2022.01.13
その他
ウォーターハンマー現象とは?その危険性について
毎日水は使用するので、いつかは水まわりのトラブルに遭遇してしまいます。
水道の蛇口をしめたときに、「ガンッ」「ゴンッ」とった衝撃音がするのを耳にしたことはないでしょうか。
これはウォーターハンマー現象が起きているサインかもしれません。
ウォーターハンマー現象は放置しておくと思わぬトラブルにつながることもある水回りのトラブルです。
今回はこのウォーターハンマー現象について紹介し、その原因と対策について解説します。
ウォーターハンマー現象は、別名「水撃作用」と表現されることもある現象です。
水道管内部を通る水が急激な圧力の変化により内側から激しくぶつかってしまう現象のこと。
まるで水が水道管をハンマーで叩いたようであることから「ウォーターハンマー現象」と呼ばれています。
ウォーターハンマー現象は、水道管が設置されている場所であればどこでも発生する可能性があります。
一般家庭では特に給湯器、食器洗い機、全自動洗濯機で起きやすくなっています。
給湯器が発生源の場合は、キッチンや洗面所、浴室といった給湯器を使う場所で聞こえるケースもあります。
対策をするためにもまずは原因を確認しましょう。
蛇口をひねるタイプは、勢いよくひねらなければ水の流れを止めるまでに少し時間がかかるので変動は少ないです。
しかし、レバーで上げ下げするタイプの蛇口は、一瞬で水を止めることができるため圧力の変化が大きくなります。
水道の水を急に止めると、流れていた運動エネルギーが行き場を失って水道管内の圧力が急激に上昇し、水道管が振動。
それが水道管の固有振動と共振して衝撃音が発生することでウォーターハンマー現象が起きてしまいます。
これを水柱分離といいます。全自動洗濯機や食器洗い機で起こるウォーターハンマー現象の多くは、これが原因です。
しかし、この水撃防止器が劣化・故障してしまうと途端にウォーターハンマー現象が起きることがあります。
ある日突然、異音が聞こえるようになったという場合は注意が必要です。
ウォーターハンマー現象の音は水道を止めた場所でだけ発生する異音ではなく、原因の場所から離れた場所で異音となることも。
道路を挟んだ近隣の家屋で異音が聞こえることもあるので、まずは調査を依頼するのが良いでしょう。
ウォーターハンマー現象が起こるのは一瞬です。
しかし、その衝撃はかなり強力なものとなっています。
特に同じ場所で頻繁に起きた場合、配管の破損の原因となり水漏れを引き起こす危険があります。
また、給湯器でウォーターハンマー現象が起きた場合、給湯器に搭載されたセンサーなどに影響することもあります。
この場合は給湯器本体の交換を余儀なくされることもあり、交換料金が発生するリスクがあります。
確かに音がするだけですが軽く考えていると、高額な修理が必要になる可能性があります。
これらの異音や振動が深夜や寝室の近くで発生すれば、かなりのストレスでしょう。
万が一、「嫌がらせをされている」と思われてしまった場合、ご近所トラブルに発展するケースもあります。
この振動やウォーターハンマーの衝撃を長年にわたり繰り返していると、配管の接続部分や給水装置といった場所の接合部に緩みが生じます。
これらが原因となり、いつかは水漏れを起こす結果に。
壁の中の水道管で水漏れが起こると気付きにくく、被害も大きくなるまで気づけないことが多いです。
マンションの階下の住人からの苦情で原因に気づくケースもあるので、少しでも心当たりがあればウォーターハンマー現象を疑っておきましょう。
ウォーターハンマー現象の原因やその被害について紹介してきましたが、その対処は一体どうすれば良いのでしょうか。
ウォーターハンマー現象が起きていることに気が付いたら、以下のように対処することをおすすめします。
そうすることで配管等の水道設備にかける負担の軽減にもつながります。
ただし、強く締めすぎると水が出にくくなるので元栓を締める場合は気をつけてください。
ウォーターハンマー現象の原因となる水栓にこの水撃防止器を取り付けることで、水の勢いを吸収し音の発生を抑制することができます。
適切に設置すると効果が期待できますが、発生箇所と水栓の種類により設置する水撃防止器が異なることもあり、自分での判断が難しいケースも。
判断が難しい場合は、専門業者に相談してみましょう。
放置すると配管に破損が生じることもありますので、早めの対処が必要となります。
音が鳴るだけの現象のようですが、場合によっては配管を傷つけるような重大なトラブルを招いてしまうケースもあります。
配管が関わることや原因箇所がわかりづらいこともあるので、困った際は水道業者に頼ってみましょう。
料金はかかりますが、確実に解決してくれます。
気になる業者があれば料金表や実績を確認し、実際に見積もりを行ってもらうようにしましょう。
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水道の蛇口をしめたときに、「ガンッ」「ゴンッ」とった衝撃音がするのを耳にしたことはないでしょうか。
これはウォーターハンマー現象が起きているサインかもしれません。
ウォーターハンマー現象は放置しておくと思わぬトラブルにつながることもある水回りのトラブルです。
今回はこのウォーターハンマー現象について紹介し、その原因と対策について解説します。
ウォーターハンマー現象とは
水道管内部を通る水が急激な圧力の変化により内側から激しくぶつかってしまう現象のこと。
まるで水が水道管をハンマーで叩いたようであることから「ウォーターハンマー現象」と呼ばれています。
ウォーターハンマー現象は、水道管が設置されている場所であればどこでも発生する可能性があります。
一般家庭では特に給湯器、食器洗い機、全自動洗濯機で起きやすくなっています。
給湯器が発生源の場合は、キッチンや洗面所、浴室といった給湯器を使う場所で聞こえるケースもあります。
ウォーターハンマー現象が起きる原因
そんなウォーターハンマー現象ですが、一体どのようなことが原因で起きてしまうのでしょうか。対策をするためにもまずは原因を確認しましょう。
圧力変動
蛇口を急に閉めると、水道管内部の圧力が急激に変動します。蛇口をひねるタイプは、勢いよくひねらなければ水の流れを止めるまでに少し時間がかかるので変動は少ないです。
しかし、レバーで上げ下げするタイプの蛇口は、一瞬で水を止めることができるため圧力の変化が大きくなります。
水道の水を急に止めると、流れていた運動エネルギーが行き場を失って水道管内の圧力が急激に上昇し、水道管が振動。
それが水道管の固有振動と共振して衝撃音が発生することでウォーターハンマー現象が起きてしまいます。
水柱分離
ポンプを使って水をくみ上げて流す水道管の場合、ポンプが急停止することで圧力が大きく変化することがあります。これを水柱分離といいます。全自動洗濯機や食器洗い機で起こるウォーターハンマー現象の多くは、これが原因です。
水撃防止器が劣化した
基本的にウォーターハンマー現象は、水撃防止器というものが水道設備として設置してあるため頻繁には起こりません。しかし、この水撃防止器が劣化・故障してしまうと途端にウォーターハンマー現象が起きることがあります。
ある日突然、異音が聞こえるようになったという場合は注意が必要です。
給水水圧が増加した
近隣の住居数が増える等で、給水水圧が以前より増加したという場合でもウォーターハンマー現象が起きる可能性が上がります。ウォーターハンマー現象の音は水道を止めた場所でだけ発生する異音ではなく、原因の場所から離れた場所で異音となることも。
道路を挟んだ近隣の家屋で異音が聞こえることもあるので、まずは調査を依頼するのが良いでしょう。
ウォーターハンマー現象が引き起こす被害
しかし、その衝撃はかなり強力なものとなっています。
特に同じ場所で頻繁に起きた場合、配管の破損の原因となり水漏れを引き起こす危険があります。
また、給湯器でウォーターハンマー現象が起きた場合、給湯器に搭載されたセンサーなどに影響することもあります。
この場合は給湯器本体の交換を余儀なくされることもあり、交換料金が発生するリスクがあります。
確かに音がするだけですが軽く考えていると、高額な修理が必要になる可能性があります。
音・振動でご近所トラブル
水道管で発生した衝撃音が伝わり、マンションの上下階や近隣住宅で異音や振動が伝わってしまうことがあります。これらの異音や振動が深夜や寝室の近くで発生すれば、かなりのストレスでしょう。
万が一、「嫌がらせをされている」と思われてしまった場合、ご近所トラブルに発展するケースもあります。
漏水事故
ウォーターハンマー現象の原因となる水道管内の急激な水圧変動は、水道管を振動させます。この振動やウォーターハンマーの衝撃を長年にわたり繰り返していると、配管の接続部分や給水装置といった場所の接合部に緩みが生じます。
これらが原因となり、いつかは水漏れを起こす結果に。
壁の中の水道管で水漏れが起こると気付きにくく、被害も大きくなるまで気づけないことが多いです。
マンションの階下の住人からの苦情で原因に気づくケースもあるので、少しでも心当たりがあればウォーターハンマー現象を疑っておきましょう。
ウォーターハンマー現象の対処法
ウォーターハンマー現象が起きていることに気が付いたら、以下のように対処することをおすすめします。
蛇口を日常的に締める
原因の一つである圧力変動をゆるやかにするために、蛇口をゆっくり閉めることを心がけましょう。そうすることで配管等の水道設備にかける負担の軽減にもつながります。
元栓をややきつめに締める
水道管の元栓を、ややきつめに締めておくと水道管の中を流れる水の量が減るため、圧力変動がゆるやかになります。ただし、強く締めすぎると水が出にくくなるので元栓を締める場合は気をつけてください。
水撃防止器を設置する
先ほど少し名前の挙がった水撃防止器(水撃低減器)のような、ウォーターハンマー現象に対応した機器を取り付ける対処法も有効です。ウォーターハンマー現象の原因となる水栓にこの水撃防止器を取り付けることで、水の勢いを吸収し音の発生を抑制することができます。
適切に設置すると効果が期待できますが、発生箇所と水栓の種類により設置する水撃防止器が異なることもあり、自分での判断が難しいケースも。
判断が難しい場合は、専門業者に相談してみましょう。
放置すると配管に破損が生じることもありますので、早めの対処が必要となります。
まとめ
ウォーターハンマー現象について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。音が鳴るだけの現象のようですが、場合によっては配管を傷つけるような重大なトラブルを招いてしまうケースもあります。
配管が関わることや原因箇所がわかりづらいこともあるので、困った際は水道業者に頼ってみましょう。
料金はかかりますが、確実に解決してくれます。
気になる業者があれば料金表や実績を確認し、実際に見積もりを行ってもらうようにしましょう。
無料見積もりの業者に依頼すれば無料でいくつもの業者を比較することができます。
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