2022.08.30
屋外
ベランダの排水溝つまりはどうすれば?原因と対処法について
知らないうちについゴミが入り込んでしまい、つまりを起こしてしまうベランダの排水溝。
つまりを放っておくと、排水溝から溢れた水が屋内に流れこんでしまうこともあります。
今回は、自分でできるベランダの排水溝のつまり解消方法から、つまりを起こさないための対策方法をご紹介いたします。
排水パイプは屋内に比べると太めのものが使用されているため、小さなやホコリやゴミではつまらないようになっています。
しかし、排水溝の中で運悪く、葉っぱや砂が固まり、ビニール袋などがひっかかると水が流れなくなってしまうことがあります。
ベランダの排水溝つまってしまい水が溢れてしまうことも。
稀に、ごみではなく生き物が排水溝につまっていたというケースもあります。
生き物だと知っている場合と知らない場合では対処法が異なるので、作業前に確認するようにしましょう。
集合住宅では階下の家に被害を出してしまう可能性があるので、早めの対処が必要です。
築年数の経った建物ではベランダ側の壁と窓の間にひびが入っていることもあります。
ひびの位置によっては、低い水位で屋内に水が染み出すことも考えられるので注意が必要です。
また、大量の水が溜まって排水溝に水圧がかかり、排水溝とその下の排水管の接合部から水が染み出すケースもあります。
通常、ベランダの床材はシートや塗料で防水加工を施されており、水の染み出しや雨漏りを予防します。
しかし、ベランダの点検やメンテナンスを定期的に行わないと、紫外線や雨水によって防水加工が劣化していることも考えられます。
ベランダの雨漏りを放置していると水が屋内にまで染み出し、壁材が腐食したりカビが発生したりすることも。
集合住宅の場合は階下にまで浸水し、被害を拡大させてしまう可能性があるので、被害が広がる前に対処しましょう。
事前知識として注意点を確認しておきましょう。
ベランダの排水溝のつまりは主に土や枯れ葉によって起こりますが、これらは液体パイプクリーナーが想定しているつまりの原因とは異なるのです。
状況によっては排水管を傷めてしまう危険性もあるので、自分でつまりを解消できないときは、独断で薬剤を使わないようにしましょう。
家同士の距離が近い戸建てや集合住宅の場合、ホコリや水の飛び散りで近隣に迷惑をかけてしまうことも。
ベランダの排水溝のつまりの掃除をするときは、予め近隣や階下の住民に連絡をしておくのがおすすめです。
また、風の強い日や洗濯物の出ている時間帯は避けるといった配慮もしておきましょう。
ベランダの隙間をビニールシートなどでふさいで掃除すると、ホコリや水の飛び散りをある程度防ぐことができます。
近隣住民との関係性を良好に保つためにもこれらの配慮を欠かさないようにしましょう。
排水管が破損すると正常に水を排出できなくなり、近隣や階下に水が降りかかるケースも考えられます。
そのため、ワイヤーなど柔軟性があり排水管を傷つけにくい道具を使うようにしましょう。
今回は身近な道具を使ったつまり解消方法を紹介します。
簡単な方法から紹介するので、まずは順番につまり解消法を試してみてください。
ベランダの排水溝のつまりの原因の多くは外から飛んできたゴミや砂・土であることが多いので、これを取り除いていきます。
排水溝内でゴミが水を含んでしまっているため作業中に汚れることが予想されるので、軍手を装着しておきましょう。
ベランダの排水溝には目皿などのカバーをかぶせたタイプと、カバーのないタイプがあります。
カバーのある排水溝であれば、カバー上のゴミなどを手で取り除くことで水の流れが良くなることがあります。
カバーを外せるタイプやカバーなしのタイプであれば、排水溝の中でつまりがおきています。
排水溝に手を入れて、入り込んだゴミなどをできるだけ取り除いてください。
つまっていた物を取り除き、ごみ袋に入れ、排水溝に水が流れるようになったら作業は完了です。
排水溝のつまっている位置がそれほど深くなければ、市販のトングでも原因物を取り出し、つまりを解決できます。
ただし、力で無理やり押し込むとつまりの原因が奥に入っていってしまうので注意が必要です。
地道な作業になりますが、原因物を取り出して水が流れるようになれば、ベランダの排水溝のつまり解消は完了です。
軽度のつまりであればあるほど、簡単につまり解消を行えます。
市販のものか自宅で使用しているラバーカップを準備します。
ラバーカップには洋式用と和式用とありますが、ベランダの排水溝つまりには洋式用のものを使用します。
ベランダの排水溝にラバーカップを押し当てたら、トイレのつまり解消の時と同様に押し引きを繰り返して排水溝内に圧力を加えていきます。
圧力によってつまりの原因物が流れ、排水溝のつまりを解消することができます。
しかし、ベランダの排水溝の種類によっては金属の出っ張りが邪魔な場合や上の階の排水パイプが繋がっていて使用できないこともあります。
1,000~2,000円で購入可能なので、自宅にない場合でもホームセンターや通販で簡単に手に入れることができます。
ワイヤーブラシはつまりの原因を削り取ることによって、水つまりを解消します。
力任せにワイヤーブラシを使用してしまうと排水溝内に傷をつけてしまう可能性があるので、気をつけましょう。
最初に紹介したトングで原因物を取り出す方法などを試してみて、つまりが解消できなかった時にはワイヤーブラシを試してみましょう。
ベランダの排水溝がどうしても解消できない時の最終手段になります。
高圧洗浄機と呼ばれる水に高圧力をかけて噴き出す専用の機会を使って、手の届かないようなつまりを押し流してしまう方法です。
小型の家庭用のものも市販でありますが、水道修理業者が持つ大型の高圧洗浄機の方がベランダ排水溝のつまりを解消するのには確実です。
家庭用の高圧洗浄機を買わない場合には業者に依頼することになるので、つまり解消の最終手段となります。
この時、費用を考えるために確認しておきたいのが作業方法とつまりの原因の位置です。
作業方法は先ほど紹介した高圧洗浄のような大型機材を使う方法から、業者専用のラバーカップやローポンプを使った方法など、それぞれ費用が異なります。
また、つまりの位置で料金に影響する場合があり、奥深くでつまっている場合には費用が上がってしまいます。
修理業者によってサービス内容や料金は異なるので、作業に取り掛かってもらう前に見積もりを取ってもらい、納得のいく料金かを確認しましょう。
ここからは、簡単に誰でもできるベランダ排水溝のつまり予防法について紹介いたします。
家にあるホウキとチリトリでかまわないので、ベランダに落ちている土や葉っぱなどを掃いてゴミ袋に捨てましょう。
ベランダを綺麗に保つことで排水溝へ流れるものが無くなり、つまりを未然に防ぐことができます。
掃除して出たゴミは排水溝には流さず、ゴミ袋に捨てるようにしましょう。
つまりの原因となるビニール袋や葉っぱなどの侵入を防ぐことができるようになるので、格段につまりが起きるリスクを減らしてくれます。
プランターを土が流れにくい不織布などが使われているものに替えるとつまりを予防することにつながります。
買い替えが難しい場合は、使用しているプランターの底に目の細かいネットを敷く方法も有効です。
排水溝のつまりを放置すると、階下や近隣に水の被害が拡大するおそれもあります。
つまりが起きた場合はそのままにせず、今回紹介した方法を参考にして対処するようにしてください。
ただ、無理に対処すると排水管の破損などでかえって大きな被害が出ることもあります。つまりが改善されないときは、専門業者へ相談しましょう。
知識や経験が豊富な専門業者であれば、つまりを安全に解消してくれることでしょう。
ベランダの状況にあった再発を防止のアドバイスももらうことができます。
気になる業者があればまずは見積もりだけでも依頼してみましょう。
つまりを放っておくと、排水溝から溢れた水が屋内に流れこんでしまうこともあります。
今回は、自分でできるベランダの排水溝のつまり解消方法から、つまりを起こさないための対策方法をご紹介いたします。
ベランダの排水溝つまりの原因
建物の様式にかかわらず、ベランダの片隅には水やゴミなどを流すための排水溝が設けられています。排水パイプは屋内に比べると太めのものが使用されているため、小さなやホコリやゴミではつまらないようになっています。
しかし、排水溝の中で運悪く、葉っぱや砂が固まり、ビニール袋などがひっかかると水が流れなくなってしまうことがあります。
ベランダの排水溝つまってしまい水が溢れてしまうことも。
原因を確認しておく必要がある
ベランダの排水溝の中をライトで照らしてつまりの原因物が何か確認しておきましょう。稀に、ごみではなく生き物が排水溝につまっていたというケースもあります。
生き物だと知っている場合と知らない場合では対処法が異なるので、作業前に確認するようにしましょう。
排水溝のつまりを放置するリスク
排水溝のつまりを放置すると、排水溝や排水管だけでなく、ベランダ全体や家の中にも被害が出る恐れがあります。集合住宅では階下の家に被害を出してしまう可能性があるので、早めの対処が必要です。
排水溝付近で生じるトラブル
つまりを放置すると、大雨のときにベランダに水が溜まって水位が上がり、ベランダの窓から屋内に流れ込むことがあります。築年数の経った建物ではベランダ側の壁と窓の間にひびが入っていることもあります。
ひびの位置によっては、低い水位で屋内に水が染み出すことも考えられるので注意が必要です。
また、大量の水が溜まって排水溝に水圧がかかり、排水溝とその下の排水管の接合部から水が染み出すケースもあります。
雨漏りトラブル
排水溝がつまり、ベランダに水が溜まったままになると、水が床材や壁材にまで染み込んで雨漏りが起きる危険性があります。通常、ベランダの床材はシートや塗料で防水加工を施されており、水の染み出しや雨漏りを予防します。
しかし、ベランダの点検やメンテナンスを定期的に行わないと、紫外線や雨水によって防水加工が劣化していることも考えられます。
ベランダの雨漏りを放置していると水が屋内にまで染み出し、壁材が腐食したりカビが発生したりすることも。
集合住宅の場合は階下にまで浸水し、被害を拡大させてしまう可能性があるので、被害が広がる前に対処しましょう。
掃除をするときの3つの注意点
ベランダの排水溝つまり掃除には事前の準備といくつかの注意点があります。事前知識として注意点を確認しておきましょう。
パイプクリーナーは効果がない
液体パイプクリーナーのような洗剤類では、ベランダの排水溝のつまり解消は望めません。ベランダの排水溝のつまりは主に土や枯れ葉によって起こりますが、これらは液体パイプクリーナーが想定しているつまりの原因とは異なるのです。
状況によっては排水管を傷めてしまう危険性もあるので、自分でつまりを解消できないときは、独断で薬剤を使わないようにしましょう。
近隣への配慮を
排水溝周りの土やゴミを取り除くと、周囲にホコリが舞ってしまいます。家同士の距離が近い戸建てや集合住宅の場合、ホコリや水の飛び散りで近隣に迷惑をかけてしまうことも。
ベランダの排水溝のつまりの掃除をするときは、予め近隣や階下の住民に連絡をしておくのがおすすめです。
また、風の強い日や洗濯物の出ている時間帯は避けるといった配慮もしておきましょう。
ベランダの隙間をビニールシートなどでふさいで掃除すると、ホコリや水の飛び散りをある程度防ぐことができます。
近隣住民との関係性を良好に保つためにもこれらの配慮を欠かさないようにしましょう。
固いもので無理に突かない
ベランダの排水管の多くは塩化ビニルのため、棒など固いもので無理に突くと破損したり、接合部が外れたりする危険性があります。排水管が破損すると正常に水を排出できなくなり、近隣や階下に水が降りかかるケースも考えられます。
そのため、ワイヤーなど柔軟性があり排水管を傷つけにくい道具を使うようにしましょう。
ベランダ排水溝のつまりは自分でも対処可能
万が一、完全にベランダの排水溝がつまりを起こして水が流れないような状態になってしまっても解決することはできます。今回は身近な道具を使ったつまり解消方法を紹介します。
簡単な方法から紹介するので、まずは順番につまり解消法を試してみてください。
軍手・ごみ袋を使った方法
ベランダの排水溝つまり解消をする際に一番簡単に準備できるのが、軍手とゴミ袋です。ベランダの排水溝のつまりの原因の多くは外から飛んできたゴミや砂・土であることが多いので、これを取り除いていきます。
排水溝内でゴミが水を含んでしまっているため作業中に汚れることが予想されるので、軍手を装着しておきましょう。
ベランダの排水溝には目皿などのカバーをかぶせたタイプと、カバーのないタイプがあります。
カバーのある排水溝であれば、カバー上のゴミなどを手で取り除くことで水の流れが良くなることがあります。
カバーを外せるタイプやカバーなしのタイプであれば、排水溝の中でつまりがおきています。
排水溝に手を入れて、入り込んだゴミなどをできるだけ取り除いてください。
つまっていた物を取り除き、ごみ袋に入れ、排水溝に水が流れるようになったら作業は完了です。
トングを使った方法
手で届かない部分はトングなどを使って取り出しましょう。排水溝のつまっている位置がそれほど深くなければ、市販のトングでも原因物を取り出し、つまりを解決できます。
ただし、力で無理やり押し込むとつまりの原因が奥に入っていってしまうので注意が必要です。
地道な作業になりますが、原因物を取り出して水が流れるようになれば、ベランダの排水溝のつまり解消は完了です。
軽度のつまりであればあるほど、簡単につまり解消を行えます。
ラバーカップを使ったつまり解消
トイレのつまり解消時によく使われるラバーカップ(すっぽん)でも排水溝のつまりは解消できます。市販のものか自宅で使用しているラバーカップを準備します。
ラバーカップには洋式用と和式用とありますが、ベランダの排水溝つまりには洋式用のものを使用します。
ベランダの排水溝にラバーカップを押し当てたら、トイレのつまり解消の時と同様に押し引きを繰り返して排水溝内に圧力を加えていきます。
圧力によってつまりの原因物が流れ、排水溝のつまりを解消することができます。
ベランダの排水溝によっては使えない場合もある
ラバーカップでつまりを解消する場合、ベランダの排水口にラバーカップをピッタリと当てる必要があります。しかし、ベランダの排水溝の種類によっては金属の出っ張りが邪魔な場合や上の階の排水パイプが繋がっていて使用できないこともあります。
ワイヤーブラシを使った方法
ワイヤーブラシは、トイレや排水管のつまり解消用の道具で、数メートル先のつまりでも解消することができます。1,000~2,000円で購入可能なので、自宅にない場合でもホームセンターや通販で簡単に手に入れることができます。
ワイヤーブラシはつまりの原因を削り取ることによって、水つまりを解消します。
力任せにワイヤーブラシを使用してしまうと排水溝内に傷をつけてしまう可能性があるので、気をつけましょう。
最初に紹介したトングで原因物を取り出す方法などを試してみて、つまりが解消できなかった時にはワイヤーブラシを試してみましょう。
高圧洗浄機を使った方法
最後に高圧洗浄について紹介します。ベランダの排水溝がどうしても解消できない時の最終手段になります。
高圧洗浄機と呼ばれる水に高圧力をかけて噴き出す専用の機会を使って、手の届かないようなつまりを押し流してしまう方法です。
小型の家庭用のものも市販でありますが、水道修理業者が持つ大型の高圧洗浄機の方がベランダ排水溝のつまりを解消するのには確実です。
家庭用の高圧洗浄機を買わない場合には業者に依頼することになるので、つまり解消の最終手段となります。
業者に依頼するときに確認しておくこと
ご自身でつまりを解消できなかった場合には業者に依頼することになるでしょう。この時、費用を考えるために確認しておきたいのが作業方法とつまりの原因の位置です。
作業方法は先ほど紹介した高圧洗浄のような大型機材を使う方法から、業者専用のラバーカップやローポンプを使った方法など、それぞれ費用が異なります。
また、つまりの位置で料金に影響する場合があり、奥深くでつまっている場合には費用が上がってしまいます。
修理業者によってサービス内容や料金は異なるので、作業に取り掛かってもらう前に見積もりを取ってもらい、納得のいく料金かを確認しましょう。
ベランダ排水溝のつまりを予防する
ベランダの排水溝がつまってしまったときの解消方法を紹介してきましたが、排水溝のつまりは起きないのが一番です。ここからは、簡単に誰でもできるベランダ排水溝のつまり予防法について紹介いたします。
定期的な掃除でつまりを予防
有効なつまり対策として、こまめにベランダの汚れを定期的に掃除しておくのがおすすめです。家にあるホウキとチリトリでかまわないので、ベランダに落ちている土や葉っぱなどを掃いてゴミ袋に捨てましょう。
ベランダを綺麗に保つことで排水溝へ流れるものが無くなり、つまりを未然に防ぐことができます。
掃除して出たゴミは排水溝には流さず、ゴミ袋に捨てるようにしましょう。
ベランダ排水溝用のフィルターを装着しておく
ベランダの排水溝のつまりを防ぐためのごみ除けのためのフィルター(キャップ)も販売されています。つまりの原因となるビニール袋や葉っぱなどの侵入を防ぐことができるようになるので、格段につまりが起きるリスクを減らしてくれます。
土が流れにくいプランターにする
プランターの土は、植物に水をやる度に少しずつベランダに流れるので、排水溝つまりの原因の一つです。プランターを土が流れにくい不織布などが使われているものに替えるとつまりを予防することにつながります。
買い替えが難しい場合は、使用しているプランターの底に目の細かいネットを敷く方法も有効です。
まとめ
ベランダの排水溝つまりについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。排水溝のつまりを放置すると、階下や近隣に水の被害が拡大するおそれもあります。
つまりが起きた場合はそのままにせず、今回紹介した方法を参考にして対処するようにしてください。
ただ、無理に対処すると排水管の破損などでかえって大きな被害が出ることもあります。つまりが改善されないときは、専門業者へ相談しましょう。
知識や経験が豊富な専門業者であれば、つまりを安全に解消してくれることでしょう。
ベランダの状況にあった再発を防止のアドバイスももらうことができます。
気になる業者があればまずは見積もりだけでも依頼してみましょう。