2021.12.27
よくあるご質問
和式トイレのつまりの修理方法を解説
現在ではほとんどの建物で洋式トイレが採用されていますが、築年数の古い建物ではまだ和式トイレが設置されていることもあります。
和式トイレを使用しているとつまりが発生することもあるでしょう。
和式トイレと洋式トイレではつまりの対処法が少し違ってきます。
この記事では、和式トイレと洋式トイレの違いやつまりの症状と原因、つまり解消方法について解説します。
そのため、トイレつまりが発生した時の対応方法の違いもあります。
和式トイレと洋式トイレの異なる点を比較しながら具体的に見ていきましょう。
和式トイレの排水管は太いので節水タンクには対応していませんが、その分流れる水量が
多いのでトイレつまりが発生しにくいです。
和式トイレは洋式トイレよりも排水口が広くなっているので、洋式トイレ用のラバーカップでは密閉できません。
和式トイレ用のラバーカップは、カップの部分の幅がより広くお碗のような形をしています。
反対に、洋式トイレ用のラバーカップはゴムの外側よりも内側が出っぱっているのが特徴です。
和式洋式それぞれのトイレの形に対応したラバーカップを用意しましょう。
しかし、和式トイレは便器を取り外すことができません。その理由はそれぞれの構造の違いです。
洋式トイレは地面よりも高い位置に設置されていて排水管が見えるところまで出ているので便器の取り外しが簡単にできます。
一方、和式トイレは地面に埋め込むような形で設置されているので便器自体を取り外すことはできないということになります。
和式トイレのつまりを解消するために便器が邪魔になる場合は便器に穴を開ける、破壊するといった工程が必要になり、かなり大掛かりになります。
和式トイレのつまりによって起こる症状はつまりの原因によって異なります。
トイレつまりの症状を確認することでつまりの原因がある程度予想できるようになります。
トイレつまりによって引き起こされる主な症状の例をご紹介していきます。
症状は比較的軽いので、自分で解決することも可能なケースが多いです。
つまりの原因が水溶性の紙であることが分かっている場合は、ラバーカップで対処するのがいいでしょう。
排水管の奥へ流れてしまうと取り出すのが大変な異物の場合もあるので、むやみにラバーカップなどを使わないようにしましょう。
ラバーカップを使用することで異物を排水管の奥に押し込んでしまい、状況が悪化する危険性があります。
つまっている異物が目視で確認できる場合は自力で取り出してもいいですが、異物が既に目に見えない場所まで流れてしまっている場合は、専門の業者に任せた方が安全です。
例えば、トイレットペーパーやトイレに流せるティッシュ、お掃除シートといった紙類、汚物やペット用のトイレ砂などがあげられます。
ゴボゴボという音は排水管から空気が上がって来ているために聞こえる音なので、つまり発生部分に隙間があるという状態であることが分かります。
とはいえそのまま放置することは避け、トイレつまりが発覚した時点で処置を行うようにしましょう。
このようなケースでラバーカップを使ってしまうと、異物を排水管の奥に押し込んでしまい取り出すのが大変になることも。
つまっている異物に心当たりがない場合は自分で解消しようとすることは危険なので、早急に水道業者へ連絡しましょう。
トイレットペーパーがつまりやすいのは排水管のカーブしている部分。
ここにトイレットペーパーが引っかかった状態でさらにものを流すとトイレのつまりにつながります。
お湯を流す前にまずは便器に溜まっている水を汲み出します。
熱湯は便器を傷めるので50℃ぐらいのお湯を用意し、高めの位置からトイレの便器に注ぎ入れます。
それから30分ほど放置して様子をみるようにしましょう。
トイレつまりの原因が水に溶けない異物の場合は、ラバーカップの使用によってつまり症状がひどくなる可能性があるので使わないでください。
ラバーカップを使用する際はトイレの床に新聞紙やビニール袋を敷くことをおすすめします。
和式トイレ用のラバーカップを用意したら、汚水の跳ね返りを防ぐために便器を覆うようにしてゴミ袋をかぶせ、ラバーカップの持ち手が通るぐらいの穴を開けましょう。
あとはカップ部分は排水口にぴったりと押し当てて密閉し勢いよく引き上げる動作を繰り返してください。
汚水を汲み出して便器の水位をなるべく下げたら、重曹を便器内に全体に行き渡るように入れ、その後に半量程度のクエン酸をかけて最後にお湯を注ぎます。
泡立っている状態で1時間ほど放置してください。クエン酸はお酢で代用することも可能です。
ワイヤーブラシは柄の先に長いワイヤーとヘッドがついたアイテムで、ワイヤー式パイプクリーナーやワイヤードレンブラシとも呼ばれます。
トイレつまりの原因がトイレットペーパーや便などのトイレに流せるものの場合に有効な手段です。
固形物によるつまりの場合は症状を悪化させることにつながるので使用を控えましょう。
ワイヤーブラシの先端を排水口の奥に送り込み、つまり部分に到達したら柄を回してつまりの原因を削り取ります。
和式トイレのつまりが軽度の場合はご紹介した方法でつまりを解消できる可能性もあります。
しかし、つまりの原因がわからない場合やトイレに流すべきでない異物が目に見えない場所でつまっている場合、自分でつまりを解消できる自信がない場合は必ず水道業者へ相談しましょう。
和式トイレを使用しているとつまりが発生することもあるでしょう。
和式トイレと洋式トイレではつまりの対処法が少し違ってきます。
この記事では、和式トイレと洋式トイレの違いやつまりの症状と原因、つまり解消方法について解説します。
和式トイレと洋式トイレの異なる点
和式トイレと洋式トイレは見てわかるとおり構造が異なります。そのため、トイレつまりが発生した時の対応方法の違いもあります。
和式トイレと洋式トイレの異なる点を比較しながら具体的に見ていきましょう。
和式トイレは洋式トイレよりつまりにくい
和式トイレは洋式トイレと比べるとつまりにくい傾向があります。和式トイレの排水管は太いので節水タンクには対応していませんが、その分流れる水量が
多いのでトイレつまりが発生しにくいです。
使えるラバーカップの種類が異なる
トイレつまりを自分で解決したい時に役に立つラバーカップには和式トイレ用と洋式トイレ用があることをご存知でしょうか。和式トイレは洋式トイレよりも排水口が広くなっているので、洋式トイレ用のラバーカップでは密閉できません。
和式トイレ用のラバーカップは、カップの部分の幅がより広くお碗のような形をしています。
反対に、洋式トイレ用のラバーカップはゴムの外側よりも内側が出っぱっているのが特徴です。
和式洋式それぞれのトイレの形に対応したラバーカップを用意しましょう。
和式トイレは便器を取り外せない
洋式トイレのつまりを解消する最終手段として便器を取り外すことがあります。しかし、和式トイレは便器を取り外すことができません。その理由はそれぞれの構造の違いです。
洋式トイレは地面よりも高い位置に設置されていて排水管が見えるところまで出ているので便器の取り外しが簡単にできます。
一方、和式トイレは地面に埋め込むような形で設置されているので便器自体を取り外すことはできないということになります。
和式トイレのつまりを解消するために便器が邪魔になる場合は便器に穴を開ける、破壊するといった工程が必要になり、かなり大掛かりになります。
和式トイレでつまりが発生したら症状を確認
和式トイレでつまりが起こった場合、対処法を色々と試す前にまずはトイレの症状を確認することをおすすめします。和式トイレのつまりによって起こる症状はつまりの原因によって異なります。
トイレつまりの症状を確認することでつまりの原因がある程度予想できるようになります。
トイレつまりによって引き起こされる主な症状の例をご紹介していきます。
水がスーッと徐々に引いていく
水が徐々にスーッと引いていく場合は、トイレットペーパーなどの水溶性の紙を大量に流したことによるつまりか、ティッシュなどの水溶性ではない紙類などの異物がつまり隙間が少し空いている状態であると考えられます。症状は比較的軽いので、自分で解決することも可能なケースが多いです。
つまりの原因が水溶性の紙であることが分かっている場合は、ラバーカップで対処するのがいいでしょう。
時間はかかるが流れる
トイレの水が流れにくいものの時間をかけてゆっくり流れていくという場合は、紙類ではない異物がつまりの原因である可能性が高いです。排水管の奥へ流れてしまうと取り出すのが大変な異物の場合もあるので、むやみにラバーカップなどを使わないようにしましょう。
ラバーカップを使用することで異物を排水管の奥に押し込んでしまい、状況が悪化する危険性があります。
つまっている異物が目視で確認できる場合は自力で取り出してもいいですが、異物が既に目に見えない場所まで流れてしまっている場合は、専門の業者に任せた方が安全です。
流れるがゴボゴボと音が鳴る
和式トイレの水は流れるがゴボゴボという異音がするというケースであれば、本来トイレに流しても問題ないものがつまっている可能性があります。例えば、トイレットペーパーやトイレに流せるティッシュ、お掃除シートといった紙類、汚物やペット用のトイレ砂などがあげられます。
ゴボゴボという音は排水管から空気が上がって来ているために聞こえる音なので、つまり発生部分に隙間があるという状態であることが分かります。
とはいえそのまま放置することは避け、トイレつまりが発覚した時点で処置を行うようにしましょう。
水が溢れる、全く流れない
水が全然流れずに便器から溢れてしまう場合は、異物が排水管を完全に塞いでしまっている状態であると考えられます。このようなケースでラバーカップを使ってしまうと、異物を排水管の奥に押し込んでしまい取り出すのが大変になることも。
つまっている異物に心当たりがない場合は自分で解消しようとすることは危険なので、早急に水道業者へ連絡しましょう。
和式トイレのつまりを自分で解消する方法
和式トイレのつまりが軽度であれば、自分でつまりを解消できることがあります。お湯
和式トイレのつまりの原因がトイレットペーパーなどの水溶性の紙製品であることが分かっている場合は、お湯を使った解消方法がおすすめです。トイレットペーパーがつまりやすいのは排水管のカーブしている部分。
ここにトイレットペーパーが引っかかった状態でさらにものを流すとトイレのつまりにつながります。
お湯を流す前にまずは便器に溜まっている水を汲み出します。
熱湯は便器を傷めるので50℃ぐらいのお湯を用意し、高めの位置からトイレの便器に注ぎ入れます。
それから30分ほど放置して様子をみるようにしましょう。
ラバーカップ
ラバーカップが有効なのは、つまりの原因がトイレットペーパーなどの紙である場合です。トイレつまりの原因が水に溶けない異物の場合は、ラバーカップの使用によってつまり症状がひどくなる可能性があるので使わないでください。
ラバーカップを使用する際はトイレの床に新聞紙やビニール袋を敷くことをおすすめします。
和式トイレ用のラバーカップを用意したら、汚水の跳ね返りを防ぐために便器を覆うようにしてゴミ袋をかぶせ、ラバーカップの持ち手が通るぐらいの穴を開けましょう。
あとはカップ部分は排水口にぴったりと押し当てて密閉し勢いよく引き上げる動作を繰り返してください。
重曹とクエン酸
重曹とクエン酸はトイレットペーパーや便を分解するので、上記の方法でつまりが解消しなかった時に試してみるといいでしょう。汚水を汲み出して便器の水位をなるべく下げたら、重曹を便器内に全体に行き渡るように入れ、その後に半量程度のクエン酸をかけて最後にお湯を注ぎます。
泡立っている状態で1時間ほど放置してください。クエン酸はお酢で代用することも可能です。
ワイヤーブラシ
ワイヤーブラシというトイレのつまりを除去するアイテムを使うことも有効です。ワイヤーブラシは柄の先に長いワイヤーとヘッドがついたアイテムで、ワイヤー式パイプクリーナーやワイヤードレンブラシとも呼ばれます。
トイレつまりの原因がトイレットペーパーや便などのトイレに流せるものの場合に有効な手段です。
固形物によるつまりの場合は症状を悪化させることにつながるので使用を控えましょう。
ワイヤーブラシの先端を排水口の奥に送り込み、つまり部分に到達したら柄を回してつまりの原因を削り取ります。
まとめ
和式トイレのつまり症状とその原因、つまりの解消方法や洋式トイレとの違いについてお話ししてきました。和式トイレのつまりが軽度の場合はご紹介した方法でつまりを解消できる可能性もあります。
しかし、つまりの原因がわからない場合やトイレに流すべきでない異物が目に見えない場所でつまっている場合、自分でつまりを解消できる自信がない場合は必ず水道業者へ相談しましょう。