2022.01.13
配管
給湯管の劣化に注意!寿命や対処法について
給湯管の配管は日常的に使われている水道設備の一部です。
しかし、給湯管の劣化について心配している方はそれほど多くはありません。
給湯管の役割や寿命についてご存知でしょうか。
今回は給湯管について解説し、劣化原因やそれによって発生する被害について紹介します。
また、いざという時に慌てなくて済むように水漏れしている場合の応急処置方法についても解説します。
給湯管と似ているものに給水管というものがありますが、給水管は主に水を通す管のことを指します。
使用される配管の種類が異なるだけでこれらの役割は大きくは変わりません。
近年使用されている配管を以下に列挙します。
自宅の配管がどの種類かわからない場合は確認してみるのが良いでしょう。
配管によって寿命が異なりますがステンレス鋼管、ポリエチレン管は30年以上、それ以外の配管は20年程度で寿命となります。
寿命を迎える前に交換等の工事を行うのが理想的とされているので、自宅に使われている配管の種類や使用年数がわかっているとトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
水漏れをしている様子がなければ、ひとまずは問題ありません。
給湯管を変えてから時間が経ち、寿命が近い・過ぎている場合には工事をすることをおすすめします。
給湯器の配管から水漏れしている場合は、最初に給湯器の電源を切るようにしましょう。
そのまま電源をつけておくと部品の劣化や感電につながる危険性があるためです。
また、電源を切ったら水漏れしている箇所を特定しましょう。
給湯器の水抜き栓から水が出ている場合は正常ですが、その他の場所から水が漏れ出ている場合は水トラブルである可能性が高いです。
直ちに電源を切り、修理業者に連絡をしましょう。
1.給湯器の電源をオフにする
水漏れに気がついたら、まずは給湯器の電源をオフにしてください。
電源を切る際にエラーコードが表示された場合は、エラーコードをメモしておくようにしましょう。
2.水栓を閉める
電源をオフにした後、家の中の水栓が全て閉まっていることを同時に確認しておきましょう。
水栓が閉めておくと水漏れ箇所の発見が簡単になります。
3.水漏れ箇所をチェック
水漏れ箇所をチェックしておきましょう。
4.給水栓を閉める
給湯器を使っていない時に水漏れが続く際には、給湯器の給水栓を閉めるようにしてください。
マンションやアパートといった集合住宅にお住いの場合は、そのまま給水栓を開けたままでいると周りの住人に迷惑がかかる可能性があります。
すぐに給水栓を閉めるようにしましょう。
5.応急処置をするか業者を呼ぶか判断する
最後に自分で応急処置ができるかを判断します。
応急処置さえ難しい場合は、直ちに業者を呼んで対処してもらうようにしましょう。
それぞれの作業内容について簡単に紹介していきます。
劣化調査の後には診断報告書を作成してもらい、最適な工事を行ってもらうようにしましょう。
劣化調査は水漏れしていなくても依頼できるので、心配な場合は依頼してみるのがおすすめです。
配管の種類を変えたい場合には更新工事を行います。
ただし、配管を新しく取り替えるためコストや交換に時間がかかる点には注意が必要です。
更新工事と違い長い工期がかからない点がポイントです。
配管の劣化箇所によっては更生の方が良い場合もありますが、接続部の劣化等を考えると更新工事の方が出番は多いと言えるでしょう。
ただの水漏れだと思ってそのままにしてしまう人もいますが、そのまま放置するのは危険です。
それによって一酸化炭素を発生させることがあるのです。
一酸化炭素は毒性がある無色無臭の気体です。
危険な気体であるだけでなく、気がつきにくいことでより一層危険と言えます。
体調に異変を感じた時には一酸化炭素中毒になっている可能性が高いです。
そのようなことになる前に水漏れを修理しておくようにしましょう。
錆びによって給湯器や配管、内部の部品の寿命が早まってしまうだけでなく、給湯器の機能が低下してしまうことも考えられます。
また、錆そのままにしてしまうとその配管を通った水が赤く変色してしまうことがあります。
衛生的にも悪いため錆を予防し、錆に気づいた際は放置しないようにしましょう。
漏電している箇所の付近を触ってしまうと感電してしまう危険性があるだけでなく、漏電箇所の近くで水漏れしていると感電の危険性が高まってしまいます。
水漏れを発見したらなるべく早く修理、対応するようにしましょう。
水漏れを放置しておけば水漏れは悪化していきます。
始めは少量で気にならないような水漏れでも、放置していると大量に水が漏れてしまう原因になりかねません。
集合住宅にお住いの場合は下の階や隣の住民の部屋まで水浸しになる危険性も。
給湯管に限らず、水漏れはそのままにはせず早めに修理を依頼しましょう。
ここまで紹介した方法で解決できない場合は、水道業者へ修理を依頼するのがおすすめです。
配管の寿命は多くが20年前後と言われています。
また、給湯器の寿命が10年前後であるため使用しているのであれば、交換を考えておきましょう。
給湯器や給湯管といった水道設備は交換や修理が難しい水道設備です。
交換・修理が必要な場合はまず業者に依頼することをおすすめします。
しかし、給湯管の劣化について心配している方はそれほど多くはありません。
給湯管の役割や寿命についてご存知でしょうか。
今回は給湯管について解説し、劣化原因やそれによって発生する被害について紹介します。
また、いざという時に慌てなくて済むように水漏れしている場合の応急処置方法についても解説します。
給湯管とは
給湯管とは、お湯を通す管のことです。給湯管と似ているものに給水管というものがありますが、給水管は主に水を通す管のことを指します。
使用される配管の種類が異なるだけでこれらの役割は大きくは変わりません。
種類
配管にも種類があります。近年使用されている配管を以下に列挙します。
- ステンレス鋼管
- 硬質ポリ塩化ビニル管
- ポリエチレン管
自宅の配管がどの種類かわからない場合は確認してみるのが良いでしょう。
寿命
配管にも寿命があり、寿命を迎えた配管は交換をする必要があります。配管によって寿命が異なりますがステンレス鋼管、ポリエチレン管は30年以上、それ以外の配管は20年程度で寿命となります。
寿命を迎える前に交換等の工事を行うのが理想的とされているので、自宅に使われている配管の種類や使用年数がわかっているとトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
給湯管の劣化が気になったら
給湯管の劣化が気になったら、まずは水漏れしていないかを確認しましょう。水漏れをしている様子がなければ、ひとまずは問題ありません。
給湯管を変えてから時間が経ち、寿命が近い・過ぎている場合には工事をすることをおすすめします。
給湯器の配管から水漏れしている場合は、最初に給湯器の電源を切るようにしましょう。
そのまま電源をつけておくと部品の劣化や感電につながる危険性があるためです。
また、電源を切ったら水漏れしている箇所を特定しましょう。
給湯器の水抜き栓から水が出ている場合は正常ですが、その他の場所から水が漏れ出ている場合は水トラブルである可能性が高いです。
直ちに電源を切り、修理業者に連絡をしましょう。
水漏れ時の応急処置
給湯管の水漏れを発見した時にすべき最初の手順について解説していきます。1.給湯器の電源をオフにする
水漏れに気がついたら、まずは給湯器の電源をオフにしてください。
電源を切る際にエラーコードが表示された場合は、エラーコードをメモしておくようにしましょう。
2.水栓を閉める
電源をオフにした後、家の中の水栓が全て閉まっていることを同時に確認しておきましょう。
水栓が閉めておくと水漏れ箇所の発見が簡単になります。
3.水漏れ箇所をチェック
水漏れ箇所をチェックしておきましょう。
4.給水栓を閉める
給湯器を使っていない時に水漏れが続く際には、給湯器の給水栓を閉めるようにしてください。
マンションやアパートといった集合住宅にお住いの場合は、そのまま給水栓を開けたままでいると周りの住人に迷惑がかかる可能性があります。
すぐに給水栓を閉めるようにしましょう。
5.応急処置をするか業者を呼ぶか判断する
最後に自分で応急処置ができるかを判断します。
応急処置さえ難しい場合は、直ちに業者を呼んで対処してもらうようにしましょう。
業者に依頼できること
給湯管に関して業者に依頼できる主な修理内容としては、劣化調査・更新工事・更生工事が挙げられます。それぞれの作業内容について簡単に紹介していきます。
給湯管の劣化調査
給湯管の劣化調査は内視鏡を挿入し、写真を撮影して給湯管の状態を確認します。劣化調査の後には診断報告書を作成してもらい、最適な工事を行ってもらうようにしましょう。
劣化調査は水漏れしていなくても依頼できるので、心配な場合は依頼してみるのがおすすめです。
更新工事
配管を新しいものに交換するのを更新工事と言います。配管の種類を変えたい場合には更新工事を行います。
ただし、配管を新しく取り替えるためコストや交換に時間がかかる点には注意が必要です。
更生工事
更生工事というのは既存の配管の内部を研磨することにより配管内部を新しい配管に近づけることができます。更新工事と違い長い工期がかからない点がポイントです。
配管の劣化箇所によっては更生の方が良い場合もありますが、接続部の劣化等を考えると更新工事の方が出番は多いと言えるでしょう。
給湯管の水漏れが原因で起きる被害
給湯器や給湯管の水漏れというと水が漏れているだけのように感じますが深刻なトラブルになってしまうケースもあります。ただの水漏れだと思ってそのままにしてしまう人もいますが、そのまま放置するのは危険です。
一酸化炭素中毒の発生
水漏れしている給湯器は本体内部で不完全燃焼を起こす可能性があります。それによって一酸化炭素を発生させることがあるのです。
一酸化炭素は毒性がある無色無臭の気体です。
危険な気体であるだけでなく、気がつきにくいことでより一層危険と言えます。
体調に異変を感じた時には一酸化炭素中毒になっている可能性が高いです。
そのようなことになる前に水漏れを修理しておくようにしましょう。
錆
水漏れを放置したままにすると水漏れ箇所周辺の部品が錆びてしまいます。錆びによって給湯器や配管、内部の部品の寿命が早まってしまうだけでなく、給湯器の機能が低下してしまうことも考えられます。
また、錆そのままにしてしまうとその配管を通った水が赤く変色してしまうことがあります。
衛生的にも悪いため錆を予防し、錆に気づいた際は放置しないようにしましょう。
漏電・感電
給湯器は電気を使って動く精密機械ということもあり、漏電することもあります。漏電している箇所の付近を触ってしまうと感電してしまう危険性があるだけでなく、漏電箇所の近くで水漏れしていると感電の危険性が高まってしまいます。
水漏れを発見したらなるべく早く修理、対応するようにしましょう。
近隣住民とのトラブル
マンションやアパートといった集合住宅に住んでいる場合、水漏れは近隣住民に被害が広がってしまうかもしれません。水漏れを放置しておけば水漏れは悪化していきます。
始めは少量で気にならないような水漏れでも、放置していると大量に水が漏れてしまう原因になりかねません。
集合住宅にお住いの場合は下の階や隣の住民の部屋まで水浸しになる危険性も。
給湯管に限らず、水漏れはそのままにはせず早めに修理を依頼しましょう。
まとめ
今回は、給湯管の劣化について紹介してきました。ここまで紹介した方法で解決できない場合は、水道業者へ修理を依頼するのがおすすめです。
配管の寿命は多くが20年前後と言われています。
また、給湯器の寿命が10年前後であるため使用しているのであれば、交換を考えておきましょう。
給湯器や給湯管といった水道設備は交換や修理が難しい水道設備です。
交換・修理が必要な場合はまず業者に依頼することをおすすめします。