2024.09.27
水道蛇口のパッキン交換は自分でできる?やり方と交換の目安を紹介
水道の蛇口からの水漏れは、多くの家庭で経験する身近な問題です。特にキッチンや洗面所、お風呂場などの水回りで発生しやすいです。軽度な場合はパッキンの交換で解決できることがあります。
そこで本記事では、水道蛇口のパッキンを自分で交換する方法を詳しく紹介します。DIY初心者でも理解しやすいよう、手順を丁寧に説明しているのでぜひ参考にしてください。
また、パッキン交換のタイミングや、作業時の注意点にも触れていきます。これらの情報は、水漏れの早期発見と修理に役立つだけでなく、無駄な水の使用を防ぎ、水道代の節約にもつながるでしょう。
パッキンはホームセンターやインターネットの通販サイトでも購入できます。料金相場は300円前後です。
なお、自宅で使用しているパッキンのサイズがわからない方は、後述する「パッキンのサイズを調べる方法」をご覧ください。
場所を特定したら、漏水箇所周辺に雑巾や新聞などを敷いて保護します。
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>>蛇口が水漏れしたときに気をつけたいこと、修理の方法について
止水栓を閉めることは給水管から水の流れを防ぎ、作業中の水漏れや事故を避けるために不可欠です。作業場所に関わらず、水の供給を止めてから修理を開始することで、安全かつ効率的に作業を進められます。
ただし元栓を閉めるときは家の水が使用できなくなるので、家族と暮らしている方は注意してください。
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>>止水栓って何?正しい回し方や回らないときの対処法をカンタン解説
単水栓の水漏れは主にハンドルの付け根、根元、吐水口から発生します。これらの箇所でのパッキン交換方法を順に説明していきます。各部位に応じた適切な交換手順を理解することで、効果的に水漏れを修復できます。以下で具体的な手順を見ていきましょう。
ハンドルの付け根からの水漏れを修理するには、まずカラービスを外してからハンドルを取り外します。次に固定ナットを緩めて取り、新しいパッキンに交換しましょう。なお、カラービスとは、ネジ山のついた金属製の留め具で、蛇口を固定するのに使用される一般的な工具です。
その後、ハンドルをもとに戻し、水を出して漏れがないか確認して完了です。この一連の作業で、多くの場合水漏れを解決できます。部品の取り扱いに注意し、適切なサイズのパッキンを使用することが重要です。
まず、パイプの根元にあるナットを反時計回りに回して外します。次に、パイプ自体を取り外し、根元にある古いパッキンを新しいパッキンと交換します。
その後、取り外した順序と逆の手順でパイプとナットを元の位置に戻しましょう。最後に止水栓を開けて水を流し、漏れがないか、また正常に使用できるかを確認します。この一連の流れで部品の紛失に注意してください。
吐水口の水漏れを修理するには、単水栓内部の「ケレップ」と呼ばれるコマパッキンを交換します。
まずカラービスを外してからハンドルを取り外し、上部ナットを緩めます。次にスピンドルを反時計回りに回して取り外しましょう。スピンドルとはハンドルの回転に応じて上下し、水量を調整する部品です。
古いケレップを新しいものに交換し、取り外した順序と逆の手順でパーツをもとに戻します。最後に水栓を開けて水漏れがないことを確認しましょう。水漏れが発生していなければ完了です。
ハンドルからの水漏れは比較的簡単にパッキンを交換できます。ただし、細かな部品が出てくるので、紛失しないようにしましょう。
クランクの両側にあるナットをバランスよく緩めることがポイントです。片方だけのナットを外すと破損の原因となるので注意してください。
パイプをもとの位置に戻す際、ナットをキツく締めすぎないように注意してください。ナットを締める際は時計回りで行います。
パイプの接続部分に水漏れが起こっていないかを確かめて完了です。
外した手順を忘れないようにしましょう。また、パーツが細々しているので、紛失にも気をつけてください。
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>>洗面台の水漏れを自分で修理する方法は?業者に依頼するケースも紹介
蛇口内部の「カートリッジ」と呼ばれる部品を交換することで、ほとんどの水漏れトラブルを解決できます。カートリッジは蛇口の中心的な機能を担う部品で、経年劣化や使用頻度によって摩耗してしまう部品です。
必要な道具を揃えて作業を開始しましょう。
カートリッジを交換する際は、向きを確認することが大切です。抜き取ったときに向きを覚えておき、新しいカートリッジをつけましょう。
また、カートリッジの交換で水漏れが解消されなかった場合は、蛇口本体(スパウト)も外して新しいパッキンと交換してみてください。
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パッキンを交換するときは、以下のポイントに気をつけましょう。
正しい手順や適切な工具を使用しないと、修理後に新たなトラブルが発生する可能性があります。例えば、誤った取り付けにより再び水漏れが起きたり、ハンドルの動きが悪くなったりすることがあります。
また、部品の選択ミスや締め付けの強さの誤りなども、のちのトラブルの原因となりかねません。そのため、自己修理を試みる際はメーカーの説明書を参照し、細心の注意を払うことが重要です。
不安がある場合は、水道業者に依頼することで、確実かつ安全な修理が可能となります。
ハンドル部分に補修テープを巻くなどの対処は、パッキンの機能を代替することはできず、むしろ問題を隠してしまうことがあります。テープの隙間から水が漏れ続けることで、より深刻な損傷を引き起こすので注意しましょう。
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>>水漏れテープは補修力がすごい?場所別の巻き方や注意点を解説
賃貸物件では、部屋内のすべての設備や部品が大家または管理会社の所有物であるため、勝手に修理や改修を行うことは避けましょう。
また、水漏れなどの修理費用は、大家さんや管理会社が負担してくれることがあります。賃貸契約における通常の維持管理の一環として考えられているためです。
パッキンは日常的な使用により常に圧力や摩擦にさらされているため、他の部品に比べて劣化が進みやすい特性があります。「10年を目安に交換」というルールを覚えておくことで、水漏れなどのトラブルを未然に防げます。
ただし、使用頻度や水質などの環境要因によっては、10年よりも早く交換が必要になる場合もあるため、定期的な点検も怠らないようにしましょう。
パッキンのサイズは内径と外径、または呼び径で示されます。内径はパッキンの穴のサイズ、外径はパッキン全体の直径、呼び径は水栓の取り付けネジの外径を表し、配管用パイプの内径を意味します。
一般家庭の水道では、13mmの呼び径が標準的です。正しいサイズを選ぶことで、パッキンの効果的な機能を確保できます。
例えば、外径が16mmの場合は呼び径13mm、外径19mmなら呼び径20mmに相当するので参考にしてください。
ただし、古い水栓や特殊な水栓では、一般的なサイズと異なる場合があります。測定時は、パイプの表面に付着している汚れや水垢を掃除してから行うことで、より正確な測定が可能です。呼び径が不明確な場合は、水道工事店や製造メーカーに問い合わせるのが最も確実な方法です。
そのためには、モンキーレンチや六角レンチなどを使い、蛇口を分解してパッキンを取り出すことも検討してください。そして作業前に必ず水の供給を止めることが重要です。
ただし、この方法では新しいパッキンを取り付けるまで蛇口が使えなくなってしまいます。そのため、作業のタイミングには注意が必要です。安全性に不安がある場合は、専門家に依頼することをおすすめします。
まず、専門的な知識と経験を持つ業者は、問題の正確な原因を特定し、最適な解決策を提供できます。水道業者は最新の技術や製品に精通しており、長期的に使用できるように修理することが可能です。
また、専門の工具と部品を所有しているため、作業を迅速かつ効率的に完了させられます。安全面でも、業者はきちんと訓練を受けており、危険を回避しつつ作業を行えます。
気になる料金ですが、水道の水漏れを修理したときの相場は1万円前後です。この費用は、専門知識や適切な工具を持つ業者による迅速かつ確実な修理サービスの対価として、決して高くはありません。
自分で修理を試みて失敗し、部品を破損させてしまうと、結果的により高額な修理費用が発生する可能性があるだけではなく、業者を利用することで時間の節約にもなります。
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>>水漏れ修理業者の選び方5つのポイントを徹底解説。業者選び前の応急処置方法も
軽度の水漏れでは、基本的な工具と新しいパッキンを用意することで、自分で修理することが可能です。単純な構造の蛇口であれば、DIYでの修理は十分に実行可能です。
しかし、近年の蛇口には複雑な構造のタイプが多く、内部に精密な部品が組み込まれていることがあります。修理に不安がある場合は、専門の業者に依頼することをおすすめします。
水PROでは、水まわりのトラブルに特化しており、蛇口からの水漏れ問題を簡単に解決することが可能です。お見積もりや出張料、追加費用は一切かかりません。
費用に関してどこの箇所にどのくらいかかるのかを、わかりやすく説明させていただきます。24時間365日対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
そこで本記事では、水道蛇口のパッキンを自分で交換する方法を詳しく紹介します。DIY初心者でも理解しやすいよう、手順を丁寧に説明しているのでぜひ参考にしてください。
また、パッキン交換のタイミングや、作業時の注意点にも触れていきます。これらの情報は、水漏れの早期発見と修理に役立つだけでなく、無駄な水の使用を防ぎ、水道代の節約にもつながるでしょう。
蛇口のパッキンを交換する前の準備
自分でパッキン交換をスムーズに行うために、事前準備をしておきましょう。ここでは3つのポイントを解説します。使用しているパッキンの種類を確認する
家庭で使用されているパッキンには主に5つ種類があり、それぞれ特徴が異なります。そのため、どのパッキンを用意するかを確認しましょう。パッキンのタイプ | 特徴 |
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平パッキン | ・水道のパッキンのなかで最もスタンダードな形状 ・輪状で平たい形 ・主に配管の接続部分に使用される ・入手しやすく、多くの水道設備で使用されている ・取り付けが比較的簡単で、DIYでの交換作業に適している ・材質によって耐久性や適用範囲が異なる(ゴム製、樹脂製など) |
三角パッキン | ・三角錐に似た独特の形状 ・厚みがあり、耐久性が高い ・上部の穴の半径が小さく、下部の穴の半径が大きい ・ナットに合わせる形状・取り付け時に向きや位置を正確に合わせる必要がある |
Uパッキン | ・外見は円形だが、上部に溝がある ・上部の溝が回転の動きをスムーズにする ・主に吐水口の付け根または水栓本体内部に設置される |
Oリング | ・アルファベットの「O」の形をした輪状のパッキン ・厚みが薄く、角がない滑らかな断面を持つ ・円筒形の接合部に使用される ・柔軟性が高く、さまざまな形状の隙間に適応できる |
コマパッキン(ケレップ) |
・玩具の独楽(コマ)に似た形状 ・水道のハンドル下に必ず設置されている ・ハンドルを回すとコマパッキンが回転し、水道口を塞ぐ仕組み |
パッキンはホームセンターやインターネットの通販サイトでも購入できます。料金相場は300円前後です。
なお、自宅で使用しているパッキンのサイズがわからない方は、後述する「パッキンのサイズを調べる方法」をご覧ください。
水漏れしている箇所を見つける
水漏れの修理を始める前に、まず漏水箇所を正確に特定することが重要です。蛇口のどの部分から水が漏れているかを観察し、問題の箇所を見極めます。手順は以下の通りです。- 蛇口をタオルでしっかり拭き取る
- 蛇口をキツく締める
- 吐水口や接続部分など水漏れしているか確認する
場所を特定したら、漏水箇所周辺に雑巾や新聞などを敷いて保護します。
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>>蛇口が水漏れしたときに気をつけたいこと、修理の方法について
止水栓を閉める
パッキンの交換作業を始める前に、必ず止水栓を閉めて水の供給を遮断します。止水栓が見つからない場合は、家全体の水を制御する元栓を閉めましょう。止水栓を閉めることは給水管から水の流れを防ぎ、作業中の水漏れや事故を避けるために不可欠です。作業場所に関わらず、水の供給を止めてから修理を開始することで、安全かつ効率的に作業を進められます。
ただし元栓を閉めるときは家の水が使用できなくなるので、家族と暮らしている方は注意してください。
関連記事
>>止水栓って何?正しい回し方や回らないときの対処法をカンタン解説
パッキン交換方法①単水栓
単水栓は、水の吐水・止水のみを行う最もシンプルな蛇口タイプです。現在では比較的珍しくなりましたが、以前は一般的でした。単水栓の水漏れは主にハンドルの付け根、根元、吐水口から発生します。これらの箇所でのパッキン交換方法を順に説明していきます。各部位に応じた適切な交換手順を理解することで、効果的に水漏れを修復できます。以下で具体的な手順を見ていきましょう。
ハンドルの付け根から水漏れしている場合
ハンドルの付け根からの水漏れ修理に必要な工具は以下の通りです。- 新しいパッキン
- モンキーレンチ
パッキンの交換方法 |
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ハンドルの付け根からの水漏れを修理するには、まずカラービスを外してからハンドルを取り外します。次に固定ナットを緩めて取り、新しいパッキンに交換しましょう。なお、カラービスとは、ネジ山のついた金属製の留め具で、蛇口を固定するのに使用される一般的な工具です。
その後、ハンドルをもとに戻し、水を出して漏れがないか確認して完了です。この一連の作業で、多くの場合水漏れを解決できます。部品の取り扱いに注意し、適切なサイズのパッキンを使用することが重要です。
吐水口の根元から水漏れしている場合
吐水口の根元からの水漏れ修理に必要な道具は以下の通りです。- 新しいパッキン
- モンキーレンチ
パッキンの交換方法 |
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まず、パイプの根元にあるナットを反時計回りに回して外します。次に、パイプ自体を取り外し、根元にある古いパッキンを新しいパッキンと交換します。
その後、取り外した順序と逆の手順でパイプとナットを元の位置に戻しましょう。最後に止水栓を開けて水を流し、漏れがないか、また正常に使用できるかを確認します。この一連の流れで部品の紛失に注意してください。
吐水口から水漏れしている場合
吐水口からの水漏れ修理に必要な道具は以下の通りです。- 新しいコマパッキン(ケレップ)
- モンキーレンチ
パッキンの交換方法 |
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吐水口の水漏れを修理するには、単水栓内部の「ケレップ」と呼ばれるコマパッキンを交換します。
まずカラービスを外してからハンドルを取り外し、上部ナットを緩めます。次にスピンドルを反時計回りに回して取り外しましょう。スピンドルとはハンドルの回転に応じて上下し、水量を調整する部品です。
古いケレップを新しいものに交換し、取り外した順序と逆の手順でパーツをもとに戻します。最後に水栓を開けて水漏れがないことを確認しましょう。水漏れが発生していなければ完了です。
パッキン交換方法②ツーハンドル混合水栓
ツーハンドル混合水栓は、お湯と水を別々のハンドルで操作し、一つの吐水口から水を出すタイプの水栓です。ハンドルから水漏れしている場合
ハンドルの水漏れ修理に必要な工具は以下の通りです。- 新しいパッキン
- モンキーレンチ
- マイナスドライバー
パッキンの交換方法 |
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ハンドルからの水漏れは比較的簡単にパッキンを交換できます。ただし、細かな部品が出てくるので、紛失しないようにしましょう。
クランクから水漏れしている場合
クランクは壁内の給水・給湯管それぞれに接続され、水栓本体へと水を導く部品です。この場所が水漏れした際の直し方を紹介します。まずは必要な道具を揃えましょう。- 新しいパッキン
- モンキーレンチ
パッキンの交換方法 |
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クランクの両側にあるナットをバランスよく緩めることがポイントです。片方だけのナットを外すと破損の原因となるので注意してください。
吐水口の根元から水漏れしている場合
吐水口の根元からの水漏れ修理に必要な工具は以下の通りです。- 新しいパッキン
- モンキーレンチ
パッキンの交換方法 |
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パイプをもとの位置に戻す際、ナットをキツく締めすぎないように注意してください。ナットを締める際は時計回りで行います。
パイプの接続部分に水漏れが起こっていないかを確かめて完了です。
吐水口から水漏れしている場合
吐水口から水漏れしている際の必要な道具は以下の通りです。- 新しいコマパッキン
- 新しいスピンドル
- マイナスドライバー
- モンキーレンチ
パッキンの交換方法 |
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外した手順を忘れないようにしましょう。また、パーツが細々しているので、紛失にも気をつけてください。
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>>洗面台の水漏れを自分で修理する方法は?業者に依頼するケースも紹介
パッキン交換方法③シングルレバー混合水栓
シングルレバー混合栓は、一本のレバーで水温と水量を調整できる便利な蛇口で、台所のシンクや洗面台などで使われています。蛇口内部の「カートリッジ」と呼ばれる部品を交換することで、ほとんどの水漏れトラブルを解決できます。カートリッジは蛇口の中心的な機能を担う部品で、経年劣化や使用頻度によって摩耗してしまう部品です。
必要な道具を揃えて作業を開始しましょう。
- 新しいカートリッジ
- 新しいパッキン(必要な場合)
- モンキーレンチ(蛇口の型番によって不要なケースもあります)
- ドライバー
- 六角レンチ
パッキンの交換方法 |
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カートリッジを交換する際は、向きを確認することが大切です。抜き取ったときに向きを覚えておき、新しいカートリッジをつけましょう。
また、カートリッジの交換で水漏れが解消されなかった場合は、蛇口本体(スパウト)も外して新しいパッキンと交換してみてください。
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>>自分でできる混合栓の交換方法|タイプ別にわかりやすく解説します
パッキンを交換する際に注意すべきこと
パッキンを交換するときは、以下のポイントに気をつけましょう。
- 手順を間違えない
- 補修テープの使用には気を付ける
- 管理会社に連絡する
もとに戻す際に手順を間違えない
シングルレバー混合栓の修理や部品交換は、一見簡単に思えるかもしれませんが注意が必要です。正しい手順や適切な工具を使用しないと、修理後に新たなトラブルが発生する可能性があります。例えば、誤った取り付けにより再び水漏れが起きたり、ハンドルの動きが悪くなったりすることがあります。
また、部品の選択ミスや締め付けの強さの誤りなども、のちのトラブルの原因となりかねません。そのため、自己修理を試みる際はメーカーの説明書を参照し、細心の注意を払うことが重要です。
不安がある場合は、水道業者に依頼することで、確実かつ安全な修理が可能となります。
補修テープをの使用には気を付ける
水漏れの応急処置として補修テープを使用することは一般的ですが、この方法には限界があります。ハンドル部分に補修テープを巻くなどの対処は、パッキンの機能を代替することはできず、むしろ問題を隠してしまうことがあります。テープの隙間から水が漏れ続けることで、より深刻な損傷を引き起こすので注意しましょう。
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>>水漏れテープは補修力がすごい?場所別の巻き方や注意点を解説
賃貸の場合は管理会社に連絡する
賃貸物件で水漏れなどの問題が発生した場合、最初に行うべき対応は大家さんまたは管理会社への連絡です。賃貸物件では、部屋内のすべての設備や部品が大家または管理会社の所有物であるため、勝手に修理や改修を行うことは避けましょう。
また、水漏れなどの修理費用は、大家さんや管理会社が負担してくれることがあります。賃貸契約における通常の維持管理の一環として考えられているためです。
蛇口のパッキンを交換する目安は10年程度
水道のパッキンは、蛇口の機能を維持するうえで重要な部品ですが、その寿命は一般的に約10年とされています。パッキンは日常的な使用により常に圧力や摩擦にさらされているため、他の部品に比べて劣化が進みやすい特性があります。「10年を目安に交換」というルールを覚えておくことで、水漏れなどのトラブルを未然に防げます。
ただし、使用頻度や水質などの環境要因によっては、10年よりも早く交換が必要になる場合もあるため、定期的な点検も怠らないようにしましょう。
使用中のパッキンのサイズを調べるには?
パッキンのサイズは内径と外径、または呼び径で示されます。内径はパッキンの穴のサイズ、外径はパッキン全体の直径、呼び径は水栓の取り付けネジの外径を表し、配管用パイプの内径を意味します。
一般家庭の水道では、13mmの呼び径が標準的です。正しいサイズを選ぶことで、パッキンの効果的な機能を確保できます。
呼び径のサイズを測る
呼び径を確認するには、まず水道メーカー名と型番をインターネットで検索し、記載された呼び径のサイズを記録します。しかし、シールや刻印が不明瞭で情報が読み取れない場合は、蛇口と壁の接続部分のパイプの外径を測定することで呼び径を推定できます。例えば、外径が16mmの場合は呼び径13mm、外径19mmなら呼び径20mmに相当するので参考にしてください。
ただし、古い水栓や特殊な水栓では、一般的なサイズと異なる場合があります。測定時は、パイプの表面に付着している汚れや水垢を掃除してから行うことで、より正確な測定が可能です。呼び径が不明確な場合は、水道工事店や製造メーカーに問い合わせるのが最も確実な方法です。
分解しで実際に見る
確実な方法は、取り外したパッキンをホームセンターに持参し、実物と比較したり店員に相談したりすることです。パッキンは形状が似ていても種類が多様なので、専門家の意見を聞くのが賢明です。そのためには、モンキーレンチや六角レンチなどを使い、蛇口を分解してパッキンを取り出すことも検討してください。そして作業前に必ず水の供給を止めることが重要です。
ただし、この方法では新しいパッキンを取り付けるまで蛇口が使えなくなってしまいます。そのため、作業のタイミングには注意が必要です。安全性に不安がある場合は、専門家に依頼することをおすすめします。
自分で解決できないときは業者に依頼しよう
水道のパッキン交換など、自分で解決できない問題に直面した際に業者に依頼することをおすすめする理由はいくつかあります。まず、専門的な知識と経験を持つ業者は、問題の正確な原因を特定し、最適な解決策を提供できます。水道業者は最新の技術や製品に精通しており、長期的に使用できるように修理することが可能です。
また、専門の工具と部品を所有しているため、作業を迅速かつ効率的に完了させられます。安全面でも、業者はきちんと訓練を受けており、危険を回避しつつ作業を行えます。
気になる料金ですが、水道の水漏れを修理したときの相場は1万円前後です。この費用は、専門知識や適切な工具を持つ業者による迅速かつ確実な修理サービスの対価として、決して高くはありません。
自分で修理を試みて失敗し、部品を破損させてしまうと、結果的により高額な修理費用が発生する可能性があるだけではなく、業者を利用することで時間の節約にもなります。
関連記事
>>水漏れ修理業者の選び方5つのポイントを徹底解説。業者選び前の応急処置方法も
まとめ
水道蛇口の水漏れは、パッキンの劣化が主な原因です。使用年数や水質、使用頻度などによりパッキンが硬化したり摩耗したりして、密閉機能を失うことで水漏れが発生します。軽度の水漏れでは、基本的な工具と新しいパッキンを用意することで、自分で修理することが可能です。単純な構造の蛇口であれば、DIYでの修理は十分に実行可能です。
しかし、近年の蛇口には複雑な構造のタイプが多く、内部に精密な部品が組み込まれていることがあります。修理に不安がある場合は、専門の業者に依頼することをおすすめします。
水PROでは、水まわりのトラブルに特化しており、蛇口からの水漏れ問題を簡単に解決することが可能です。お見積もりや出張料、追加費用は一切かかりません。
費用に関してどこの箇所にどのくらいかかるのかを、わかりやすく説明させていただきます。24時間365日対応していますので、お気軽にお問い合わせください。