2022.01.14
その他
【場所別】排水溝・排水口つまりの原因と自分でできる解消法
水まわりのトラブルで多いのが、排水口のつまりです。
今回は、台所・キッチン、お風呂、洗面所でのつまりの解消法を紹介します。
なお、排水溝と排水口は混同されやすいですが、この記事で紹介するのは「排水口」(家の中の水まわりにある排水用の穴)の方です。
揚げ物など大量の油を使った後、新聞紙に吸わせたり凝固剤で固めたりして処理している方は多いと思います。 ただ、少量の油の場合、そのまま洗い流してしまう方がほとんどではないでしょうか。
一度に流す油の量は少しでも、少しずつ溜まっていくとつまりの原因になってしまいます。 特に、油は冷えると固まってしまうので、取り扱いに注意が必要です。
・食べ物
食材の皮やヘタ、食器に残った食べカスなど、気をつけていても排水口に流れていってしまうものです。
よほど大きなものでなければつまる心配はありませんが、油汚れに付着して大きな塊になり、排水口をふさいでしまう可能性があります。
・異物
台所・キッチンの排水口に誤って流してしまいやすい異物として、小さなスプーンやペットボトルのフタなどがあります。
流れずに排水口の奥の方でつまってしまった場合、業者に依頼して取り出してもらうようにしましょう。
1.排水口のパーツを取り外して掃除する
排水口のフタ、ゴミ受け、排水トラップの順番に取り付けられていることが多いため、それぞれ取り外してスポンジなどできれいに洗います。
2.異物を落とした場合は取り出す
異物が原因でつまりが起こった場合、無理に流そうとせずに必ず取り出しましょう。 手が届かない場所でつまっているなら、ホームセンターなどで購入できるラバーカップや真空式ポンプクリーナーを使って取り出します。
3.液体パイプクリーナーを流す
特に、異物を落としていないのに排水口がつまっていたら、油汚れや食べ物が原因かもしれません。 この場合、市販の液体パイプクリーナーを試してみましょう。
液体パイプクリーナーがない場合、重曹とお酢でも代用可能です。 重曹とお酢を1:2の割合で排水口にふりかけ、少量のお湯で流してから1時間放置します。 その後、大量の水を流せば完了です。
お風呂場には毎日大量の髪の毛が流されるため、排水口がつまりやすいです。 特に、髪の毛の長い方、家族の多いご家庭は注意が必要です。
・石鹸カスなど
石鹸カスやシャンプーなども、皮脂や髪の毛と一緒に流れていき、排水口つまりの原因になる可能性があります。
・異物
お風呂場に流してしまいやすい異物としては、おもちゃやカミソリのキャップ、アクセサリーなどがあります。
お風呂の排水口にはヘアキャッチャーという網目状の皿のようなパーツがあり、本来はここに異物が引っかかりますが、物によってはすり抜けてしまう場合もあります。
ただし、異物を流してしまった場合は手順3から始めてください。
1.排水口のパーツを取り外して掃除する
排水口のフタ、ヘアキャッチャー、排水筒などのパーツを取り外して、スポンジなどで丁寧に洗います。
特に、ヘアキャッチャーに髪の毛などが絡んでつまりを引き起こしやすいので、ヘアキャッチャーを掃除するだけでつまりが解消される可能性もあります。
2.液体パイプクリーナーを流す
排水口のパーツを掃除してもつまりが解消されなければ、排水管がつまっているかもしれません。
つまりの原因が分からない場合は、液体パイプクリーナーを流して、原因となっているものを溶かしましょう。 液体パイプクリーナーの使い方は、パッケージの表示に従ってください。 3.異物を取り出す
液体パイプクリーナーを流してもつまりが直らない、または異物を落としてしまったことでつまりが発生した場合は、異物を吸引して取り出します。
ラバーカップや真空式ポンプクリーナーを使えば、異物を空気圧で取り出すことができます。
洗面所では髪をとかしたり、ヘアセットをしたりすることが多いため、髪の毛が排水口に流れていきやすく、つまりの原因になります。
・ぬめり
こまめに掃除をしないと、石鹸や歯磨き粉、ヘアワックスなどのぬめり汚れが溜まっていきます。
ぬめり汚れ単体でつまりになるというよりも、ぬめり汚れに髪の毛やゴミが絡まって塊となり、つまりの原因になることが多いです。
・異物
洗面所の排水口にもヘアキャッチャーが設置されていることが多く、物を落としても引っかかることがほとんどですが、小さなものだと網目をくぐり抜けて流れていってしまうこともあります。
1.ヘアキャッチャーを掃除する
洗面所の排水口のパーツはシンプルで、ヘアキャッチャーだけがはまっているタイプのものが多いです。
まずはヘアキャッチャーを取り外し、溜まった髪の毛やぬめり汚れをきれいに取り除きましょう。
2.液体パイプクリーナーを流す
液体パイプクリーナーを流せば、髪の毛などの大抵のつまりは溶かして除去できます。 液体パイプクリーナーの使い方は、パッケージの表示に従ってください。
3.異物を取り出す
液体パイプクリーナーでもつまりが解消しない場合、異物が排水トラップに引っかかっているかもしれません。
洗面所の排水管には、途中でS字やP字に折れ曲がって水を貯めている場所があり、これを排水トラップと呼びます。
他の場所と同様、ラバーカップや真空式ポンプクリーナーで異物を取り出します。 この時、洗面ボウルの側面に空いているオーバーフロー穴を、雑巾やガムテープなどで必ずふさぎ、空気が漏れ出ないようにしましょう。
特に、排水管の奥の方のつまりは対処が難しいため、「できない」と判断したら早めに水道修理業者に依頼するのがおすすめです。
・台所の排水口つまり
キッチンの排水口がつまり、水が流れないという相談。 主に油汚れが原因で、専用のパイプクリーナーを使って汚れを除去し、シンク下のジャバラパイプを交換することで解決しました。
台所詰まりジャバラ交換修理|施工ブログ|水PRO
・お風呂の排水口つまり
お風呂場の排水口がつまり、水が溜まってしまうという相談。 髪の毛やヘドロの他、サビも発生していて、つまりの原因になっていました。 このケースでは、高圧洗浄機を使ってつまりを除去しました。
浴室錆詰まり修理|施工ブログ|水PRO
・洗面所の排水口つまり
洗面所の水が流れないという依頼で、ゴミのつまりが原因でした。 こちらも専用のパイプクリーナーを使ってつまりを除去し、最後に洗面台の清掃もして汚れを落としました。
洗面詰まり|施工ブログ|水PRO
修理費を抑えるためにも、排水口のつまりが軽度のうちに水道修理業者に依頼した方が良いでしょう。
無理に自力で解決しようとすると、業者に依頼した時にかえって修理費がかかってしまうこともあります。
また、「排水口を掃除してもなんとなく水の流れが悪いな」と感じたら、すぐに業者に相談するのも修理費用を抑える1つの手です。
なお、排水溝と排水口は混同されやすいですが、この記事で紹介するのは「排水口」(家の中の水まわりにある排水用の穴)の方です。
【台所・キッチン】の排水口つまり
台所・キッチンは、油や食べ物など流れにくいものが蓄積されるため、家の中でも特に排水口がつまりやすい場所です。【台所・キッチン】の排水口つまりの原因
・油揚げ物など大量の油を使った後、新聞紙に吸わせたり凝固剤で固めたりして処理している方は多いと思います。 ただ、少量の油の場合、そのまま洗い流してしまう方がほとんどではないでしょうか。
一度に流す油の量は少しでも、少しずつ溜まっていくとつまりの原因になってしまいます。 特に、油は冷えると固まってしまうので、取り扱いに注意が必要です。
・食べ物
食材の皮やヘタ、食器に残った食べカスなど、気をつけていても排水口に流れていってしまうものです。
よほど大きなものでなければつまる心配はありませんが、油汚れに付着して大きな塊になり、排水口をふさいでしまう可能性があります。
・異物
台所・キッチンの排水口に誤って流してしまいやすい異物として、小さなスプーンやペットボトルのフタなどがあります。
流れずに排水口の奥の方でつまってしまった場合、業者に依頼して取り出してもらうようにしましょう。
【台所・キッチン】の排水口つまりの解消法
台所・キッチンの排水口つまりは、次の手順で解消します。1.排水口のパーツを取り外して掃除する
排水口のフタ、ゴミ受け、排水トラップの順番に取り付けられていることが多いため、それぞれ取り外してスポンジなどできれいに洗います。
2.異物を落とした場合は取り出す
異物が原因でつまりが起こった場合、無理に流そうとせずに必ず取り出しましょう。 手が届かない場所でつまっているなら、ホームセンターなどで購入できるラバーカップや真空式ポンプクリーナーを使って取り出します。
3.液体パイプクリーナーを流す
特に、異物を落としていないのに排水口がつまっていたら、油汚れや食べ物が原因かもしれません。 この場合、市販の液体パイプクリーナーを試してみましょう。
液体パイプクリーナーがない場合、重曹とお酢でも代用可能です。 重曹とお酢を1:2の割合で排水口にふりかけ、少量のお湯で流してから1時間放置します。 その後、大量の水を流せば完了です。
【お風呂】の排水口つまり
続いて、お風呂の排水口つまりの原因と対処法について紹介します。【お風呂】の排水口つまりの原因
・髪の毛お風呂場には毎日大量の髪の毛が流されるため、排水口がつまりやすいです。 特に、髪の毛の長い方、家族の多いご家庭は注意が必要です。
・石鹸カスなど
石鹸カスやシャンプーなども、皮脂や髪の毛と一緒に流れていき、排水口つまりの原因になる可能性があります。
・異物
お風呂場に流してしまいやすい異物としては、おもちゃやカミソリのキャップ、アクセサリーなどがあります。
お風呂の排水口にはヘアキャッチャーという網目状の皿のようなパーツがあり、本来はここに異物が引っかかりますが、物によってはすり抜けてしまう場合もあります。
【お風呂】の排水口つまりの解消法
お風呂の排水口つまりは、次の手順で解消します。ただし、異物を流してしまった場合は手順3から始めてください。
1.排水口のパーツを取り外して掃除する
排水口のフタ、ヘアキャッチャー、排水筒などのパーツを取り外して、スポンジなどで丁寧に洗います。
特に、ヘアキャッチャーに髪の毛などが絡んでつまりを引き起こしやすいので、ヘアキャッチャーを掃除するだけでつまりが解消される可能性もあります。
2.液体パイプクリーナーを流す
排水口のパーツを掃除してもつまりが解消されなければ、排水管がつまっているかもしれません。
つまりの原因が分からない場合は、液体パイプクリーナーを流して、原因となっているものを溶かしましょう。 液体パイプクリーナーの使い方は、パッケージの表示に従ってください。 3.異物を取り出す
液体パイプクリーナーを流してもつまりが直らない、または異物を落としてしまったことでつまりが発生した場合は、異物を吸引して取り出します。
ラバーカップや真空式ポンプクリーナーを使えば、異物を空気圧で取り出すことができます。
【洗面所】の排水口つまり
最後は、洗面所のつまりの原因と対処法です。 洗面所は少し特殊な構造なので、つまりの対処にはコツが必要です。【洗面所】の排水口つまりの原因
・髪の毛洗面所では髪をとかしたり、ヘアセットをしたりすることが多いため、髪の毛が排水口に流れていきやすく、つまりの原因になります。
・ぬめり
こまめに掃除をしないと、石鹸や歯磨き粉、ヘアワックスなどのぬめり汚れが溜まっていきます。
ぬめり汚れ単体でつまりになるというよりも、ぬめり汚れに髪の毛やゴミが絡まって塊となり、つまりの原因になることが多いです。
・異物
洗面所の排水口にもヘアキャッチャーが設置されていることが多く、物を落としても引っかかることがほとんどですが、小さなものだと網目をくぐり抜けて流れていってしまうこともあります。
【洗面所】の排水口つまりの解消法
洗面所の排水口つまりも、基本的には他の場所の排水口つまりと同じ手順で対処します。1.ヘアキャッチャーを掃除する
洗面所の排水口のパーツはシンプルで、ヘアキャッチャーだけがはまっているタイプのものが多いです。
まずはヘアキャッチャーを取り外し、溜まった髪の毛やぬめり汚れをきれいに取り除きましょう。
2.液体パイプクリーナーを流す
液体パイプクリーナーを流せば、髪の毛などの大抵のつまりは溶かして除去できます。 液体パイプクリーナーの使い方は、パッケージの表示に従ってください。
3.異物を取り出す
液体パイプクリーナーでもつまりが解消しない場合、異物が排水トラップに引っかかっているかもしれません。
洗面所の排水管には、途中でS字やP字に折れ曲がって水を貯めている場所があり、これを排水トラップと呼びます。
他の場所と同様、ラバーカップや真空式ポンプクリーナーで異物を取り出します。 この時、洗面ボウルの側面に空いているオーバーフロー穴を、雑巾やガムテープなどで必ずふさぎ、空気が漏れ出ないようにしましょう。
無理に自力で対処しないように
上記で紹介した方法でつまりが解消されなければ、無理に自力で対処しないようにしましょう。特に、排水管の奥の方のつまりは対処が難しいため、「できない」と判断したら早めに水道修理業者に依頼するのがおすすめです。
排水口つまりの事例
水道修理業者・水PROで実際にあった事例を元に、水道修理業者がどんな対応をしているのかを紹介します。・台所の排水口つまり
キッチンの排水口がつまり、水が流れないという相談。 主に油汚れが原因で、専用のパイプクリーナーを使って汚れを除去し、シンク下のジャバラパイプを交換することで解決しました。
台所詰まりジャバラ交換修理|施工ブログ|水PRO
・お風呂の排水口つまり
お風呂場の排水口がつまり、水が溜まってしまうという相談。 髪の毛やヘドロの他、サビも発生していて、つまりの原因になっていました。 このケースでは、高圧洗浄機を使ってつまりを除去しました。
浴室錆詰まり修理|施工ブログ|水PRO
・洗面所の排水口つまり
洗面所の水が流れないという依頼で、ゴミのつまりが原因でした。 こちらも専用のパイプクリーナーを使ってつまりを除去し、最後に洗面台の清掃もして汚れを落としました。
洗面詰まり|施工ブログ|水PRO
排水口つまりの修理費
つまりの程度や各家庭の設備の状況によって、値段は大きく変わります。 軽度のものであれば5,000円程度で済みますが、パーツの交換が必要なほどひどいつまりだと、材料費も含めて数万円かかるケースも。修理費を抑えるためにも、排水口のつまりが軽度のうちに水道修理業者に依頼した方が良いでしょう。
まとめ
今回、台所・キッチン、お風呂、洗面所の排水口つまりの対処法について紹介してきましたが、家にあるもので対処できなければ水道修理業者を呼んだ方がいいと考えましょう。無理に自力で解決しようとすると、業者に依頼した時にかえって修理費がかかってしまうこともあります。
また、「排水口を掃除してもなんとなく水の流れが悪いな」と感じたら、すぐに業者に相談するのも修理費用を抑える1つの手です。