトイレットペーパーの量に反して洗浄の水量が少ない場合、水の勢いが弱くつまってしまう恐れがあります。使用用途に合わせて「小」と「大」の水量を選択しましょう。

また、タンクにペットボトルを入れるなどの節水対策もつまりの原因になります。タンク破損の原因にもなりかねないので、このような節水対策はしないことをおすすめします。

定期的に掃除をする

トイレの便器や排水管の汚れは、蓄積するとつまりの原因になるため、定期的に掃除するようにしましょう。

業者に依頼すべき状況

初めてトイレがつまりが起きた時や業者に依頼しようとする時には、何をするべきなのかわからないという方も多いです。

修理業者としては気軽に見積もり依頼をしていただきたいところですが、気が進まないというのも無理はありません。

しかし、以下の状況の場合は水道業者に修理を依頼する必要があります。

  • 深刻なトラブルが発生している
  • 建物全体で水の流れが悪い
  • トラブルの原因がわからない


それぞれの状況について解説します。

深刻なトラブルが発生している

最初に挙げられるケースは、トイレの水が全く流れなかったり、つまり解消法を試しても効果がなかったりなど、自身では対処しきれないような深刻なトラブルが起きている場合です。

この場合、専用の機械が必要になることもあります。

緊急事態でも落ち着いて業者に依頼して直してもらうようにしましょう。

建物全体で水の流れが悪い

トイレのつまりだけでなく、建物全体で水の流れが悪い場合は、排水管の奥の方でつまっているか排水マスといった部分のつまりが原因かもしれません。

そのような場合には自分で判断せず業者を呼ぶようにしましょう。見えない部分のトラブルということもあり、知識がないと原因がわからないこともあります。もし排水マスの場所がわかる場合は状態を確認してみても良いでしょう。

マンションやアパートといった集合住宅や賃貸にお住いの方は、建物の管理者に連絡すると対応してくれます。

業者に依頼する前に管理者側に状況を伝えて対処してもらうようにしましょう。

トラブルの原因がわからない

トラブルを解消するには原因を理解する必要があるため、トラブルの原因がわからない場合はトイレ修理業者に点検を依頼しましょう。原因はわかるけど対処法がわからないという場合も、トイレ修理業者を呼んで修理してもらうのが得策です。専門的な知識や専用の道具が必要になることもあるので、無理をせずプロに点検・修理してもらいましょう。

業者に依頼する際の費用相場

水道業者にトイレつまりの修理を依頼した場合の主な費用相場は、作業内容によって異なります。

ラバーカップや薬剤を使った簡単な作業の場合は3,000円〜8,000円、ローポンプやトーラー機など専用の機器を使用する場合は7,000円〜25,000円、便器を着脱する場合は10,000円〜40,000円が相場です。

主に水道業者の費用の内訳は「基本料金・作業料金・部品代」ですが、業者によって各料金の値段や費用の内訳が異なります。見積もり料金や出張料金などが追加で発生することもあるので、業者に依頼する際は必ずHPを見たり電話をかけたりして費用を確認しましょう。

下記記事では、トイレつまりの修理にかかる費用相場について詳しくまとめているのでぜひ併せてご覧ください。 >>トイレつまり修理の料金相場とは?費用の内訳や自分で解消する方法も解説!適正価格で業者に依頼するためのポイントも

どんな修理業者を選べば良いのか

どんな修理業者を選べば良いのか 修理業者を呼ぶとなった場合、どの修理業者を呼んでも良いというわけではありません。

トイレ修理業者の選び方には、いくつかポイントがあります。

今回は簡単に確認できる以下4つのポイントを紹介するので、どういったことに注目するべきか念頭に入れておいてください。

  • 修理料金相場
  • 実績
  • スタッフの教育や技術力
  • アフターフォローの有無

確認方法①修理料金相場

まず、修理や交換依頼をする内容ごとに料金を事前に把握しておきましょう。

ホームページ上に大まかな料金表を掲載している修理業者がほとんどです。気になる業者の料金表を見比べて、適正料金で修理してくれる業者を選ぶようにしましょう。

相場と比べて修理料金が安過ぎる業者は追加料金の請求を狙っている悪質な業者の場合があるので、要注意です。

逆に他の業者よりも高い料金設定の業者に無理に依頼する必要もありません。相場から離れすぎていない料金設定の業者を選ぶようにしましょう。

見積もりの段階で明確な料金を提示してくれるような業者や明朗会計を心掛けている業者だと、より安心できます。

>>トイレ修理のぼったくりに注意!適正料金で依頼するには

確認方法②実績

修理業者として実績がどれくらいあるのかは、確認しておきたいポイントです。

修理実績は業者側のアピールポイントにもなるため、ホームページで確認できます。実績と一緒に創業年数も確認してみましょう。創業年数が長ければ、それだけ利用者やリピーターがいるということです。

気になる業者をいくつかピックアップしたら、実績・創業年数を比べ、どちらが信頼できるか確認するようにしましょう。

確認方法③スタッフの教育や技術力

スタッフの質も業者選びの際にはとても大切な要素です。

お金を払って依頼するので「技術力」はもちろん、「対応の丁寧さ」の両方を兼ね備えている業者であって欲しいところです。

技術力という面ではまずスタッフが保有している資格に注目してみましょう。

業者が水道局指定工事店であることを前提に、建築配管技能士などの水道・建築関係の資格を持ったスタッフが在籍していることが確認できると安心です。他にもスタッフの教育に力を入れている業者なら技術力が高いことが期待できます。

しかし、資格と違って対応の丁寧さや親切さはホームページでは確認できません。

その場合は、実際に見積もりを依頼してスタッフの対応をよく見てみましょう。見積もりや点検の段階で対応が悪い、粗暴な態度を取る業者はあまりおすすめできません。

気持ち良く依頼できない業者は例え技術力があったとしても、「しっかり修理してくれたのか」「適正料金で見積もりしてくれたのか」等さまざまな点で心配になってしまいます。

依頼する業者を選ぶ際は技術があって対応が丁寧かまでチェックしてみましょう。

確認方法④アフターフォローの有無

修理が完了した後も修理ミスでトラブルが再発してしまうこともあります。そんな時にはアフターフォローがあると安心です。

特に大規模な修理や工事の場合、相当な費用がかかるため不備があった時にアフタ―フォローがあるだけでも心強いです。

アフターフォローとして顧客相談窓口を設けていたり、修理対応を受け付けてくれたりする業者に依頼するのもおすすめです。

トイレ修理では1万円を超えるような修理もあります。金額が大きければ大きい修理ほど保証が付いていることで、万が一の時に余計な出費を浪費せずに済みます。

仮に施工面に問題があった場合、アフターフォローや保証がないと再度発生する修理代金を払わなくてはいけません。

気になる業者がアフターフォローとしてどのような体制が準備されているか確認してみてください。

悪質な業者の特徴

業者に依頼する時には悪質な業者には注意しなくてはいけません。

実際に水道局でも悪質な業者に注意するように勧告が出されているので、人ごとと軽視しない方が良いでしょう。

簡単にぼったくりや悪質な業者の対策について以下の2点を紹介していきます。

  • 費用相場よりも価格設定が安すぎる
  • 目立たない文字で追加料金を記載している

費用相場よりも価格設定が安すぎる

まずトイレ修理業者を調べると、「激安」や「無料」をウリにしているところがいくつも見つかります。

先述したように修理の料金が相場よりも不自然に安い時は、追加料金を請求される可能性が高いです。

最初は安く見せて依頼を増やし、後から追加料金で不当なまでの高額な修理代金を請求されるケースがあります。

>>格安トイレつまり修理業者に注意

目立たない文字で追加料金を記載している

追加料金に関する注釈を目立たない形でホームページに記載している場合も悪徳業者の可能性が高いです。他にも、よく確認すると不親切な料金表示になっている修理業者は多く見受けられます。

大手の業者でもわかりにくい記載をしているところも見受けられるので、料金に関してはよく確認しておくことが重要です。

不安な場合は無料見積もりを活用して実際の料金を出してもらうようにしましょう。

まとめ

トイレつまりの原因や修理業者の選び方について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

修理業者を呼ぶ前に確認しておきたいポイントをいくつか紹介したので、読み直しながら気になる業者を見つけてみてください。

また、軽度のつまりの場合は業者に頼らずとも直る場合もありますが、やり方がわからない場合や自信がないときには業者に依頼することも大切です。

修理しようとして 症状を悪化させてしまい、結果として修理料金がさらに高額になってしまった事例も存在します。

トイレのトラブルで困った時には、見積もり無料の水PROのご利用もご検討ください。 技術力のあるスタッフが即日でお客様のお宅に伺い迅速にトイレつまりを修理いたします。