2022.01.13
配管
給湯管のつまりの原因とは?お湯が出ない時の対処法について
給湯管つまりの原因をご存知でしょうか。
給湯管は日常的に見かけることもほとんどなく、存在は知っていても見たことがないという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回は給湯管のつまりの原因や対処法、給湯管そのものについて解説していきます。
給湯管と似た役割を持つものとして給水管というものがありますが、給水管は主に熱を持たない水を通す管のことを指します。
使用される配管の種類が熱に強いかどうか等、少しの違いはありますが両方とも水の通り道となる配管という役割は同じです。
給湯管のつまりの原因は錆コブと言われる錆です。
排水管と違い、水以外の物が通ることはないので、油や食べカスで給湯管がつまることはありません。
しかし、配管自体は劣化するものです。
金属製の配管の劣化が進めば錆が出てきます。
錆は膨張していくので、そのままにしておくと給湯管内の空間を埋めていくことになります。
ここからは給湯管がつまってしまった場合に出るサインについて紹介していきます。
水の色が変わっていないかはコップに水を貯める等してチェックしてみるようにしましょう。
そういった時は、給湯管内の錆が流れ出している可能性があります。
冬場に浴槽にお湯を張った時になんだか黒い粒が見えるといった経験がある方は、給湯管トラブルの可能性があるので注意が必要です。
ハンドルをひねってもお湯の出が悪い、お湯が出ないということであれば給湯管のつまりを疑う必要があります。
しかし、給湯管のつまりのサインを無視してそのまま放置してしまうと良くないことが起きます。
一体どのような危険があるのでしょうか。
少しの期間なら我慢もできるかもしれませんが、冬場にはかなりの不便を強いられることになるでしょう。
完全につまることがなかったとしても、給湯管自体が破損するケースもあります。
給湯管が破損すれば漏水につながります。
漏水してしまうとお湯の出が悪くなるのはもちろん、使っていないのに水道代が高くなってしまいます。
漏水箇所の周辺が水で濡れてしまうと木材や鉄といった素材の劣化を促進してしまうので、気づいた際には早急に対応しなくてはいけません。
給湯管の寿命と同時に給湯器の寿命が来ている場合もありますが、錆が給湯器まで侵食してしまうケースもあります。
給湯器の交換も無料ではないので、被害が拡大する前に対処しましょう。
しかし、長期的に錆を摂取すると鉄分の過剰摂取の原因となります。
特に、給水管・給湯管内で発生しやすい赤錆は水に溶けやすく、水道水をよく飲む人は気づかないうちに鉄分を摂取しているかもしれません。
鉄分の過剰摂取は肝硬変や糖尿病といった病を引き起こす可能性があります。
何か異変を感じたら直ちに給湯管のつまりに対処するようにしましょう。
給湯管のつまりの対処方法は水道修理業者に洗浄作業を依頼するか改修工事を依頼するようにしましょう。
専用の機械を使用し、圧縮空気と高圧水をバブル状態のまま高速で給湯管内を移動させます。
超音波振動を発生させ、配管内面のサビや汚れを落とすのです。
飲み水を使用して洗浄するので健康面から見ても安全な施工です。
使用年数によっては洗浄ではなく、改修工事を行わなくてはいけない場合もしばしば。
漏水や破損等の場合は洗浄ではどうにもならないので、給湯管ごと交換しなくてはいけません。
新しい配管を購入するために費用や長い工期がかかるので、改修工事はコストがかかります。
配管は数十年にわたって使用するものなので、改修工事を考えている方は慎重に考えて依頼するようにしましょう。
給湯器につながる給水管や給湯器本体、水栓の調子が悪いということも考えられます。
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
給水管の錆コブを削ってから、給湯配管の洗浄を行うことでつまりが解決します。
また、給湯器は電気を使って動かす精密機械でもあります。
感電の危険性もあるので、不調を感じたら直ちに電源を切って修理業者に連絡しましょう。
水栓の修理や交換は簡単にできる場合や業者に依頼するのがおすすめの場合があります。
自宅での修理、DIYが難しいと感じたら修理業者に潔く依頼するようにしましょう。
錆はそのままにしておくと、水やお湯が出にくくなるだけでなく、健康被害にもつながることがあるので、早急に対処しましょう。
給湯管のつまりは自宅での修理が難しいため、基本的に水道業者へ修理を依頼するのがおすすめです。
また、配管の寿命は多くが20~30年前後とされています。
給湯管や給水管は使用時期から逆算して交換時期を考えておくことが大切です。
自宅の水やお湯に異変はないか、確認してみましょう。
給湯管は日常的に見かけることもほとんどなく、存在は知っていても見たことがないという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回は給湯管のつまりの原因や対処法、給湯管そのものについて解説していきます。
給湯管とは
給湯管とは、給湯管は簡単に言うとお湯を通す管のことを言います。給湯管と似た役割を持つものとして給水管というものがありますが、給水管は主に熱を持たない水を通す管のことを指します。
使用される配管の種類が熱に強いかどうか等、少しの違いはありますが両方とも水の通り道となる配管という役割は同じです。
給湯管つまりの原因
給湯管内のつまりの原因は基本的に一つしかありません。給湯管のつまりの原因は錆コブと言われる錆です。
排水管と違い、水以外の物が通ることはないので、油や食べカスで給湯管がつまることはありません。
しかし、配管自体は劣化するものです。
金属製の配管の劣化が進めば錆が出てきます。
錆は膨張していくので、そのままにしておくと給湯管内の空間を埋めていくことになります。
給湯管がつまったサイン
給湯管は錆でつまってしまいますが、つまってしまったらどのような症状が出るのでしょうか。ここからは給湯管がつまってしまった場合に出るサインについて紹介していきます。
蛇口から錆が出る
蛇口から出る水が赤や茶色くなってしまったら、給湯管内に錆が発生しているものが水と一緒に流れてきている証拠です。水の色が変わっていないかはコップに水を貯める等してチェックしてみるようにしましょう。
浴槽に水を貯めた時に黒い粒が見える
浴槽に水を貯めた時に黒い粒がちらほら見えることがあります。そういった時は、給湯管内の錆が流れ出している可能性があります。
冬場に浴槽にお湯を張った時になんだか黒い粒が見えるといった経験がある方は、給湯管トラブルの可能性があるので注意が必要です。
お湯の出が悪い・出ない
給湯管がつまればお湯が出にくくなることは明白です。ハンドルをひねってもお湯の出が悪い、お湯が出ないということであれば給湯管のつまりを疑う必要があります。
給湯管のつまりをそのまま放置すると
給湯管のつまりのサインの見分けは家でもできる簡単なものです。しかし、給湯管のつまりのサインを無視してそのまま放置してしまうと良くないことが起きます。
一体どのような危険があるのでしょうか。
お湯が出なくなる
お湯が出なくなるということは、お湯のない生活を送ることになるということです。少しの期間なら我慢もできるかもしれませんが、冬場にはかなりの不便を強いられることになるでしょう。
漏水の原因になる
給湯管の錆は給湯管の劣化の証拠でもあります。完全につまることがなかったとしても、給湯管自体が破損するケースもあります。
給湯管が破損すれば漏水につながります。
漏水してしまうとお湯の出が悪くなるのはもちろん、使っていないのに水道代が高くなってしまいます。
漏水箇所の周辺が水で濡れてしまうと木材や鉄といった素材の劣化を促進してしまうので、気づいた際には早急に対応しなくてはいけません。
給湯器の故障につながる
給湯管のつまりをそのままにしておくと給湯器の故障につながることもあります。給湯管の寿命と同時に給湯器の寿命が来ている場合もありますが、錆が給湯器まで侵食してしまうケースもあります。
給湯器の交換も無料ではないので、被害が拡大する前に対処しましょう。
健康被害
錆が混ざった水を飲むというのは一時的には大きな健康被害を及ぼすものではありません。しかし、長期的に錆を摂取すると鉄分の過剰摂取の原因となります。
特に、給水管・給湯管内で発生しやすい赤錆は水に溶けやすく、水道水をよく飲む人は気づかないうちに鉄分を摂取しているかもしれません。
鉄分の過剰摂取は肝硬変や糖尿病といった病を引き起こす可能性があります。
何か異変を感じたら直ちに給湯管のつまりに対処するようにしましょう。
給湯管つまりの対処法
配管系の工事全てに言えることですが、自宅での対処は難しいと言えます。給湯管のつまりの対処方法は水道修理業者に洗浄作業を依頼するか改修工事を依頼するようにしましょう。
給湯管の洗浄作業を依頼する
給湯管の洗浄とは具体的にどのようにして行うのでしょうか。専用の機械を使用し、圧縮空気と高圧水をバブル状態のまま高速で給湯管内を移動させます。
超音波振動を発生させ、配管内面のサビや汚れを落とすのです。
飲み水を使用して洗浄するので健康面から見ても安全な施工です。
給湯管の改修工事を依頼する
給湯管を洗浄するのではなく、給湯管を交換することでつまりを解決することができます。使用年数によっては洗浄ではなく、改修工事を行わなくてはいけない場合もしばしば。
漏水や破損等の場合は洗浄ではどうにもならないので、給湯管ごと交換しなくてはいけません。
新しい配管を購入するために費用や長い工期がかかるので、改修工事はコストがかかります。
配管は数十年にわたって使用するものなので、改修工事を考えている方は慎重に考えて依頼するようにしましょう。
お湯が出ない原因は給湯管でない可能性も
お湯が出ない原因は給湯管ではなく、別の箇所である可能性もあります。給湯器につながる給水管や給湯器本体、水栓の調子が悪いということも考えられます。
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
給水管のつまり
給湯管ではなく、ボイラーに補給される水の配管に錆コブがついてつまりを引き起こしていることがあります。給水管の錆コブを削ってから、給湯配管の洗浄を行うことでつまりが解決します。
給湯器本体
給湯器本体が不調の時はお湯が出なくなってしまいます。また、給湯器は電気を使って動かす精密機械でもあります。
感電の危険性もあるので、不調を感じたら直ちに電源を切って修理業者に連絡しましょう。
水栓の不調
水栓自体が不調の場合も水やお湯が出ないことがあります。水栓の修理や交換は簡単にできる場合や業者に依頼するのがおすすめの場合があります。
自宅での修理、DIYが難しいと感じたら修理業者に潔く依頼するようにしましょう。
まとめ
給湯管のつまりについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。錆はそのままにしておくと、水やお湯が出にくくなるだけでなく、健康被害にもつながることがあるので、早急に対処しましょう。
給湯管のつまりは自宅での修理が難しいため、基本的に水道業者へ修理を依頼するのがおすすめです。
また、配管の寿命は多くが20~30年前後とされています。
給湯管や給水管は使用時期から逆算して交換時期を考えておくことが大切です。
自宅の水やお湯に異変はないか、確認してみましょう。