2022.01.13
その他
マンションで漏水が起きたときの対処法について
マンションに住んでいるときに漏水が起きてしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。
マンションでの漏水は、自分の部屋が原因と判断がつかない場合も多く、対処法についても詳しくない方がほとんどです。
そこで、今回はマンションで漏水が発生した際の対処法について解説します。
最上階やルーフバルコニー直下の部屋であれば、天井から雨漏りが起きることもあります。
屋上でなくても外壁から水が侵入し、雨漏りの原因となってしまうことも。
また、給水管や排水管も老朽化によって故障・破損し、そこから漏水が発生する場合もあります。
給水管と排水管のどちらが漏水の原因かによって、対処の方法が変わります。
また、これらの漏水は漏水箇所が特定することが困難です。
給水管や排水管の位置によっては、床下や壁の中という可能性もあります。
漏水箇所を特定するためには、ある程度時間が必要になると考えておきましょう。
一番の解決法は、マンションの管理者に連絡をして対応してもらい、漏水を止めてもらうことです。
賃貸マンションであれば賃貸管理会社と貸主の両方に連絡をしましょう。
また、後ほど解説しますが、保険を適用する際に必要になるので、被害状況を写真に撮って証拠を残しておくことも大切です。
被害を最小限に抑えるためにはこういった対処をスムーズに行うことが大切です。
漏水が生じた場合、管理会社等への連絡も大切ですが、最初に行うことは止水することです。
被害の拡大を防ぐためにも、最初に止水をしておくのが最も確実で早い対処となります。
バケツ、タオル、ゴム手袋に加えて、ドライバーがあれば、最低限度の処置を行うことが可能です。
バケツを水漏れ箇所の下に置いて水を一時的に溜めたり、水を汲み上げたりするのに使用できます。
ゴム手袋は作業中に手が汚れないようにするために使用し、タオルは水を拭き取るために使用します。
止水栓を閉めるためにドライバーを利用することもあるので、一緒にドライバーも家に置いておくと安心です。
放置を続けると下の階の住人の部屋にまで被害が拡大する可能性があるので、できるだけ早い段階で修理するのがおすすめです。
しかし、自分で業者に依頼してしまうと多額の損害賠償を請求されるおそれがあります。
配管などの設備の老朽化が原因の場合、そのマンションの管理会社が修理費用を負担するケースもあるので、まずは自分で業者を呼ばずに連絡を入れるようにしましょう。
また、いざという時のために日頃から管理会社の連絡先を確認できるようにし、特に休日や夜間の緊急連絡先をメモしておきましょう。
自宅に来てもらい、漏水の原因調査や漏水の発生箇所の調査をしてもらいます。
また、漏水による漏電がないかも確認する必要があります。
自宅の中の調査はもちろんですが、下の階についても念のために確認する必要があります。
水道会社と電気会社から調査結果を書類にして受け取ることで、管理会社から負担金、保険会社から保険金が出やすくなります。
安い金額ではないことがほとんどなので、負担してもらえる可能性を少しでも上げるために必ず書類をもらうようにしましょう。
自宅の床材や壁材が漏水により損傷を受け、交換が必要な場合には保険の対象となることが多いです。
また、下の階に漏水して天井・壁・床や家のものなどにも被害を及ぼした場合でも、保険の対象となります。
保険会社から保険金を出してもらう場合、漏水被害箇所や漏水原因箇所の写真を撮っておく必要があるので、忘れないようにしましょう。
漏水の原因が共用部分にあったときは、修繕や被害者宅への損害賠償は管理側の責任となります。
また、賃貸マンションであれば貸主が責任をもって対処してくれるので、心配はありません。
しかし、個人の不適切な使用方法が原因のとき、その人の所有・管理する部分となる水道施設の故障などが原因のときには、自身で損害賠償をしなくてはなりません。
この際、被害の程度によっては賠償額が100万円以上に及ぶことも。
高額な賠償額がどうしても不安な場合は、火災保険などの個人賠償責任保険に加入しておきましょう。
多額の事故費用をカバーできるようにはなりますが、無理に入る必要もないので、加入についてはご自身でよく考えてみてください。
最近では、この個人賠償特約を各世帯にあらかじめ付加しているケースもあるので、確認しておくとよいでしょう。
ただし、特約では、下の階の被害者宅への賠償に対応できますが、ご自身の部屋の修繕などには適応されません。
管理側でどのような保険に既に加入しているのかを確認し、不足する部分については自身で保険に加入するなどして対処しましょう。
保険会社により保険支給条件がそれぞれ異なっており、場合によっては保険金が出ないこともありますので、加入の際はよく確認をするようにしましょう。
それと同時に、管理会社等にも連絡をして下の住人に被害が生じていないかの調査も必要になります。
自分では気付かないまま、床下の配管などで漏水が生じているというケースも存在します。
そのため、階下の住人や管理会社が自分の部屋の調査に訪れたときには、誠実に対応をし、協力する姿勢をとるようにしましょう。
また、自分の上階の部屋が原因と疑われるときには立ち入って調べることも必要となりますが、その際は管理会社や管理人などを通しましょう。
自分だけで訪問してしまうと納得してもうらえないケースや、感情的なトラブルにつながることも否定できません。
管理会社にも相談し、とにかく漏水を止めるために協力が必要だということを適切に伝えることで協力を得られやすくなります。
自分の部屋が原因で漏水を生じさせているときには、できるだけ早く解決することが大事です。
いかなる原因であっても、漏水を放置することは良いことではないので、気づいた段階で修理をすることが大切です。
日常生活を送る上で問題がなくても、放置したままでいれば後々に大きな障害となる可能性があります。
今回の記事の内容を参考に、マンションの漏水について理解を深め、対処法についてもトラブルが起きたときに迅速に対応できるようにしましょう。
マンションでの漏水は、自分の部屋が原因と判断がつかない場合も多く、対処法についても詳しくない方がほとんどです。
そこで、今回はマンションで漏水が発生した際の対処法について解説します。
マンションで漏水が起きる原因
マンションの漏水は、マンション自体の老朽化と水道設備の老朽化による故障が原因です。最上階やルーフバルコニー直下の部屋であれば、天井から雨漏りが起きることもあります。
屋上でなくても外壁から水が侵入し、雨漏りの原因となってしまうことも。
また、給水管や排水管も老朽化によって故障・破損し、そこから漏水が発生する場合もあります。
給水管と排水管のどちらが漏水の原因かによって、対処の方法が変わります。
また、これらの漏水は漏水箇所が特定することが困難です。
給水管や排水管の位置によっては、床下や壁の中という可能性もあります。
漏水箇所を特定するためには、ある程度時間が必要になると考えておきましょう。
漏水があった場合の対処法
自分が住む部屋の天井などから、漏水や雨漏りがあった場合、どうするのがよいのでしょうか。一番の解決法は、マンションの管理者に連絡をして対応してもらい、漏水を止めてもらうことです。
賃貸マンションであれば賃貸管理会社と貸主の両方に連絡をしましょう。
また、後ほど解説しますが、保険を適用する際に必要になるので、被害状況を写真に撮って証拠を残しておくことも大切です。
被害を最小限に抑えるためにはこういった対処をスムーズに行うことが大切です。
応急措置の方法
応急処置はバケツとタオル、ゴム手袋を用意して対応しましょう。漏水が生じた場合、管理会社等への連絡も大切ですが、最初に行うことは止水することです。
被害の拡大を防ぐためにも、最初に止水をしておくのが最も確実で早い対処となります。
バケツ、タオル、ゴム手袋に加えて、ドライバーがあれば、最低限度の処置を行うことが可能です。
バケツを水漏れ箇所の下に置いて水を一時的に溜めたり、水を汲み上げたりするのに使用できます。
ゴム手袋は作業中に手が汚れないようにするために使用し、タオルは水を拭き取るために使用します。
止水栓を閉めるためにドライバーを利用することもあるので、一緒にドライバーも家に置いておくと安心です。
管理会社に連絡する
応急措置をした後には、マンション管理会社へ連絡をしましょう。放置を続けると下の階の住人の部屋にまで被害が拡大する可能性があるので、できるだけ早い段階で修理するのがおすすめです。
しかし、自分で業者に依頼してしまうと多額の損害賠償を請求されるおそれがあります。
配管などの設備の老朽化が原因の場合、そのマンションの管理会社が修理費用を負担するケースもあるので、まずは自分で業者を呼ばずに連絡を入れるようにしましょう。
また、いざという時のために日頃から管理会社の連絡先を確認できるようにし、特に休日や夜間の緊急連絡先をメモしておきましょう。
水道会社と電気会社へ連絡する
管理会社へ連絡した後には、水道会社と電気会社へ連絡します。自宅に来てもらい、漏水の原因調査や漏水の発生箇所の調査をしてもらいます。
また、漏水による漏電がないかも確認する必要があります。
自宅の中の調査はもちろんですが、下の階についても念のために確認する必要があります。
水道会社と電気会社から調査結果を書類にして受け取ることで、管理会社から負担金、保険会社から保険金が出やすくなります。
安い金額ではないことがほとんどなので、負担してもらえる可能性を少しでも上げるために必ず書類をもらうようにしましょう。
保険会社に連絡する
火災保険をはじめとした、損害保険に加入している場合、その保険会社へ連絡することで、漏水による修理費用は火災保険でカバーできる可能性があります。自宅の床材や壁材が漏水により損傷を受け、交換が必要な場合には保険の対象となることが多いです。
また、下の階に漏水して天井・壁・床や家のものなどにも被害を及ぼした場合でも、保険の対象となります。
保険会社から保険金を出してもらう場合、漏水被害箇所や漏水原因箇所の写真を撮っておく必要があるので、忘れないようにしましょう。
漏水の原因が共用部分にあったときは、修繕や被害者宅への損害賠償は管理側の責任となります。
また、賃貸マンションであれば貸主が責任をもって対処してくれるので、心配はありません。
しかし、個人の不適切な使用方法が原因のとき、その人の所有・管理する部分となる水道施設の故障などが原因のときには、自身で損害賠償をしなくてはなりません。
この際、被害の程度によっては賠償額が100万円以上に及ぶことも。
高額な賠償額がどうしても不安な場合は、火災保険などの個人賠償責任保険に加入しておきましょう。
多額の事故費用をカバーできるようにはなりますが、無理に入る必要もないので、加入についてはご自身でよく考えてみてください。
最近では、この個人賠償特約を各世帯にあらかじめ付加しているケースもあるので、確認しておくとよいでしょう。
ただし、特約では、下の階の被害者宅への賠償に対応できますが、ご自身の部屋の修繕などには適応されません。
管理側でどのような保険に既に加入しているのかを確認し、不足する部分については自身で保険に加入するなどして対処しましょう。
保険会社により保険支給条件がそれぞれ異なっており、場合によっては保険金が出ないこともありますので、加入の際はよく確認をするようにしましょう。
住民同士の連携は管理人を通す
何らかの異常がある場合、ケースに応じて水道工事店に連絡をして調べてもらうのが得策です。それと同時に、管理会社等にも連絡をして下の住人に被害が生じていないかの調査も必要になります。
自分では気付かないまま、床下の配管などで漏水が生じているというケースも存在します。
そのため、階下の住人や管理会社が自分の部屋の調査に訪れたときには、誠実に対応をし、協力する姿勢をとるようにしましょう。
また、自分の上階の部屋が原因と疑われるときには立ち入って調べることも必要となりますが、その際は管理会社や管理人などを通しましょう。
自分だけで訪問してしまうと納得してもうらえないケースや、感情的なトラブルにつながることも否定できません。
管理会社にも相談し、とにかく漏水を止めるために協力が必要だということを適切に伝えることで協力を得られやすくなります。
まとめ
マンションの漏水とその対処方法について紹介してきました。自分の部屋が原因で漏水を生じさせているときには、できるだけ早く解決することが大事です。
いかなる原因であっても、漏水を放置することは良いことではないので、気づいた段階で修理をすることが大切です。
日常生活を送る上で問題がなくても、放置したままでいれば後々に大きな障害となる可能性があります。
今回の記事の内容を参考に、マンションの漏水について理解を深め、対処法についてもトラブルが起きたときに迅速に対応できるようにしましょう。