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キッチンの排水口が臭い!原因別のすぐできる対処法と予防策を解説

キッチンの排水口が臭い!原因別のすぐできる対処法と予防策を解説
ついつい鼻をふさぎたくなるような、キッチン排水口からのイヤな臭い。消臭剤でも対処しきれず、困っているのではないでしょうか?

今回は、キッチン排水口から臭いがする原因とともに原因別の対処方法をご紹介します。また、排水口からの臭いにもう悩まないための、臭いの予防方法についてもご紹介。

これからキッチン排水口の臭いを解消しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

まずはキッチン排水口の仕組みを知ろう

キッチンの排水口が臭う原因について解説する前に、まずはキッチンの排水口の仕組みについて理解しておきましょう。

排水口は、パーツが組み合わさっています。シンクの中央付近にフタがあり、その下にはゴミ受けがついています。ゴミ受けを外すとワンがあり、さらにその下に排水トラップがあります。

排水トラップには封水と呼ばれる水が一定量溜められており、下水からの悪臭や、害虫の刺入を防ぐ役割を果たしています。

真紅から流された水やゴミは、排水ホースを伝って下水へと流れていきます。

TIPS.排水口と排水溝の違いについて

ところで、皆さんは排水口と排水溝の違いについてご存知でしょうか。

それぞれ混合されがちですが、排水口は「屋内にあるもので水を流すための入り口」のことであるのに対して、排水溝は「屋外にあるもので排水が通るための溝」という違いがあります。

キッチンをはじめ、洗面台やお風呂は排水口と表記されます。

【原因別】キッチン排水口の臭いの対処法

それではここからは、キッチン排水口が臭うときの対処法について、原因別に解説していきます。キッチンの排水口が臭う原因として考えられるのは、次の5つです。
  • 排水口のフタ・ゴミ受け・ワンが汚れている
  • ワンが正しく取り付けられていない
  • 封水が少ない
  • 封水トラップが汚れている
  • 排水ホースが汚れている

排水口のフタ・ゴミ受け・ワンが汚れている

キッチンの排水口からイヤな臭いがしたとき、まず疑うべきなのが排水口のフタとゴミ受け、ワンの汚れです。フタなどに付着する生ゴミや食べかすからは、悪臭が発生しやすくなります。

目に見える汚れやゴミがなくとも、菌の繁殖によってぬめりやピンクカビが発生していることも。また、見落としがちなのが、ゴミ受けの中ではなく表の底部分。隙間に付着した汚れが臭いの発生源となっていることがあります。

対処法

排水口のフタとゴミ受け、ワンからの臭いは、簡単な掃除で解消されることがほとんどです。使わなくなった歯ブラシや掃除用ブラシでゴミを落としていきましょう。この際、特別な洗剤などは特に必要なく、普段使用している台所用洗剤でOKです。

汚れがしつこい場合は、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤を薄めて30分ほどつけおきするのもおすすめです。

つけおきする際の希釈は、5Lの水に対して塩素系漂白剤を50mlの割合です。

ワンが正しく取り付けられていない

排水口からの悪臭や害虫を防ぐ役割があるワンが正しく取り付けられていないことで、イヤな臭いが下水管から上がってきてしまいます。触ったり動かしたりしていなくても、何かしらの衝撃でズレてしまうことで臭いの原因になることも。 また、長年使用しているキッチンでは、経年劣化による破損によってワンが役割を果たせず、臭いが発生しているケースもあります。

対処法

ワンがうまく取り付けられていないことが原因の悪臭は、ワンを正しく取り付け直せば解決できます。

ワンは左に回すと外すことができるため、一度外してワンの状態を確認してみましょう。破損がなければ再度はめ込み、右に回してロックしましょう。再度取り付ける際には汚れも落としておくと、汚れによる臭いの防止にもなります。

もしワンが破損していた場合は、メーカーと型番を調べた上で新しい部品を取り寄せましょう。賃貸の場合は管理会社や大家への連絡が必要となります。

封水が少ない

封水が少ない ワンの下には「封水(ふうすい)」と呼ばれる水が溜められています。封水はワンと同様に、下水からの悪臭や害虫を防いでくれています。この封水が何らかの原因で減ってしまうと、臭いが上がってきてしまうのです。

封水が減ってしまう原因としては
  • 長期間水を使わなかったことによる蒸発
  • 換気扇を回していることによる気圧の変化
  • 排水トラップの破損
  • 排水管のつまり
などが挙げられます。

対処法

  封水が少ないことによる排水口の悪臭は、封水の量を満たすことで解決できます。水が溜まっている部分に水を足してみましょう。長期間シンクに水を流していなかった場合は、数分間水を流していれば封水が溜まってきます。

換気扇が原因の場合は、換気扇を止める、もしくは壁面に設置されている給気口を開けてみましょう。

これらを試しても臭いが解消されない場合は、排水トラップの破損や排水管のつまりが原因と考えられます。プロの水道業者に修理を依頼しましょう。

弊社「水PRO」では24時間365日お見積もりを受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

封水トラップが汚れている

排水口のフタ、ゴミ受け、ワンを外した状態で見える部分が、排水トラップです。この部分が汚れていると、悪臭の原因となります。日頃の掃除ではワンまで外して確認することは少ないため、汚れの溜まりやすい部分であると言えます。

フタやゴミ受けの掃除、ワンの設置確認、封水の状態確認をしても臭いが改善されない場合は、封水トラップの汚れを疑いましょう。

対処法

封水トラップの汚れが悪臭の原因となっている場合は、掃除が何よりの解消法です。ワンを外した状態の封水トラップに、食器用洗剤をつけた歯ブラシや掃除用ブラシで汚れを落としましょう。汚れを落としたら水で流して完了です。フタやゴミ受け、ワンなどもキレイに洗ってから取り付けましょう。

>>キッチンの排水トラップがつまる原因とは?対処法についても解説

排水ホースが汚れている

食べかすや生ゴミが流れる排水ホースも、長年の使用によって汚れが蓄積すると悪臭の原因となります。手が届く場所ではないため定期的に掃除をする習慣もなく、汚れの溜まりやすい箇所といえます。

対処法

排水ホースの汚れを落とすためには、まず次の2つを準備します。
  • 排水口を防げるサイズのタオルまたは雑巾
  • 60℃程度のお湯


手順は以下の通りです。
  1. フタ・ゴミ受け・ワンを外して排水口をフェイスタオルで塞ぐ
  2. シンクに準備したお湯を張る
  3. ある程度お湯が溜まったらフェイスタオルを引き抜く
これにより、お湯が流れる勢いで溜まった汚れとつまりが解消されます。注意点は、熱湯を使用しないこと。熱湯は排水ホースを傷める原因となります。

また、ガンコな汚れにはキッチンパイプ用の洗浄剤が効果的。排水ホースに洗浄剤を入れて放置するだけなので簡単に臭いを解消できます。

これらを試しても排水ホースの汚れが取れない場合は、排水ホースを取り外して掃除する方法もあります。しかしこの方法は難易度が高いため、プロの業者に依頼することをおすすめします。

日頃からできるキッチン排水口の臭い予防策6つ

日頃からできるキッチン排水口の臭い予防策6つ キッチン排水口から臭いがする原因の多くは、汚れの蓄積によるものです。日頃から意識して予防策をおこなっておくことで、悪臭の発生を防ぐことができます。

定期的に掃除する

キッチン排水口からの悪臭を防ぐための効果的な方法として、やはり定期的な掃除は欠かせません。フタ・ゴミ受け・ワンは取り外しも難しくなく、食器用洗剤とブラシでこするだけで掃除が完了します。1週間に1回程度の掃除を習慣化し、汚れの蓄積を防ぎましょう。

しっかりと除菌までしたい場合は、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤でのつけおきもおすすめです。

<用意するもの>
  • 塩素系漂白剤
  • ビニール袋
<手順>
  1. 排水口のフタ、ゴミ受け、ワンはあらかじめ外しておく
  2. ビニール袋に水を入れ口をしばる
  3. 水を入れたビニール袋で排水口を塞ぐ
  4. シンクに50℃前後のお湯を張り、塩素系漂白剤を入れる
  5. 30分程度つけ置きする
  6. ビニール袋を外してお湯を一気に流す

ぬめり予防アイテムを活用する

排水口のぬめりには雑菌が多く生息しており、臭いの原因となってしまいます。定期的な掃除にあわせてぬめり予防アイテムを活用するのもおすすめです。

家にあるもので簡単にぬめり予防ができるアイテムといえば、アルミホイル。小さく丸めたアルミホイルをゴミ受けにポンと入れておくと、アルミホイルの金属イオンによって雑菌の繁殖を防ぐことができます。

油汚れはできるだけ排水口に流さない

料理をしたときのフライパンや、油ものを食べた後の食器をそのまま排水口に流すと、油がワンや排水トラップに付着して汚れと臭いの原因となってしまいます。

フライパンや食器の油は、シンクに流す前にキッチンペーパーで拭き取っておきましょう。完全に油を取り除くことは難しいですが、十分に汚れの蓄積を防ぐことができます。

食べ残しや生ゴミはゴミ箱に捨てる

油汚れと同様に、食べ残しや生ゴミを直接排水口に流すのも汚れと臭いの原因に。できるだけゴミ箱に直接捨てる、三角コーナーや水切りネットでゴミが排水口に流れるのを防ぐなどといった対策をおこないましょう。

>>キッチンつまりの原因や解決法をご紹介

洗い物の後は1分程度お湯を流す

油を流さないようにしたり、食べ残しや生ごみをゴミ箱に捨てるようにしたりと対策をしていても、多少の油や生ゴミは排水口に流れてしまいます。これらの汚れが蓄積されないようにするためには、洗い物の後に1分程度、お湯を流すのが効果的。

熱湯を流すと排水ホースを傷めてしまうため、温度は50〜60℃が適しています。

除菌スプレーやクエン酸スプレーで菌の繁殖を抑える

日頃から除菌スプレーやクエン酸スプレーを使って、菌の繁殖を抑えることもキッチン排水口からの臭い対策に効果的。スーパーやネットなどでも購入できますが、家庭にクエン酸がある方はクエン酸スプレーを自作することも可能です。

作り方はとても簡単で、クエン酸小さじ1杯に対して100mlの水で薄めるだけ。あとはスプレーボトルに移し、スプレーとして使用します。クエン酸は重曹との相性も抜群。排水口に重曹をまき、その上からクエン酸をスプレーして1時間ほど放置してから洗い流せば、キレイに掃除できます。

>>キッチン・台所の排水口の掃除方法は簡単!汚れやつまりの原因を知って毎日キレイをキープ

臭いが解消されない場合はどうすればいい?

ここまでで紹介した対策を試しても、キッチン排水口からの臭いが解消されない場合はどうすればいいのでしょうか。

その臭い、排水口ではなくシンク下からかも

排水口を掃除しても臭いが解消されない場合、臭いの原因が排水口ではなくシンク下にある可能性を疑ってみましょう。配管の下部に汚れが溜まっていると、臭いは排水口よりもシンク下から強く感じます。

シンク下からの臭いも、自分で対処できる場合があります。詳しくは以下の記事で原因や対処法を紹介しているので、ぜひご参考ください。

>>キッチンのシンク下の臭いが消えない…原因と対処法、修理費用、予防方法まで徹底解説!

自分で対処できないものはプロの業者に依頼

臭いの原因がわからなかったり、自分での対処に自信がない場合は、プロの業者に依頼するのがおすすめです。専門的な知識をもって、正確な原因解明と適切な対処をおこなってくれます。

弊社「水PRO」では24時間365日無料でお見積もりを受け付けており、最短15分でご訪問が可能です。また、Webからのご予約で3,000円の特別割引キャンペーンもおこなっています。ご相談だけでも歓迎しておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。

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まとめ

キッチンの排水口からイヤな臭いがする原因は、多くの場合が汚れの蓄積です。汚れを取り除けば解消されることがほとんどで、作業の難易度もそれほど高くないため、まずは自分で試してみるといいでしょう。パーツが故障していて専門的な作業が必要であったり、原因が特定できず臭いが解消されない場合は、プロの水道業者への依頼が必要です。その際は、ぜひ弊社「水PRO」へご連絡ください。

また、排水口からの臭いは日頃の意識で予防することができます。
  • できるだけ油や食べ残しを排水口に流さない
  • 定期的に掃除をおこなう
  • ぬめりを発生させないよう丸めたアルミホイルをゴミ受けに入れておく
などといった対策を日常に取り入れてみましょう。