2022.01.11
キッチン
キッチンつまりの原因や解決法をご紹介
毎日使用するキッチンには、汚れの蓄積はつきものです。
こまめに掃除をしているつもりでも、汚れが完全に取れていない、排水管の奥で固まっているという場合も多々見られます。
この記事では、キッチンの排水溝の仕組みから、キッチンつまりの原因、解消法を解説していきます。
シンクから水が流れると、最初に排水溝へと流れて、ゴミ受けカゴやネットを通じて奥へと流れていきます。
その奥にはワントラップという部分があり、排水管から悪臭や害虫などが上がってくるのを防ぐ役割を担います。
ワントラップは水によって、排水管内と台所の空気を隔てる仕組みです。
排水溝へ流れる水は、一度ワントラップの外側部分に溜まり、そこから溢れるような形で排水管内へ流れていきます。
排水管の上に覆いかぶさる蓋のような物を見たことがある方も多いのではないでしょうか。それこそがワントラップです。
キッチンの排水溝のほとんどには、こういったワントラップが施されているはずです。
油の付着などの自覚しやすいものから、気が付かない間につまりを発生させてしまうものも。
キッチンつまりを引き起こす主な原因の例を見ていきましょう。
天ぷらや唐揚げなどを調理した際の油は流さずに処理する方が多いと思いますが、調理後の調理器具や食事後の食器についた油を、きれいに拭き取ってから洗う方は少ないのではないでしょうか。
油は冷えると固まってしまうので、排水管内に油が流れて付着すると、さらにそこに食材や洗剤のカスがこびりついてしまい、キッチンつまりを引き起こします。
調理器具や食器に付着した油は、洗う前になるべく拭き取るようにし、油脂を排水溝に流さないようにしましょう。
こまめに掃除をしていれば起こりにくいかもしれませんが、このゴミ受けの網目にぬめりがこびりつくことによって、つまりが発生する場合もあります。
また、麺類や野菜のへたなどの網目をすり抜けやすい食材カスは、排水管内に流れてしまうと油と結合し、塊になってしまうことも。
食材カスが排水溝に流れないように気を付けるとともに、ゴミ受けまたは排水ネットをこまめに掃除するようにしましょう。
排水管内には、皮脂や髪の毛、石鹸カス、糸くずなどの細かい異物も流されます。
長年生活していると、そのような異物が蓄積し、油などと結合して固まり、つまりの原因になるという場合も。
長い間同じ家で暮らす以上、排水管内の汚れが蓄積していくことは避けられません。
排水溝まわりだけではなく、普段は手が届かない排水管内部も定期的に清掃することが望ましいです。
専門の業者に依頼すれば、高圧洗浄を実施してくれます。
キッチンで洗い物をしている際に、誤ってスポンジやお箸、輪ゴム、つまようじなどを落としてしまうことも珍しくありません。
異物がワントラップの中など、目視で確認できて且つ自分でも取り出せる場所にある場合は自分で簡単に解決できますが、固形物が、キッチンのシンク下の排水パイプよりもさらに奥の排水管まで流れてしまった場合は厄介です。
それによってキッチンつまりが発生した場合、大規模な工事で床を剥がすといったことが必要になるケースもあります。
固形物は小さな物でも流さないように注意しましょう。
この排水ますは屋外に設置されていますが、この部分に汚れが蓄積する、破損が発生するといったトラブルが生じると、キッチンの排水溝でもつまりが発生することがあります。
そのため、排水ますの定期的な清掃やメンテナンスも欠かせません。
キッチンつまりが発生しやすい箇所について、見ていきましょう。
ほとんどのキッチンでは、ワントラップのまわりに水を溜める作りになっているため、つまりが発生しやすい箇所であるとも言えます。
しかしその分、取り外しも簡単なので、排水トラップにぬめりや汚れの蓄積が見られたら、こまめに掃除をしましょう。
排水パイプや排水ホースは自分で取り外して掃除することも不可能ではありませんが、ジャバラ状の排水ホースは、経年劣化によって固くなり、破損しやすい場合もあります。
知識がない状態でいじるよりは、専門の業者に任せた方が安全です。
パイプクリーナーは、水の流れが悪くなった原因がぬめりや軽度の汚れ蓄積である場合に有効な方法です。
水の流れの悪さと同時に、悪臭を感じる場合は、パイプクリーナーの使用がおすすめできますが、つまりが原因の場合には効果がないので気をつけましょう。
油による軽度のつまりなら、家にある道具のみで解消できるかもしれません。
まずは、汚れてもいいフェイスタオルと60度前後のお湯を用意します。 この時に、熱湯を使うと排水パイプを傷めてしまうので、注意が必要です。
排水トラップを外してフェイスタオルで排水口を塞ぎます。誤ってタオルを流さないように十分に気をつけてください。
シンク内に60度程度のお湯を張り、ある程度溜まってきたら、排水口を塞いでいるフェイスタオルを取り除き、お湯を一気に排水溝内へ流し入れます。
つまりを一気に押し流すので、油によるつまりには効果は高いですが、つまりの原因が固形物かもしれない場合は、この方法は控えましょう。
固形物を排水管の奥へ押し流してしまうと、二次被害を引き起こす可能性が高くなるためです。
つまりの原因に身に覚えがなく、自信がないのであれば、むやみに自分で解消しようとせず、専門の業者に見てもらうのが無難でしょう。
自分での解消を試みて、少し難しそうだと感じた場合は、潔く専門の業者に相談をすることをおすすめします。
業者に見てもらうことで、原因を正確に特定できる上に、つまり以外に異常がある箇所も見てもらえるため、更なるトラブルを未然に防ぐことが可能です。
原因が確実にわかっているのであれば、自分で修理をしても大丈夫かもしれません。
しかし、原因がよくわからないままむやみに自分でなんとかしようとすると、つまりがさらに深刻な事態になってしまうこともあります。
キッチンつまりで悩んだら、専門の業者に相談してみましょう。
こまめに掃除をしているつもりでも、汚れが完全に取れていない、排水管の奥で固まっているという場合も多々見られます。
この記事では、キッチンの排水溝の仕組みから、キッチンつまりの原因、解消法を解説していきます。
キッチンの排水溝の仕組み
まずは、キッチンの排水溝の構造を理解しましょう。一般家庭で用いられる排水溝の構造について説明します。シンクから水が流れると、最初に排水溝へと流れて、ゴミ受けカゴやネットを通じて奥へと流れていきます。
その奥にはワントラップという部分があり、排水管から悪臭や害虫などが上がってくるのを防ぐ役割を担います。
ワントラップは水によって、排水管内と台所の空気を隔てる仕組みです。
排水溝へ流れる水は、一度ワントラップの外側部分に溜まり、そこから溢れるような形で排水管内へ流れていきます。
排水管の上に覆いかぶさる蓋のような物を見たことがある方も多いのではないでしょうか。それこそがワントラップです。
キッチンの排水溝のほとんどには、こういったワントラップが施されているはずです。
キッチンつまりの原因
キッチンつまりの原因にはいくつかの種類があります。油の付着などの自覚しやすいものから、気が付かない間につまりを発生させてしまうものも。
キッチンつまりを引き起こす主な原因の例を見ていきましょう。
調理器具や食器についた油
キッチンつまりの原因で最も多いのは、排水溝に流される油です。天ぷらや唐揚げなどを調理した際の油は流さずに処理する方が多いと思いますが、調理後の調理器具や食事後の食器についた油を、きれいに拭き取ってから洗う方は少ないのではないでしょうか。
油は冷えると固まってしまうので、排水管内に油が流れて付着すると、さらにそこに食材や洗剤のカスがこびりついてしまい、キッチンつまりを引き起こします。
調理器具や食器に付着した油は、洗う前になるべく拭き取るようにし、油脂を排水溝に流さないようにしましょう。
食材のかす
野菜くずや食べ残しなどの食材カスは、通常であれば排水溝内のゴミ受けや排水ネットでキャッチされます。こまめに掃除をしていれば起こりにくいかもしれませんが、このゴミ受けの網目にぬめりがこびりつくことによって、つまりが発生する場合もあります。
また、麺類や野菜のへたなどの網目をすり抜けやすい食材カスは、排水管内に流れてしまうと油と結合し、塊になってしまうことも。
食材カスが排水溝に流れないように気を付けるとともに、ゴミ受けまたは排水ネットをこまめに掃除するようにしましょう。
排水管の中の汚れ
排水溝の掃除をこまめに行っていても、排水管の中まできれいにできていないケースは多々あります。排水管内には、皮脂や髪の毛、石鹸カス、糸くずなどの細かい異物も流されます。
長年生活していると、そのような異物が蓄積し、油などと結合して固まり、つまりの原因になるという場合も。
長い間同じ家で暮らす以上、排水管内の汚れが蓄積していくことは避けられません。
排水溝まわりだけではなく、普段は手が届かない排水管内部も定期的に清掃することが望ましいです。
専門の業者に依頼すれば、高圧洗浄を実施してくれます。
異物
固形物も、キッチンつまりのよくある原因のひとつです。キッチンで洗い物をしている際に、誤ってスポンジやお箸、輪ゴム、つまようじなどを落としてしまうことも珍しくありません。
異物がワントラップの中など、目視で確認できて且つ自分でも取り出せる場所にある場合は自分で簡単に解決できますが、固形物が、キッチンのシンク下の排水パイプよりもさらに奥の排水管まで流れてしまった場合は厄介です。
それによってキッチンつまりが発生した場合、大規模な工事で床を剥がすといったことが必要になるケースもあります。
固形物は小さな物でも流さないように注意しましょう。
排水ますのトラブル
排水ますとは、家庭から流れ出る汚水に含まれるゴミや異物を、下水に流れないようにするために、家庭の排水管と公共の下水管との間に設置されている設備です。この排水ますは屋外に設置されていますが、この部分に汚れが蓄積する、破損が発生するといったトラブルが生じると、キッチンの排水溝でもつまりが発生することがあります。
そのため、排水ますの定期的な清掃やメンテナンスも欠かせません。
キッチンつまりが発生する場所とは?
キッチンにはその構造上、つまりが発生しやすい箇所があります。キッチンつまりが発生しやすい箇所について、見ていきましょう。
排水トラップ
下水からの悪臭や害虫が上がってくるのを防止するための仕組みである排水トラップ。ほとんどのキッチンでは、ワントラップのまわりに水を溜める作りになっているため、つまりが発生しやすい箇所であるとも言えます。
しかしその分、取り外しも簡単なので、排水トラップにぬめりや汚れの蓄積が見られたら、こまめに掃除をしましょう。
排水パイプや排水ホース
排水トラップと排水管をつなぐ排水パイプや排水ホースというものがありますが、この部分が曲がりくねっている、または長すぎる場合につまりが起こる可能性が高いです。排水パイプや排水ホースは自分で取り外して掃除することも不可能ではありませんが、ジャバラ状の排水ホースは、経年劣化によって固くなり、破損しやすい場合もあります。
知識がない状態でいじるよりは、専門の業者に任せた方が安全です。
キッチンつまりの解決方法
キッチンつまりが発生した際に自己解決する方法をご紹介していきます。パイプクリーナーを使う
キッチンつまりは発生していないが、排水溝の流れが悪くなったと感じる場合は、市販のパイプクリーナーを使用することをおすすめします。パイプクリーナーは、水の流れが悪くなった原因がぬめりや軽度の汚れ蓄積である場合に有効な方法です。
水の流れの悪さと同時に、悪臭を感じる場合は、パイプクリーナーの使用がおすすめできますが、つまりが原因の場合には効果がないので気をつけましょう。
お湯を流す
排水の流れがだんだん悪くなり最後に流れなくなったという場合は、油が原因の可能性が高いです。油による軽度のつまりなら、家にある道具のみで解消できるかもしれません。
まずは、汚れてもいいフェイスタオルと60度前後のお湯を用意します。 この時に、熱湯を使うと排水パイプを傷めてしまうので、注意が必要です。
排水トラップを外してフェイスタオルで排水口を塞ぎます。誤ってタオルを流さないように十分に気をつけてください。
シンク内に60度程度のお湯を張り、ある程度溜まってきたら、排水口を塞いでいるフェイスタオルを取り除き、お湯を一気に排水溝内へ流し入れます。
つまりを一気に押し流すので、油によるつまりには効果は高いですが、つまりの原因が固形物かもしれない場合は、この方法は控えましょう。
固形物を排水管の奥へ押し流してしまうと、二次被害を引き起こす可能性が高くなるためです。
ラバーカップを使う
ラバーカップや真空式パイプクリーナーで圧力を加えてキッチンつまりを解消するという方法も有効ですが、こちらも固形物が原因だった場合に、排水管の奥へ押し込んでしまうので、注意が必要です。つまりの原因に身に覚えがなく、自信がないのであれば、むやみに自分で解消しようとせず、専門の業者に見てもらうのが無難でしょう。
自己解決が難しそうな場合は業者に頼むこと
キッチンつまりを自分で解決できるのであればそれに越したことはありませんが、無理に自分で解決しようとすると、余計に症状を悪化させてしまう可能性もあります。自分での解消を試みて、少し難しそうだと感じた場合は、潔く専門の業者に相談をすることをおすすめします。
業者に見てもらうことで、原因を正確に特定できる上に、つまり以外に異常がある箇所も見てもらえるため、更なるトラブルを未然に防ぐことが可能です。
まとめ
キッチンつまりは様々な原因で引き起こされます。原因が確実にわかっているのであれば、自分で修理をしても大丈夫かもしれません。
しかし、原因がよくわからないままむやみに自分でなんとかしようとすると、つまりがさらに深刻な事態になってしまうこともあります。
キッチンつまりで悩んだら、専門の業者に相談してみましょう。