2026.06.10
その他
蛇口の水漏れ修理|原因の調べ方・自分で直す手順・費用相場
「蛇口をしっかり閉めたはずなのに、ポタポタと水滴が落ち続けている」
このような水漏れは、住まいの水回りトラブルのなかで起こりやすい不具合の一つです。
放置すれば水道料金がじわじわとかさみ、カビや建材の腐食にもつながりかねません。一方で、水漏れの箇所と原因を正しく特定できれば、パッキンの交換だけで解消する場合も多くあります。
この記事では、蛇口の水漏れが起きたときの応急処置から、原因ごとの修理手順、業者に依頼する場合の費用相場・選び方まで網羅的に解説しています。
なお、止水栓の形状は大きく3種類あります。手で回せる「ハンドル式」、マイナスドライバーの差し込み溝が突き出した「外ネジ式」、溝が内側にくぼんだ「内ネジ式」です。いずれも時計回りに回すと水が止まります。
止水栓が固着して回らないときは、力任せに回すと給水管を破損するおそれがあるため、無理をせず元栓で対応しましょう。
元栓は、基本的に時計回りに回すと閉まります。ただし、長年操作していない元栓は固着していることがあるため、無理に力をかけるのは避けましょう。元栓を閉めると家中のすべての蛇口が使えなくなる点に注意が必要です。
また、元栓を閉めたあとも、蛇口や配管内に残った水がしばらく出ることがあります。水漏れが止まったかどうかは、漏れている箇所から水が出続けていないかを確認しましょう。
漏水の有無を確認する場合は、家中の蛇口をすべて閉めた状態で水道メーターのパイロットを確認してください。パイロットが回転している場合は、どこかで漏水している可能性があります。
ただし、建物の構造によっては隣室のPSボックスがすぐ近くにあったり、複数戸で共有していたりする場合もあるため、必ず自室のものかどうかを部屋番号で確認してから操作しましょう。
アパートの場合は屋外の地面に複数戸分の元栓が並んで埋設されていることがあり、誤って隣室の元栓を閉めるとトラブルに発展しかねません。元栓の場所が判然としない場合は、管理人や管理会社に連絡を取るのが確実です。
マンションも戸建て同様、元栓を閉めると部屋全体の水の供給が止まりますので注意してください。
作業場所にはビニールシートやタオルを敷いておくと、残り水で床が濡れるのを防げます。
パッキンは種類が豊富で買い間違いが起きやすい部品です。古い部品を取り外してホームセンターに持参し、実物と照合して購入するのが確実な方法といえます。インターネット通販でも購入できますが、届くまでに日数がかかるため急ぎの場合はホームセンターが便利です。
なお、シングルレバー水栓のバルブカートリッジはメーカー・型番ごとに規格が異なるため、必ず適合品を確認してから購入してください。メーカーのホームページや取扱説明書で型番を調べられます。
蛇口の水漏れは、漏れている箇所と蛇口の種類によって原因と修理方法が異なります。ここでは「こんな症状なら→原因はこれ→この手順で直す」を一連の流れで解説します。
どの修理でも、作業前に必ず止水栓(または元栓)を閉めてから取りかかってください。
<用意するもの> モンキーレンチ、ピンセット、新しいコマパッキン(ケレップ)
カバーナットの締めすぎはハンドルが重くなる原因になるだけではなく、コマパッキンを破損させるおそれがあるため、適度に締めましょう。
なお、コマパッキンを節水コマに交換すると節水効果も期待できます。
蛇口のパッキン交換方法を詳しく知りたい方は下記を参考にしてください。
>>水道蛇口のパッキン交換は自分でできる?やり方と交換の目安を紹介
<用意するもの> モンキーレンチ、プラスドライバー、新しい三角パッキン・ワッシャー
<用意するもの> モンキーレンチ、ピンセット、新しいUパッキン・リング
ナットを強く締めすぎるとパイプが固くなり、左右に動かしにくくなるため注意してください。
<用意するもの> 水栓レンチ(またはモンキーレンチ)、掃除用ブラシ、新しいシールテープ
取り付けのときに蛇口を反時計回りに戻してしまうとシールテープが破れ、水漏れが再発します。一度でも逆方向に回した場合は、シールテープを巻くところからやり直しましょう。
<用意するもの> ドライバー(プラス・マイナス)、モンキーレンチ、六角レンチ(機種による)、蛇口の型番に適合する新しいバルブカートリッジ
バルブカートリッジはメーカー・型番ごとに規格が異なるため、必ず適合品を使用してください。交換しても水漏れが直らない場合は、スパウト周辺のパッキン劣化も疑いましょう。
キッチン水栓の交換方法も下記の記事で確認してください。 >>キッチンの水栓は自分で交換できる?原因や選び方のポイントを紹介
なお、Oリング・Uパッキンの交換は、シャワーヘッドとホースのつなぎ目を反時計回りに回してヘッドを外し、内部のOリングを新品に交換します。
Uパッキンはスパウト接続部のナットを外して交換しますが、取り付けのときに溝がある面を上向きにすることを確認してください。
洗濯機まわりの水漏れは原因が多岐にわたり、蛇口・ホース接続部・排水口・本体のいずれから漏れているかで対処法がまったく異なります。特に集合住宅では階下への浸水リスクがあるため、気付いたら迅速に対処しましょう。
蛇口を閉めて水漏れが止まるかどうかを確認してください。閉めても水漏れが続く場合は蛇口内部の部品劣化が原因のため、家の元栓を閉めます。
蛇口とホースの接続部から漏れている場合は、蛇口を閉めたうえでパッキンやニップルの状態を確認します。排水口から水があふれているなら排水口の詰まりが原因です。洗濯機本体から漏れている場合は洗濯機メーカーへ連絡してください。
水が止まったことを確認してから修理作業に入りましょう。
洗濯機の排水口掃除の手順は下記からご覧ください。
>>洗濯機の排水口を掃除する方法|必要な道具や手順を解説。業者選びのポイントも
蛇口本体のハンドル付近から水漏れしている場合は、前述のハンドル式蛇口と同じくコマパッキンや三角パッキンの交換で解消できるケースがほとんどです。
なお、洗濯機まわりは十分なスペースがないことが多く、作業中に蛇口や配管を破損させるリスクがあります。無理な体勢での作業は避け、不安な場合は業者に相談しましょう。
洗濯機の水漏れ原因と対処法は下記の記事でご覧ください。
>>洗濯機が水漏れする原因は?自分でできる対処法や予防する方法を解説
蛇口の水漏れは、工具と交換部品さえあれば自分で対処できるケースも多いですが、リスクもあります。修理に取りかかる前に、次の2点を理解しておきましょう。
また、適合しないサイズの部品を無理に取り付けると蛇口本体を傷つけるおそれがあり、本体ごとの交換が必要になる場合もあります。
集合住宅では、修理中に大量の水が流出して階下に浸水し、損害賠償トラブルに発展したケースもあります。DIYや水道修理の経験がない場合は、無理をせず最初からプロに依頼するほうが結果的にコストを抑えられるでしょう。
水漏れしている蛇口を放置しているとさまざまなリスクがあります。
放置していて勝手に直ることはないので、できるだけ早い段階から対処することを心がけましょう。
広島市水道局の公式サイトによると、蛇口から太さ1mm程度の水が流れている場合、1ヵ月で約3㎥、料金にして約1,000円の影響が出るとされています。太さ2mm程度になると、1ヵ月で約11㎥、約4,700円に増えると示していました。
ただし、実際の漏水量や料金は、蛇口の構造や水漏れの状態、地域の水道料金によって異なります。少量の水漏れでも長期間続けば家計の負担が大きくなるため、気付いた段階で早めに対処してください。
出典:広島市水道局「漏水したときは?」
カビが発生してしまうと見た目が悪くなるのはもちろん、悪臭の原因やアレルギーのもとにもなるので軽視しないようにしましょう。
湿った木材はシロアリ被害を招く原因にもなるため、軽度の水漏れであっても放置は禁物です。
特にパソコンなどの精密機器は湿気に弱く、高温多湿の環境下に長時間置かれると内部の基板が劣化し、漏電や火災の原因になる可能性も否定できません。
水漏れに気付いたら放置せずに対処するようにしましょう。
蛇口の種類や状態によっては自力での修理が難しく、最初からプロに交換を依頼したほうがよい場合もあります。以下のいずれかに該当する場合は、無理に自分で修理をせず、専門の業者に相談しましょう。
設置から10年以上経っている蛇口は、パッキンやカートリッジだけでなく本体内部も劣化している可能性があるため、部品交換ではなく本体交換を検討してもよいでしょう。
古い蛇口は本体やその周辺も破損しやすくなっているため、取り替え時に他の部品を傷つけたり、別の箇所から漏水したりする危険性があります。
出典:一般社団法人日本バルブ工業会「水栓の維持管理について」
また、設置から年数が経過した蛇口はサビや固着で部品が簡単に外れないことがあります。無理に外そうとすると破損の原因になるため、部品が動かない場合も業者への依頼を検討してください。
費用の目安としては以下の通りです。
費用は蛇口の種類や設置状況、地域によって変動するため、複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。
水漏れ修理の費用相場を詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
>>【場所別】水漏れの修理費用をご紹介!安く済ませるために必要なこと
しかし、水道業者を選ぶ時にもある程度の注意が必要になります。
水道業者の選び方にはいくつかポイントがあります。そのなかでも、重要なポイントを紹介するので、修理業者を見極めるためにどういったことに気を付けるべきか覚えておきましょう。
水道局指定工事店に依頼するメリットは、水道法に基づいた適正な施工を期待できる点です。自治体によっては、漏水による水道料金の減額申請を行う際に、指定工事店による修理証明書などが必要になる場合があります。
ただし、指定工事店であることは、料金の安さや接客品質まで保証するものではありません。依頼前には、見積もり内容や口コミ、保証の有無もあわせて確認してください。
見積もりの段階でわかりやすい料金を提示し、追加料金の有無を説明してくれる業者であれば安心です。「見積もり無料」「出張費無料」をうたっている業者を選ぶと、費用をかけずに比較検討できます。
急ぎの場合は24時間365日対応の業者に絞ると、夜間や休日の水漏れにも迅速に対処してもらえます。
また、修理後に短期間で不具合が再発するケースに備えて、保証期間を設けている業者を選ぶことも重要です。保証がない業者を利用すると、再発時にあらためて修理費用が発生してしまいます。
その際に、相談や見積もりが無料の業者に依頼することで、お金をかけずに比較できます。
見積もり依頼時には、スタッフの電話対応や説明の丁寧さ、見積もり書の記載内容(作業の内訳・部品代・出張費の有無)も業者を判断する材料になります。料金だけでなく対応の質もあわせてチェックしましょう。
一方で、水漏れの原因が特定できない場合や、設置から10年以上経過した蛇口、作業に不安がある場合は、無理をせず専門業者に依頼するほうが安全です。
水漏れを放置すると水道料金の増加だけでなく、カビの発生や建物の腐食、集合住宅では損害賠償に発展することもあります。気付いた段階で速やかに応急処置を行い、適切な修理につなげましょう。
業者に依頼する際は水道局指定工事店であることを確認し、複数社の見積もりを比較したうえで、料金・実績・保証内容を総合的に判断して選ぶことをおすすめします。
蛇口の水漏れでお困りの方は、悪化する前にお見積もり無料の水PROへご相談ください。水漏れ箇所や蛇口の状態を確認し、必要な修理・部品交換に対応いたします。
水PROのお問い合わせはこちら
放置すれば水道料金がじわじわとかさみ、カビや建材の腐食にもつながりかねません。一方で、水漏れの箇所と原因を正しく特定できれば、パッキンの交換だけで解消する場合も多くあります。
この記事では、蛇口の水漏れが起きたときの応急処置から、原因ごとの修理手順、業者に依頼する場合の費用相場・選び方まで網羅的に解説しています。
水漏れが起きたらまず応急処置
水漏れを発見した直後は、修理方法を調べるよりも先に水を止めることが最優先です。止水栓を閉めずに作業を始めると、水が噴き出して床や周辺が水浸しになるおそれがあります。ここでは止水栓・元栓の閉め方と、集合住宅での注意点を順に解説します。止水栓を閉めて水を止める
水漏れしている蛇口ごとに専用の止水栓が設けられていることが多く、該当箇所だけピンポイントで給水を遮断できます。蛇口から給水管をたどるようにして探しましょう。| 止水栓がある場所 | |
|---|---|
| キッチン | シンク下の収納スペース |
| 洗面所 | 洗面台下の収納部 |
| トイレ | タンクにつながる壁面もしくは床付近 |
なお、止水栓の形状は大きく3種類あります。手で回せる「ハンドル式」、マイナスドライバーの差し込み溝が突き出した「外ネジ式」、溝が内側にくぼんだ「内ネジ式」です。いずれも時計回りに回すと水が止まります。
止水栓が固着して回らないときは、力任せに回すと給水管を破損するおそれがあるため、無理をせず元栓で対応しましょう。
止水栓が見つからない場合は元栓を閉める
新築時やリフォーム時の設計によっては、止水栓が設けられていなかったり見つからなかったりする場合もあります。そのようなときは、屋外にある水道メーターボックス内の元栓を閉めることで家全体の給水を遮断できます。元栓は、基本的に時計回りに回すと閉まります。ただし、長年操作していない元栓は固着していることがあるため、無理に力をかけるのは避けましょう。元栓を閉めると家中のすべての蛇口が使えなくなる点に注意が必要です。
また、元栓を閉めたあとも、蛇口や配管内に残った水がしばらく出ることがあります。水漏れが止まったかどうかは、漏れている箇所から水が出続けていないかを確認しましょう。
漏水の有無を確認する場合は、家中の蛇口をすべて閉めた状態で水道メーターのパイロットを確認してください。パイロットが回転している場合は、どこかで漏水している可能性があります。
マンション・集合住宅の場合の注意点
マンションの元栓は、一般的に玄関ドア横のPSボックス(パイプシャフト)内にある水道メーター付近に設置されています。ただし、建物の構造によっては隣室のPSボックスがすぐ近くにあったり、複数戸で共有していたりする場合もあるため、必ず自室のものかどうかを部屋番号で確認してから操作しましょう。
アパートの場合は屋外の地面に複数戸分の元栓が並んで埋設されていることがあり、誤って隣室の元栓を閉めるとトラブルに発展しかねません。元栓の場所が判然としない場合は、管理人や管理会社に連絡を取るのが確実です。
マンションも戸建て同様、元栓を閉めると部屋全体の水の供給が止まりますので注意してください。
修理前に確認・準備しておくこと
修理に取りかかる前に、工具・交換部品・作業環境の3点を準備しておくとスムーズに進められます。作業の途中で足りないものを買いに行く手間も省けるため、以下を参考にしてください。準備しておくべき工具
蛇口の水漏れ修理で使う代表的な工具は次の通りです。| 工具 | 内容 |
|---|---|
| モンキーレンチ |
|
| プラスドライバーマイナスドライバー |
|
| 六角レンチ | カウンタータイプの水栓やシングルレバーのネジ構造によっては必要になる |
| ピンセット | コマパッキンなど小さな部品を取り出すときに便利 |
| 掃除用ブラシ |
|
作業場所にはビニールシートやタオルを敷いておくと、残り水で床が濡れるのを防げます。
交換部品の選び方と購入場所
交換部品を購入するときのポイントは、現在使用している蛇口に適合するサイズ・型番を選ぶことです。蛇口本体の正面や根元、壁との接地面付近にメーカー名と型番が刻印されていることが多いので、あらかじめ控えておきましょう。パッキンは種類が豊富で買い間違いが起きやすい部品です。古い部品を取り外してホームセンターに持参し、実物と照合して購入するのが確実な方法といえます。インターネット通販でも購入できますが、届くまでに日数がかかるため急ぎの場合はホームセンターが便利です。
なお、シングルレバー水栓のバルブカートリッジはメーカー・型番ごとに規格が異なるため、必ず適合品を確認してから購入してください。メーカーのホームページや取扱説明書で型番を調べられます。
【原因&修理方法】蛇口の水漏れを自分で直す手順
蛇口の水漏れは、漏れている箇所と蛇口の種類によって原因と修理方法が異なります。ここでは「こんな症状なら→原因はこれ→この手順で直す」を一連の流れで解説します。
どの修理でも、作業前に必ず止水栓(または元栓)を閉めてから取りかかってください。
ハンドル式|吐水口からポタポタ水漏れする
吐水口からポタポタ水漏れするのは、 蛇口内部のコマパッキン(ケレップ)のゴム部分が摩耗し、水を完全にせき止められなくなっているのが原因です。<用意するもの> モンキーレンチ、ピンセット、新しいコマパッキン(ケレップ)
-
<修理手順>
- カバーナット(六角形)をモンキーレンチで反時計回りに回して外す
- 水栓上部を反時計回りに回して取り外す
- ピンセットで古いコマパッキンを引き抜く
- 蛇口内部に異物やサビがないことを確認し、新しいコマパッキンをまっすぐ差し込む
- 逆の手順で水栓上部を戻し、カバーナットを締める
カバーナットの締めすぎはハンドルが重くなる原因になるだけではなく、コマパッキンを破損させるおそれがあるため、適度に締めましょう。
なお、コマパッキンを節水コマに交換すると節水効果も期待できます。
蛇口のパッキン交換方法を詳しく知りたい方は下記を参考にしてください。
>>水道蛇口のパッキン交換は自分でできる?やり方と交換の目安を紹介
ハンドル式|ハンドル根元から水がにじむ
ハンドル裏にある三角パッキンの劣化が主な原因です。パッキンとともにワッシャー(座金)も傷んでいる場合が多いため、同時に交換します。<用意するもの> モンキーレンチ、プラスドライバー、新しい三角パッキン・ワッシャー
-
<修理手順>
- ハンドル上部のキャップを外し、ビスを緩めてハンドルを引き抜く
- カバーナットをモンキーレンチで外す
- スピンドルに付いている古い三角パッキンとワッシャーを新しいものに交換する
- 逆の手順でカバーナットを締め、ハンドルを戻してビスを締める
パイプ(スパウト)付け根から水漏れする
パイプの接続部にあるUパッキンとリングの摩耗が原因です。スパウトは可動部のためゴムが傷みやすく、水漏れが比較的起こりやすい箇所です。<用意するもの> モンキーレンチ、ピンセット、新しいUパッキン・リング
-
<修理手順>
- パイプナットをモンキーレンチで緩め、パイプを外す(水栓内の残り水が出ることがあるのでタオルを敷いておく)
- パイプから古いUパッキンとリングを取り外す
- 新しいリングとUパッキンをパイプに取り付ける(Uパッキンの溝がある面を水栓本体側に向ける)
- パイプを取り付け、パイプナットを締める
ナットを強く締めすぎるとパイプが固くなり、左右に動かしにくくなるため注意してください。
蛇口と壁の接続部から水漏れする
蛇口と配管のねじ山に巻かれたシールテープの劣化が原因です。蛇口本体を取り外してシールテープを巻き直す必要があります。<用意するもの> 水栓レンチ(またはモンキーレンチ)、掃除用ブラシ、新しいシールテープ
-
<修理手順>
- 水栓レンチを使って蛇口本体を取り外す
- 配管内をブラシで清掃し、古いシールテープやゴミを取り除く
- 新しいシールテープをねじに向かって時計回りに6〜7回、引っ張りながらきつめに巻く
- 蛇口本体を時計回りに取り付ける
取り付けのときに蛇口を反時計回りに戻してしまうとシールテープが破れ、水漏れが再発します。一度でも逆方向に回した場合は、シールテープを巻くところからやり直しましょう。
シングルレバー式|吐水口からポタポタ水漏れする
水量や温度を調整するバルブカートリッジの消耗・破損が原因です。バルブカートリッジは消耗品のため、定期的な交換が必要になります。<用意するもの> ドライバー(プラス・マイナス)、モンキーレンチ、六角レンチ(機種による)、蛇口の型番に適合する新しいバルブカートリッジ
-
<修理手順>
- レバーハンドルのネジをドライバーで外し、ハンドルを引き抜く(はめ込みタイプの場合はそのまま上に引き抜く)
- 外カバーを手で回して外す
- 内カバーを工具で外し、古いバルブカートリッジを取り出す
- 新しいバルブカートリッジをセットし、内カバーを締める
- 逆の手順で外カバーを戻し、レバーハンドルを取り付ける
バルブカートリッジはメーカー・型番ごとに規格が異なるため、必ず適合品を使用してください。交換しても水漏れが直らない場合は、スパウト周辺のパッキン劣化も疑いましょう。
キッチン水栓の交換方法も下記の記事で確認してください。 >>キッチンの水栓は自分で交換できる?原因や選び方のポイントを紹介
サーモスタット式|シャワー水栓から水漏れする
浴室のサーモスタット混合水栓の場合、開閉バルブの劣化、シャワーヘッド接続部のOリング劣化、スパウト接続部のUパッキン劣化が代表的な原因です。-
<開閉バルブの交換手順>
- 止水栓をマイナスドライバーで閉める
- 切替ハンドルのキャップを外し、ハンドルを引き抜く
- 切替表示リングを取り外す
- 固定ナットをウォーターポンププライヤーで外す
- スペーサーを引き抜き、古い開閉バルブを取り出す
- 新しい開閉バルブにスペーサーを接続し、本体に差し込む
- 逆の手順でナット・表示リング・ハンドルを戻す
- 止水栓を開け、シャワーとカランの切替動作・水漏れの有無を確認する
なお、Oリング・Uパッキンの交換は、シャワーヘッドとホースのつなぎ目を反時計回りに回してヘッドを外し、内部のOリングを新品に交換します。
Uパッキンはスパウト接続部のナットを外して交換しますが、取り付けのときに溝がある面を上向きにすることを確認してください。
洗濯機まわりの水漏れ対応
洗濯機まわりの水漏れは原因が多岐にわたり、蛇口・ホース接続部・排水口・本体のいずれから漏れているかで対処法がまったく異なります。特に集合住宅では階下への浸水リスクがあるため、気付いたら迅速に対処しましょう。
水漏れ状況のチェックと応急処置
まず、水漏れがどこから発生しているかを次の手順で確認します。蛇口を閉めて水漏れが止まるかどうかを確認してください。閉めても水漏れが続く場合は蛇口内部の部品劣化が原因のため、家の元栓を閉めます。
蛇口とホースの接続部から漏れている場合は、蛇口を閉めたうえでパッキンやニップルの状態を確認します。排水口から水があふれているなら排水口の詰まりが原因です。洗濯機本体から漏れている場合は洗濯機メーカーへ連絡してください。
水が止まったことを確認してから修理作業に入りましょう。
洗濯機の排水口掃除の手順は下記からご覧ください。
>>洗濯機の排水口を掃除する方法|必要な道具や手順を解説。業者選びのポイントも
洗濯機の給水蛇口を自分で修理する方法
洗濯機の給水蛇口からの水漏れは、多くの場合ニップル(蛇口とホースの接続金具)のパッキン劣化が原因です。蛇口を閉め、ホースを外してからニップル内のパッキンを新品に交換してください。蛇口本体のハンドル付近から水漏れしている場合は、前述のハンドル式蛇口と同じくコマパッキンや三角パッキンの交換で解消できるケースがほとんどです。
なお、洗濯機まわりは十分なスペースがないことが多く、作業中に蛇口や配管を破損させるリスクがあります。無理な体勢での作業は避け、不安な場合は業者に相談しましょう。
洗濯機の水漏れ原因と対処法は下記の記事でご覧ください。
>>洗濯機が水漏れする原因は?自分でできる対処法や予防する方法を解説
自分で修理する際に知っておくべき注意点
蛇口の水漏れは、工具と交換部品さえあれば自分で対処できるケースも多いですが、リスクもあります。修理に取りかかる前に、次の2点を理解しておきましょう。
失敗すると水漏れが悪化する可能性がある
部品の取り付け方を誤ったり、ナットの締め加減を間違えたりすると、修理前よりも水漏れがひどくなることがあります。特にシングルレバー水栓は構造が複雑で、商品ごとに内部の造りが異なるため、取扱説明書を確認しながら慎重に作業を行ってください。また、適合しないサイズの部品を無理に取り付けると蛇口本体を傷つけるおそれがあり、本体ごとの交換が必要になる場合もあります。
修理費用がかえって高くなるケースもある
自分で修理に失敗したあとに業者を呼ぶと、状態の悪化によって追加の作業が発生し、最初から業者に依頼したときよりも費用が高くなることがあります。集合住宅では、修理中に大量の水が流出して階下に浸水し、損害賠償トラブルに発展したケースもあります。DIYや水道修理の経験がない場合は、無理をせず最初からプロに依頼するほうが結果的にコストを抑えられるでしょう。
水漏れを放置するとどうなる?5つのリスク
水漏れしている蛇口を放置しているとさまざまなリスクがあります。
放置していて勝手に直ることはないので、できるだけ早い段階から対処することを心がけましょう。
水道料金が増加する
水漏れが発生していると、水を使用していない間も水道メーターが回り続け、水道料金が増加する原因になります。広島市水道局の公式サイトによると、蛇口から太さ1mm程度の水が流れている場合、1ヵ月で約3㎥、料金にして約1,000円の影響が出るとされています。太さ2mm程度になると、1ヵ月で約11㎥、約4,700円に増えると示していました。
ただし、実際の漏水量や料金は、蛇口の構造や水漏れの状態、地域の水道料金によって異なります。少量の水漏れでも長期間続けば家計の負担が大きくなるため、気付いた段階で早めに対処してください。
出典:広島市水道局「漏水したときは?」
カビ・悪臭が発生する
水漏れによって家の中が高湿度になってしまうと、カビが発生する原因になります。カビは水漏れしている部位はもちろん、天井や壁など至る所に発生します。カビが発生してしまうと見た目が悪くなるのはもちろん、悪臭の原因やアレルギーのもとにもなるので軽視しないようにしましょう。
建物の基礎が腐食する
水漏れが長期間続き、床下や壁の内部にまで水が入り込むと、柱や土台などの木材が腐食したり、建材が劣化したりするおそれがあります。湿った木材はシロアリ被害を招く原因にもなるため、軽度の水漏れであっても放置は禁物です。
家電製品の故障や漏電の原因になる
家電製品は水に弱く、水漏れの影響を受けると故障することがあります。二世帯住宅などでは2階から水漏れが発生し、階下のテレビや冷蔵庫に被害が及ぶケースも想定されます。特にパソコンなどの精密機器は湿気に弱く、高温多湿の環境下に長時間置かれると内部の基板が劣化し、漏電や火災の原因になる可能性も否定できません。
集合住宅では損害賠償に発展することも
マンションやアパートでは、自室の水漏れが階下の住戸にまで被害を及ぼすおそれがあります。天井・壁のシミや家具・家電の故障について損害賠償を請求されたケースも実際にあり、被害が複数階に及ぶと賠償額も高額になりかねません。水漏れに気付いたら放置せずに対処するようにしましょう。
プロに修理を依頼すべきケースと判断基準
蛇口の種類や状態によっては自力での修理が難しく、最初からプロに交換を依頼したほうがよい場合もあります。以下のいずれかに該当する場合は、無理に自分で修理をせず、専門の業者に相談しましょう。
設置から10年以上経っている場合
一般社団法人日本バルブ工業会では、水栓の耐用年数を10年程度としています。ただし、これは使用できる期間を保証するものではなく、耐用年数内であっても適切な点検や部品交換が必要です。設置から10年以上経っている蛇口は、パッキンやカートリッジだけでなく本体内部も劣化している可能性があるため、部品交換ではなく本体交換を検討してもよいでしょう。
古い蛇口は本体やその周辺も破損しやすくなっているため、取り替え時に他の部品を傷つけたり、別の箇所から漏水したりする危険性があります。
出典:一般社団法人日本バルブ工業会「水栓の維持管理について」
センサー式蛇口(タッチレス水栓)の場合
手をかざすと水が出るセンサー式蛇口(タッチレス水栓)は、センサーや電磁弁などの精密部品を備えています。誤った分解や作業によって故障する可能性があるため、自力での修理は避け、メーカーや専門業者に相談しましょう。水漏れの原因が特定できない・部品が外せない場合
水漏れの原因が特定できなければ、どの部品を交換すればよいかもわかりません。やみくもに分解すると状態が悪化するおそれがあるため、原因不明の場合は業者に調査を依頼するのが安全です。また、設置から年数が経過した蛇口はサビや固着で部品が簡単に外れないことがあります。無理に外そうとすると破損の原因になるため、部品が動かない場合も業者への依頼を検討してください。
修理を依頼した場合の費用相場
業者に蛇口の水漏れ修理を依頼した場合、費用は「作業料金+部品代」で構成されるのが一般的です。業者によっては出張費や廃材処分費が別途かかる場合もあるため、見積もりの段階で内訳を確認しておきましょう。費用の目安としては以下の通りです。
| 修理内容 | 料金相場 |
|---|---|
| パッキン交換のみ | 5,000〜15,000円前後 |
| バルブカートリッジ交換(部品代+作業費) | 10,000〜20,000円前後 |
| 蛇口本体の交換(本体代+作業費) | 15,000〜50,000円前後 |
費用は蛇口の種類や設置状況、地域によって変動するため、複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。
水漏れ修理の費用相場を詳しく知りたい方は下記の記事もご覧ください。
>>【場所別】水漏れの修理費用をご紹介!安く済ませるために必要なこと
水道業者の選び方
しかし、水道業者を選ぶ時にもある程度の注意が必要になります。
水道業者の選び方にはいくつかポイントがあります。そのなかでも、重要なポイントを紹介するので、修理業者を見極めるためにどういったことに気を付けるべきか覚えておきましょう。
水道局指定工事店かどうかを確認する
水道局指定工事店とは、水道法に基づく指定要件を満たし、各水道事業者から指定を受けた業者のことです。給水装置工事主任技術者を置いていることや、工事に必要な器材・資材を備えていることなどが要件とされています。水道局指定工事店に依頼するメリットは、水道法に基づいた適正な施工を期待できる点です。自治体によっては、漏水による水道料金の減額申請を行う際に、指定工事店による修理証明書などが必要になる場合があります。
ただし、指定工事店であることは、料金の安さや接客品質まで保証するものではありません。依頼前には、見積もり内容や口コミ、保証の有無もあわせて確認してください。
料金体系が明確な業者を選ぶ
水道業者はホームページ上に料金一覧を掲載していることがほとんどです。気になる業者がある場合は複数社の料金表を見比べ、相場からかけ離れていないかを確認しましょう。見積もりの段階でわかりやすい料金を提示し、追加料金の有無を説明してくれる業者であれば安心です。「見積もり無料」「出張費無料」をうたっている業者を選ぶと、費用をかけずに比較検討できます。
急ぎの場合は24時間365日対応の業者に絞ると、夜間や休日の水漏れにも迅速に対処してもらえます。
実績・口コミ・アフターサポートをチェックする
水道トラブルの対応件数や創業年数といった実績は、業者のホームページで確認できます。実績だけで信頼性を判断するのは難しいものの、参考材料の一つとして確認しておきましょう。口コミサイトやGoogleマップのレビューも判断材料になります。また、修理後に短期間で不具合が再発するケースに備えて、保証期間を設けている業者を選ぶことも重要です。保証がない業者を利用すると、再発時にあらためて修理費用が発生してしまいます。
複数社から見積もりを取って比較する
水道修理トラブルを避けるための簡単な方法は、実際に電話・見積もりを依頼してみることです。その際に、相談や見積もりが無料の業者に依頼することで、お金をかけずに比較できます。
見積もり依頼時には、スタッフの電話対応や説明の丁寧さ、見積もり書の記載内容(作業の内訳・部品代・出張費の有無)も業者を判断する材料になります。料金だけでなく対応の質もあわせてチェックしましょう。
まとめ|蛇口の水漏れは早めの対処が肝心
蛇口の水漏れは、原因の多くがパッキンやカートリッジなど消耗部品の劣化です。漏水箇所を正しく特定できれば、工具と交換部品を用意して自分で対処できる場合もあります。一方で、水漏れの原因が特定できない場合や、設置から10年以上経過した蛇口、作業に不安がある場合は、無理をせず専門業者に依頼するほうが安全です。
水漏れを放置すると水道料金の増加だけでなく、カビの発生や建物の腐食、集合住宅では損害賠償に発展することもあります。気付いた段階で速やかに応急処置を行い、適切な修理につなげましょう。
業者に依頼する際は水道局指定工事店であることを確認し、複数社の見積もりを比較したうえで、料金・実績・保証内容を総合的に判断して選ぶことをおすすめします。
蛇口の水漏れでお困りの方は、悪化する前にお見積もり無料の水PROへご相談ください。水漏れ箇所や蛇口の状態を確認し、必要な修理・部品交換に対応いたします。
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